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「不良少女とよばれて」第22話 その4


 第22話「ストップ・ザ・デビル」(1984年9月11日)

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 その頃、笙子より一足先にホテルへ来た哲也、変な連れと一緒に恭子さんのいる部屋に向かっていた。

 そう、あの飲み屋で紹介された酒井の犠牲者である。

 さすがにこんな飲み方する奴ぁいねえだろうと思うが。

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 でも、哲也が振り向くと、ちょっと顔を傾けて微笑むところかなんか、とても可愛く、そして(演技が)上手い。

 言い忘れていたが、演じているのは黒田福美さん。「電撃戦隊チェンジマン」で妖艶な女王アハメスを演じ、特撮オタクのハートを鷲掴みにするのは、この翌年である。

 哲也、彼女を伴って同窓会の会場へ現れる。
 恭子「哲也さん……」

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 酒井「あなたにはまだご挨拶してませんでしたね」

 酒井、哲也にも型通り名刺を渡すが、哲也はそれを目の前で破って見せる。

 朝男がやりそうな、哲也らしからぬ乱暴な態度であった。

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 酒井「何をするんですか」
 哲也「失礼、ほんの冗談です。代わりに僕の名刺も破いて下さい」

 哲也、ちゃっかり刷らせていた「笙の会」代表と言う肩書き入りの名刺を差し出す。

 酒井「あなたが久樹さん?」
 哲也「酒井さんの会社はどんな物を扱ってらっしゃるんですか」
 酒井「主にアクセサリーです……ブローチとかネックレスとか」
 女「覚醒剤も扱ってるよ!」

 彼らの背後から凛とした女の声が飛ぶ。

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 振り返れば、あの女が涼しげな目をしてこちらを見ていた。

 いやー、黒田さん綺麗やわー。

 こういうのを見ると、「電撃戦隊チェンジマン」の全話レビューをしたくなる。

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 女「酒井さん、しばらくねえ」
 酒井「どなたでしたかね」
 女「あんまり色んな女を愛し過ぎると、誰が誰だか分からなくなるのも無理はないけど……あなたの初代よ!」

 初代と聞いて、酒井の顔色が動いたのを見ると、酒井、ほんとに誰だか分からなかった様子。
 それだけ、彼女の容貌が変わっていたと言うことなのだろう。

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 初代「みなさん、この男は女性には優しいしユーモアはあるし、社長さん出し、何処からどう見ても立派な紳士です。だけど、それは見せかけだーけ、みなさんはお金持ちだけど、それなりにイライラがおありでしょう。この男はそこにつけこんでさりげなく覚醒剤をすすめます、そりゃあき分がスッキリしますよー、一回だけなら大丈夫、試しにやってみませんか、ふふふふ、だけど一回やったらもーっおしまい! 財産をみんな吸い上げられて、私のようになってしまいますよ! だから絶対信用してはダメ!」

 ゼスチュアたっぷりに大勢の前で酒井の裏の顔を暴露する演説をぶつ初代。

 ここの黒田さんの芝居は絶品である。

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 初代「酒井さん! あんたへの恨みはね、3年3月寝ないで喋ったってまだ足りないよ! あんたのせいで、父さんも母さんも首吊って死んだんだ、その金で会社まで作りやがって! チキショウ、殺してやる~!」

 感情を爆発させ、酒瓶を振り上げて酒井に迫る初代さん。

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 が、従業員に引き摺られて部屋から連れ出され、退場となる。

 残念ながら黒田さんの出番はこれで終わりだが、鮮烈な印象の残る熱演であった。

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 哲也「みなさん、彼女の言ったことは本当です。この酒井と言う男は恭子さんを利用してみなさんとのきっかけを掴む為にここへ来たんです。だから僕は恭子さんを迎えに来ました」
 酒井「ははは、はっはっはっはっはっ」
 哲也「何がおかしい?」
 酒井「これが笑わずに……みなさん、この久樹哲也と言う男は……」

