fc2ブログ

記事一覧

立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編

[DVD] 大戦隊ゴーグルV VOL.5(完)
価格:8044円(税込、送料別)



 第50話「進め!輝く未来へ」(1983年1月29日)

 ゴーグルファイブとデスマルクたちとの最終決戦。

 PDVD_027.jpg
 レッド「暗黒科学5000年の歴史など、ゴーグルファイブが断ち切って見せるぞ!」

 PDVD_028.jpg
 デスマルク「今日こそ暗黒科学帝国デスダークの勝利の日だ!」

 ちなみに最終兵器ダーク砲は、序盤であっけなくゴーグルファイブに破壊されております。使えねーなー!

 続いて、レッド、ブラック、イエローは三人の鎧武者と対峙する。

 PDVD_029.jpg
 この鎧武者がなかなかカッコイイのだ。それに、怪人に準ずるほどの強さである。

 PDVD_030.jpg
 三人同時に、真剣白刃取りをすると言う珍しい殺陣も見られる。

 一方、ブルーとピンクは、二人の女戦士と対決。

 PDVD_031.jpg

 PDVD_035.jpg
 二人同時に投げられ、

 PDVD_033.jpg
 大股開きで大地に叩きつけられる女戦士たち。

 若い女の子が、まぁ、はしたない……(食い入るように見詰めながら言うな)

 鎧武者、女戦士はそれぞれ善戦するが、やはりゴーグルファイブには勝てず、ひとり、またひとりと倒されて行く。

 PDVD_037.jpg
 女戦士は攻撃を受けて倒れ、

 PDVD_038.jpg
 それがベラ、ベスの姿になり、爆発して消滅する。

 デスマルク「おにょれ~、デスマルク、暗黒剣!」

 遂にひとりぼっちになってしまったデスマルク、暗黒剣を天にかざすと、ゴーグルファイブの周囲で巨大な爆発が起きる。

 ハイトロンエネルギーの影響か、ゴーグルファイブの繰り出す技も全て暗黒剣に弾き返される。

 だが、レッドの「ゴールデンスピアだ」と言う台詞から、BGMが主題歌の軽快なインストに変わる。
 デスマルク(ヤな予感……)

 PDVD_040.jpg
 果たして、暗黒剣に狙いを定めたゴールデンスピアの先端が、

 PDVD_041.jpg
 見事、暗黒剣を砕くのだった。

 PDVD_043.jpg
 デスマルク「うぉっ、おおっ!」

 さしものデスマルクも狼狽する。

 PDVD_044.jpg
 そのまま崖から身を躍らせ、

 PDVD_045.jpg
 デスマルク「総統、タブー!」

 と、悪の幹部らしく絶叫してから、木っ端微塵に爆死するのだった。

 デスマルク大元帥に敬礼!

 ここで、総統タブー、何をトチ狂ったのか、デストピアの正面ゲートを開き、無防備な状態になる。
 5人はすかさずシーザーに乗り込み、2連装ミサイルを再び発射する。

 PDVD_046.jpg
 こうして、5000年の歴史を誇った(自称)暗黒科学の動く総本山は、脆くも壊滅してしまう。

 ほんと、タブーは一体何を考えていたのだろう?
 ひょっとして、ただの馬鹿だったんじゃないかと……

 とにかく、勝利の喜びに沸く5人。

 PDVD_047.jpg
 だが、その爆煙の中から、巨大化したタブーがのし歩いてくる。

 実際、このインパクトのある巨体が迫ってくるのは、なかなか怖いものがある。

 レッドたちは、即座にゴーグルロボで応戦する。

 この巨大ロボットバトルが、番組最後の戦いとなる。

 タブー、目からハイトロンエネルギーを放射し、ゴーグルロボを攻撃する。
 本郷「レッド、地球剣でハイトロンエネルギーを跳ね返すんだ」
 レッド「了解!」

 本郷博士の助言で、ハイトロンエネルギーを逆流させた上で、

 PDVD_048.jpg
 「地球剣・電子斬り」でその胴体を真っ二つに引き裂く。

 よ、弱い。

 前回のデスギラー将軍のコングの方がよっぽど強かったような気がする。

 それでも、上半身だけになったタブー、往生際悪く宙を飛んでゴーグルロボに反撃する。

 レッド「今だ!(註1) 地球剣・電子銀河ミサイル!」

 (註1……何が「今だ」なのか、良く分からないのである)

