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「仮面ライダーBLACK」セレクション 劇場版「鬼ヶ島へ急行せよ」

仮面ライダー THE MOVIE VOL.4

仮面ライダー THE MOVIE VOL.4
価格:4,228円(税込、送料込)


 「仮面ライダーBLACK 鬼ヶ島へ急行せよ」は、
 1988年3月12日公開(東映まんがまつり)の劇場用オリジナル作品。

 劇場版と言っても、内容的にはレギュラー放送と同じようなストーリーである。

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 OPタイトルバックも、テレビ版と同じ。ただし、EDがないので、そちらのクレジットも併記されている。

 まず、アバンタイトルでは何人かの子供たちがカメレオン怪人によって攫われる。

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 その中のひとり、優雅にバイオリンなどを奏でている美少女、今回チェックしてて気付いたのだが、テレビ版26話の演技が印象的な湯原弘美ちゃんだった。

 今回はせいぜい悲鳴を上げるくらいの脇役だが、ここで評価されたのか、26話ではメインゲストとして活躍の場を与えられている。

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 次の場面では、早くもライダーが、誘拐犯カメレオン怪人を追跡している。

 そこに、サブタイトルが表示される。

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 怪人「仮面ライダーBLACK!」

 サンタクロースのように大きな袋を担いでよたよた歩いていたカメレオン怪人、驚いて振り返る。

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 ライダー「お前だな、子供たちを攫ったのは」
 怪人「さよう、俺様だ」

 怪人、袋から透明な玉を取り出して、ライダーに示す。
 
 その中には、小さくされた子供たちが閉じ込められていた。

 ライダー「なんてことを」
 怪人「折角攫ってきた可愛い子供たちだ」

 怪人は、その玉をヒョイヒョイ口の中に放り込んで腹に収めてしまう。

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 子供を人質に取られているも同様で、ライダーは本気で戦うことが出来ず苦戦する。

 が、ライダーを捕らえたカメレオン怪人の舌を横合いから飛んで来た光の塊が焼き切ってしまう。

 例によって、三神官の作戦にことごとくケチをつけるのが趣味のビルゲニアだった。

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 ビル「仮面ライダーは俺が始末する。不服かっ」

 怪人、困ったような顔で退散する。

 しかし、だからってライダーを助けるようなことをする必要はないと思うんだけどね。

 ビル「今日こそ決着を付けてやる!」

 ビルゲニア、ライダーを倉庫の中に叩き込んで猛然と攻撃する。ライダーは、バトルホッパーを呼び寄せるが、ビルゲニアは物ともせずにバルトホッパーを薙ぎ払う。

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 バトルホッパーが駄目なら、ロードセクターだと、ライダーはセカンドマシンを呼んで、最高スピードでビルゲニアに突進する。

 ビルゲニアも、全身を金色の光で包んで対抗するが、なんとなく退却してしまう。

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 その後、創世王が怒り狂い、稲光を落とし、地面を揺らせ、三神官、怪人、ビルゲニアたちを折檻している。

 ダロム「創世王様、どうぞお心をお鎮め下さい……ハッ、創世王様は特にビルゲニアに対してお怒りだ。自分の功名心に駆られてカメレオン怪人の邪魔をした」

 さすがに今回は、ビルゲニアも言い訳出来ない。

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 ビル「お許し下さい、創世王様、仮面ライダーを倒したい一心で、つい! 出過ぎた真似をしてしまいました」
 ダロム「しばらく謹慎を命ずるとの仰せだ」
 ビル「ぬっくっ! 仰せの通りに致します」

 ビルゲニア、屈辱を噛み締めながら去って行く。

 しかし、ビルゲニアがこんなことをするのはこれが初めてではない。
 創世王、ちょっとしたことで怪人を処刑していた「仮面ライダーアマゾン」のゴルゴスやゼロ大帝と比べると、かなり甘い。

 まぁ、元々ビルゲニアは創世王が自ら三神官に命じて復活させた秘蔵っ子だからね。

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 邪魔者がいなくなったところで、三神官は本来の仕事に戻る。

