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「不良少女とよばれて」第21話 その2


 第21話「エバー・オンワード」(1984年9月4日)

 笙子の実家では、改めて聖一郎がみんなに挨拶し、

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 最年長(?)のおハルの音頭で和やかに乾杯が行われていた。

 さすがに少年院の退院祝いの席でビールを呷る訳にも行かず、未成年者(笙子、由美子、マサコなど)はジュースで我慢するのだった。剛、ヒロシ、ヨシ坊、晴子などは普通にビールを飲んでいる。

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 マサコ「笙子、今度は哲也さんとの結婚式だね、哲也さん、私たちの前でいつ結婚するのか話して下さい」

 長い長い少年院編が終わって、やっとまともな台詞が貰えて嬉しいマサコさん。

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 哲也「ここに来る前に笙子さんとも話し合ったんだが(註1)、僕と笙子さんとでこれから民間舞楽を始めようと思ってるんだ」
 マサコ「いや、誰もそんなこと聞いてない……」

 (註1……嘘である。一方的に自分の考えを押し付けただけである)

 哲也「笙子さんのお父さんにも是非顧問になって頂きたいと思ってるんですが」
 聖一郎「私にですか? 勿論ですよ、ねえ、母さん」
 美也子「ええ、あなた」
 聖一郎「哲也さん、民間舞楽は私の夢だったんですよ」

 え……? 思いっきり初耳なんですが。

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 と、玄関のチャイムが鳴る。
 ケンジたちが出るが、大きなタイの尾頭付きを持って戻ってくる。

 ケンジ「西村朝男って人がねえ、これ、姉ちゃんにあげてくれってさ」
 笙子「朝男がぁ?」

 思い掛けない祝いの品に、顔をほころばせる笙子。
 
 剛「笙子、西村は高級麻雀荘の経営が大当たりで、凄い羽振りだそうだぜ、それにここんところ進学塾の経営にも乗り出したって言うぜ。目端が利くぜ、あいつ~」

 そう、朝男、前回鑑別所を出たばかりだと言うのに、もうそんなに実業家として成功しているらしいのだ。
 無論、パパから資金を出して貰ってのことだろうが、今までずーっと不良ゴッコにうつつを抜かしてきた人が、そんなに簡単に事業を展開できるだろうか? いや、できてたまるか!(なんか恨みでもあるんか?)

 とにかく、ここは朝男は顔を出さないままの方が絶対カッコイイと思うのだが、

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 カメラはご丁寧に神社の下で車に乗ってる朝男の姿を映し出す。と言っても、この時点では免許なかったと思うけど。

 朝男「笙子、おめでとう」

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 そして笙子の歓迎会(と言うのも変か?)は、夜遅くまで続いたのだった。

 翌日、哲也と笙子は早速、あるテナントの4階で「笙の会」を設立するのだった。

 その資金は、当然哲也が出しているのだろうが、割と金持ちだねえ。無職なのに。

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 一方、こちらは最終エピソードのヒロインである恭子さん。
 ちゃんとロイヤル物産でOLしている。

 社長の酒井が紙包みを手に現れ、「シティホテルの村田夫妻にこれを届けて欲しい」と頼む。
 その村田夫妻は、恭子が酒井に紹介した東亜銀行横浜支店の支店長夫妻であった。

 酒井「すっかりお得意様になって頂きましてねえ……恭子さんには感謝してますよ」
 恭子「あたしなんて……」

 謙遜する恭子さんであったが、酒井の言葉の裏にある恐ろしい意味が込められていることに気付く筈もなかった。

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 同じ頃、珍しくジョーズのおアキとヨシ坊がめかしこんでいた。
 ヨシ坊「なんか薄気味悪いなぁ」
 おアキ「何が薄気味悪いの? 顔?」
 ヨシ坊「だって、急にホテル行って食事して一泊しようなんて……」
 おアキ「何言ってんのよ、夫婦でたまには贅沢するのも良いのよ。今日はヨシ坊と夫婦の最後の会話をしようと思って……」
 ヨシ坊「最後のってなんですか?」
 おアキ「バカッ、最初のだよ、最初のに決まってるじゃないか。私たちさあ、今までマジに話し合った一度もなかったでしょ?」

 慌てて失言を誤魔化すおアキであったが、そんなにわざとらしく失言する奴ぁいねえよ。

 二人は景子に店を任せ、ホテルへ出掛ける。
 そのホテルは奇しくも、恭子さんが行こうとしているシティホテルだったのだが、ストーリー上は特に関係ない。単に同じところで撮影したかっただけだろう。

