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「星雲仮面マシンマン」 第1話「教科書まっ白事件」前編



 管理人が現在首までずっぽりハマっている「星雲仮面マシンマン」、これは今年最大の収穫であったが、そもそも何故管理人がこの作品に関心を持ったのか、そのことから話さずばなるまい。それは今を遡ること400年、毛利に滅ぼされた尼子の落ち武者8人が黄金3千枚を持って……え、要らん? そうか……。

 ひっくるめて言うと、ヒロインが塚田きよみさんだったからだ。その塚田さんがスーパーヒロイン図鑑か何かで、この作品のことを最も印象に残っていると話していたことが興味を持ったきっかけかな。

 まあ、タイトルだけは昔から知っていたけど、再放送でもペイチャンネルでも全く見たことがなかったこともあり、どんな内容なのか一切データがないと言うのが、逆に興味をそそられたと言うのもある。

 で、今年になってDVDを揃え、鑑賞し、すっかり好きになってしまった。自分の中では、一番好きな特撮作品かもしれない。

 さて、第1話「教科書まっ白事件」である。タイトルからしておよそ特撮ヒーロー番組の、それも初回のサブタイトルは思えない。

 放送は1984年1月13日である。ほぼ30年前か。

 OPのタイトルバックは、最初の数話はそれ以降のものと若干違う。音楽は大野雄二で、主題歌も作曲している。歌うのはMOJOさん。

 「マントマシンがひとつになって胸に輝くMマーク」
 「赤い太陽、仮面に燃えて~心に星を持つ男」
 「あれは(あれは?)あれは(あれは?)あれは僕らのマシンマン」

 などと言う歌詞も素晴らしいのである。

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 冒頭、不気味な呼吸音を響かせながらビル街を徘徊、その怪力でビルを粉々に砕いてしまうのは悪の組織「テンタクル」の最高幹部「鉄人モンス」である。

 この行為には特に目的や理由はない。単にモンスが暴れたかっただけらしい。モンスはおとぼけキャラの多いこの作品では、数少ない「冗談の通じない」キャラである。

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 宇宙刑事シリーズだったら、当然、その事件の究明の為に銀河警察からヒーローが派遣されてくるところだが、本作では、それとは何の関連性もなく、宇宙からスペースコロニーが降下して、湖の底へ定着する。

 それには一人の若者と、ボールボーイと呼ばれる小型ロボットが乗っていた。

 若者の名前はニック、プレアデス星団のアイビー星から、卒業論文を書くためにやってきた大学生である。地球での名前を高瀬健と言うのだ。

 演じるのは佐久田脩(現・修)さんで、その明るく優しいキャラクターは「マシンマン」の作風にピッタリであった。

 またボールボーイの声は曽我町子さんが可愛く演じている。

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 「マシンマン」は基本的に余りお金のない番組なのだが、初回と言うことで、ビデオ合成がビシバシ使われている。これは湖の上を歩いているところ。

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 彼は高瀬健としては、常に眼鏡(ダテ)をかけ、ニックとの区別をつけている。

 健「思ったとおりだ。空気がうまい」
 ボールボーイ「ニック、地球での滞在日数は7日間だけだよ。さっさとレポートをまとめて次の調査地、金星に移動せねば」
 健「分かった。まず地球人に接触して理解を深めないとな」

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 颯爽とバイクを飛ばし、街へ向かう健。もっとも、佐久田さん、開始当初は免許がなかったのか、ほとんどのシーンはスタントが運転している。終盤になると自分で運転するシーンも多少あるけどね。

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 さて、ヒロインである葉山真紀(塚田聖見/きよみ)は、週刊ヒット社に勤めるカメラマン兼編集者である。冒頭のビル破壊について、車で取材へ向かっていたところ、脇道から飛び出してきた健とぶつかりそうになり、排水溝にタイヤがはまってしまう。

 運命的な出会いであるが、第一印象は最悪であった。

 真紀「やっ、ひっどーい、ちょっとあんた、どこに目ぇつけてんのよ?」
 健「えっ? どこって(自分の目を指差して)目はここに」
 真紀「あたしは青信号で直進なのよ。それはあなたが赤信号で飛び出して来たんじゃない!」
 健「すると、赤信号は止まれ? そうか……」
 真紀「ふざけてる場合じゃないでしょう!」

 真紀は通り掛かったトラックの運ちゃんに助けを求めに行くが、その隙に、健は右手一本で車を持ち上げ、道へ戻すと言う剛力を披露する。

 運ちゃんと戻ってきた真紀は「あなたがやったの?」と健に尋ねるが、健は手を左右に振って否定する。

 アイビー星人である健は、地球人とは比較にならない体力を持ち、聴覚、視覚も極めて優れている。しかし、その能力を地球人の前で見せることはほとんどない。

 真紀はとにかく取材取材と、車を発進させる。

 ボールボーイ「随分気の強い娘だな。でもとってもチャーミングだ」
 健「うん、地球人を研究するにはもってこいの標本だ

 「標本」と言うのは真紀さんに対して失礼だろう。

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 真紀は現場に到着するが、人垣ができていて近付けない。そこで、近くのビルの屋上へ上がり、

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 パシャパシャ写真を撮っていたが、ショートブーツの足を滑らせ、

