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「不良少女とよばれて」第22話 その1

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 第22話「ストップ・ザ・デビル」(1984年9月11日)

 段々物騒なタイトルになってきたなぁ……と言う訳で、第22話の始まりです。

 一応、舞楽の話と言う建前なんだから、デビルはねえだろ、と思うんですが……。

 シシオドシの音が響き、強引に優雅な雰囲気が作られている葉山家のちっちゃいお庭の映像から、スタート。

 ナレーションによって、前回から既に2週間が経過したことが分かる。

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 住み込みのお手伝いとして庭の掃除をしていた笙子、楽の音に惹かれて、葉山たちの稽古の様子を覗き見る。
 葉山の「ゲンコツ山のたぬきさん」は、相変わらず見事であった。

 そこへ、一緒に働くいぢわるお手伝いオババが来て、笙子の父が来ていることを知らせる。

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 多賀子「ほんとに気を使いますのよ、少年院帰りの人には優しくしてあげないとカッとして何をされるか分かりませんし……」

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 多賀子の失礼な言い草に、思わずペコちゃんのような口になる笙子が可愛い。

 多賀子がネチネチとイヤミを言っていると、稽古場から葉山が戻ってくる。

 聖一郎「葉山先生、お邪魔致しております……」
 這いつくばるように頭を下げる父親を、悔しそうに見詰める笙子。

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 葉山「曽我さん、あなたの娘さんはひどい嘘つきですなぁ

 のっけからそんなことを言われ、戸惑う笙子と聖一郎。

 もっとも、笙子自身、この数ヶ月の来し方を振り返ってみれば
 「思い当たることばかり……」ではあるのだが。

 では、ここで、検証VTR(音声のみ)をご覧下さい。

 笙子「約束します、二度と、二度と(哲也さんとは)お会いしません!」(第2話)

 笙子「哲也さん、もう二度とあなたとは会いません。あなたのことは忘れます」(第2話)

 笙子「私、今度こそ哲也さんとお別れします」(第8話)

 ナレ「殺人まで犯してしまったモナリザを救えるのは哲也しかいない。だとしたら、私は哲也さんを諦めよう。それは笙子にとってこの上もなく悲しく残酷な決断であった」(第11話)

 笙子「私は哲也さんを忘れることにした。私は哲也さんをあんたに譲る」(第12話)

 で、今現在、笙子と哲也がどうなったかと言うと……、

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 こうなっていた。

 ……笙子ってば、四月馬鹿も裸足で逃げ出す大嘘つきですね。

 それはともかく、葉山の持ち出した「笙子嘘つき説」は、哲也に関することではなく、

 葉山「家事手伝いと言うことで雇ったのだが、暇さえあればスロット通い稽古場の覗き見、どうも私に稽古をつけて欲しいらしい」
 と言うことだった。

 笙子「お願い致します、どうか手ほどきを……」

 その機を掴んで笙子がストレートに弟子入りを志願するが、葉山は「女子供にはできない」「しきたりだ」の一点張りで、どうしても許してくれない。

 この辺は、原作者の原笙子さんが実際に経験した悔しさが生かされているようなシーンかも知れない。

 聖一郎は娘の為に口添えをするでもなく、松月堂の菓子折りを置いて、早々に立ち去るのだった。

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 父親を送りがてら、
 笙子「私は子供じゃないんです、たびたび訪ねて来ないで」

 ……って、つい最近まで少年院に入っていた人の言う台詞じゃないよね。

 聖一郎「親バカだよ、ここはお前にとってはいわば敵地だ。私も母さんも夜も心配で心配で眠れなくてな、これから帰って16時間ほど寝るわ
 笙子「お父さん、あまり先生の前でペコペコしないで……恥ずかしくて」
 聖一郎「お前の為を思えばこそだ。葉山さんは楽人としては一流だ。私はいわば民間の舞楽愛好家でしかない」

 葉山のことをやや引っ掛かる表現で評価する聖一郎。
 もっとも、12話か13話では、もっと対等な感じで葉山と話していたので、ここでの卑屈な態度はちょっと違和感を覚えるのも事実であるが、これは後半のあるシーンの伏線になっているのだ。

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 一方、こちらは久樹家。

 路泰と哲也が、二人で碁を囲んでいる。恐るべきニート親子である。

 で、彼らのやりとりで、なんと、モナリザがもう明日にも出所する予定であることが判明する。

 路泰「葉子は刑務所では模範囚だったそうだ。それで、特例としての仮出所……私は身許引受人として迎えに行くつもりだが……一体、何を言ったら良いか」

 しかし、いくら模範囚と言ってもねえ。
 (路泰が)刑務所の所長の弱味でも握って、無理矢理出所させたのかと勘繰りたくなる。

 それに、モナリザ(過失致死)が少年刑務所に入る前に少年院に来た八千代(傷害)たちがまだ出て来ないのに、モナリザの方が彼女たちより先にシャバに出てくるというのは、普通に考えてもおかしいだろう。

 などとやってると、信子が男谷を連れて部屋に入ってくる。

 信子、しばらくぶりに見たら、妙に機嫌が良い。一時期は、哲也と恭子が破談、葉子が少年院で見付かる、夫も息子も働かない、などの災難が降りかかってかなりヤケクソになっていたが……ロト6でも当たったのだろうか?

