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「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」


 第43話「恐怖の円盤生物シリーズ!挑戦!吸血円盤の恐怖」(1975年1月31日)

 第42話は(ゲストのお子様がムカつく以外)特に書くことがないので、スルーするが、

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 円盤生物のアブソーバと、防衛軍との戦いがなかなかスペクタクルであった。

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 「レオ」では珍しく、オリジナルの戦車が登場したりする(そして全滅する)。

 さて、43話である。

 例によってブラック指令がブラックスターから新たな円盤生物を呼び寄せる。その名もデモス。

 だが、過去の円盤生物と違い、デモスはミニサイズの姿のまま暗躍を開始する。

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 風の強い夜、今ではほぼ絶滅してしまった正統派の酔っ払いおやじが、踏み切りを渡ってから交通標語の看板にぶつかって、「こりゃまた失礼いたしやした」と、これまたベタな反応を示していた。

 実に奥ゆかしい。

 だが、残念なことに、この絶滅危惧種の個体がデモスの最初の犠牲者に選ばれてしまう。
 フレンチクルーラーのような形をしたデモスに襲われ、血を吸われて殺されてしまうのだ。

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 その際、ポトッと落とすのが、細い紐(手が切れそう)で四方から括られた折り詰め!

 酔っ払いオヤジには欠かせないオプションであり、これを所持していない酔っ払いオヤジは酔っ払いオヤジではない。

 デモスは、続いて帰宅中のOLを狙う。

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 そのままの姿だったらまだしも、足の長い蜘蛛のような形に変化するからタチが悪い。

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 そもそも、OLと言うものは、蜘蛛が大嫌いである。
 しかも猫より大きな蜘蛛がぴょんぴょんこちらに向かってくるのだから、恐怖のあまり声も出ないのも頷ける。

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 そして、デモスの迫り方が、妙にセクハラ臭いと言うか……、エロティックなんだよね。

 ミニスカの中をまさぐるように、地面に投げ出された剥き出しの太腿の上を這って行く……。

 OL「あっあっああああーっ」
 最後は、ちょっと面白い顔になって、OLは絶命する。

 女優さんの名誉の為に、画像は貼らないでおく。

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 さて、同じ頃、平和な美山家。
 果物をテーブルに運んできたいずみに、母・咲子が冷ややかな目を向ける。
 咲子「ダメよ、いずみ」
 いずみ「え」
 咲子「今朝」
 いずみ「ああ、ごめんーっ」
 咲子「あなたっていつもごめんね、いいわよお母さん片付けといたから」
 いずみ「だって朝時間がなかったんですものー」

 どうやら、食事の後片付けをする決まりになっていたいずみが、それをしないで出掛けてしまったらしい。
 咲子は、なかなか厳しい母親なのだ。

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 その後、咲子は病院で嬉しいことがあったと、一通の手紙を取り出してゲンに読ませる。
 咲子の担当していたある子供が、到底助からないと思われていた病気を克服し、退院した。手紙は、その子供が咲子に宛てて残して行った礼状だった。

 いずみ「いいなぁ、お母さんの仕事って」
 あゆみ「あたしも看護婦さんになろうかしら~」

 単純なあゆみ、すぐその気になるが、すかさずトオルが「無理だよ!」と断言する。
 あゆみ「あら、どうしてー、ね、どーしてよー」
 トオル「どうしてって……、あ、パトカーだっ」
 あゆみ「誤魔化さないで~」

 あくまで平和な食卓であった。

 が……、そのパトカーのサイレンこそ、デモスの跳梁跋扈を告げていたのだった。

 一夜のうちに、さっきの二人を含めて8人もの人間がデモスに殺されてしまう。

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 深夜、所轄署の刑事二人が、美山家を訪ねる。

 役名はないが、江幡高志さんと陶隆さんと言う、なかなか渋いコンビであった。
 陶「このバツ印が、死体があった場所、半径2キロの完全な円を描いてるんです。しかもこの円の中心がこの辺りなんです」
 咲子「なんですって」
 陶「とにかく気を付けてください」

 てっきり、ゲンが殺人犯として疑われる展開になるのかと思ったが、特にそう言うことはなかった。
 初期のハードボイルドタッチの頃なら、ありそうな展開である。

 ゲン、自分の部屋に戻ると、(挑戦だ、これは俺に対する挑戦だ)と確信するのだった。

 デモス(の一つ)は、所轄署の刑事部屋の壁に穴を開けて入り込むと、屑篭の中に隠れる。
 ……何がしたいのか良く分からないのだが、灯台下暗しで、そこが一番安全だと考えたのだろうか?

