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「仮面ライダー」 第16話「悪魔のレスラー ピラザウルス」 前編

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 第16話「悪魔のレスラー ピラザウルス」(1971年7月17日)

 団地の中を走っている一台の路線バス。

 と、何故か、停まる筈の停留所を素通りしてしまい、降りようとしていた乗客たちが運転手にブーイングの嵐を浴びせる。

 だが、運転手は真っ直ぐ前を向いたまま、
 「ふっふっふっふっふっ……お前たちの行きつく先は地獄なのだぁ!」と物騒なことをつぶやく。

 うっかり停留所を通り過ぎてしまったので、照れ隠しにそんなことを言ってるのかと思ったが(思うなよ)、そうではなかった。

 運転手「ふふふふ、このバスはショッカーの動く実験室だ。そしてお前たちはモルモット、さあ、ショッカーの死の霧の恐ろしさを見るが良い!」

 運転手は人気のない道でバスを停めると、初めて立ち上がって振り返る。

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 「あっ、どもー」と言う感じに帽子を取ったのは、怪人ピラザウルスであった。

 そう、
 この怪人は大型二種の免許を持っているのである!!

 ……え? 驚くところが違う? そうか……

 ピラザウルスは額の穴から白いガスを噴出し、バスの中を阿鼻叫喚の地獄絵図と化す。
 乗客たちは悶え苦しんだ後、眠るように死んで、その体はあっという間に白骨となる。

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 続いて、ガスマスクを付けて最後尾に座っていた女性客が立ち上がる。
 マヤ「実験は成功よ!」

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 ピラ「…………」

 何とか言え!

 早まって全力で突っ込んでしまったが、ピラちゃんが無言なのにはちゃんとした理由があった。

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 マヤ「返事をおし!」

 マヤが近付いてピラザウルスの体を揺さぶると、

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 ピラザウルスはそのままどさっと座席に倒れて、それっきり動かなくなってしまった。

 そう、ピラちゃんは既に死んでいたのだ。「私はもう死んでいる」と言う逆ケンシロウ現象です。

 マヤ「死んでいる。体に埋め込んだ死の霧の発生装置に肉体が耐え切れなかったんだわ」

 ショッカーは、古代、南米奥地に棲息していたと言う猛毒のピラザウルスを発見し(どうやって?)、人間と合成させて新たな怪人ピラザウルスを作ろうと目論んでいた。

 だが、普通の人間の体ではピラザウルスの猛毒に耐えられず、すぐ自滅してしまうのだ。
 よって、最初に登場したのはプロトタイプの怪人だったと言うことになる。

 ショッカー科学陣は、改めてピラザウルスの詳細なデータを取り、それを自慢のコンピューターにかける。

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 ナレ「与えられたデーターによってコンピューターはひとりの人間を指定してくるのだ。それはピラザウルスの猛毒に耐えることの出来る人間なのである。本人の意思を全く無視した、非情なコンピューターの作業であった

 ナレーターは、コンピューターの冷たさを強調しているが、別にそれ、ショッカーの科学者が手作業で選別した場合でも、本人の意思を無視していると言う点では同じだよね。

 給食当番のような白衣とマスクを付けた科学者の一人が、コンピューターの弾き出した、草鹿昇と言うプロレスラーの名前を読み上げる。

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 首領「よろしい、マヤ、ハリケーン・ジョー、お前たちは誘導班を連れ、直ちに草鹿昇と言うプロレスラーを誘い出せ」

 今回は、幹部マヤに加え、ハリケーン・ジョーと言うリングネームみたいな名前の人間も登場する。ジョーは、怪人たちのトレーナー兼、幹部のボディガードなのだ。

 ショッカーの幹部と言えば、地獄大使や死神博士などの怪人キャラがすぐ思い浮かぶが、最初の頃は、このように普通の人間が幹部として作戦の指揮を取ることもしばしば見られたのだ。その都度、異なる幹部が出てくるというのは新鮮な感じがして、割と好きな設定なのだが……。

 おっと、書き忘れていたが、サディスティックで妖艶な女幹部マヤを演じるのは真理アンヌさん。

 折しも、武道館において草鹿昇の試合が行われようとしていた。

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 リングアナ「本日のメイエベメンツ! 61分3本勝負を行いまーす! 青コーナー、ミスター・陣羽織ーっ! 赤コーナー、オーシャンリーグチャンピオン、草鹿昇!」

 リングアナを演じるのは唯一無二の個性的俳優・大泉滉さん。

 しかし、61分なの? 60分じゃなく?(昔は、実際に61分と言う試合があったらしい)

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 当時のことなので、この試合もちゃんとテレビ中継されていた。

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 で、その試合を、立花レーシングクラブの事務所のテレビに齧り付くようにして見ているのが、五郎とその友人の清だった。

 偶然にも、清は草鹿選手の弟であった。……ま、偶然じゃないんだけど。

 やがて、リングが鳴って、試合開始。
 五郎たちの声を聞きつけ、マリたち三人がやってくる。

 五郎「あのレスラーはこいつの兄貴なんだ、応援してくれよ」
 ユリ「ふーん、カッコイイじゃん!」

 試合はまず草鹿がフォール勝ちし、1本先取する。

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 おやっさんも加わり、ますます応援に熱が入るが、リングサイドを映すテレビカメラの中に、見慣れた顔が映し出される。普段はフリーのカメラマンと言う設定の一文字隼人である。

