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「ウルトラマンタロウ」 第6話「宝石は怪獣の餌だ!」


 第6話「宝石は怪獣の餌だ!」(1973年5月11日)

 いきなり「宝石は怪獣の餌だ!」と言われても「はぁ、そうですか……」と伏し目がちに答える以外に術がない気がする今日この頃、ご無沙汰の「タロウ」のお時間です。

 平和な白鳥家。

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 えっへんと咳払いしてから、「おめでとう、さおりさん」と小さな包みを差し出す光太郎。

 さおり「えっ、なんですか、これ」
 光太郎「いやだなぁ、自分の誕生日を忘れちゃったりして」
 さおり「私の~? やだぁ、光太郎さんったら、私の誕生日は明日よ」
 光太郎「だからさぁ、今日は誕生日の前の晩、つまりバースデーイブって訳さ」
 さおり「ありがとう、でも私の誕生日、良く覚えててくれたわね」

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 その場で包装を開くさおり。
 中には、見たこともない文字が綴られた古文書と、綺麗な宝石を嵌め込んだお守りが入っていた。

 光太郎によると、その文字はエジプト語で、エジプトを放浪中、現地のおばあさんから貰ったらしい。
 光太郎「つまり、このお守りを東洋の方に持って行って欲しいと……俺も言葉が分からないから、詳しいことはさっぱり」

 さおりはとても喜ぶが、

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 可愛い健一にせがまれて、小さい方のお守りを二つとも譲る。

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 健一は「親友にもあげたい」と言っていたが、それは2~3話で活躍した愛犬ポチのことだった。

 健一「なくすんじゃないぞ、交通安全のお守りだ」

 だが、お守りを付けられたポチは、健一が寝た後で、やたらと吠え立てて庭の中を駆け回っていた。
 さおりは、窓枠に巨大なナメクジが這ってるのを見て、「気持ち悪い」とホウキで叩き落とす。

 光太郎「ナメクジか、ポチの格好のオモチャだな」

 二人は気にもせず寝てしまうが、

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 ポチは哀れにも、巨大ナメクジのガスを浴びて、首輪だけ残して消滅してしまう。

 3話で、光太郎が苦労して助け出したというのに、あっけない最期であった。

 サブタイトルから分かるように、ナメクジはポチの付けていた宝石のお守りが欲しかったのだ。

 その後、ナメクジは溶解ガスで障害物を排除しながら、家の中にまで入り込んで健一の持っているお守りも食べてしまう。幸い、健一はガスを浴びずに済み、何も気付かずすやすやと眠りこけていた。

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 翌朝、太腿もあらわに、玄関の掃除をしているさおり。

 ……

 嗚呼、ワシもこんな家に下宿したい!(管理人の魂の叫び)

 と、朝っぱらから「宝石がなくなった」と健一が騒いでいる。

 光太郎、健一の部屋のナメクジの侵入した痕跡を見て家の周囲をみんなで調べてみる。

 庭に、ポチの首輪だけが落ちているのを見付け、深刻な顔になる光太郎。
 そこで、あの古文書をZATのコンピューターで解析させることにする。

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 次のZAT本部内のシーンで、森山いずみ隊員以外に、エキストラの女性オペレーターの姿が確認できる。

 なかなか華やかな職場である。

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 森山「この文字は古代エジプト語でした。内容は……この石は幸運を運ぶ石として古来珍重されていたがジレンマが現れてからは悪魔の石となった。ジレンマは満月の夜現れ、石を食べ大きくなる。また光を……ここのところは溶けてしまって分かりません……巨大化し街を焼く。そう言う伝説があったと書かれています」

