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男・強さ・優しさ・力・勇気・輝き「宇宙刑事シャリバン」第45話


 第45話「オーディションの罠 ちびっ子大スター」(1984年1月13日)

 蒸気の立ち込める温泉、いや火山地帯にひとり立つレイダー。

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 「まともに立ち向かってはマドー全体を敵に回すようになる。ワシはマドーに君臨したい。その為にはまず、ドクター・ポルターめを……」

 彼はマドーの幹部でありながら、マドーのっとりを画策しているのだった。

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 その魔手は、まず、精神的に動揺しやすいドクター・ポルターに伸びる。

 自室で眠っているポルター、レイダーの幻術のしわざか、そんな鎧を付けたまま寝てしまったせいか、ビーストがシャリバンに次々と斬り殺されると言う悪夢にうなされる。

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 ハッとして起き上がると、今度はすぐ目の前に仇敵シャリバンがレーザーブレードを構えて仁王立ちしているではないか。

 びっくりして思わずあとずさるポルター。
 無論、それはただの幻覚に過ぎなかった。

 ホッとしてベッドに座りなおすポルターだったが、彼女の悲鳴を聞いて駆けつけたミスアクマ1と2を見ると、「ぃやめろーっ!」と再び絶叫して部屋を飛び出してしまう。恐らく、ミスアクマの顔がシャリバンにでも見えたのだろう。

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 半狂乱で玉座の間に現れたポルターに、魔王サイコが即座にショックビームを放って正気づかせる。

 勘の良いポルターは、レイダーの仕業だとあっさり見抜いて糾弾するが、レイダーは無言でしらばくれる。魔王サイコにも止められ、屈辱を噛み締めながら自室へ下がる。

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 ポルター「恥ずかしい、私としたことが……」

 「誰でも夢を見るものでございます」「お気になさらないで」
 ミスアクマ1と2、表面上は口々にポルターを慰めるが、

 一歩外へ出ると、

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 ミスアクマ1「大失態だ、今日のポルター様は」
 ミスアクマ2「ガイラーと同じことを演じるなんて」
 ミスアクマ1「ふっ、長くはないぞ、ポルター様の地位も」
 ミスアクマ2「巡って来たのよ、私たちにもチャンスが……」
 などと、嬉しそうに陰口を叩いているのがザッツ大人の世界!

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 が、その直後、目の前に激怒したポルターが現れて、ムチでしばかれ、土下座して謝罪すると言う情けないことになる二人。

 ただ、終盤のミスアクマたちの献身ぶりを考えると、彼らの態度にはちょっと違和感を覚える。ここは、二人がそんな風に囁き合っていると言う幻聴(byレイダー)にしておいた方が良かったかも。

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 ビーストの断末魔の叫びに悩まされ、不眠症になってしまったポルター。いちいち玉座の間に来て騒いでは、不眠症のおすそ分けをしていた。

 ポルター「寝付けん、魔怪獣の悲鳴が耳元で……」
 レイダー「霊が彷徨っている。シャリバンに斬られた魔怪獣……」
 ポルター「それが私に取り付いているというのか」
 レイダー「それ以外、考えられない」

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 ポルター「どうすれば良い? レイダー」
 レイダー「迂闊なことは言うまい。あらぬ疑いはゴメンだ」
 ポルター「恨み霊を払う方法を……頼む!」
 サイコ「教えてやれ、レイダー」
 ポルター「先程は言いがかりをつけて悪かった……」
 レイダー「……倒された魔怪獣の為に供養塔を立てればよい。ただし生贄が必要だ。恨み霊の数だけな。特に子供が良い」

 ライバルであるレイダーに頭を下げて教えを乞う屈辱を味わうポルター。レイダー、もったいぶった態度で、口からでまかせを並べる。
 部下思いのサイコは、即座に新たなビーストを作り出してポルターに与えてやる。

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 その名もユウカイビースト。……まんまにもほどがあるだろう。

 また、レイダーは最後に「儀式は最後までポルター本人がやらねばならない」と助言する。これも、レイダーの深謀遠慮のたくらみなのだ。

 さて、ポルターは「ちびっ子スターオーディション」と言うニセ企画をでっちあげる。チンドン屋風の男に化けたユウカイビーストが手当たり次第に子供たちに声をかけ、バスで儀式の場所へ連れて行き、監禁するのである。