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 さて、「笙の会」で、実に、実に久しぶりに舞楽の稽古をしている笙子。

 なにしろ第21話だと言うのに今まで数えるほどしか稽古をしていないので、進歩はほとんど見られない。

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 そこへ、思い詰めた様子の(って、いつも思い詰めてるけど)男谷弁護士が顔を出す。
 笙子に仮退院のお祝いを述べてから、哲也と二人きりで話す。

 で、十年一日の如く、男谷の話は恭子さんに関することであった。こいつはこいつで進歩がない。

 男谷「恭子さんが大変なんだ、相談に乗ってくれ」

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 席を外そうとした笙子であったが、部屋の外で男谷の言葉を耳にして、思わず立ち止まってしまう。

 そう、笙子は、モナリザ以上に面倒臭い恭子さんと言う存在をすっかり忘れていたのである。

 男谷は、恭子さんが酒井と言う男の元で働いていることを説明する。

 男谷「酒井という男は極めて危険な人物なんだ。中学時代から札付きの不良だった男で、万引き、窃盗、放火、婦女暴行、殺人以外はすべてやってのけた犯罪少年で、8年も少年刑務所にいた男なんだ」
 哲也「なんだってぇ?」(MMR風)
 男谷「酒井は恭子さんを利用しようとしてるに違いないんだ」

 酒井の前歴は、ありあまる暇を利用して男谷が調べ上げたものだろう。

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 男谷「話そうにも恭子さんは俺に会ってくれないんだ。悔しいけど、俺ではダメだ。恭子さんを救えるのはお前だけなんだ!」

 男谷の切言に、哲也は「やれやれだぜ」と言うような顔になる。今の哲也にとっては、恭子さんは既に過去の人なのだ。

 数秒でどうやって男谷を丸め込もうかと考えた哲也、おもむろに口を開く。

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 哲也「ある人を救おうとすればその人と一生を共にする決意がなければ救うことは出来ない。恭子さんを救うことの出来るのは僕じゃない、男谷、お前だ!」

 もっともらしいことを言って、恭子さんを男谷に押し付けようという気マンマンの哲也であった。

 男谷「哲也……」
 哲也「男谷、勇気を持て!」
 男谷「勇気はある、だがな、恭子さんが愛してるのはお前なんだ!」

 哲也、部屋の外でこちらを見ている笙子に気付き、「男谷、僕が一生を共にする女性は笙子さんなんだ」と明言する。男谷は悄然と哲也の前から去って行く。

 さて、おアキとヨシ坊がホテルのレストランでご飯を食べている頃、同じホテルに恭子さんが現れ、村田夫妻の部屋をノックする。

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 ソファにぐったりと座っていた夫妻、恭子さんの持っている包みを見ると、いきなりその包装紙を破って、宝石箱を取り出すが、宝石には目もくれず、その下に隠された白い粉の包みを掴む。

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 で、さすがにそんな奴ぁいないだろうと思うのだが、二人は恭子さんの目の前で白い粉を溶かして注射器に吸わせ、自分で自分の腕にブスリと突き刺すのであった。

 そう、彼らは酒井によって覚醒剤中毒にさせられていて、恭子さんは知らずにその運び屋をやらされていたのだ。

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 しかもおぞましいことに、(慰謝料は別にして)縁が切れたと思っていたあの腐れ外道の黒岩夫婦が隣の部屋からこちらを覗いているではないか!

 恭子さんは慌てて逃げ出そうとするが、二人に捕まって部屋に連れ戻される。
 その同じ階の部屋に、おアキとヨシ坊が連れ立って入って行くのだが、無論、近くの部屋でそんなことが行われているとは全く気付かない。

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 恭子「いやっ、放して!」

 鬼夫婦に左右から押さえ付けられている恭子さん。

 今日こそ、岡田奈々さんのパン チラが見れるのではないかと期待した管理人であったが、岡田さんのガードは完璧であった。

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 やがて、村田夫妻と入れ替わるようにして、酒井が部下を引き連れてやってくる。
 酒井「見てしまったようだね、恭子さん」
 恭子「酒井さん、あなたは私に知り合いを紹介させて何を売っていたんですか?」
 酒井「覚醒剤ですよ」
 恭子「あなたって人は……」
 酒井「恭子さん、あなたにはまだ知られたくなかったが、知られたものは仕方ない。これはねえ、私がのし上がる為の手段なんですよ」

 さすがに覚醒剤と来ては、不幸大好きな恭子さんもこのまま彼らに付き合う訳に行かない。

 かずみ(黒岩夫人)が、何とかの一つ覚えの「あたいの子供を殺した癖に」と言うマジックワードを繰り出すが、恭子さんは「知らないわよ、そんな昔のこと!」(註・言ってません)と振り切り、その足で警察へ行こうとする。

