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「不良少女とよばれて」第19話 その3

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 第19話「グッバイ・フレンド」(1984年8月21日)

 麻里と八千代の発案で、モナリザが隠匿していると思われる「朱雀」と言う笙を捜す笙子たち。

 ゆるめのシャツを着た発育の良い女の子があっちこっち走り回り、トキ子やミドリの隠れ巨乳ぶりが眩しいのである。

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 ただ、最も巨乳なのが、さと子だったと言う事実は、出来れば死ぬまで知りたくなかった……。

 しかし、そう簡単に見付かる筈もない。あっという間に夜が訪れ、モナリザの指定した深夜0時が刻々と近付いて来る。

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 タイマンには応じないと決めたらしい笙子、布団に入ったまま動こうとしない。

 まぁ、それが賢明な選択であるのだが……。

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 モナリザたちは、部下を引き連れバカ正直に第3農場で笙子を待っていた。

 夏場だから良いけど、これ、冬だったらあまりのバカバカしさに脱落者続出だったろう。

 エリカ「来なかったね、笙子の奴」
 モナリザ「必ず来るさ、あんたたちは先に部屋に戻ってな」

 考えたら、5号室(だっけ)の全員がこんなところまで抜け出しても、教師たちは全く気付かないと言うのもかなり間が抜けている。まぁ、昔、笙子たちは敷地から出て海辺まで遊びに行ったこともあるくらいだから、元々見回りはさほど厳重には行われていないのだろう。

 ……ただ、ついこの間、暴走族による襲撃があったばかりだから、もうちょっと警戒しても良いんじゃないかと言う気はする。

 笙子、モナリザが「朱雀」を叩き壊している映像が頭から離れず、結局布団から出る。

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 笙子の行動を予測していた麻里、タイマン場所へ向かう笙子の前に立つ。
 麻里「タイマンならあたいも付き合う。立会人としてね」
 笙子「麻里!」

 二人は3号農場へ行くが、誰の姿も見えない。
 麻里「いねえなぁ、だいぶ遅れたモンね」
 笙子「あれは……」

 このまま諦めて引き揚げていれば(笙が壊される程度で)何事もなかっただろうが、全員にとって不幸なことに、笙子が物置小屋に向かうモナリザの後ろ姿に気付いてしまう。

 二人はこっそり物置小屋に近付き、扉の穴から中を覗き込む。

 モナリザは、バケツの中で火を起こし、それで本当に「朱雀」を燃やそうとしていた。
 そんな場合でも、わざわざ母親の写真を取り出し、「母さん、哲也が命同様に大切にしているものを捧げます」と、語りかけるのだった。

 正直、モナリザのお母さん、そんなもん捧げられても迷惑なだっけやで。哲也とは会ったこともないんだし。

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 今まさに「朱雀」が炎の中に投じられそうになった時、二人が戸を開けて踏み込む。

 モナリザ「ひとりで来るかと思ったら、負け犬麻里がお供かい?」

 ……さっきまで、自分も大勢の部下と一緒だった癖にぃ。

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 ここで麻里が意外な行動に出る。いきなり笙子を小屋から突き出すと、戸を閉めて中から鍵を掛ける。
 麻里「笙子、悪いけどあたいが先に勝負をつけさせてもらうよ! 真琴、元東京流星会副会長山吹麻里、負け犬かどうか見せてやるよ!」

 最初からそのつもりだったのだろう、麻里は笙子に成り代わって因縁重なるモナリザとタイマンで決着を付けようとする。

 せまっくるしい小屋の中で、モナリザと麻里のもたもたしたバトルが行われる。

 戦いは互角だったが、モナリザが不用意に机の上に置いていたカリウムの瓶(バケツの火を起こすのに使ったのだろう)が、床に落ちてしまい、あっという間に部屋中に炎が燃え広がる。

 こうなれば喧嘩どころではない、二人はなんとか火を消そうとするが、手の施しようがない。

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 モナリザ、窓を壊して、そこから脱出しようとする。
 さすがに、敵だ味方だと言ってる場合ではなく、「逃げるんだっ!」と麻里に叫ぶ。

 モナリザは無事に外へ出られたが、その際、常に身に付けていた数珠を落とす。

 麻里もモナリザに続こうとするが、ふと、モナリザが戦いの前に放り出した「朱雀」が目に入る。
 麻里、炎と煙の中でもがきながら、なんとかその「朱雀」をつかむが、建材が落ちてきた麻里の上に覆い被さり、動けなくなってしまう。

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 やっと笙子が戸を壊して中に入り、なんとか麻里を引っ張り出して小屋の外へ連れ出す。

 非常ベルが鳴り響き、パジャマ姿の女の子たちが慌てふためいて廊下へ出てくる。

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 教師や生徒たちによる、懸命の消火活動が行われる。

 大人たちはともかく、生徒役の女の子たちはちょっと楽しかったんじゃないだろうか? キャンプファイヤーみたいで。

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 その様子を、離れた所から青褪めた顔で見ているモナリザ。

 こいつはどえらいことになってしまった……と、さすがのモナリザも激しいショックを受けていた。

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 何処かの病院で治療を受けている麻里。

 もう助からないらしいのだが、どう見てもあと60年は死にそうない血色ですね。

 麻里「朝男……朝男……」
 うわごとのように、愛した男の名を呼んでいる……が、少し前なら分かるけど、この段階では既に麻里、朝男のことは忘れちゃってるような気がするんだよね。だから、若干違和感を覚える。