 北島たちはその言い伝えの通りジレンマが現れたのだと考えるが、南原などは「伝説を本気で信じる奴があるか」と否定的だった。

 とにかく、荒垣以下、隊員たちは白鳥家へ行き、住宅周辺を詳しく調査する。

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 北島「あとは伝説の部分です。さおりさんのペンダントを借りましょう」
 荒垣「あのペンダントは一体何処から手に入れたのか……」
 光太郎「俺がエジプトから持ち帰ったものです」
 北島「お前がか? はぁー、厄介なものを持ち帰ったもんだなぁ。これはやっぱりジレンマのせいだぜ」
 光太郎「よしてくださいよ、北島さんはほんとにジレンマがいると思ってんですか?」

 既に数匹の怪獣と戦ってきたZAT隊員の言う台詞じゃねえな。

 彼らの会話に遠くから聞き耳を立てているさおり。このシーンが、後の伏線となっているのだ。

 とにかく北島はさおりからお守りを借りようとするが、何故かさおりはきっぱりと拒絶する。
 さおり「いやです。これはお守りです。どんなことがあっても離したくありません」

 光太郎もさおりの説得に努めるが、さおりは頑なに拒否を貫く。
 結局、荒垣の判断で、お守りは借りずに引き揚げることになるZAT。ただし、念の為、光太郎を警備に残しておく荒垣だった。

 ZATが帰ってから間もなく、庭のほうからさおりの悲鳴が聞こえる。
 光太郎が勇んで駆けつけると、昨夜見掛けた巨大ナメクジの前でさおりがおののいていた。

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 光太郎、踏ん付けても平気なナメクジにビームを浴びせると、逆にナメクジがあっという間に怪獣サイズまで巨大化してしまう。

 古文書の読めなかった箇所には「光を当てると大きくなるで気ぃ付けや」と言うようなことが記されていたのだろう。

 それにしても相変わらず素晴らしいミニチュアセットの精巧さである。

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 さおりの手を引いて逃げる光太郎。

 転んださおりが立ち上がろうとした際、白い物がスカートの中に僅かに見える気がするが、コマ送り職人にしか興味のないことなので深く追及はしない。

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 怪獣ジレンマは、明らかにさおりのぶらさげているお守り目掛けて突進してくる。

 二人はある建物の地下に逃げ込むが、ジレンマは溶解ガスで地上の建物をぼろぼろに溶かして、地下室に入り込もうと迫ってくる。

 光太郎「そのペンダントを捨てるんだ」
 さおり「これはあなたがくれたのよ」
 光太郎「分かってる、だから頼んでるんだよ」
 さおり「いやっ、これは私の誕生日の贈り物よ」
 光太郎「そんなこと言ったって! あいつはこれを狙ってるんだよ」
 さおり「そんなこと分かりっこないわ」

 いつになく聞き分けのないさおりに、温厚な光太郎も苛立ちを隠せない。

 やがて天井の壁を突き破ってジレンマの長い舌が伸びてきて、光太郎の体を巻き取って持ち上げようとする。
 ピンチであったが、そこへスカイホエールが飛んできてジレンマに攻撃を仕掛ける。

 その隙に、二人はなんとか地下室から出て行く。
 荒垣「ようし、ナパームで奴を焼き殺してやるぞ」

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 ホエールのハッチが開き、ナパーム弾がばらばらと落ちて、ジレンマの体の上で発火燃焼する。

 この一連の動きを、ハッチからの視点でノーカットで描いているのが素晴らしい職人芸。

 しかし、ジレンマはすぐに冷却ガスを噴射してたちまち炎を消してしまう。
 そしてまたしてもジレンマと光太郎・さおりの追いかけっこが始まる。

 正直、この追跡シーンの繰り返しはだれる。

 もっとも、

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 その過程で、今後こそ紛れもないパン チラが発生するのが収穫であった。

 ……もういい年なんだから、いい加減こんな画像貼って喜んでちゃいけないな、とは、1ミリも思ってません。

 さおりは、そんな目に遭いながらペンダントを捨てようとしない。
 逆に、「このペンダントがお守りであることを確かめて見るわ」と、自分からジレンマに近付こうとする始末。

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 光太郎「たとえこれがお守りでも、君が命を捨てるようなことをすればお守りにはならないんだよ」
 さおり「止めないで」
 光太郎「バカーッ!」