 ダロム「これからお前たちを改造手術する」
 子供「やめてーっ、助けてーっ!」

 ベッドに縛られている子供のひとりが叫ぶが、これは湯原さんだろう。

 ダロム「太陽の光でゴルゴム神の目が光る。その時、お前たちは栄光ある怪人となるのだ」

 ナレ「これまで、仮面ライダーが戦ってきた怪人たちは今から5万年前に、古代人の頭脳と、動物の肉体を合体させて作られた物だ。そして20世紀末の今日、ゴルゴムは子供を使って新しい怪人作りを始めたのだ」

 いつもの怪人総進撃的なイメージシーンに乗せて、ナレーターがゴルゴム怪人の由来を初めて公開する。

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 一方、光太郎、店に顔を出すと、克美と杏子がテレビを見てしきりに泣いていた。

 先代円楽の「芝浜」を聞いていたわけではなく、怪人に攫われた子供の母親たちがテレビで「子供を返して!」と涙ながらに訴えているのを見てもらい泣きしていたのだ。

 光太郎(ゴルゴム、許さん!)

 特にあてもなくバイクで都内を走り回る光太郎だったが、コスモスサバイバルスクールと言う怪しげな大型バスが、ビラを撒いて走っているのにでくわす。既にバスには子供たちが一杯だった。

 光太郎(怪しい、もしやゴルゴム?)

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 光太郎のゴルゴムセンサーはいつもながら優秀で、そのツアーは、大量に子供たちを誘拐する為の、ゴルゴムのでっち上げたニセ企画だったのだ。

 ちなみに、子供たちが車内で食べているお菓子は、すべて「仮面ライダーBLACK」ポテチとかだった。

 光太郎は必死にバスを追いかけるが、海に出たところで見失ってしまう。

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 途方に暮れる光太郎の前に、釣り糸を垂れている男性の後ろ姿があった。

 もしかして……

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 そう、他でもない、原作者の石ノ森章太郎先生であった!

 光太郎「すいません、バスを見ませんでしたか。子供たちを乗せたバスです」
 釣り人「鬼ヶ島じゃ」

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 光太郎が目を上げると、沖合いに小さな島が見えた。

 光太郎「鬼ヶ島?」
 釣り人「悲鳴が聞こえる。風に乗ってなぁ、攫われた子供たちに違いない」
 光太郎「調べてみます」
 釣り人「待ちなさい!」

 すぐに島へ渡ろうとする光太郎を釣り人が鋭い声で呼び止める。

 釣り人「あの島は無人島じゃが、船で近付くのも容易ではない。潮が速いんでな」
 光太郎「子供たちが危険に晒されています。急がなければ」

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 と言う訳で、光太郎は釣り人の持ち船で、島の近くまで運んで貰うことになる。

 ある程度近付いたら、アクアラングを付けた光太郎が海に入るのだ。

 その頃、既にダロムは改造手術に取り掛かろうとしていた。

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 ダロム「いよいよ手術の時間が近付いた」
 少女「ハッ」

 怯えて涙を流している子供たち。

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 光太郎は島に上陸すると、アジトの奥深くへ潜入を図る。

 カメレオン怪人が5色展開しながらその光太郎に襲い掛かる。

 怪人は分身能力を持っているのだが、スーツが5つ出てくるのが、豪華と言えば豪華である。

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 ダロム、太陽の光を受けたゴルゴム神の目から放たれる赤い光の力を利用して、かつて光太郎と信彦にしたように、手術用の右手で子供たちを改造しようとする。

 そこへ、変身した光太郎が突っ込んできて、子供たちを救出……したのではあまりにひねりがないので、ライダーの足元が割れて穴に落ち、そのまま地下の手術台に拘束されてしまう。

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 バラオム「見事に罠に掛かったな、仮面ライダー」
 ライダー「わ、な?」
 ダロム「子供たちを攫ったのは貴様をおびき寄せる為……貴様は最強の怪人となるのだ。貴様の後に、このこわっぱどもが続く。賑やかになるぞぉ」

 そう、最初から彼らの本命は仮面ライダーBLACKだったのだ。

 しかし、いつものように「キングストーンを返せ!」と言わず、そのまま別の怪人に改造してしまおうと言うのは面白いアイディアだ。

 なすすべもなく拘束されているライダーに、監禁されている子供たちが「仮面ライダーBLACK!」「仮面ライダーBLACK!」と、その名を連呼する。

 ライダー(ここで負けるわけには行かない。子供たちはどうなる?)