 PDVD_050.jpg
 ここでレッド、初めて(だと思うが)の技を繰り出す。

 PDVD_049.jpg
 地球剣を槍のように投げて、

 PDVD_052.jpg
 タブーの眼球に突き刺し、

 PDVD_051.jpg
 その体を爆砕する。

 タブー「無念、じゃーーーーっ!」

 炊飯器のような絶鳴を上げるタブー。

 こうして、長く苦しい戦いの末、ゴーグルファイブはデスダークを完全に消滅させたのであった。

 PDVD_053.jpg
 本郷「デスダークは滅んだが、暗黒科学は人間の心の中に芽生えるもんだ。二度と科学を悪用することがないよう、君たちが21世紀を迎える時には、素晴らしい未来科学の時代を作り上げようじゃないか」
 コンボイ「はいっ」

 ゴーグルファイブ、コンボイ、さゆりを前に最後の訓示を垂れる本郷博士。

 頷きあった後、ゴーグルファイブとコンボイががっちり手を握る。

 ナレ「ゴーグルファイブは未来科学の発展をコンピューターボーイズアンドガールズに託して旅立って行った……」

 ここで、メンバーひとりひとりの顔とハイライトシーンが映し出される。

 PDVD_054.jpg
 ナレ「赤間健一、ゴーグルレッド、常にリーダーとしてゴーグルファイブの先頭に立って戦った、山を愛する若者であった」

 赤間健一を演じたのは赤木良次さん。

 PDVD_055.jpg
 ナレ「黒田官平、ゴーグルブラック、レッドを助けるサブリーダー、黒豹のような知恵と、しなやかな体で戦い抜いた」

 黒田官平を演じたのは春田純一さん。

 PDVD_056.jpg
 ナレ「青山三郎、ゴーグルブルー、(特に言うことが見付からなかったのか、しばし沈黙)……青春を力一杯駆け抜けた君は青いイナズマだった」

 青山三郎を演じたのは石井茂樹さん。

 PDVD_058.jpg
 ナレ「黄島太、ゴーグルイエロー、任務の為に親子の名乗りをせずに戦ったこともあった。気は優しくて力持ち」

 ……失礼、貼る画像を間違えました。

 PDVD_057.jpg
 黄島太を演じたのは、伍代参平さん。

 しかし、最近の戦隊シリーズ、こういうぽっちゃり枠ってないんだろうなぁ。

 PDVD_060.jpg
 ナレ「桃園ミキ、ゴーグルピンク、君の笑顔がどれだけ救いになったことか、華麗な七変化は忘れない。その笑顔をいつまでも……」

 桃園ミキのナレーションだけ、妙に熱がこもっている気がする。
 特に太字の部分は、過酷な撮影の連続だった(推測)スタッフ、キャストのありのままの気持ちのようにも受け取れる。もっとも、それはレビューを書いてきた管理人にとっても全く同じことが言える。

 PDVD_062.jpg

 PDVD_064.jpg

 PDVD_065.jpg
 折角だから、その七変化の一部を貼っておく。

 PDVD_066.jpg
 ただ、最後に第39話の炎の中から固定ポーズでズズズズとせり出してくるシーンが出てくるのだが、何度見てもなんとなく笑っちゃうんだよね。

 桃園ミキを演じたのは、我らが大川めぐみさん。

 皆さん、ご苦労様でした!

