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「仮面ライダー」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」

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 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(1971年8月14日)

 冒頭、霧のたちこめる奥多摩かどっかの山に、二人の昆虫学者が昆虫採集に訪れている。

 その小泉教授と吉岡助教授、二手に分かれて早速調査を開始する。

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 小泉教授は、茂みの向こうに隠れている青い蛍光色の巨大な毛玉を発見する。

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 小泉「珍しい昆虫だ。この世にあのような毛虫が存在するとは一大発見だ……」

 教授はそう興奮気味につぶやいて、カメラを構えるのだが、

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 さすがにこんなでかい毛虫はいないのでは?

 そもそもこれを一瞥しただけで「毛虫だ」と認識するのが(頭が)おかしい。

 とにかく、教授はシャッターを切りまくり、たちまちフィルムがなくなってしまう。
 フィルムを交換しようと一瞬視線を下げ、それから目を上げると、

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 その毛虫がむっくり起き上がり、少し照れ臭そうにヒョイとこちらを向く……。

 ドクガンダー「えへへへへ……」
 小泉「……」

 いやー、何度見ても大爆笑。

 そう、それは巨大毛虫ではなく、ショッカーの怪人ドクガンダーだったのだ。

 教授は驚いてカメラを取り落とし、そのまま足を滑らせて川に転落する。

 同じ頃、立花レーシングクラブ発足から初めてのツーリングが行われており、滝と五郎を除くレギュラーが全員その山に来ていた。

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 ただし、全員バイクに乗れる訳じゃないので、女の子たちは二人乗りでの参加である。
 隼人「やっぱり山の空気っていいなぁ」
 マリ「あーあ、汗と埃で折角の美貌が台無しだわ」
 ミチ「あ、あそこに川があるわ」

 女の子たちは清流で顔を洗いに下に降りて行く。

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 立花「あーあー、あれがレーシングクラブ第一期生の態度かね」
 隼人「洗って良くなる顔かね?」
 立花&隼人「どわっはっはっはっはっ」

 世にも嬉しそうに笑う二人。幸せそうだ。

 川に下りて顔を洗う4人であったが、その耳に子供たちの歌声が聞こえてくる。
 だが、それは季節外れの「蛍の光」だったので、4人は気になって声のする方へ行って見る。

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 そこは小学校の分校で、先生のオルガンにあわせて、子供たちが涙まじりに「蛍の光」を歌っていた。

 しかし、さすがにこんなところにオルガンは置かんだろう?

 歌い終わると、子供たちは先生に別れの挨拶をして道を下っていく。

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 マリ「先生、これはどういう訳ですか?」
 先生「あの滝のそばには近付かない方がいいですよ」
 ユリ「どうしてー?」
 子供「滝のほうへ行った人はみんないなくなっちゃうんだよ」

 詳細は不明だが、村には最近巨大な毛虫が出たり、次々人がいなくなったり、怪異現象が頻発しており、村人は村を捨てて逃げ出そうとしている最中だった。

 怖い物しらずのユリたちはそれを聞くと逆に滝のほうへ巨大毛虫を探しに行く。

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 ユリ「こんなところにショッカーのアジトがあるのかなぁ」
 ひろみ「人間を食べる毛虫なんてほんとにいるのかしら」
 ミチ「ねえ、どう思う?」
 マリ「うーん、もしいたら、困っちゃうなぁ」

 お約束のフレーズを飛ばす山本リンダさん。

 しかし、この段階でユリが「ショッカーのアジトが……」と口にしているのはちょっと唐突だ。

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 そんな彼らの前に忽然と現れたのが、タキシードにシルクハットのどう見ても怪しい紳士であった。

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 こんな山奥にこんなのが出てきた時点で、ショッカーの一味だと分かりそうな物だが、勘が鋭いのか鈍いのかよく分からないマリたちは全く怪しまない。

 紳士「さっき向こうの道で立花さんと言う方があなたがたをお待ちでしたよ」
 ユリ「そうだー、すっかり忘れてた」

 紳士は山小屋でおやっさんが待っていると嘘を言い、疑わない彼女たちを案内する。

 もっとも、おやっさんが彼女たちを捜していたのは事実であった。

 おやっさん、隼人、そして小泉教授の行方を探す吉岡助教授が一緒になって山の奥に入り込む。
 だが、分散して捜しているうちに、おやっさんが戦闘員に襲われ、アジトへ連れて行かれる。

 その際、おやっさんは愛用のパイプをわざと地面に落とす。

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 で、ユリたちも簡単に彼らの罠に掛かって山小屋に閉じ込められ、後から連れてこられたおやっさんともども、縛り上げられてしまう。

 隼人は、助けを求めてくるという吉岡と別れ、単身、岩山を這い登る。

 戦闘員「ボス、一文字隼人が現れました」
 紳士「ようし、こいつらを地下牢へ入れておけ」

 隼人の前に戦闘員が現れ、攻撃してくる。
 隼人、ライダーに変身して戦闘員を蹴散らす。

 戦闘員はライダーに蹴散らされる為にこの世に生を受けたかのように、見事な蹴散らされっぷりを披露する。
 続いて、あの紳士が登場し、シルクハットを脱いでドクガンダーとしての正体を見せる。