 絶体絶命のピンチの中、ライダーが最後に叫んだ言葉は……、

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 「神よっ!」でした。

 最後は神頼みかよ……

 ここはもう少し燃える台詞をほとばしらせて欲しかった。

 だが、ちょうどその辺にいた神様がその叫びに答えたのか、

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 ライダーの変身ベルトが激しく回転し始める。

 ライダーは新たな力を得て、自力で拘束をひきちぎる。

 ライダー「仮面ライダーBLACK! 闇のゴルゴムに負けてたまるか、最後に勝つのは光、正義だ!」

 ライダーは子供たちを助け出した後、外へ出てカメレオン怪人と戦う。

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 5体に分離したカメレオン怪人が長い舌を伸ばし、ライダーを宙吊りにする。

 ここでは、「キングストーンフラッシュ!」と叫んで、窮地を脱する。

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 ライダーパンチの前に、拳を握り締めてパワーを溜めるライダーBLACK。

 やっぱりカッコイイよね。

 ライダーパンチで分身を蹴散らすと、本体にはライダーキックでトドメを刺し、事件解決となる。

 今回はCMとEDがない分、レギュラー放送よりちょっと長い。

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 で、残った時間で、光太郎が……いや、倉田てつをさんが、

 「胸のざわめき花吹雪ぃ~♪」
 「寄せうつ波に歌があるぅ~♪」
 「落葉に書こうラブレター、夢の温もり、雪の下~♪」
 「うつろう日々に憧れ抱いて唇噛んだ夜もある~♪」

 などと、「オレの青春」と言う持ち歌を朗々と歌い上げるPV的なシーンが付け加えられている。

 ちょっと恥ずかしい……

 良い曲だけどね。これも、石ノ森先生の作詞である。

 何の余韻もなく終わりです。


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コメント

「スカイライダー」や「スーパー1」の劇場版のように40分超ではなく
20分余りの尺なのが残念(その代わりに2作目がありますが)。

これはストーリーうんねんではなく、映像を楽しむ作品ですね。
上原脚本としてはおおいに不満が残る・・・

石ノ森先生のご主演は多いけどこれが一番いいかなぁ?
(「ズバット」の野球選手は無理がありすぎ)
2月に出たMOOK「仮面ライダー昭和」の「BLACK」の倉田さんのインタビューだと
「RX」での続投は石ノ森先生の懇願だったそうですが。

ラストの戦闘シーンでは、1体の怪人を舌で振り回し、4体を叩きのめすのが良いです。

しかし、1話の5体のクモ怪人といい、このカメレオン怪人といい
「バブル」時代はお金がかかっていて良いですね。

Re[1]:「仮面ライダーBLACK」セレクション 劇場版「鬼ヶ島へ急行せよ」(04/07)  

影の王子様
>「スカイライダー」や「スーパー1」の劇場版のように40分超ではなく
>20分余りの尺なのが残念(その代わりに2作目がありますが)。

レビューする者にとっては短い方が助かります。
関係ないけど、スーパー1の劇場版は敵キャラが豪華ですね。

>(「ズバット」の野球選手は無理がありすぎ)

確かに。最初はその画像も添付しようと思いました。

仮面ライダーBlack PART X イミテーション7  

島本和彦氏が1989年に「サンデー」増刊号で発表した読み切り漫画です。 
          ↓
https://www.youtube.com/watch?v=5hFLMlxIhr8

光太郎がかなりカッコ良いです。

島本氏は「ZO」も書かれてますが、これは森永奈緒美が演じた師範が麻生を特訓します。

Re:仮面ライダーBlack PART X イミテーション7(04/07)  

影の王子様
情報ありがとうございます。

思わず最後まで読んでしまいました。なかなか燃えますね。テレビでは残酷描写がNGなので、怪人の強さがいまいち伝わらないんですよね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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