 PDVD_067.jpg

 PDVD_068.jpg
 ナレ「それぞれの思いを残して去って行く、5人の若者たち、さらば、大戦隊ゴーグルファイブ!」

 コンボイや博士、さゆり(最後にひとつくらい台詞があって欲しかった)に手を振り、割と淡々と歩き出す5人の姿を映しつつ、終了となる。

 うむ、さすがに感慨深いものがある。

 どうでもいいが、ゴーグルロボをそのまま放置して帰っちゃまずいのでは? 分解してシーザーに格納しないと……。

 さて、振り返れば、奴がいる、じゃなくて、「ゴーグルファイブ」、トータルで見てかなりの高評価が与えられるんじゃないかと思う。キャスト、ストーリー、アクション、サウンド、特撮、デザイン、全ての面で満足のいく水準を保っていた。

 とにかく、最後までしょうもないレビューにお付き合い下さった読者の皆様に感謝です。


関連記事
スポンサーサイト



コメント

Re:立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編(06/08)  

ハジメマシテ。

ゴーグルファイブとなれば、戦隊のなかでかなりはまった作品だったりします^^
「マイブームがゴーグルファイブ」という時代も有り☆

イエローのユーモアや、モズーのネーミングセンスに面白くなれたりした事もあります^○^

今頃からゴーグルファイブの現代版映画があったら、ピンク役を某アイドルにやってほしかったりデス。

Re[1]:立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編(06/08)  

影の王子様
>「大戦隊ゴーグルファイブ」のレヴュー、ありがとうございました。

こちらこそ、最後までお付き合い頂きありがとうございました。

こんなに長くなるとは思いませんでしたが、レビューしているうちにどんどん好きになってしまいました。

手抜きをしないでやって良かったと思います。

>2011年の映画「ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦」
>での(ワンシーンだけど)春田さんもカッコ良かったです。

お、春田さんも出てらしたんですか。
うーむ、この手の映画ってみんな似たようなタイトルなので、自分でも見たのか見てないのかも思い出せません。

Re[1]:立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編(06/08)  

モモクロダイナマイト様
はじめまして、コメントありがとうございます。

>今頃からゴーグルファイブの現代版映画があったら、ピンク役を某アイドルにやってほしかったりデス。

そう言えば、コラボはあっても、過去の戦隊シリーズのリメイクってありませんね。

Re:立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編(06/08)  

1980様

おはようございます^^

「戦隊のリメイクがあってよい、ところが、戦隊のリメイクが(いまだに)ない」と感じていたところでした・・・・・
今頃から戦隊のリメイクがあれば、「ゴレンジャーが色々な戦隊の時代にワープする、という物語/何部作かの映画・何部作かの特番・何巻かのブルーレイ版とかで登場」という過程になるかも☆

Re[1]:立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編(06/08)  

モモクロダイナマイト様
返信ありがとうございます。

>今頃から戦隊のリメイクがあれば、「ゴレンジャーが色々な戦隊の時代にワープする、という物語/何部作かの映画・何部作かの特番・何巻かのブルーレイ版とかで登場」という過程になるかも☆

しかし、やっぱりリメイクは難しいでしょうね。「仮面ライダー」と比べると、戦隊はメンバーひとりひとりの個性が弱いから。

やるとしたら、「ゴレンジャー」を新しいキャストと最新のビジュアルで描くとか、くらいですか。

「大戦隊ゴーグルファイブ」の良さ  

「ゴーグルファイブ」は本放送から観てますが、観直すたびに
「シンプルな作りゆえに素材の良さが活きてくる」んだと思います。
黒田のカッコ良さ、ミキの可愛らしさ、デスギラーの小悪人ぶりとか・・・

いかんせん35年前の作品ですから「シリーズ構成の緻密さ」「細かいキャラクター設計」
なんてものはありません。でも、それを(観もせずに)批判するんじゃなくて
「王道作品を真摯に作った」のを評価して欲しいです!繰り返しになり、すみません。

でも「科学を悪用してはならない」という本作のメッセージ(ただし、押しつけがましくはない)
はまったく生かされてないよなぁ・・・

Re:「大戦隊ゴーグルファイブ」の良さ(06/08)  

影の王子様
>いかんせん35年前の作品ですから「シリーズ構成の緻密さ」「細かいキャラクター設計」
なんてものはありません。でも、それを(観もせずに)批判するんじゃなくて
「王道作品を真摯に作った」のを評価して欲しいです!

