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「ザ・ハングマン2」セレクション 第12話 前編

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 第12話「ギャラは人妻! 売れっ子評論家を吊せ」(1982年8月20日)

 久しぶりの「ハングマン2」のお時間です。

 評論家として、主婦層から幅広い支持を集める大和田文生(青木義朗)、今日も今日とてワイドショーに出演して熱っぽく「主婦としての最低のモラルだけはも守って貰いたいですね」と語り倒していた。

 だが……、

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 あるホテルの一室。

 夫と二人だけで結婚記念日を祝おうとしている人妻・由美。
 彼女の夫は、幸田精機と言う中堅精密機器メーカーの専務・五十嵐(西田健)と言う男だった。

 冒頭から、テレビでおっぱいが見放題と言うのが、昔のドラマの素晴らしさである。

 だが、彼女がシャワーを浴びている間に、夫以外の何者かが忍び足で部屋に入り込んでいた。

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 人の気配に、てっきり夫だとばかり思い込んだ由美がシャワー室から出るが、
 由美「どなた? どなたなの?」

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 彼女の前に立っていたのは、夫ではなく、ハードボイルド青木義朗だった。

 由美はすぐ逃げ出そうとするが、大和田の腹心・森口(木村元)たちがゆくてを遮り、「奥さん、このことはご主人も承知なんですよ」と、信じ難いことを口にする。

 森口「奥さんの体を提供するそうです。大和田先生の協力と引き換えにね」

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 ショックで茫然としている由美、大和田と脱衣室に二人きりにされ、大和田に暴力的に犯される。

 それにしてもさすがハードボイルド青木義朗、葉巻を加えたままナニに及ぶとは、タダモノではない。

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 会社の為に、妻を人身御供に差し出したクソ野郎・五十嵐は、森口から大和田の協力を得られると聞かされ、安堵の表情を浮かべていた。

 二人の前を、コトを済ませたばかりの大和田が、紳士面をして、ファンの主婦達にサイン攻めをされながら通り過ぎて行く。

 五十嵐は、心身ともボロボロになった妻のところへ行き、「そんなに深刻に考えることじゃないよ」と、無神経な慰めの言葉を掛けるが、由美は「あなたの顔なんか二度と見たくない」と激しい怒りをあらわにする。

 その上、ホテルを出た由美は、彼女を送ろうと言う大和田の部下から逃げ出そうとして車道に飛び出してしまい、車に轢かれて死んでしまう。

 数日後、ハングマンたちに招集がかかる。無論、この一件についての調査である。

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 スライドを映しながら、仕事の内容を説明するタミーとデジコン。
 タミー「大和田文生48歳、花形評論家として今最も脚光を浴びているマスコミの寵児……」
 デジコン「政治・経済・時事問題、テレビの人生相談からCMにまで顔を出している。問題はその裏の顔だ」
 オショウ「裏の顔って?」
 タミー「大和田文生は企業の秘密や弱味を握ってそれをネタに強請っているらしいわ」
 デジコン「マスコミに公表すると脅されて、かなりの数の企業が莫大な口止め料を出しているらしい」
 タミー「5日前の夜、大崎にある幸田精機と言う社長の娘で、専務夫人が、車にはねられて死んだわ」

 タミーは、同じホテルに大和田が姿を見せていたこと、大和田が口止め料だけでなく、社員の奥さんを生贄に差し出させていると言う噂を話す。

 オショウ「じゃあ、彼女もその提供された人妻のひとりだったのかな?」

 ただし、あくまでそれらは噂に過ぎないので、大和田の悪行の確証を掴むのがハングマンの最初の仕事となる。

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 大和田の主催する経済研究所。
 秘書「ええ、先生のスケジュールは来年の秋まで一日も……ええ、ですから講演のご依頼でしたらその後と言うことで……」

 電話の応対をしている秘書の前に、ふらっとマイトが顔を出す。

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 マイト「さすが売れっ子は違う、秋のスケジュールまでびっちりですかぁ……こういう者です」
 秘書「週刊毎朝・渡部コウイチ……で、ご用件は?」
 マイト「イッメージ狂っちゃったなぁ、あなたですよぉ、オールドミスのキャリアウーマンだっつうから、もっとブス! でさぁ、ババアかと思ったら、ぜーんぜん綺麗なんだもーん! 僕のタイプなんだ、もう!」

 仕事の話そっちのけで、心にもないお世辞をハイテンションでまくしたてるマイト。こういう軽薄なお調子者を演じさせたら、黒沢年男は天下一品だね。

 ちなみにこの秘書を演じているのは吉田未来さん、「新ハングマン4」の3話にもゲスト出演している。

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 そこへコンピューター室でデータを打ち込んでいた森口が戻ってくる。
 マイトはインタビューを申し込むが、当然、断られる。