 無論、彼らがむざむざ恭子さんを行かせる筈もなかった。
 しかも、おぞましいことに、酒井が覚醒剤の注射器を手に、恭子さんに迫ろうとするではないか。

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 恭子「やめてください、いやっ」

 三度の飯より不幸が好きな恭子さんとて、覚醒剤を打たれてはたまったものではない。
 必死で身をよじって抵抗する。

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 今度こそ、岡田さんのパン チラが見れるかなぁと思ったが、こんな場合でも岡田さんの防御は完璧ィィィィィなのだった。
 岡田奈々曰く「たとえ殺されてもお股は開きませんことよ」

 酒井「私は少年刑務所に8年もいた男なんですよ、そんな私がのし上がる為には手段なんか選んじゃいられませんよ」

 黒岩が袖をめくり、恭子さんの白い腕が剥き出しになる。
 酒井はその腕に注射器の針を……

 恭子「いやぁああああっ!」

 恐ろしいことに、恭子さんは本当に覚醒剤を打たれ、後述するようにあっという間に中毒者になってしまうのだった。

 ……

 舞楽と関係ナッシング!(オンエアを見ていた原笙子さんの魂の叫び)

 その3へ続く。


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コメント

Re[1]:「不良少女とよばれて」第21話 その2(05/17)  

Biromi様
>こうやって張り付けていただいた写真を見ると、みんな若くて素敵だな~と思います。今の自分より全然若いのね・・・とため息をつきたくなる昼下がりです。

自分も昔のドラマばかり見てるので、たまにそれに気付いてウツになります。

>哲也さんの
>僕が一生を共にする女性は笙子さんなんだ
>にジーン。涙です・・・ でも運命はこれでもかというように、二人に困難を与えますね・・・ぐすん。

自分は最初見た時は、必ずハッピーエンドになるんだろうと思っていたので、あのラストはショックでした。今でも納得行かないんですが。

Re:「不良少女とよばれて」第21話 その2  

>「ある人を救おうとすればその人と一生を共にする決意がなければ救うことは出来ない。恭子さんを救うことの出来るのは僕じゃない、男谷、お前だ!」
>「男谷、僕が一生を共にする女性は笙子さんなんだ」

哲也ってヒドいですよね。婚約までした女性をここまで無碍にしていいんでしょうか?
モナリザが非行に走った時も構ってあげず、それが悲劇をどんどん拡げていったし・・・

Re[1]:「不良少女とよばれて」第21話 その2(05/17)  

影の王子様

完全に男谷に押し付けてますよね。

Re:「不良少女とよばれて」第21話 その2(05/17)  

恭子さんはついに覚醒剤を打たれたワケですか?何処までも不幸の影が付きまといますね😥

不良少女とよばれて第21話その2より

恭子さんはかわいそうだと思う。転落の人生になってしまったのも、哲也に責任がある。酒井は朝男より悪いと思う。

Re: 不良少女とよばれて第21話その2より

> 恭子さんはかわいそうだと思う。転落の人生になってしまったのも、哲也に責任がある。

ま、誰がどう考えても哲也のせいですよね。

ボッタクリバーの夫婦に続いて、酒井が本格的に出てきて、見ていてうんざりするような回でした❗
乳児死亡は事故だと警察が立証して見舞金100万を葉山が人を介して払ったのに、恭子がボッタクリバー夫婦の元に行き、全て自分から不幸を招いています。するとなぜか新聞沙汰になっているし(笑)
ただ、老人ホームで入所者を事故で死なせて、100万で逆に「人が死んだのに100万てなめとんのか!」みたいに家族の怒りを買い、保険から2000万払って和解した例を実際に見たことがあるので、100万はマズかったかも。

ホテルの村田夫婦の紙包みの破りかたと覚醒剤の射ち方、あれは地獄の餓鬼みたいで完全にイカれていました(笑)
そしてボッタクリ夫婦がクローゼット?の中から出てきたシーン、あれは貞子みたいで気味が悪かったなあ。あのオバハン自体が気味が悪い。

朝男の車が新型クラウンに変わりました❗当時は3ナンバーの税金がめちゃくちゃ高かったから5ナンバーの安いやつだけど(笑)

Re: タイトルなし

> ボッタクリバーの夫婦に続いて、酒井が本格的に出てきて、見ていてうんざりするような回でした❗

ほとん、嫌な奴ですよね~。

まあ、悪役はあれくらい振り切れてないと面白くないですが。

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