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 ゲン、前半でちょくちょく出てきたトンネルのような通路をひとりで歩いている。
 その前に、死神のような風貌をした見知らぬ男が立ちはだかる。

 男「レオ」
 ゲン「誰だ?」
 男「降伏しろ、レオ」
 ゲン「なにぃっ」
 男「降伏しなければ、デモスはお前の周囲の人たちを殺し続けるぞ」

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 ゲン「誰だ貴様はーっ」
 男「レオ、今夜はもっとたくさんの人が死ぬぞ。お前が戦う意志を捨てて、ブラックスターの処刑台に立たない限り……デモスはお前のいる街の全員を殺す為に、ブラックスターから送り込まれたのだ。我々はお前の強さを知っている……お前が戦う意志を捨てれば、街の人たちの命は助かるのだ」

 つまり、早くも正攻法ではレオに勝てないと見て、ゲンに心理的ゆさぶりを掛けて来たのだろう。
 しかし、地球征服を狙っているブラックスターに甘んじて処刑されるような道をゲンが選ぶ筈もない。

 ゲンは逃げ去る男を追いかけてデモスの居場所を吐かせようとするが、男は「あれ、僕、なにやってるのかな」と、夢から醒めたようにつぶやいて、さっさと行ってしまう。男はただの人間で、デモスのテレパシーによって遠隔操作され、ゲンに降伏勧告に来たメッセンジャーに過ぎなかったようだ。

 ゲン(ダメだ、俺がこの街にいれば……)

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 トオル、学校から帰ると、机の上に手紙が置いてあった。

 ゲンの声「トオル、ワケがあって俺はよそへ行く。お世話になった美山の皆さんによろしく礼を言ってくれ。挨拶も出来なかった。トオル、よく勉強するんだぞ。体を鍛えて逞しくなるんだ。さようなら」

 それは、あまりに唐突な別離の手紙であった。

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 その時、既にゲンは、ひたすら西(?)に向かって車を走らせていた。

 つまり、自分が街からいなくなれば、デモスによる無差別殺人もやむだろうと言う考えである。

 MAC時代だったら、
 ダン「お前が逃げて物事が解決するかぁーっ!」

 と、こっぴどく叱られているところである。

 デモスは「降伏したら……」と言っているのだから、ゲンが逃げたところで殺戮が終わる筈がない。

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 さて、当然、トオルはゲンの姿を求めて街中を泣きながら駆け回る。

 ここは、トオルひとりを走らせて街頭ロケを敢行している。

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 何の甲斐もなく部屋に戻ってきたトオル、涙を流しながら置き手紙を握り締める。

 あゆみが来て声をかけても、何の反応も示さない。
 あゆみ、トオルの握っている手紙を開いて、事情を知る。

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 その後、完全に捜査に行き詰まっていた刑事たち、ふと、壁に巨大な穴が開いているのに気付く。

 気付くの遅っ!

 さらに江幡刑事がゴミ箱の中のデモスを見付ける。

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 デモスはゴミ箱から飛び出て、刑事たちに襲い掛かり、あわれ、江幡刑事がその犠牲になってしまう。

 悪役として時代劇で何回となく斬り殺された江幡さんであるが、こんな死に方はなかなか珍しいだろう。

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 で、色々あって、デモスは別の場所に潜んでいたフレンチクルーラー型のデモスを呼び寄せて、巨大な円盤生物に変身する。

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 一方のゲン、他の車のカーラジオでデモスが捕獲されたことを知り、急いで戻ってくる。

 怪獣の出現に逃げ惑う人たち。
 ひとり反対方向へ走るゲン、走りながら「レオーっ!」と叫んで変身する。

 後は特に書くこともない。

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 デモスがビルの上に乗って、壁面にアニメのように亀裂が走る特撮がちょっと印象に残る。

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 殺人鬼としては優秀だったが、レオの相手としてはパッとしないデモス、特に何の見せ場もなくサクッと倒される。

 それにしても、円盤生物はでかいよね。

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 戦いの後、スローモーションで感動的に駆け寄ってしっかりと抱き合うゲンとトオル。

 トオル「バカ、オオトリさんのバカ、オオトリさん……僕たち本当の兄弟だって……」
 ゲン「ごめんよ、これにはワケがあったんだ」
 トオル「ワケなんか、ワケなんかーっ」

 嗚咽しながらゲンを責めるトオル。
 ゲンは、実の弟のようにトオルを強く抱き締めてやるのだった。


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コメント

レオにも江幡さん出演されていたのですね。覚えていませんでしたが...