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 男谷「哲也、俺は決めた」
 哲也「決めたって何を?」
 男谷「お前俺に言ったろ、恭子さんと生涯を共にする気があるかって?」

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 哲也「いや、言ってない」
 男谷「……」

 じゃなくて、

 男谷「俺は恭子さんと結婚する」
 哲也「そうか、お前がそう言うのを待っていた」

 魚が餌に食いつくのを待っていたように、俄かに瞳を輝かせて身を乗り出す哲也。

 男谷「プロポーズはまだなんだ、何て言ったらいいのか分かんなくてな」
 哲也「何をやってるんだ、法廷では雄弁家で鳴らしたお前が!

 ほんとですかぁ? つーか、法廷に出たことあるの?

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 男谷「先生は、奥さんと結婚なさる時、なんと仰いましたか?」

 男谷、視線を転じて、路泰に尋ねる。今日来たのは、それを聞く目的もあったのだろう。

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 妻が目の前にいるのに、そんな質問をされて困ったような顔になる路泰。
 路泰「私? 忘れたな」
 信子「私は良く覚えていますわ、ダンスパーティーの帰りに……『信子さん、日本は間もなく独立します。僕らも二人で独立した生活を』
 路泰「よしなさいっ30何年も前の話は……」
 信子「ふふふふっ」

 男谷「なるほどー、クソみたいなプロポーズですね」
 路泰・信子「えっ?」
 男谷「えっ?」

 ……と言うのは嘘だが、12~13話では、いかにも冷え切った感じの夫婦だったのに、ここでは妙に仲睦まじい感じなんだよね。「夫が、愛人に産ませた子供が、明日、刑務所から出てくる夫婦」とは到底思えない。

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 哲也「プロポーズの言葉ほど簡単なものはないと思う。工夫は要らない、愛情さえあればいいんだからな」
 男谷(笑顔で)「結婚したことのないお前がエラソーに言うんじゃねえよ」
 哲也「えっ?」
 男谷「えっ?」

 ……と言うのは嘘だが(嘘ばっかり)、ついでに以前HPで書いていたギャグを記しておく。

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 哲也「愛情さえあればいいんだからな」
 男谷「愛情か、それがないんだなー、何しろ財産目当てなんで」
 哲也「帰れ!」

 え? いいから早く話を進めろ? もう、せっかちねえ。

 男谷はあっさり納得し、いざプロポーズ大作戦とあいなるのであった。

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 だが、そのお相手の恭子さんは、ロイヤル貿易のオフィスで、仕事中、真っ昼間から覚醒剤の注射を打つと言う、燃える男谷のハートも一瞬で崩れ去るような幻滅的行為をしていた。

 しかし、いくら中毒と言っても、他の社員が真面目に仕事してる最中にやるか、普通?

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 酒井「だいぶ手付きも慣れましたね。明日はあなたのご両親に上司として挨拶に伺わせて頂きます。薬が欲しければ幸せそうな顔をするんですよ」
 恭子「……」

 すっかり覚醒剤のトリコになっている恭子さん、恍惚の表情を浮かべ、頷く。

 そこへ男谷が入ってきたので、慌てて注射器を雑誌の下に隠す。

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 酒井「おやおや何の御用で?」
 男谷「恭子さん、僕と、連れ添って下さい」

 ……

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 哲也(そりゃ確かに、何の工夫も要らないとは言ったけど……それはないんじゃないのか?)

 あまりに色気のないプロポーズに、オンエアを見た哲也もガッカリ。

 ま、朴念仁・男谷らしいと言えばらしいが。

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 横で聞いていた社員たちは無遠慮な笑い声を上げるが、男谷は一切無視して、「僕はまだ駆け出しの弁護士です、幸せにして差し上げるとは言い切れません。あなたの為ならどんな苦労でもします!」と熱っぽく言葉を続ける。

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 恭子「男谷さん……」
 男谷「良いんです、返事は今日じゃなくても……」

 男谷、緊張のあまり汗をかいていたが、それを拭いたハンカチを落とし、拾い上げようとして覚醒剤に気付いてしまう。

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 男谷「これは……そうか、貴様ら、恭子さんにまで覚醒剤を!」
 酒井「そんなものやっていません」
 男谷「じゃあ、これはなんだ」
 酒井「やっていません」
 男谷「警察に訴えてやる!」

 男谷はそのまま警察へ行こうとするが、「恭子さんが刑務所行きになっても構わないのか?」と酒井に言われ、動けなくなる。

 その2へ続く。


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コメント

Re[1]:「不良少女とよばれて」第22話 その1(06/03)  

Biromi様
いつもコメントありがとうございます。

>男谷のプロポーズ・・・「連れ添ってください」
>「古っ!!」

センスが昭和一桁ですね。

Re:「不良少女とよばれて」第22話 その1  

この回の男谷の「ピエロっぷり」はもはやスタッフの悪意すら感じるレベルですね。

Re[1]:「不良少女とよばれて」第22話 その1(06/03)  

影の王子様

男谷はほんとかわいそうな奴ですね。

Re:「不良少女とよばれて」第22話 その1(06/03)  

男谷ほど報われない人物もいないですよね😅おまけに?覚醒剤を打ってる恭子さんに対してプロポーズですか?タイミングが悪いですね😓

Re[1]:「不良少女とよばれて」第22話 その1(06/03)  

ふて猫様

男谷、トホホですよね。

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