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「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第52話



 第52話「デストロン最後の日」(1974年2月9日放送)

 遂に最終回である。振り返れば、今年の1月16日に第1話を取り上げているので、ほぼ丸1年かかったことになる。

 中盤の入り口までは、志郎と純子の微妙な恋心とか、派手なアクションとか、普通に楽しめる良作だったが、それ以降は、火薬の量も控え目になり、なにより純子さんの扱いが単なるライダーガール的なものに変わってしまったのが残念だった。

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 前回の続きから、怪人ザリガーナと戦うV3だったが、結局逃げられてしまう。その後、通信機で本部の立花藤兵衛にライダーマンが散ったことを知らせる。結城の死については、おやっさんが愕然とする程度で、純子さんなどには知らされもしないまま終わってしまうのがちょっと冷たい気もする。でも考えたら、結城と純子さんたちって、ほとんど絡むシーンがなかったなぁ。

 既にヨロイ元帥に打ち捨てられたミサイル発射基地へ入り込むと、首領の声を伝えるスピーカーだけが残されていた。志郎はその発信源をたどれば、首領の居場所が分かるのではないかと考える。

 と、首領の声が「私は最後の決意をした。幹部は速やかにD作戦を開始せよ」と指示を出す。

 首領の言うD作戦については具体的な説明が劇中にないものの、その後の破壊シーンの数々から推測して、デストロンによる人間社会への総攻撃と思われる。

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 そこで使われているのはバンク映像ばっかりだが、その中に明らかに別の番組(映画?)から持ってきたと思われる映像もまじっていた。触手はどうかと思う。

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 一方、ライダー隊本部にシゲルからの緊急連絡が入る。
 シゲル「大変です、少年ライダー隊の隊員たちがデストロンに襲われています!」

 立花藤兵衛「いまそれどころじゃない!」(註・嘘です)

 しかし、この期に及んで、なんで少年ライダー隊なんか襲わなくてはならないのか? まあ、今まで何度も計画を邪魔されてきたから、その復讐だろう。

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 最終回と言うことで、特に説明もなく、過去に倒された怪人たちが登場する。
 太陽を背に突き進む姿はかっこいいけど、

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 その標的が子供と言うのが情けない。

 しかも、シゲル、怪人にバコバコ頭を殴られながら平気で「応援頼みます!」と本部へ連絡しているのだ。怪人ってそんなに非力だったのか?

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 そのライダー隊本部にもいきなりザリガーナたちが突撃してきて、純子さんをさらって行く。何故か、立花藤兵衛は放置したまま。

 純子さん、久しぶりに誘拐されると言うことでちょっと嬉しそうだ。

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 最終回と言うことで、久々に派手な爆風が志郎を包む。

 立花藤兵衛から純子さんたちが拉致されたことを聞かされた志郎は、スピーカーの発信源をたどって、デストロンのアジトへ到達する。

 だがそこにも首領はおらず、ヨロイ元帥が再生怪人たちと共に待ち構えていた。志郎は捕まった純子さんたちを助けようとするが、落とし穴へ吸い込まれてしまう。更にその上から特殊金属の粉を入れられ、身動きできなくなる。

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 デストロンの総攻撃は続いていると思われるが、最高幹部のヨロイ元帥は純子さんたちを海の上に逆さに吊るして遊んでいた。

 最後の最後に見せ場があって良かったね、純子さん!

 「冗談じゃないわよ。なんで最後にこんな目に遭わなきゃいけないのよ」(by小野ひずる……管理人の妄想です)

 ちなみに子供たちも容赦なく逆さ吊りにするスタッフ……じゃない、デストロンだった。

 純子「助けてーV3-」

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 今それどころじゃないV3

 しかし彼女たちの叫びを聞いたV3は、ダブルタイフーンを最大出力で回して、なんとか脱出する。

 そしてハリケーンで一瞬で飛んできて、彼らを救い出す。

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 ヨロイ元帥はここでやっと、V3の前でザリガーナに変身する。