必殺シリーズでも多数ご出演で、必殺仕置屋稼業で怪力破戒僧印玄の、屋根から転落殺し技で「とめてたすけて」が受けてそれ以降定番の断末魔のセリフになったという(笑) 必殺シリーズトータル300回記念の必殺商売人のときは、出演回数の多い悪役5名のゲスト出演の中にも江幡さん出演されて、菅貫太郎さんとテンション高い掛け合いをされていました。

江幡さんは今年88歳で現役、お元気なんですね。

Re[1]:「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」(03/27)  

LopLop様
>必殺シリーズでも多数ご出演で、必殺仕置屋稼業で怪力破戒僧印玄の、屋根から転落殺し技で「とめてたすけて」が受けてそれ以降定番の断末魔のセリフになったという(笑)

あれには毎回笑わせて貰いましたが、江幡さんがオリジナル(?)だったんですか。

「星雲仮面マシンマン」の18話「のっぺらぼう!」では、ひとりぼっちになった戦闘アンドロイドを可愛らしく演じられていて、とても好きなエピソードです。

Re:「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」(03/27)  

この「円盤生物」はスーツアクターの削減(ラスト2回を除く)
という意図もあったのでしょうか?
僕は好きです。

Re[1]:「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」(03/27)  

影の王子様
>この「円盤生物」はスーツアクターの削減(ラスト2回を除く)
>という意図もあったのでしょうか?
>僕は好きです。

円盤生物と言うコンセプトで統一されていて、少なくともそれまでのデザインよりは優れてますね。

ラスト2話どころじゃないよ  

 次の45話のブラックガロンから(ブラックテリナとサタンモアを除く)計6体は衣装(私は、縫いぐるみとか着ぐるみという表現をなるべく避けている)ですよ。クレジットされていないが、恐らく河合 徹が演じているでしょう。

訂正事項  

 45話ではなく44話からでした。飲酒入力は誤植の元ですね…。

Re:ラスト2話どころじゃないよ(03/27)  

うんにゅるりん様
> 次の45話のブラックガロンから(ブラックテリナとサタンモアを除く)計6体は衣装(私は、縫いぐるみとか着ぐるみという表現をなるべく避けている)ですよ。クレジットされていないが、恐らく河合 徹が演じているでしょう。

そう言えばそうでしたね。
やっぱり、操演オンリーでは撮り難かったんでしょうか。

Re:「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」(03/27)  

この頃はスカートはミニでなく膝丈で今に近い。
なので今風のエロチックなシーンにそそられます。

Re[1]:「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」(03/27)  

オレさん様
コメントありがとうございます。

>この頃はスカートはミニでなく膝丈で今に近い。
>なので今風のエロチックなシーンにそそられます。

そう言えば「仮面ライダー」などと比べると長くなってますねえ。

Re:「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」(03/27)  

かえって巨大化しないでそのままの姿でゲンを翻弄した方が良かったのではないのでしょうか?
最後は案外呆気ないですね😅

Re[1]:「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」(03/27)  

ふて猫様
>かえって巨大化しないでそのままの姿でゲンを翻弄した方が良かったのではないのでしょうか?

そうですね。でかくなるとバレちゃいますからね。

Re:「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」(03/27)  

管理人様のお住まいは大雨警報が出ていてその上避難勧告ですか?どうも大変ですね😅
ところでレオの42話はレビューされていないようですが面白くないのでしょうか?

Re[1]:「ウルトラマンレオ」 第43話「挑戦!吸血円盤の恐怖」(03/27)  

ふて猫様

お陰様で特に被害はありませんでした。

>ところでレオの42話はレビューされていないようですが面白くないのでしょうか?

はい、そうです。

特撮の被害者女性って可愛い

Re: 特撮の被害者女性って可愛い

情報ありがとうございます。

フェチの世界が奥深いですね。

女の血が好き

デモスが女性を襲うシーンが
YouTubeで発見
https://youtu.be/13RGs20tp-Y

Re: 女の血が好き

わざわざお教え頂き、ありがとうございます。マニアックですねえ。

Re: タイトルなし

わざわざありがとうございます。

ウルトラマンレオ43話の被害者

また動画が消されたので再投稿
殺害シーン
https://youtu.be/cGEVgQ4dxRg
遺体発見シーン
https://youtu.be/3K3oLLMx7es
次回予告(42話)
https://youtu.be/Ik82oamiYS4

女性が襲われたロケ地
世田谷区, 東京都
https://maps.app.goo.gl/mWi5ZJQUFtNFeWVz6

Re: ウルトラマンレオ43話の被害者

わざわざリンクありがとうございます。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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