 一方、地下アジトの牢獄へ縛られてぶちこまれたおやっさんとライダーガールたち。

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 立花「必ずライダーが助けに来てくれる」
 マリ「でも、どうやって私たちの居場所をライダーに知らせるの?」
 立花「奴がワシのパイプさえ拾ってくれれば……あのパイプの中には強力な発信装置が仕込んであるんだ」

 おやっさん、ついライダーのことを「奴」呼ばわりしてしまう。

 おやっさんとしては隼人のニヤケ面を思い浮かべてついそう言ってしまったのだろうが、例によってマリたちはライダーが隼人などと言うことには一切思い至らない。同時に、こういう場合に「隼人さんどうしてるかしら?」と心配することもしない。

 何故なら、シナリオに書いてないからだ(当たり前だハゲ)。

 そのライダー、浅い滝壺でドクガンダーと激しくどつきあっていた。

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 ライダー「立花さんたちは何処だっ?」

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 ドクガンダー「お前に教える必要はない」

 ドクガンダーの反応は、世間一般の常識に沿ったものだったが、「仮面ライダー」においてはかなり新鮮な響きが感じられた。

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 実際、そう返されたライダーが(ああ、聞いても答えてくれない怪人もいるんだ……)と内心感心していたほどである(嘘じゃ)。

 ライダーは優位に戦いを進めるが、ドクガンダーは素早く秘密の入り口に逃げ込み、ライダーの手を逃れる。

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 ライダーはドクガンダーを見失ったあたりで、おやっさんの特製パイプを見付け、拾い上げる。

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 パイプの底には、ピーピーピーと音を出して点滅するランプが嵌め込まれていた。

 ライダー「発信装置だ、これを辿れば、立花さんの行方が分かる!」

 ……いや、発信装置をどうやって辿るんですか?
 発信装置は辿られる方だと思うんですが。

 このパイプを牢獄の中のおやっさんが持ってて、ライダーが探知アイテムや固有の探知能力で辿っていくと言うのなら分かるんだけどね。

 (一応、ピーピーピーと言う発信音が変化して、位置を知らせているらしいが……)

 とにかく、ライダーは地下アジトへ潜入する。

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 ドクガンダーはそれを察知すると、おやっさんたちを牢獄から出して処刑場へ連れて行き、ライダーの眼前で彼らを殺してしまおうとする。
 立花「ああーっ、隼人の奴、なんでパイプに気が付かないんだ、トンマ野郎!

 なかなか助けに来ない隼人のことを悪し様に罵るおやっさん。

 さすがに「トンマ野郎」はないだろう……。

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 ライダーは仕掛けられていた罠に引っ掛かり、鉄格子の間からおやっさんたちの処刑の模様を見せ付けられる状況になる。
 ドクガンダー「ライダー、そこでゆっくり見ていろ、イッ!」

 戦闘員がスイッチを入れると、おやっさんたちが縛られている十字架に高圧電流が流れ、おやっさんたちの顔が苦痛に歪む。

 マリたちが「あん、あん」と悶えるところはなかなかエロティックだったが、

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 お茶の間に変な空気を流すことは許さないライダーが、馬鹿力を発揮して鉄格子を引き裂き、ドクガンダーに突進する。

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 ライダーと怪人が戦っている間も、痺れている演技をずーっとし続けなければならないおやっさんたちがご苦労様であった。

 それにしても、悠長な電気ショックだな。

 処刑するつもりの高圧電流なら、とっくの昔に全員黒焦げになってる筈だが。

 戦いの最中、電流装置が壊れ、ライダーはおやっさんたちを解放する。

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 ライダーは引き続き怪人と戦うが、その背後で、
 立花「さあ、やっつけるんだ!」
 女の子「えい! えい!」

 ひとりの戦闘員が、おやっさんたちに取り囲まれてフクロ叩きにされる。

 怪人が逃げ、ライダーがそれを追い掛ける際にはその哀れな戦闘員の姿は跡形もなく消えている……。

 さらに、

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 おやっさんたちの逃走を阻もうとする戦闘員も、女の子たちにボッコボコにされる。ボッコボコに。