 だが、マイトは、森口がコンピューター室のキーを秘書に渡し、秘書がそれを机の中にしまうのをしっかり目に焼き付けていた。

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 帰り際も、秘書の耳元で「無駄じゃありませんよ、あなたに会えるんだからまた来ます」と囁く。

 お世辞とは分かっていても、秘書もまんざらでもない顔になる。

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 一方、タミーは事故現場に献花していた由美の妹・友美に接触していた。

 タミー「お姉さん、とんだことでしたわね。やっぱり妹さんでしたのね、横顔がそっくりなんで」
 友美「姉をご存知なんですか」
 タミー「以前、お花の教室でご一緒したことが……お姉さん、なんで車の前に飛び出したりしたんでしょ」

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 友美「私も信じられないです。あんな慎重な性格だった姉が……それに新婚記念日を夫婦水入らずで過ごす筈だったホテルを出て……」
 タミー「それじゃ、ただの事故死じゃないと思ってらっしゃるのね」

 友美役は舟倉たまき(由佑子)さん。このブログ的には「電子戦隊デンジマン」のデンジ姫役でお馴染みですね。

 さて、ヨガとデジコンは、幸田精機の中に盗聴器を取り付け、内情を探る。

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 ちょうどタミーと別れた友美が戻ってくる。
 五十嵐「今、うちの会社がどういう状態か君にも良く分かってるだろう。うちの特許に目を付けた大手メーカーがダミーを使ってうちの株を買い占めてる。死んだ人間のことをくよくよ考えてる場合じゃないんだよ」
 友美「お兄さん!」

 五十嵐の冷たい言葉に色をなす友美。
 そこへ、社長であり、由美と友美の父親である幸田が姿を見せる。

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 社長室で話す三人。

 大手メーカーに狙われている上、経営危機に陥っている会社を救う為に、大和田の力を借りるべきだと主張する五十嵐。
 五十嵐「うちの会社が乗っ取られかけてるのを知って先生の方から協力を申し出てくれたんだ。お父さんの持ち株10パーセントを先生の名義に書き換えれば全面的に協力してくれる約束なんだ」
 幸田「そんなことをしたら私の持ち株は過半数を割ってしまうんだ!」

 だが、株の50パーセントを保有する幸田は、どうしても五十嵐の提案にうんと言わない。

 さて、マイトはブランデーか何かを手土産に、再び大和田文生経済研究所の秘書のところに押しかける。
 マイト「か弱き女性をこんなに夜遅くまで使うなんて、全く人使いの荒いマスコミの寵児だ」
 秘書「ちょっと困ります」
 マイト「今夜は仕事抜きでね、二人だけで素敵なパーティーをやろうと思ってね」

 口では困ると言いながら、マイトの強引な誘いを断れず、秘書はしたたか酒を呷る。
 酒に薬でも入っていたのか、秘書はすぐに酔い潰れてしまう。

 その隙に、マイトはコンピューター室のキーを盗み出してコンピューター室へ入り込み、パソコンの配線を切ってしまう。さらに、アドレス帳のコンピューター関連の会社の電話番号の上に、デジコンの自動車電話の番号を貼り付けておく。

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 翌朝、分かりやすく秘書が二日酔いに苦しんでいると、コンピューターが壊れたようだと森口が言ってくる。

 秘書はすぐアドレス帳のコンピューターの会社に電話するが、それに応じて現れたのは無論、会社の人間に成り済ましたデジコンであった。

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 デジコン「修理が済んだら知らせますから、仕事なさってて下さい」

 堂々とコンピューター室に潜り込むことに成功したデジコンは、ひとりきりになると、マイトの切った配線を繋ぎ直して、コンピューターに記録されている機密を入手する。

 それにしても、昔のパソコンは大きくて威厳があるね。ついでにフロッピーも馬鹿でかい。

 フロッピーなんて、若い人たちは見たこともない遺物になってしまったが。

 同じ頃、友美は姉の死の真相を知ろうとホテルなどを調べまわっていた。だが、ホテルのフロントも大和田の息の掛かったものだったので、彼女の動きはすぐ大和田の知るところとなる。

 後編に続く。


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コメント

「西田健」の文字を見た瞬間、「どんな悪役だろう?」と胸が高鳴りました。
後編が早くも楽しみです。

「ハングマン」第1作(のみ)がレンタルであったので
愛しの夏樹陽子さんに会うのを待ちつつ、1話ずつじっくりと観てますが
田口計、戸浦六宏などといった名悪役たちが「分かりやすく」出ていてイイですね。

Re[1]:「ザ・ハングマン2」セレクション 第12話 前編(02/24)  

影の王子様
>「ハングマン」第1作(のみ)がレンタルであったので
>愛しの夏樹陽子さんに会うのを待ちつつ、1話ずつじっくりと観てますが

面白いですよね。是非、2以降もレンタルして欲しいと思うんですが。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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