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 あからさまなビデオ合成でビルから落ちてしまう。

 冷静に考えたら、真紀さん、本来この時死んでいた筈なんだよね。

 だが、彼女の後を追って近くまで来ていた健、素早く駆け出しながら「マシンマン」に変身し、空へ飛び上がって彼女を抱き止める。

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 安全な場所へ彼女を下ろし、マシンマンは風のように去って行く。

 一瞬気を失った真紀さん、ここは陰翳が濃くてとても綺麗に撮れている。

 もっとも、この時点では「マシンマン」と言う名前は存在しない。健が、ウォーリアスーツ(コンバットスーツとも)をまとっているだけである。

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 ここで一転して舞台は小学校。真紀の弟の勝(大原和彦)を中心に、5人の子供が本作のレギュラーである。ただし勝の友人のひとりは、1話か2話くらいで子役が交代している。

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 授業を始めようとするわかば先生(村野博子)だが、何故かみんなの教科書が真っ白になっていて、勉強が出来ない。

 わかば先生、一応セミ・レギュラーだが、学校のシーンがとても少ないので出番もほとんどなかった。なかなか綺麗なのにね。

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 さて、今度は悪の組織「テンタクル」のアジトが映される。
 組織のボスは、ドンと呼ばれる天才科学者「プロフェッサーK」である。演じるのは天本英世さん。

 たいてい彼は、キャンバスに向かって幻想的な絵を描いている。

 教科書を真っ白にした彼の部下、ドリル男の人間体(うえだ峻)がやってきて、作戦の成功を報告する。

 K「わしは子供が嫌いだ。子供は幼稚で礼儀知らず、気分屋で、心変わりと出来心で生きている。(中略)その手始めに子供たちから教育を奪う」

 と、横から、例のモンスが「私は反対だ」と異議を唱える。

 モンス「我がテンタクルの科学力をもってすれば世界の軍隊を相手にしても決してひけはとらない」
 K「私の敵は世界の軍隊ではない、子供たちだ」

 モンスは好戦的で、折に触れ、科学力によって世界を征服すべしと主張する。その度にKに却下されてしまうが、だからと言ってKに逆らったり、クーデターを起こしたりはしない。

 後編に続く。


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コメント

お早う御座います。いつもとても楽しく拝見しております(´∀`)。

V3の吸血カメレオン編以来の、コメントとさせて頂きます。
(V3と言えば、ヒロインの小野ひずるさんにファンレターを出した処
 直筆の返事を頂いた思い出がありますね)

さて、ルパン三世のPART2以降の曲も担当してます
大野雄二さん作のテーマソング!

今、正に放送中の「宇野常寛のオールナイトニッポン」(←ご存知でしょうか?)では、
毎回の様に 特撮の曲もよくかけるのですが(実際数10分前、ハカイダーのテーマ=レコードver.をかけてましたよ (笑))

先月、マシンマンのテーマをフルコーラスでかけていまして、
曲のみで聞いたのは初めてだったのですが、「あれ?こんなにいい曲だったんだ!」と感動しましたね。
躍動感といい、近頃の特ソンにないストレートな爽快感が有って私も本当に好きですね。

また特ソンと言えば、今40年以上ぶりに復活中のザタイガースと同じ
GS出身のブルーコメッツのメンバーの一員であった

「ガンダム 哀・戦士」等の作曲も手掛けた井上大輔さんと
 阿久悠さん作詞の、「マッハバロン」の曲をご存知でしょうか?
 この曲は少なくとも当時珍しいと思われる、ロック調の曲で昔から好きなのですよ。

本編の方も「新マン」に出てた団時朗さんが、防衛軍の隊長役で出ていますね。
(以上、知っていたら御免なさい・笑)


「宇野常寛のオールナイトニッポン」ですが、数分前に「宇宙刑事ギャバン・レーザーブレードのテーマ」
をかけていました(笑)。

Re[1]:「星雲仮面マシンマン」 第1話「教科書まっ白事件」前編(12/19)  

>たかたかさん

お久しぶりです。返事が遅れてごめんなさい。

>先月、マシンマンのテーマをフルコーラスでかけていまして、
>曲のみで聞いたのは初めてだったのですが、「あれ?こんなにいい曲だったんだ!」と感動しましたね。
>躍動感といい、近頃の特ソンにないストレートな爽快感が有って私も本当に好きですね。

自分は基本的にラジオは聞かない人間なので、全然知らなかったです。早速ネットでチェックしてみましたが、そんな渋い選曲の番組があるとは……。
「マシンマン」のテーマ曲、ブログでも書いているようにほんと良い曲ですよね。歌詞も素晴らしい。

>阿久悠さん作詞の、「マッハバロン」の曲をご存知でしょうか?
> この曲は少なくとも当時珍しいと思われる、ロック調の曲で昔から好きなのですよ。

はい、私も好きです。「マッハバロン」は今年になって初めて見ましたが、曲自体はその前から知ってました。最初に聴いたときは、てっきり最近の曲だと思ってしまいました。70年代の視聴者には衝撃だったでしょうね。「たのむ!たのむ!たのむ!たのむ!」
威風堂々とした「レッドバロン」の初期OPも好きだったりします。

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