 しかし、既に賞味期限の切れた怪人ザリガーナ、ぶちぶちと腕をもがれて苦戦する。

 ザリガーナ「こうなったら奥の手だ」

 何をするかと思ったら、自分の甲羅を外して足で粉々に砕き、破片をV3に投げ付けると言う、最低の「奥の手」だった。

 ザリガーナ「甲羅崩し。どうだ、V3、どうだ?」

 V3「どうだって、言われてもなぁ……」(註・嘘です)

 しかも、全然当たらない(泣)。

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 V3にキックされてヨロイ元帥の姿に戻ってぴくぴく痙攣する。しかしまだ死なず、近くにあったアジトへ逃げ込む。

 ヨロイ元帥「首領、私を見捨てないでくれ」
 首領「未練者め、お前はもう役に立たん、死ぬのだ」

 ランプが赤く光り、ヨロイ元帥は木っ端微塵に破壊される。だが、その衝撃で、首領の紋章も壁ごと吹っ飛んでしまう。

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 V3、壊れた壁の向こうを進み、遂に首領と対面する。

 首領「フォッホッホッホッホッ……」
 V3「ガイコツ!」
 首領「ふははははっ、いかにも私は地球の人類に死をもたらす死神なのだ!」
 V3「そんなこと言ってないです」

 それにしても最後の最後にコレかよ……。脱力するなぁ。

 V3は、ほんとにこんなのが首領の正体でいいんだろうかと悩んでなかなか戦えなかったが、あまり時間がないのでその心臓を潰してサクッと倒す。

 V3「これが首領の本当の姿だったのか?」
 と言う台詞から、一応、その心臓が本体だったらしい。

 その後、頭蓋骨を空手チョップすると、中から回転しているプレーヤーが出てくる。

 首領「仮面ライダーV3、よく私の正体を突き止めた。誉めてやろう。これで私は死ぬ。だが貴様も一緒に死ぬのだ!」

 その言葉と共にアジトが爆発する。無論、V3はさっさと逃げて無事だった。

 ……で、結局、首領は何だったのだろう? 死神と言う超自然的な存在だったのか、何者かに作られた人工知能だったのか、消化不良のまま終わる。

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 とにかくデストロンが滅び、夕陽を見ながら平和の到来を噛み締める三人。

 立花「素晴らしい夕陽だ。そう思わんかね純子」
 純子「ええ!」
 立花「地上からデストロンが消えた。これで平和がやってくる。みんな仮面ライダーV3のお陰だ」

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 おやっさんの言葉にハッと振り向く純子さん、再び前を向いて、
 「V3……志郎さんは何処へ行ったのかしら?」

 彼女の言い方からすると、既に彼女はV3が志郎であることを知っている感じだ。

 それにしても最終回なのに、純子と志郎の絡みが一切無いのは物足りない。

 純子「志郎さーん!」
 シゲル「風見さーん!」
 純子「志郎さーん!」

 夕陽に向かって叫ぶふたり。これが純子さんの見納めでありました。

 その志郎(無職)、同じ夕陽を浴びながらバイクで疾走している。

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 ナレ「首領が消え去り、デストロン組織は壊滅した。目的を果たした改造人間、風見志郎は今一人、いずくともなく去り行こうとしている。だが地上の平和が脅かされる時、彼は仮面ライダーV3として再び我々の前に現れるだろう」

 と言う訳で、全52話のレビューもこれでおしまい。厳密には最初の何話かは飛ばしているんだけど、気にしないように。

 この企画もこれで終わり……の筈なのだが……?


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コメント


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ガソリンスタンドのバンク映像は「ジャイアントロボ」からのものです。

「仮面ライダー」以前では東映でも特撮に手間暇かけてたので(苦笑)その頃の映像がある時期までは頻繁に流用されてたようです。




Re:はじめまして!(12/22)  

>おっさん様

ご拝読&初書き込みありがとうございます。お楽しみ頂ければ何よりです。

>ガソリンスタンドのバンク映像は「ジャイアントロボ」からのものです。

勉強になります。「ジャイアントロボ」ですか…。

Re:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第52話(12/22)  

最終回までV3を紹介して頂き 有難う御座いました!!