まあ、所詮理解できない人には理解できないと思いますが。

Re:立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編(06/08)  

エンディング映像でゴーグルファイブのメンバーが世界を舞台に戦う姿は、デスダーク壊滅後、このお話のラストで旅立った個々のメンバーの「その後」~つまりデスタークに成り代わり世界の各地で台頭する悪の軍団相手に五人各々ががんばっちゃってる姿なのかもしれませんね。
つまりレッドはアメリカに、ブラックは中東に、ブルーはホッケー選手としてヨーロッパリーグに参戦する傍らヨーロッパに(ハイジとクララの様な女の子たちを助けているのが印象的)、イエローは日本を離れていたお父ちゃん(森章二さん)を訪ねて南洋へ、そしてピンクは日本に留まりちびっ子たちを悪の毒牙から助けていました(そしてちびっ子たちのハートも益々鷲掴み!)。
余談ですが、ここでピンクが戦って相手がもしマドーやフーマだったとしたら、リリィもアニーも
「私の立場、どうなんのよぉ~っ!?」
と憤慨してしまうでしょう(笑)!!

Re[1]:立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編(06/08)  

笑太郎様
>エンディング映像でゴーグルファイブのメンバーが世界を舞台に戦う姿は、デスダーク壊滅後、このお話のラストで旅立った個々のメンバーの「その後」~つまりデスタークに成り代わり世界の各地で台頭する悪の軍団相手に五人各々ががんばっちゃってる姿なのかもしれませんね。

なるほどぉ、面白い発想ですね。

Re:立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編(06/08)  

折角の最終回なのに総統タブーの弱さに爆笑してしまいましたね😓肝心の最終兵器も使えなくては意味が有りませんね😅デスマルクが孤軍奮闘していた感じですね

Re[1]:立ち上がれ平和の使者たちよ「大戦隊ゴーグルファイブ」 第50話 後編(06/08)  

ふて猫様
>折角の最終回なのに総統タブーの弱さに爆笑してしまいましたね

あまりに存在感のないボスでしたね。

深夜に失礼  

OPのクレジットに、実際には出てないのに何故かデスギラー将軍の名前がある事に吹いてしまいました(笑)

本話は最終回ではありますが、他の戦隊に比べると何か物足りない感じはしますね。個人的にはレッドとデスマルク大元帥の一騎打ちやってほしかったっす🐱✨

それから、他の方も仰ってるように、ラスボスである総統タブー、死ぬのあっけなさすぎ( ̄▽ ̄;)


せっかくシリーズ初の、一号ロボの第一の必殺技で死ななかった敵になったというのに…(笑)

あと、ゴレンジャーから6作品連続で音楽担当されてきた渡辺宙明氏も本作でスーパー戦隊シリーズからは撤退、同時期に放送開始されたメタルヒーローシリーズに音楽担当の場を移します。

あとマフラーしてる戦隊もゴーグルファイブが最後でした。



深夜に失礼  

忘れてましたが、ミキが36話で来てたウエスタンルック、後にチェンジマンで渚さやか(チェンジマーメイド)に使い回される事になります(笑)

Re:深夜に失礼(06/08)  

あにあに様

最終回は確かにいまひとつ盛り上がりに欠けてましたね。捻りがないというか。

笑太郎さんのコメントに返信

おはようございます。

>つまりレッドはアメリカに、ブラックは中東に、ブルーはホッケー選手としてヨーロッパリーグに参戦する傍らヨーロッパに(ハイジとクララの様な女の子たちを助けているのが印象的)、イエローは日本を離れていたお父ちゃん(森章二さん)を訪ねて南洋へ、そしてピンクは日本に留まりちびっ子たちを悪の毒牙から助けていました(そしてちびっ子たちのハートも益々鷲掴み!)。

この流れですと、「赤間が渡米直前に34話で登場したちえみと再会していい関係になり、共に渡米して結ばれる」という展開もいいですよね。

Re: 笑太郎さんのコメントに返信

こんばんは。

> この流れですと、「赤間が渡米直前に34話で登場したちえみと再会していい関係になり、共に渡米して結ばれる」という展開もいいですよね。

特にちえみには幸せになって欲しいですよね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

カテゴリー

カレンダー

02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター