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「仮面ライダーBLACK」セレクション 第26話「超能力少女を救え」後編

仮面ライダー昭和(vol.10) [ 講談社 ]
価格:650円(税込、送料無料)



 第26話「超能力少女を救え」(1988年4月10日)
 の続きです。

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 翌日、男の子たちを引き連れて街へ繰り出す麻美の姿があった。
 男の子「ほんとに好きなことして良いのかよ?」
 麻美「平気平気」
 男の子「俺、やっぱり大人こぇーよ」
 麻美「大丈夫よ!」

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 麻美、自分の強さを誇示しようと、赤信号なのに車道へ出て、走ってきたトラックを両手で止める。

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 さらに、物凄い顔になって(その瞬間の画像は貼らないでおく)そのままトラックを持ち上げる。

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 非現実的なシーンだが、湯原さんの演技が真に迫っているので、妙な説得力を画面に与えている。

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 続いてアイスクリーム屋に行き、ドMで有名だった(註・嘘でい)店長の頭をカウンターに押し付けて、ヒーヒー言わせる。

 麻美「アイスクリーム全部食べていいでしょ」
 店長「ああっ、食べていいから、もっと激しく!

 ……

 正解は「放してくれ」でした。

 麻美に扇動された子供たち、カウンターを乗り越えて置いてあったアイスをかっぱらうのであった。

 すぐ警官が飛んできて、麻美を押さえようとするが、麻美は口を大きく開けて緑色のビームを放ち、警官を外へ追い払う。

 ここでも、湯原さん、画像を貼るのが憚られるような物凄い顔で演技されておられる。子役の、いや女優の鑑である。

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 なお、予告編では麻美が警官を蹴ったり投げ飛ばしたりするシーンもあるが、いくらフィクションでも子供が官憲に暴力を振るうのはまずいと判断したのか、本編では使われていない。

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 ついでに、予告編で、子分たちを引き連れて街を闊歩する麻美のショット。

 しかし、取り巻きの子供たちは恐れをなしてその場から逃げ出す。
 麻美(怪人の声)「貴様ら、裏切るのかっ」

 資材置き場へ逃げ込んだ男の子たちを執拗に追いかけ、手当たり次第にモノを投げつける麻美。

 光太郎がやってきて、麻美の体に抱きついてやめさせようとする。

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 麻美、そんな光太郎を、

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 豪快に投げ飛ばす。

 ただし、この光太郎はスタント(岡元さん?)である。

 光太郎に投げられた麻美、ドラム缶に背中を打って、苦しそうに喘ぐ。その体から、緑色の光が飛び出て、

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 男の姿に変わり、ついでバッファロー怪人になる。

 光太郎は子供たちを逃がした後、ライダーに変身して戦う。

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 が、怪人は少し戦った後、また麻美の体の中へ入り込む。

 麻美は、怪人になったり麻美本来のキャラになったり目まぐるしく変化してライダーを翻弄する。

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 麻美(怪人の声)「俺を倒せば、麻美も道連れだっ」

 どっちにしろ、本気で戦って麻美の体を傷付けることは出来ず手も足も出ないライダー。
 やがて、麻美は自分から姿を消してしまう。

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 ダロム「男は女より強く、大人は子供より強いと信じている人間ども、たった一人の少女の為にその常識が崩れ去ろうとしている」
 バラオム「いくら相手が少女でもこれ以上暴れては大人もほうって置くまい」
 ダロム「恐らく始末するだろうな」
 ビシュム「大人たちはいたいけな少女を始末したことで非難を浴び、何も信じられなくなる」
 ダロム「そこで我々が初めて姿を現わし、ゴルゴムの力を見せ付け、人間どもを支配するのだ」

 自分たちの計画に酔い痴れ、三者三様の笑い声を立てる三神官。

 今回は作戦の意図が不明瞭だったが、彼らのやりとりで明確になる。
 ……しかし、随分漠然とした作戦だな。

 そもそも、「ミュータント少女を殺す」→「誰も信じられなくなる」と言う仮定がおかしいのでは?
 全ての子供がミュータントになるんだったら別だけどね。

 光太郎の方は、より現実的に「麻美を使って東京を混乱に陥れること」が狙いだと考え、麻美の行方を探し回っていた。

 ほどなく、ある工場を麻美が占拠していると知り、その中へ入り込む。

 麻美は工場の奥で、座り込んで泣いていた。
 光太郎は、怪人が麻美から離れているのだと思い、麻美を連れて早くその場を逃げようとする。

 薄暗い、入り組んだ工場の中で、不気味な怪人の声が何処からともなく聞こえてくるシチュエーションはなかなかホラーである。

 光太郎、物陰に身を隠していたが、ふと振り向くと、一緒にいた筈の麻美が居ない。次の瞬間、麻美が天井から降ってきて光太郎に襲い掛かる。そう、怪人は最初から麻美の中にいたのだ。

 麻美(怪人の声)「コンビナートを破壊し、ついでに貴様もここで始末してやる!」
 光太郎「ダメだ、このままでは……」

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 麻美、スチールパイプをひきちぎって、それを棍棒代わりにして光太郎を攻撃する。
 光太郎「今の麻美ちゃんを救えるのは麻美ちゃん自身の力しかない! 自分の力で怪人を追い出すんだ!」
 麻美(怪人の声)「バカめーっ」

 この画像の麻美、白目を剥き出して光太郎をねめつけてるのがめちゃくちゃ怖い。

 光太郎「勇気だ、麻美ちゃん、パパが言ってた強さとは勇気のことなんだ! 腕力のことじゃない。強くても挫けない、心の強さなんだっ」

 攻撃を甘んじて受けながら、必死で麻美の心に訴える光太郎。

 感動に水を差すようですが……、なんで光太郎は麻美の父親の言葉を知っているのだろう?

 この工場内のアクションシーン、ちょっとした爆発もあったりするのだが、全部湯原さん本人が演じておられる。重ね重ね、ご立派である。

 二人は外へ出る。

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 麻美「やめてーっ、お兄ちゃんを助けてーっ」
 光太郎「麻美ちゃん、そうだ、怪人を追い出すんだっ」

 光太郎の声が届いたのか、戦いの最中、麻美が自分を取り戻す。

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 しかし、怪人の支配力も強く、次の瞬間には、
 麻美(怪人の声)「黙れーっ!」

 この二重人格の演技もまた素晴らしい。

 その後も、麻美の中で麻美とバッファロー怪人の戦いが続き、

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 最後は、偶然麻美の体に電流が流れたショックで、遂に怪人が麻美の体から離れる。

 キャプでは分かりにくいが、ここでは悶え苦しむ麻美の姿を逆再生で表現している。

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 光太郎「麻美ちゃーん!」

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 高圧電流を浴びて全身に火傷を負った麻美が、叫びながら倒れ込む。

 光太郎が駆け寄り、麻美の体を抱きかかえる。

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 光太郎「麻美ちゃん、麻美ちゃん!」
 麻美「あ……」
 光太郎「生きてる!」

 麻美の無事を確認した光太郎、怒りの眼差しを卑劣なバッファロー怪人に向ける。

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 光太郎「ゴルゴム、許さん!」

 このタイミングで、「変身!ライダーブラック」のイントロが流れ出すのだが、これがトリハダもののカッコよさなのよ、奥さん!

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 拳を握り締め、気合を溜める光太郎。

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 光太郎「へん……」

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 光太郎「しん!」

 仮面ライダーBLACKに変身する光太郎。

 「あーあーあーあーあーあーあーあーあー」(女性コーラス)

 ただし、ライダーがポーズを決めて名乗ったところで、BGMはOP主題歌に変わる。

 あとはバッファロー怪人を倒すだけ、なのだが、怪人は憑依能力のみならず、パワーと突進力に優れた強敵で、かなりの苦戦を強いられる。正直、「最強の怪人」と言う触れ込みで出てきたマンモス怪人よりよっぽど強いと思う。