 酒井、哲也が婚約者だった恭子さんを捨ててほかの女に走った男なのだとぶちまける。

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 酒井「違うなら違うと言ってみたまへ!」

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 哲也「……」

 そこを突かれると言葉に窮してしまう哲也であった。

 酒井「みなさん、この卑劣な男や先程の見苦しい女の言ったことと、私の言うことと、どちらを信用なさいますか?」

 酒井が会場の人々に問い掛けると、彼らはおずおずと酒井の背後に回り、彼を信じることを表明する。
 葉山同様、いかにも、表面的なことしか見ないセレブらしい反応であった。

 恭子さんが哲也に口添えしていればまた違った反応を示しただろうが……。

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 哲也「貴様!」

 カッとなった哲也、酒井に掴みかかろうとするが、初代と同じように、従業員にしょっ引かれて行く。

 同じような構図で二人続けて連れて行かれるのがちょっとツボ。

 酒井、長居は無用と恭子さんを連れて引き揚げようとする。

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 哲也「そんな奴といたら、破滅するだけです。さあ、帰るんです!」

 車に乗り込もうとしてていた恭子さんに哲也が力強く呼びかける。

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 最初は逡巡する恭子さんであったが、げにも恐ろしいのは愛の力、恭子さん、自分の意志で哲也の方へ行こうとするではないか。

 ……でも、今まで見苦しいほど死に物狂いで恭子さんを助けようとしていたのに、まるで見向きもされて来なかった男谷の立場は? 立場は?

 酒井も、黙って恭子さんを行かせるほど甘くはなく、覚醒剤をちらつかせて引き止めようとする。
 恭子さん、薬の誘惑に打ち勝てるのだろうかと、その場に立ち止まる。

 ……が、

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 哲也「何をしてるんです? 勇気を出しなさい!」

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 恭子「哲也さーん!」

 あっさり勇気を出して、哲也の胸に飛び込んじゃう恭子さんでした。

 哲也の愛の力の前に、不可能はないのだ!

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 ちょうどその様子を笙子も目にしていたのだが、ナレーターがわざわざ
 「嫉妬はなかった。自分の恋が実らなくても恭子を助けたいと言う真心だけがあった」
 と、笙子の気持ちを代弁してくれるのだった。

 その後、力ずくで阻止しようとする黒岩と哲也が掴み合い、

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 哲也をスパナで殴ろうとした酒井を、笙子が投げ飛ばす。

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 酒井「笙子、私を敵に回す気か? もう一度考え直せ」
 笙子「考え過ぎるとたいていは間違うからね、敵とは戦う、ぶちのめす、私のやり方はそれだけさっ」

 笙子さん、ほんとに更生したんですか?

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 哲也「笙子さん、ここは僕に任せろ、君は恭子さんを連れて逃げるんだ」

 黒岩と取っ組み合いながら、森進一のような顔で叫ぶ哲也。

 あまり任せておけない感じであったが、二人は言いつけどおり走り出す。酒井も、車でしつこく追い掛ける。

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 かつては(今もか?)、ひとりの男を巡って争った二人が一緒に悪の手から逃げる。数奇な運命だね。

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 ラスト、前方から道を塞ぐようにシルエットになった男たちがこちらに向かってくるところで、23話へ続くのだが、彼らが何者か明らかにしないことで、視聴者の好奇心を刺激している。

 こういう終わり方だから、自分も最初は悪竜会時代の仲間が助っ人に来たのか、と思ったのだが、結局酒井の部下たちだったことが判明し、ちょっと肩透かしを喰らうのであった。

 で、予想されたことだが、今回も舞楽の話はほとんど出て来ないのだった。

 残り2話なんですけど。


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コメント

Re:黒田福美さん(06/04)  

影の王子様
>黒田福美さんといえば映画「タンポポ」も凄かったですねぇ・・・
>写真集を出しといて欲しかった・・・

う、恥ずかしながら「タンポポ」見たことないんです。どんなことされてたのか、気になるなぁ。

Re:「不良少女とよばれて」第22話 その4(06/04)  

黒田福美さん、すっぴんでもおきれいですね。
韓国語を独学でマスターされて頑張り屋さんなんですよね~。
(あ、上から目線ですね、すみません)

森進一はちっともかっこいいと思わないのに、哲也さんはかっこいいなと思います。管理人様がトップにお使いの写真の哲也さんも、ナイスミドルでかっこいい。だけど、森進一と哲也さんは似てる・・・認めたくないですが、似ています、すごく。

やっぱり愛の力はすごいです。男谷さんでは無理なんだ、だって、恭子さんが愛してないんだもん。。。人生って不公平ですよね。

そして、笙子、やっぱりかっこいいです。ぶちのめせ!!って感じですが、酒井の仲間につかまっちゃうんでしょうね。 この方々、Gメンかと思っちゃいました・・・

Re[1]:「不良少女とよばれて」第22話 その4(06/04)  

Biromi様
>黒田福美さん、すっぴんでもおきれいですね。

目元が涼しいと言う形容がこれほど似合う人はいませんね。

>森進一はちっともかっこいいと思わないのに、哲也さんはかっこいいなと思います。管理人様がトップにお使いの写真の哲也さんも、ナイスミドルでかっこいい。だけど、森進一と哲也さんは似てる・・・認めたくないですが、似ています、すごく。

そんな森進一がお嫌いですか? 進一ぃ……

>そして、笙子、やっぱりかっこいいです。ぶちのめせ!!って感じですが、酒井の仲間につかまっちゃうんでしょうね。

……と思いきや、あのお方が助けに来るんですね。

偶然にもほどがあるだろうと言う感じです。

Re[2]:「不良少女とよばれて」第22話 その4(06/04)  

管理人様、

しつこくコメント返し、すみません。

>そんな森進一がお嫌いですか? 進一ぃ……

嫌いではないですが、暑苦しくて、うざいかな。。。
あ、嫌いですね、どちらかといえば。
冬のリヴィエラをうたっていてちょうどいいくらいですかね。

>……と思いきや、あのお方が助けに来るんですね。

これタイムリーで見ていたはずなんですが、まったく記憶にない。。。やっぱり、朝男ですか??朝男ですよね??素敵!
更新、待ってます!!!


ま、まさか、男谷じゃ?ここはぷりけつでは役不足(あ、この使い方って本来の使い方じゃないですけど・・・)

Re[3]:「不良少女とよばれて」第22話 その4(06/04)  

Biromi様
>これタイムリーで見ていたはずなんですが、まったく記憶にない。。。やっぱり、朝男ですか??朝男ですよね??素敵!

……すいません。変な期待をさせる書き方をしてしまいました。朝男ではありません!

勿論、たまたま近くでコンサートをやっていた森進一が「冬のリヴィエラ」を歌いながら登場もしません。

正解は次回の更新までお待ち下さい。

Re[4]:「不良少女とよばれて」第22話 その4(06/04)  

管理人様、

しつこくてすみません。お返事は結構ですから!

>……すいません。変な期待をさせる書き方をしてしまいました。朝男ではありません!

ええ??じゃあ、だれなんですか。モナリザ?
ぷりけつじゃないですよね????


>勿論、たまたま近くでコンサートをやっていた森進一が「冬のリヴィエラ」を歌いながら登場もしません。

すみません、大爆笑してしまいました。
でも、ここで、「ふぅううゆぅうううの~」と歌いながら暑苦しい顔で、進一が登場してくれれば、恋に落ちるんですけどね。


>正解は次回の更新までお待ち下さい。
やきもきしながら待ちます。

Re:「不良少女とよばれて」第22話 その4(06/04)  

黒田福美さんの演技は素晴らしいの1言ですね。笙子の根っ子は、やはりスケバンの血筋が濃いようですね😅(なんでやねんな😔)

Re[1]:「不良少女とよばれて」第22話 その4(06/04)  

ふて猫様

これだけの出演なのが勿体無いですよね。

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