 この場合は、「笙子……」とか、「哲也さんの笙は……」などと言う言葉の方が妥当だったかも知れない。

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 部屋の前で、沈痛な面持ちを並べている教官たち。やがて哲也も顔を出す。
 哲也「麻里君の容態は?」
 ダメケイ「朝まで持つかどうか分からないそうです……」
 江田「私、今まであの子に厳し過ぎて……」

 江田先生、ハンカチを目に押し当てて嗚咽を漏らす。

 笙子、厳しい表情で、麻里が命懸けで守った……と言うより、その為に命を落とすことになってしまった「朱雀」を哲也に渡す。

 そこへ二人の刑事らしい男がやってくる。
 園長「どうでした?」
 刑事「やはり無理ですな、留置場にいる西村朝男を呼び寄せると言うのは……」

 園長、せめて死ぬ前に朝男に会わせてやろうと、警察に頼んでいたらしい。

 さらに、麻里の母親も、再婚相手に気兼ねして、来ないらしい。
 うーん、さすがにこんな場合だったら万障繰り合わせて来るだろう?

 看護婦「曽我笙子さん、麻里さんが呼んでいます」
 笙子、厳粛な面持ちで麻里の枕元へ行く。

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 麻里「あ、あたい、死ぬのが怖い……怖くてたまんないよ……」

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 笙子「何言ってるの、もうすぐ、朝男も来てくれるって話だよ、しっかりして!」

 麻里は、笙子にしか聞こえないほどの微かな声で「笙が聞きたい」とつぶやく。

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 哲也、瀕死の少女の為に、心を込めて笙を吹く。

 しかし、ここでナレーターが「恭子にも聞いて欲しい曲であったが……」と付け足すのはどう考えても余計である。

 念願の笙を聴いて、麻里の頬に笑みが浮かぶ。
 やがて、夜が明けて、オレンジ色の朝焼けが病室にも差し込んでくる。

 こういうドラマにおける医者と言うのは、99パーセントが役立たずと決まっているのだが、
 医者「これはあるいは、持ち直すかもしれませんね」

 と、希望を持たせるようなことを口にする。

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 麻里「哲也さん、ありがとう、あたい、もっと笙を聞きたい……もっと聞きたいと思ったら……元気出て来ちゃった」
 笙子「良かったね、でも、まだ無理して話しちゃダメだよ」

 医者の言葉もあり、麻里が助かるかもしれないと儚い希望に縋る笙子。

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 麻里「あたい、良くなったら、今度こそ生き直すんだ。笙子みたいにシャキッとさぁ……本も一杯読んでさ……それ、それ……」

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 ガクッ

 「持ち直すかもしれません」から、約1分後、麻里はあっけなく息を引き取る。

 下手に希望を持たせるだけ、この医者、たちが悪い。
 大映ドラマ的には120点満点だけどね。

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 笙子「麻里? 麻里、麻里-っ!」

 麻里に縋り付いて、肉親を失ったかのように号泣する笙子。

 江田先生も瀬戸先生も堪え切れず涙を流す。

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 さすがに男性陣は涙は見せなかったが……。

 その4へ続く。


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コメント

Re[1]:「不良少女とよばれて」第19話 その3(04/17)  

Biromi様
>そうでしたそうでした。麻里はこうやって命を落としたんですよね。泣いたのを覚えています。希望を持たせて一分後に死亡。私が遺族なら、嘘つきー!と訴えるところです。

この死に方は「スクールウォーズ」のイソップの時と
ほぼ同じですね。

>麻里のご家族が登場しなかったのは予算の関係ですかね・・・

母親は1シーンしか出てなかったから、今更引っ張り出しても……と言う感じはしますね。

Re:「不良少女とよばれて」第19話 その3  

笙子と友達になった麻里が死ぬ展開はかなりキツいですね。
かなり「いきなり」ですし。大映ドラマらしいですけど。 

Re[1]:「不良少女とよばれて」第19話 その3(04/17)  

影の王子様

比企さんのスケジュールの都合による降板らしいですけどね。

"モナリザ、窓を壊して、そこから脱出しようとする。
 さすがに、敵だ味方だと言ってる場合ではなく、「逃げるんだっ!」と麻里に叫ぶ。"

ここ、かなり意外な言葉でした!麻里を蹴飛ばして自分だけさっさと逃げると思っていましたが。"どえらいことをしてしまった"と木陰で悩むシーンからも、やはり悪になりきれていない。

火消しのシーン、明らかに女の子たちは楽しんでいましたね(笑)画面笑っていたし❗ 

麻里の葬式での、ラーメン🍜食べたりや名古屋章とふざけたりするフラッシュバックシーンはよかったですね❗明らかに素でやっていました(笑)
しかし、危篤状態でも来ない夏みかんが好きなあの母親は…。ずぶ濡れの麻里に最後に食わせたのも冷飯となんか小鉢をふたつ。

また死亡

麻理は笙子の身代わりになって死んだようなものですね😖管理人様の仰る通り医者も変な希望を持たせてしまったようですね

Re: タイトルなし

> ここ、かなり意外な言葉でした!麻里を蹴飛ばして自分だけさっさと逃げると思っていましたが。"どえらいことをしてしまった"と木陰で悩むシーンからも、やはり悪になりきれていない。

結局、不良ごっこしてるだけというのがバレてしまいましたね。

> 麻里の葬式での、ラーメン🍜食べたりや名古屋章とふざけたりするフラッシュバックシーンはよかったですね❗明らかに素でやっていました(笑)

二人は「秘密のデカちゃん」では仲の良い親子を演じてますからね。

Re: また死亡

大映ドラマは人が良く死にますからね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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