 島田陽子さんと山本リンダさんに殴られると言う、日本中のドMから羨望されるような目に遭った戦闘員が、果たしてドMだったのかどうか、今となっては解き明かす術はない。

 その騒ぎをよそに、おやっさんは鍵すらかかっていない火薬庫に入り込み、ダイナマイトに点火する。

 よく考えたらかなり向こう見ずな行為であったが、彼らは導火線が燃え尽きるまでに無事に脱出し、アジトは木っ端微塵に破壊される。

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 ライダー「ラァイダ、キィーック!」

 ライダーも、必殺ライダーキックでドクガンダーを蹴落として川に沈める。

 この掛け声、まるで大泉滉さんが叫んでいるように素っ頓狂な響きである。佐々木剛さんの声だと思うが。

 ドクガンダー、川底に沈んでいたが、次の瞬間、大きな繭となって浮かび上がる。

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 そしてそのまま下流にどんぶらこと流れて行く。

 後に判明するが、今回のドクガンダーは幼虫で、繭の中から成虫となって再登場することになる。
 つまり、同じ怪人が形態を変えて再登場すると言う、最初の例となる訳だ。

 それはともかく、

 ライダー「あ、あれは、ドクガンダーが繭の中に入ってしまったのか……」

 いや、そこで驚いてないで、追いかければ? 確実に間に合いますよ。

 ラスト、隼人たちはバイクにまたがり、村に戻った村人たちに見送られながら東京へ帰って行く。

 手を振る子供たちの顔をひとりひとり映して行くが……、

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 最後の男の子だけ、カメラをガン見していたのでありました。イェーイ!

 21話へ続く。


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コメント

Re:「仮面ライダー」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(06/17)  

今回に限って滝がいないのは、何故でしょうか?小泉教授は勝手に滑り落ちたように思いますけどね。今回もいろいろ突っ込みどこも満載でした

ラァイダ、キィーック!  

この時の声は、幼虫ドクガンダーを担当していた辻村 真人がアテていたみたい。佐々木 剛は、これと「繭子ひとり」「お荷物小荷物」と三作掛け持ちで忙しかったため、この部分だけアテられなかったのかな?!そういえば、3話の「ライダーシザース!」もさそり男の池水 通洋に聞こえるが…。

Re[1]:「仮面ライダー」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(06/17)  

影の王子様
>突っ込みどころ満載の話でしたね。

レビューする方としては大助かりです。

>あぁ、僕も島田陽子さんに虐められたい・・・

そう仰ると思いました。

Re[1]:「仮面ライダー」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(06/17)  

ふて猫様
>今回に限って滝がいないのは、何故でしょうか?

18話も19話も、滝はFBIの任務として参加してましたからね。今回は、山に遊びに来た隼人たちがたまたまショッカーと出くわしたから滝は不在だったのでしょう。

Re:ラァイダ、キィーック!(06/17)  

うんにゅるりん様
>この時の声は、幼虫ドクガンダーを担当していた辻村 真人がアテていたみたい。

あ、やっぱり違う人でしたか?
スッキリしました。ありがとうございます。

Re[5]:「仮面ライダー」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(06/17)  

zura1980様
ご指摘ありがとうございます。発信装置⇨受信装置ではないでしょうか?それよかマリ達が電気ショックを受けた後で戦闘員と戦って大丈夫なのでしょうか?

Re[6]:「仮面ライダー」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(06/17)  

ふて猫様
>発信装置⇨受信装置ではないでしょうか?

どう考えても、受信ですよね。劇中でははっきり「発信」って言ってます。

>それよかマリ達が電気ショックを受けた後で戦闘員と戦って大丈夫なのでしょうか?

それ以前に、「なんでおまえら生きてるの?」と言う感じです。

Re[8]:「仮面ライダーで」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(06/17)  

zura1980様
ご返信ありがとうございます。劇中では1度も火を吹いていないようですがね〜
-----

Re[9]:「仮面ライダーで」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(06/17)  

ふて猫様
重ね重ね返信ありがとうございます。

>劇中では1度も火を吹いていないようですがね〜

あ、確かに(笑)
そのかわり、次回、成虫になってからはガンガン火を吹いてます。

Re:「仮面ライダー」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(06/17)  

こんな山奥にシルクハットでタキシードなんて見るからに怪しいとしか言い様がないのですがね😅
どうせなら登山者の方が自然だと思いますね。それにしてもライダーガールズが誰一人として気づかないのも相変わらずですね🙍

Re[1]:「仮面ライダー」セレクション 第20話「火を吹く毛虫怪人ドクガンダー」(06/17)  

ふて猫様
>こんな山奥にシルクハットでタキシードなんて見るからに怪しいとしか言い様がないのですがね

そうですね。

No title

お久しぶりです。
蛍の光で子供達の中に川口英樹君が居ますね。(先生と黄色い服の子の間です。) 帰ってきたウルトラマンのレギュラーで人気子役なのにセリフ無しでノンクレジットは不可解であります。カメラアングルも故意に川口君を避けるような撮り方してますね。

ドクガンダーは幼虫時代はショッカー・ベルト無しなのに成虫になるとベルトを巻いて繭から飛び出して来るのもツッコミ所の一つですね。

Re: No title

お久しぶりのコメントありがとうございます。

> 蛍の光で子供達の中に川口英樹君が居ますね。(先生と黄色い服の子の間です。) 帰ってきたウルトラマンのレギュラーで人気子役なのにセリフ無しでノンクレジットは不可解であります。カメラアングルも故意に川口君を避けるような撮り方してますね。

うーん、全然気付きませんでした。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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