 マリ「隼人さんじゃん」
 立花「姿見せないと思ったら、あんなところに」

 隼人は、マリたちが見ているのを知っているかのように、悪戯っぽくカメラに向かって微笑みかける。
 マリたちは堪らなくなって部屋を飛び出し、隼人に会いに試合会場へ向かう。

 試合はそのまま草鹿が2本目を取り、危なげなく勝利をつかむ。

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 ひろみ「強いのねー」
 立花「そりゃあ、チャンピオン草鹿は50戦48勝2分だ。それにウルトラパンチは天下無敵だしな」

 三人娘がいなくなった後、ひろみも現れて観戦している。

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 試合を終えた草鹿は、控え室へ引き揚げてくる。

 控え室のテーブルの上にマヤがちゃっかり座って待っていたのだが、草鹿は全く気付かないようで、ロッカーを開いてタオルで汗など拭いている。

 ……しかし、マヤの位置やドアの開く向きから言っても、草鹿がドアを開けた瞬間に彼女の姿に気付かない訳がないと思うんだけどね。

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 それはともかく、草鹿は振り向いて初めてマヤの存在に気付く。

 安心させるように首を傾げて微笑むマヤがめっちゃ可愛いのである!

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 マヤ「毎朝新聞です。草鹿さんのお写真を撮らせて下さい」
 草鹿「毎朝新聞? いーですとも! こうですか?」

 何の疑いも持たず、にこやかにポーズを取る草鹿。

 時々、「草鹿」の「草」と言う字が「馬」に見えるのは、頭のおかしい管理人の失礼な錯覚である。

 マヤは、写真を撮るふりをして、小型カメラの下から堂々と突き出るニードルガンで、麻酔薬を打つ。

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 すかさずジョーや黒服の男たちが現れて、草鹿を拉致しようとするが、草鹿は激しく抵抗し、ジョーを含めた全員を叩きのめしてしまう。

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 予期せぬ事態に、マヤが慌てて逃げようとするが、そこでやっと麻酔が効いてきて、草鹿は意識を失って倒れる。
 マヤ「アフリカ象でも10秒足らずで意識を失う猛毒にこの男は20秒も耐えた」

 え、麻酔薬じゃなかったの? いや、そんな危ない毒を大切な怪人の素材に打っちゃダメでしょ。

 後編に続く。


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コメント

Re[1]:「仮面ライダー」 第16話「悪魔のレスラー ピラザウルス」 前編(05/25)  

影の王子様
>真理アンヌさん、素敵です!
>個人的には「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の時よりも魅力的です。

悪役が似合いますよね。
是非、正式な大幹部に就任して欲しかったです。

Re:「仮面ライダー」 第16話「悪魔のレスラー ピラザウルス」 前編(05/25)  

確かに真理アンヌさんは、魅力的ですね〜😅こうなったら是非、ゾル大佐が就任するまでの間(あくまでも繋ぎ役ですが)大幹部になった方が良かったのではないでしょうか?

Re[1]:「仮面ライダー」 第16話「悪魔のレスラー ピラザウルス」 前編(05/25)  

ふて猫様
>確かに真理アンヌさんは、魅力的ですね〜😅こうなったら是非、ゾル大佐が就任するまでの間(あくまでも繋ぎ役ですが)大幹部になった方が良かったのではないでしょうか?

そうですね。2話だけの出演と言うのは惜しいです。

Re:「仮面ライダー」 第16話「悪魔のレスラー ピラザウルス」 前編(05/25)  

まだこの頃の隼人はフーリーのカメラマンのようですね😅本郷と違って安定した職業ではないようですね

Re[1]:「仮面ライダー」 第16話「悪魔のレスラー ピラザウルス」 前編(05/25)  

ふて猫様

ま、あくまで世を忍ぶ仮の姿なんでしょう。

Re:「仮面ライダー」 第16話「悪魔のレスラー ピラザウルス」 前編(05/25)  

>ナレ「与えられたデータによりコンピューターは、ひとりの人間を指定してくる。それはピラザウルスの猛毒にも耐えることが出来る人間なのである。本人の意思を全く無視した、非情なコンピューターの作業であった。」

このナレーションを「ゴーグルファイブ」に置き換えてみると・・・
「与えられたデータによりコンボイたちは、五人の人間を指定してくる。それはデスダーク怪人の攻撃にも耐えることが出来る人間たちなのである。本人たちの意思を全く無視した、非情なコンボイたちの作業であった。」
と中江真司さんの代わりに大平透さんが語っていたかもしれません(笑)!!
それに「ゴーグルファイブ」と言えば、草鹿選手役の役者さん、デスギラー将軍の高橋利道さんに似てますね!

Re[1]:「仮面ライダー」 第16話「悪魔のレスラー ピラザウルス」 前編(05/25)  

笑太郎様

なるほど、やってることは同じですよね。

実験違い

猛毒ではなく麻酔薬の筈ですかね😅折角の逸材なんだからもう少し大切にするべきだとのですがね😑

Re: 実験違い

いい加減ですよね。

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