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「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第51話



 第51話「ライダー4号は君だ!」

 いよいよゴールが見えてきた第51話。

 城南大学の山岳部のパーティーが八ヶ岳へ来たところ、不気味な地鳴りがして、岩の中から銀色に光る弾道ミサイルの発射台が現れる。彼らの目の前で発射されたミサイルは、

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 人間魚雷・回天のように戦闘員が乗り込んで操縦し、そのまま自爆すると言う過激なもので、島をひとつ消滅させる。

 発射の指揮を行っていたヨロイ元帥が「よっしゃあ!」と歓声を上げると、大首領の声が響く。

 大首領「おめでとう諸君、我らデストロンは一瞬にして全てを消し去るプルトンロケットの開発に成功した。ゼロ・アワーを期して、東京の中心にプルトンロケットを撃ち込む。日本の全ての機能は止まってしまうだろう。一挙に日本を我らデストロンの支配下に収めるのだ」

 パーティーはこのことを知らせようと急いで下山しようとするが、デストロンの怪人・ザリガーナに襲われる。リーダー格の青年・西岡を演じるのはのちに「仮面ライダーX」でアポロガイストを演じることになる打田康比古さんである。

 西岡は果敢に怪人に抵抗するが、崖から突き落とされる。残ったメンバーは怪人の泡で溶かされてしまう。

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 立花藤兵衛たちは本部で、その西岡が発見され、保護されたと言うニュースを聞く。

 白いカーディガンの純子さん「会長、八ヶ岳と言えば」
 立花「うん、志郎が調査に行ってる所だ」

 その志郎、地元の医院を尋ね、西岡に会わせてくれと頼むが、その医者は既にデストロンの息がかかっていて、不意打ちを喰らった志郎はあっさり気絶する。

 そこへ現れるヨロイ元帥、いつものようにその場で殺さず、「ようし地下室へ運べ」と命じる。
 ……なんで?

 だが、その代わり、同様に監禁していたらしい西岡に逃げられてしまう。

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 経緯は省いてあるが、ライダーマンこと結城丈二によって救出されらしい。

 ライダーマンとアポロガイストの夢のツーショットが実現!

 志郎の方も、彼を昏倒させた医者に助けられる。医者は志郎にプルトンロケットのことを話し、東京にいる妻子に知らせて欲しいと頼む。医者自身はその場に残る。

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 ほどなく、合流する三人。

 V3、アポロガイスト、ライダーマンの奇跡のスリーショットが実現!

 志郎「やつら12時にプルトンロケットを東京へ向けて発射する」
 結城「発射基地は?」
 志郎「さそり谷」
 西岡「僕たちがベースキャンプを張っていた谷の、この近くです」

 地図を出して、さそり谷の場所を教える西岡。

 志郎と結城がさそり谷へ行くと、デストロンを裏切ったさっきの医者の死体が吊り下げられていた。二人はとりあえず遺体を降ろしてやろうとするが、卑劣なデストロンは死体に爆弾を仕掛けていて、その爆破で二人は離れ離れになる。

 結城は先行して地下の秘密基地へ潜入する。

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 司令室から大首領とヨロイ元帥の会話が聞こえる。

 大首領「いよいよ我々の世紀が始まるのだ」
 ヨロイ元帥「首領を日本にお迎えした甲斐がありました。だが、風見と結城の死体が発見されていないのが気掛かりです」
 大首領「はっはっはっはっ、結城丈二か、あいつのバカさ加減には笑いが止まらん。利用されるだけ利用されて、消される運命だったとも知らず、私をV3から庇ったのだからな。ははは、結城丈二は生きている!」
 ヨロイ元帥「え」
 大首領「性懲りもなくドアの外へ来ているぞ!」