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 ライダーが、怪人に投げ飛ばされ、支柱(?)の上に立ち、そのまま向こうへ落ちて行くと言う、一見不可能なアクション。

 これは、支柱の上から手前側に落ちるシーンと、向こう側へ落ちるシーンとをつないでいるのだ。
 2回も落ちて、ご苦労様です。

 それなりに梃子摺るが、最後はライダーが勝利を収める。

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 工場から、光太郎が麻美をお姫様抱っこしながら、いかにもヒーローっぽく出てくる。

 麻美の両親も、心配して駆け付けていた。

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 父親「ごめんよ、麻美、パパが無理なこと言ったばっかりに……」
 麻美「パパーっ!」

 しっかりと抱き合う親子三人の姿に、満足そうに頷く光太郎。これこそ、ヒーローにとって最大の喜びであり、報酬なのだ。

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 ラスト、光太郎ににっこり微笑んで見せる麻美。

 とにかく、今回は湯原弘美さんの名演と魅力に尽きる。

 お陰で、やたら湯原さんの画像を貼ってしまった。


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コメント

仮面ライダーにも強力な武器を入手する為にはRPGファイナルファンタジー3にて禁断の地エウレカで円月輪を守護してバリアチェンジが得意でも風水師の地形には関係無いアモンと同じく守護する強いモンスターと戦うかと思います。

RPGファイナルファンタジー3にて禁断の地エウレカで円月輪の守護モンスターのアモン
https://www.youtube.com/watch?v=8NOECnR0OwY" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=8NOECnR0OwY

ファイナルファンタジー3等のRPGは改造コードを駆使すれば無駄な手間を省いて強力な武器を守護しているモンスターも赤子の手を捻る物で、ソウルキャリバー5と比較したら全然楽勝です。

ソウルキャリバー5はセーブエディターによる改造コードでも看板代わりの称号はクイックバトルしか入手不可能で、そのクイックバトルも240人相手に強制3本取らないと1勝出来ないから命懸けの殺し合いで、御剣タイプで右向き時にB*2+左Bが有効な対処法と言うのはウェブ上で突き留めましたが、ソウルキャリバー1~4迄活躍していたパン屋の娘の剣士でソフィーティア・アレクサンドルの子供でA2のピュラ・アレクサンドルと戦った時に奴は横にばかり逃げてこれだけじゃ詰めが甘いのに気付いたから僕は御剣タイプに更に左A*2を加えた左A*2+B*2+左Bで対処したら命辛々勝てました。

ソウルキャリバー5にて追加コマンドに気付く切欠となったクイックバトルA2のピュラ・アレクサンドル
https://www.youtube.com/watch?v=Zcl364XcgNY" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=Zcl364XcgNY

ソウルキャリバー5は改造コードでも称号は入手不可能なので自分の力でクイックバトル240人に挑み強制3本セットで無敗で1勝する厳しい条件を付けて超反応を持ちえげつない猛攻を躊躇無く仕掛けて時間切れによる勝利を狙おうと甘く考えたら本当に殺害するAランクの殺戮機械48人を含む240人を1日目で220人、2日目で残りの20人を最後の「許さん!!」が嫌らしいA2のセルバンテス迄潰して全部称号を入手した時は真の強さが分かってバンダイナムコが勇気をくれた事に感謝しました。

Re[1]:「仮面ライダーBLACK」セレクション 第26話「超能力少女を救え」後編(04/24)  

クッカリス様
コメントありがとうございます。

Re:「仮面ライダーBLACK」セレクション 第26話「超能力少女を救え」後編(04/24)  

ドラゴンクエスト3+4にて途中で入手出来る守備力255と言う「般若の面」+「邪神の面」は装備すると呪われて教会かシャナクの魔法以外の解除は不可能で混乱するので般若の面なら呪文は不可能でも1人だけで戦闘するなら敵から受けるダメージも大幅に軽減出来ますが、邪神の面だと1人でも自分に攻撃仕掛けて危険なので役に立ちません。