ちなみに、新1号・本放送時のゲルショッカー編で
ショッカーライダーが出てくる前辺りから
ライダー3号出現のニュースが飛び込んで来まして
(年がばれりますが・笑)


通っていた小学校で
「なあ。吉田(クラスメイトの名です)、3号ライダーになるってね」
「あー。今度のは3本線で、その間に赤い線が入るってな」
という、今思えばガセネタも甚だしい吉田の情報を
思い出します(笑)。

それから少しして、「テレビマガジン」上での
石森章太郎デザインのV3を見て
「口が無い!?」とか思ったのも、いい思い出です。

結局、今も絶大な支持を得ているシンプルイズベストの
石森デザインに他なりませんでしたね。


>>純子さんの扱いが単なるライダーガール的なものに変わってしまったのが残念だった。
ホント途中から、屋外での活躍等が殆ど無くなったり
してますしね。

また、OPでのハリケーンの爆破ショットは 
前作の石森章太郎監督回(イソギンジャガー編)での
新サイクロンの撮影で使われたシーンを、
再現したものですね。

ダブルライダーが2話の最後で散ってしまったのですが、
当時子供だった僕たちは
「ああ。という事は途中から、3人ライダーの活躍が見られるんだ!」
と言い合っていた、製作者から見ればイヤ~なガキ
でしたね(笑)

また、V3が終わった74年の夏に私の地元・札幌で
再放送があった訳ですが
純子さんを見て「やっぱり綺麗な人だな~」と思い何気なく
ファンレターを送ったのですが

そうすると(前回ちょこっと書かせて貰ったのですが)
返事をくれまして内容が

「今は体を悪くしたので(ドラマ)白い滑走路に時々出ているだけです。
でも10月から たくさんお仕事しますから
また応援してね!」

「V3のロケで高知に行ったの覚えていますか?
(←ギロチンザウルス編&劇場版のロケですね)
その時、船の中で写した写真があったので送りますね。」

という事で、劇場版のラストに出てくるプールでの
水着シーンの、サイン付き生写真を送ってくれましたね。
(後ろの方で、何か神妙な顔をしているシゲル君の姿が
有ります)

また、黄色い封筒の裏に
「新宿第2福富ビル601 東京新社 小野ひずる」
とキレイな字で、返事を下さいましたね。

それで私の場合、V3には思い入れがあるのですよ
(←ここか??・笑)

ちなみに数年前に出た「ヒロイン危機一髪」という本で
表紙&巻頭カラーで小野ひずるさん特集やってましたね。

そういえば劇場版はご覧でしょうか?
火薬の量がTVよりUPしてます。

唯、劇場版限定怪人タイホウバッファローがすぐに
やられてしまうのが残念ですが・・・・。

あと、V3を含む昭和ライダーのBGM担当の菊池俊輔さんの
名曲の数々も、今聞いても全然色褪せて無いですよね。

1話の前半で、バイク操縦中にいきなりカメバズーカの
爆弾に襲われた直後にかかったBGM=
風見志郎危機!の曲(←勝手にタイトル付けました・笑)等、
本放送の時から、印象に残っていたりしますね。

あくまでも主観ですがストロンガー辺りから、菊池さん
くたびれて来たかな?とも思いますが、

再開されたスカイライダーから、またガンガン
聞かせてくれます。
組曲スカイライダーのLPで、あの平山亨さんが
「やってくれたネ、菊池さん!」とコメントを寄せています。

以上、勝手にV3雑感を書かせて貰いました(笑)。


また、次は現アニメの女王がレギュラーで出演されている
「宇宙鉄人キョーダイン」
とか取り上げて欲しかったりしますね(´∀`)。

どちらにしましても、これからも宜しくお願いします!












Re[1]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第52話(12/22)  

>たかたかさん

返事が遅れて済みません。
熱い書き込み&貴重な情報ありがとうございます。

>という事で、劇場版のラストに出てくるプールでの
>水着シーンの、サイン付き生写真を送ってくれましたね。

う、羨ましい……。

>そういえば劇場版はご覧でしょうか?
>火薬の量がTVよりUPしてます。

すっかり忘れてました。そのうちレビューします。

>また、次は現アニメの女王がレギュラーで出演されている
>「宇宙鉄人キョーダイン」
>とか取り上げて欲しかったりしますね(´∀`)。

つい最近DVDを借りて見ました。ただ、堀江さんがめっちゃ可愛いのと、豪快なパ○チラしか記憶に残ってません(バカなので)。

>どちらにしましても、これからも宜しくお願いします!