 バカ呼ばわりされた結城、ヒクヒクと眉を動かしていたが、その言葉で中へ飛び込む。

 大首領はさらに「そんな奴に構うな。発射準備をせよ」と、ますます結城の神経を逆撫でする。

 結城「待ってくれ首領、あなたは人類を滅ぼすつもりか?」
 大首領「それがどうした、人類など虫けらの価値すらもない」
 結城「あなたは、あなたはそれでも人間か?」
 大首領「愚か者め、私が人間だと誰が言った?」

 と、衝撃の告白をする首領。愕然とする結城。

 結城「それでは俺は、悪魔に忠誠を誓っていたと言うのか」

 (以下、です)

 大首領「愚か者め、私が悪魔だと誰が言った?」
 結城「それでは俺は、妖怪に忠誠を誓っていたと言うのか」
 大首領「愚か者め、私が妖怪だと誰が言った?」
 結城「それでは俺は、宇宙人に忠誠を誓っていたと言うのか」
 大首領「愚か者め、私が宇宙人だと誰が言った?」
 結城「それでは俺は、地底人に忠誠を誓っていたと……」

 大首領「……もう、やめにしないか?」

 (以上、でした)

 ヨロイ元帥はその正体、ザリガーナに変身し、発射のカウントダウンスイッチを入れる。結城は怪人と戦っていても埒が明かないと見たか、直接ロケットへ向かう。

 遅れてやってきたV3が、ザリガーナと戦うが、モニター越しに、ライダーマンがロケット操縦の戦闘員の代わりに、ロケットに乗り込む様子が見えた。

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 ライダーマン「さらばだV3、後は頼むぞ、プルトン爆弾は安全な場所で爆発させてやる……」

 V3たちは戦いながら外へ出る。

 ライダーマン「ライダーマン結城丈二の最期を見ろ!」

 ライダーマンは爆弾をロケットの中で爆破させ、空中で自爆する。壮絶な最期であるが、

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 もう少し火薬の量を多めにして欲しかった……。

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 自らの命と引き換えに東京を守ったライダーマンに対し、

 V3「ライダーマン、よくやってくれた。俺は君に、仮面ライダー4号の名前を贈るぞ!

 いやぁ、何度聞いてもいい台詞だわ。

 ……もっとも、ライダーマン、見事に散った筈なのだが、次回作の「X」では普通に復活しちゃうんだけどね。と言うか、元々「X」には、ライダーマンが準レギュラーとして参加する筈だったのだが、都合でダメになったと言う裏話もあるらしい。

 引き続きザリガーナと戦っているV3の姿を映しつつ、いよいよ最終回へ「つづく」のであった。


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コメント

挿入歌「ぼくのライダーマン」が流れ、ラストにいく流れがいいですね。

ライダーマンが何故生きていたのか?
裏設定では、V3のテレパシーを受けた1号・2号がライダーマンを助け
神ステーションで処置を施した・・・らしいです。

「X」にライダーマンが出なかったのは、山口 暁氏が「電人ザボーガー」で主演したからでしょう。
映画「5人ライダー対キングダーク」でもライダーマンの声が山口氏じゃないし。

Re[1]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第51話(12/04)  

影の王子様
この間「オールライダー対大ショッカー」を見ましたが、ガクトが結城丈二を演じているのを見て、目が点になりました。

でも、ライダーマンはライダーマンで別にいるみたいでした。良く分かりません。

いつかレビューするかもしれません。

オールライダー対大ショッカー  

管理人様

ガクトの結城丈二は、ラストの戦闘に登場したライダーマンとは「別人」らしい・・・です。
「ディケイド」の「〇〇の世界」とか「別人」設定は考えない方が賢明です。

この映画は歴代(石ノ森)ライダー観たさに映画館で観ました。
戦闘シーンは良いのですが、映画としてはグタグタでした。
でも、1号・2号の「ライダー・ダブル・キック」が観れて良かったです。

Re:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第51話(12/04)  

ライダーマンの壮絶な最後なのでビデオで見たときは印象深い作品だなと素直に思いました。何気にアポロガイストとV3とライダーマンの3ショットって凄いですね〜

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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