ファイナルファンタジー5+6にも「棘の冠」+「呪いの指輪」と言う守備力が最強の代償としてスリップダメージ+死の宣告状態となるから危険でサッサと売り飛ばして、ラグナロク+ライトブリンガーは3+4+7なら守護神モンスターを撃破すれば入手出来て問題はありませんが、6の場合は攻撃した時に必ずクリティカルヒットを出す代償として自分のMPが減少してしまうから肝心な時に魔法が使えなくなると困るので世界崩壊後のナルシェの武器屋にて魔石ラグナロクのまま貰った方が魔法アルテマも覚えられて賢明です。

この様にRPGの途中で入手出来る攻撃力防御力が超異常に高い武器防具には必ず裏が有ります。

これは現実でも必ず大儲けが出来ると言う巧い話と同じで、信じると逆に極大の借金を背負わされる事になりますし、フェアリーテイルでは例え改造コードでフルパワーに出来ても絶対に1億円は稼げない様にカンストされてしまいます。

Re:「仮面ライダーBLACK」セレクション 第26話「超能力少女を救え」後編(04/24)  

(前のお話の記事からの続きです。)
バッファロー怪人から得た超能力を凶器に、男の子たちを家来の様に従え益々の傍若無人の限りを尽くす麻美ちゃん(出来れば服装もエスパークィーン=あかねの様な怖かっこいい物になってくれれば言う事なしでしたが、さすがに無理でしょうか?)ですが、これも元はと言えばお父ちゃんの麻実ちゃんへの過度な期待が原因で、そのお父ちゃんとバッファロー怪人を兼ねた存在が不思議サイサイのお話に於ける汐路さんとも思えるのです!そしてバッファロー怪人も卯木さんではなく、汐路さん(サイサイ)よろしく麻実ちゃんのお父ちゃんに変装し厳しい言葉で麻美ちゃんを追い詰めると同時に、人知れず超能力で麻美ちゃんを遠隔操作していたと言う展開も面白かったと思います!
麻美ちゃんのおっかさんが
「あなた最近どうしたの?あんなに優しかったのに、急に麻美に辛くあたるようになって・・・。まるで人が変わったみたいよ!」
と言われお父ちゃん(バッファロー怪人が変装したニセ物。本物のお父ちゃんはゴルゴムに捕まり監禁されています!!)が
「うるさいっ、私の教育に口を挟むな!今までが甘過ぎたんだっ!!」
と恫喝する場面を想像してしまいます!(長い文章になりスイマセン・・・。)

Re[1]:「仮面ライダーBLACK」セレクション 第26話「超能力少女を救え」後編(04/24)  

笑太郎様

長文コメントありがとうございます。

確かにエスパークィーンの話に通じるものがありますね。

湯原弘美さんの演技力に脱帽

タイトルに書いてある通りですが、この回の主役とも言える「マミちゃん」を演じられた湯原弘美さんの演技力に脱帽しました。彼女の存在は今回初めて知ったのですが、正直言って今をときめく俳優・女優の方々にも引けを取らない程高い演技力をもっているのでは…と感じるほど、彼女の演技に感動しました。
特に危機迫った場面での演技と、マミちゃんと身体を乗っ取った怪人の演じ分けは見事としか言いようがありません。
湯原さんはwikiによるとオーレンジャーでのゲスト出演したのを最後に、その後の情報が途絶えている様です。
将来性を含めれば尚更、彼女はもっと長い間、第一線で輝けていた筈です。「評論家の様な口ぶりで何様だ」という感じですみませんが、フェードアウト状態なのがあまりにも勿体無い逸材だと感じました。

見事な作戦

怪人が子供(麻美)に乗り移って超能力で騒ぎを大きくする作戦は💮ものでしたね😅バッファーロー怪人もその名に違わず強敵でしたね

Re: 湯原弘美さんの演技力に脱帽

ご丁寧なコメントありがとうございます。

> 将来性を含めれば尚更、彼女はもっと長い間、第一線で輝けていた筈です。

全く同感です。勿体無いですよね。

Re: 見事な作戦

見事な演技と言うべきでしょうね。

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