 最後には、どこかの施設を借り切って、大々的にオーディションを開くポルターたち。
 この辺は、ロケーションと言い、設定と言い、「シャイダー」11話(だっけ?)とそっくりである。

 しかし、漠然と「ちびっ子スター」とだけ宣伝しても、あまり集まりそうもないけどね。具体的な映画やドラマのオーディションなら分かるけど。

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 男「さ、子供だけ中に入って」
 子供「はーいっ!」

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 元気良く答えて会場へ向かう子供たちに続いて、小次郎さんが堂々と続いていくのが笑える。

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 無論、すぐ「おじさんはアウト!」と追い返されてしまう。

 小次郎「あたたたた、アウトですか?」

 ここまで来ると、童心を持つ男と言うより、ただの社会不適応者である。

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 会場では、人間に化けたポルターが審査委員長と言う格でにこやかに待っていた。

 ポルター「おお、可愛い子ばかり……」
 男「さあ君たち、名前と年を言って頂戴」

 男は一番前に座らせた男の子と女の子に自己紹介させる。

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 「酒井ヨシオです。10才です!」

 この味のある顔をした子役、「ゴーグルファイブ」12話で嘘つき呼ばわりされていた子供だね。

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 「松坂綾子です。9才です!」

 この女の子、なかなか可愛い。寺内よりえさん、と言うのかな?

 ただし、今回、子供たちはただの頭数に過ぎず、ほとんど出番はない。

 やがて、いつまで経っても子供たちが帰ってこないので、別室で待っていた母親たちがどやどやと会場へ踏み込む。しかし、子供たちも関係者の姿も忽然と消えていた。

 誘拐された子供の中には、鈴木家の明も含まれていた。電はリリィと共に、懸命に子供たちの行方を捜すが、なかなか発見できない。

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 何の手掛かりもなく、焦慮の色が濃くなる電。
 その時、「探し人は南西の方角じゃ」と言う声が、何処からともなく聞こえる。

 電「誰だ?」
 声「早く行かねば子供らは死ぬ」

 それは紛れもないレイダーの声だった。電はとにかく南西に向かって車を飛ばす。

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 ポルターたちは祭壇を作り、子供たちを生贄に捧げる儀式を着々と進めていた。

  「うにゃーっ!」と言うような顔をして、全力で祈るポルターがちょっと可愛いのである。

 ひとしきり唸った後、「ガス室のガスを噴射しろ」と部下に命じる。これは、近くの洞窟の奥に作られたガス室にいる子供たちを毒ガスで殺せと言う意味である。今では、NG必至のシーンだね。

 が、あともう少しのところでいつものように電に邪魔をされ、全部パー。

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 この時、ポルターが「抹殺ぅ!」と部下に命じるのが割と珍しいシーン。

 本来はガイラー将軍の決まり文句だし、ポルターは基本的に前線には出てこない人だからね。

 ポルター、こういう場合、逸早く姿を消すのだが、今回は何故かその場に踏みとどまる。
 そう、レイダーが囁いた「最後まで本人がやらねばダメ」と言う言葉が耳に残っていたのだ。

 その為、現場でうろうろしていたポルター、シャリバンのクライムバスターを肩に受けて負傷してしまう。
 レイダーは、シャリバンを使ってポルターを殺させようとしていたのだ。

 とにかく、リリィが子供たちを助けだし、シャリバンは戦闘ルーティンをこなしてビーストを倒す。

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 不様に逃げ戻ってきたポルターだったが、魔王サイコはポルターではなく、傍らの大幹部の椅子の下敷きになっていたガイラーにビームを放ち、彼を解放する。

 ナレ「魔王サイコはレイダーの陰謀に薄々気づいている。その為にガイラー将軍を解放し、警護を固めたのだ」

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 ポルター、ガイラー、レイダー、三人の幹部が距離を置いて睨み合う、すっかりギスギスした雰囲気が定着してしまったマドー。

 ナレ「レイダーのポルター失脚計画は失敗に終わった。だがレイダーは既に次の陰謀を企んでいる。大幹部の椅子を巡ってポルター、レイダー、ガイラーの権力争いは激しくなる一方である!」


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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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