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「ショカツの女8」


 先週放送された土曜ワイド劇場「ショカツの女8」を見る。

 新宿西署・強行犯担当の刑事たちの奮闘を描くシリーズである。

 今回は彼ら自身で容疑者を取り調べた殺人事件について、そろそろ公判も始まろうかと言う頃になって、事件に疑問を感じた片平なぎさが「あたしたちが知りたいのは真実なんですぅどきどきハートなどと訳の分からないことを言い出したからサア大変! 上層部の命令も無視して勝手に再捜査を始めちゃうと言う話である。……いつもと同じだな。

 「ショカツの女」は、片平なぎさ主演の刑事ドラマだが、その相棒(部下だけど)をナンチャンが演じているのが(管理人の脳内で)話題になった。

 いつ噛むのかハラハラしちゃうたどたどしい台詞回しと、微妙にすべってるコミカルな役回りなど、どうしてもナンチャンの存在が作品全体の足を引っ張ってる筈なんだが、実際は、意外性のないキャストによる何のフックもない2時間サスペンスの中では、何故か印象に残っちゃうんだよね。

 まあ、片平なぎさ以下、ナンチャン、佐藤仁美、山崎裕太、岡本信人と言う、不動のメンバーによるアットホームなやりとりが魅力のもとなんだろう。シナリオや演出については、2時間サスペンスなんて基本的にはどれもこれも似たようなもんだから、結局キャラクターの醸し出す雰囲気が視聴者に気に入られるかどうか、シリーズとしての成否はそこに懸かっている。

 しかし、片平なぎさ、もう50の坂を越えているのに、上司に逆らって辞表を叩きつけた上で再捜査しちゃうのは、さすがに生意気にもほどがあるだろう。むしろ上司として、暴走する若い部下をたしなめる側のお年頃じゃないかと愚考する次第である。

 常にファッション雑誌から抜け出てきたようなオシャレな、そんな刑事いねえよ的なナンチャンにしてから、50近いと言うのに熱血刑事を堂々と演じておられるのが凄い。まあ、ナンチャンは見た目が若いからあまり気にならないけど。

 若手の佐藤、山崎にしてももう30を越えてしまった。……もっとも、シリーズが始まった時点ではどちらも20代だったんだけどね。

 で、今回は、クライマックス、容疑者とよた真帆の裁判に、なぎさちゃんが乗り込んで裁判官の前で真犯人を指摘すると言う、ドラマならではの展開となった。

 最後の愁嘆場は長過ぎる(ドラマ自体も2時間オーバーは長過ぎ)けど、シリーズの中ではなかなか面白かった。しかし、他にも松本明子とか、冨士眞奈美とか、熟女ばっかりだなぁ。まあ、ヒロインの片平なぎさに気を使って、あんまり若くてピチピチした女優は出さないようにしているのかも……。

 とにかく、継続して見ている数少ない2時間サスペンスなので、今後も是非続けて欲しいものです。


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