 さすがの光太郎も怒って、遂にさおりの頬を叩いてしまう。

 ここでやっとさおりが自分の本心を語る。
 さおり「これが伝説どおりエジプトの石だったら光太郎さんはZATからもみんなからもワルモノ扱いされてしまうわ」
 光太郎「なんだって、それじゃあ君は……?」
 さおり「私のほうからジレンマのほうに近づいたのなら私が死んでも生きてもあなたに迷惑が掛からないで済むと思ったの……」

 そう、さおりは今度の一件が光太郎の責任にならないよう、乙女の一途な思いで行動していたのだ。
 考えたら、石を持ち込んだのも、ビームを浴びせたのも光太郎だからね。

 光太郎「ありがとう、俺は自分でまいた種は自分で刈るんだ!」

 そういや、1話でも、こいつの植えた球根から怪獣が出てたな……。

 とにかく、後はタロウに変身してジレンマを倒すのみ。

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 戦いの最中、タロウが溶解ガスを浴びて苦しんでいるところに、ホエールが飛んできてアルカリ性のガスをタロウにふきかけ、強酸性の溶解ガスを中和させるシーンがある。

 この時、タロウの体が真っ青になるのだが、なんか平成ウルトラマンシリーズのひとり(見たことがないので良く分からないけど)みたいなカラーリングになる。

 最後はストリウム光線でジレンマを粉砕して事件解決。

 ラスト、ミニスカで松葉杖をついているさおりがセクシーなのだが、さすがにもう貼りません。


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コメント

普段は優しい光太郎ですが、スイッチが入ると別人のようになりますね😅

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第6話「宝石は怪獣の餌だ!」(02/17)  

ふて猫様
>普段は優しい光太郎ですが、スイッチが入ると別人のようになりますね😅

子供に対しても結構スパルタですしね。

Re:「ウルトラマンタロウ」 第6話「宝石は怪獣の餌だ!」(02/17)  

ウルトラマンタロウは今から27年前のSFCソフト「ザ・グレイトバトル1」にて先輩としてクリスタルパレスのボスで竜から蛇に変身するクリスタルドラゴンに捕縛されてました。

SFCソフト「ザ・グレイトバトル1」のプレイ
https://www.youtube.com/watch?v=yg9PZytO9Mw" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=yg9PZytO9Mw

このゲームは敵を熟知して無いとジャンル外の仲間で攻撃しても1発で雑魚も撃破出来ず余計な時間を喰う事になりますし、ラストボスのダークブレインが居る戦艦で奇数ステージの幹部の総復習となる最終面7以外の奇数ステージは必殺技ゲージを消費しながらもアシスタントになるNPCがバルタン星人+ナイトサザビー+地獄大使と3匹居て、偶数ステージでは先輩が幹部に捕縛されているので必殺技ゲージは中ボスや幹部戦で使うのが極大正解で、3面では赤い橋を渡るとナイトサザビーを仲間に出来ずシャアザクと無駄な交戦する事になりますよ。

このゲーム中でも仲間を交代した時に流れるガンダムの曲が1番格好良くて極大好きです。

SFCソフト「ザ・グレイトバトル1」にて1番格好良くて極大好きなガンダムのBGM
https://www.youtube.com/watch?v=ZFwpIFBU76I" target="_blank">https://www.youtube.com/watch?v=ZFwpIFBU76I

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第6話「宝石は怪獣の餌だ!」(02/17)  

クッカリス様

こんなゲームがあったんですね。

Re:「ウルトラマンタロウ」 第6話「宝石は怪獣の餌だ!」(02/17)  

確かに今回のさおりさんは珍しく意固地になっていましたね😅光太郎も(後になっての事ですがね😓)余計なことをしましたね

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第6話「宝石は怪獣の餌だ!」(02/17)  

ふて猫様
>確かに今回のさおりさんは珍しく意固地になっていましたね

そうでしたね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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