こちらこそよろしく!

Re:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第52話(12/22)  

たびたび、お邪魔します。

Bパート、子門真人が歌う「V3アクション」が流れて闘うV3がカッコ良いです。
歌入りだと燃えます!

再生怪人にツバサ大僧正の正体の死人コウモリがいるのがなんとも哀しい・・・

ザリガーナの「甲羅崩し」・・・笑ってしまいます。
大幹部の怪人で一番情けない気がします。
ヨロイ元帥の最後もまた情けない・・・

純子さんの逆さ吊り・・・
まさしく「最後の最後で」すね。お綺麗でした。

Re[1]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第52話(12/22)  

影の王子様
>再生怪人にツバサ大僧正の正体の死人コウモリがいるのがなんとも哀しい・・・

そう言えばいますねえ……。

>ザリガーナの「甲羅崩し」・・・笑ってしまいます。
>大幹部の怪人で一番情けない気がします。
>ヨロイ元帥の最後もまた情けない・・・

ある意味、魅力的ですけどね。

>純子さんの逆さ吊り・・・
>まさしく「最後の最後で」すね。お綺麗でした。

昔のライダーシリーズって、やたら女優さんが吊られている気がします。

Re:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第52話(12/22)  

連投で失礼いたします。

「テレビ見れば誰かの横顔、小難しい文句並べてる。
町へ出れば都会の喧騒、ケンカ騒音、人が多すぎる。
こんな毎日に埋もれるべきなの?」
と、歌詞は続きます(続くなバカ)。

悪徳強権議員aと会談するはずのショッカー全構成員と小うるさファイブ。
が、アジトに来たのはaではなく、ライダー達。
たちまち出席していた幹部の半数が呆気なくやられ、大首領と残り、それに小うるさファイブはどうにか逃走します。

実はaは最初からショッカーと取引する気なんかなく、ライダー達にショッカーを強襲させ、それをまるで自分の知恵と機転による手柄のようなことにして、民衆の指示を得る算段だったのです。

そのせいで小うるさファイブは面子丸潰れ。終いには大首領に殺されそうになりますが、どうにか命だけは助けられます。その代わりショッカーとは絶縁を言い渡されます。

小うるさファイブは活動を休止、迎えに来た美子のパトロン(マフィア)と共に香港に帰ろうとします。
が、aの配下の悪徳私設軍が港で襲いかかってきます。
そこへ美子達に恩義を感じているショッカー戦闘員が美子達を逃がそうと足止め。
美子達はクルーザーで逃亡しますが、戦闘員達は敵(?)から対ショッカー弾頭を撃ち込まれ全滅します。

しかし、今度は私設軍の哨戒艦艇がクルーザーに砲弾やミサイル、魚雷、爆雷等を発射。絶体絶命の中、今度は大首領を始め幹部怪人達が巨大化して海に出現。艦艇をなぎ壊しつつ、クルーザーを香港まで吹っ飛ばします。

しかし、艦艇からも対ショッカー弾頭を撃ち込まれ、大首領達はフラフラになりながら、海底へ沈んでいきます・・・。

一方、どうにか香港まで帰ってきた美子達は、ニュースでショッカーが全滅したことを知り・・・。

そんなこんなで続・・・けてもよろしいでしょうか(←今さら聞くなバカ!)

Re[1]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第52話(12/22)  

妄想大好き人間様

何がなんだか分からなくなってますが、

>今度は大首領を始め幹部怪人達が巨大化して海に出現。艦艇をなぎ壊しつつ、クルーザーを香港まで吹っ飛ばします。

映像化したら、なかなか見物ですね。クトゥルー神話っぽくて。

Re:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第52話(12/22)  

最後の大攻勢が少年ライダー隊をボコることですか?随分とスケールダウンの攻撃ですね〜😅

Re[1]:「仮面ライダーV3」を21世紀の今だからこそ楽しむ 第52話(12/22)  

ふて猫様
>最後の大攻勢が少年ライダー隊をボコることですか?随分とスケールダウンの攻撃ですね〜😅

最後の最後にようやく自分たちのレベルに気付いたのでしょう。

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