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「ウルトラマンタロウ」 第48話「怪獣ひなまつり」 後編



 第48話「怪獣ひなまつり」(1974年3月1日)
 の続きです。

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 太郎「なんだい、君たち? どうしてそんな格好してるの?」

 道を歩いていた太郎、ふと、揃いのコスチュームをまとったうさぎの化け物みたいな奇妙な子供たちが川べりに並んで座っているのを見付け、不思議に思って声を掛ける。

 子供たちは太郎の声を聞くと、天敵に出会ったように驚いて、一塊になって物陰に隠れてしまう。

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 太郎「みんな楽器を持って、五人囃子みたいだなぁ」

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 太郎の台詞を合図に、5人がシーソーに乗りながらそれぞれの楽器を鳴らして軽快な音楽を奏で、太郎がそれを見て妙にウケて、あはあは笑っているという、ファンタジックなシーンとなる。

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 音楽に合わせて体を左右に揺らしている太郎。

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 子供「僕らねえ、宇宙人」

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 子供「はい、そうです!」

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 太郎「何しに来たの?」

 そして、ひとりひとり遊具に掴まりながら、カメラに向かって一言ずつ台詞を言うという、これまたユニークな演出が見られるのだが、ここも、実際に見て貰わないと分からない、何とも言えない妙な感じなのだ。

 あくまで明るく撮られているので別に怖くはないのだが、なんとなく悪夢を見ているような気分になる。

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 子供「ベロンを追って」
 子供「追って」
 太郎「ベロン? あのすぐ消えちまう怪獣かい?」
 子供「ほらぁ!」
 太郎「ああーっ!」

 彼らの指差す方を見ると、そこに煙が立ち昇り、あのベロンが何処からか瞬間移動してくる。

 子供「ベロン、宇宙に連れ帰る。手伝って」
 太郎「冗談じゃないよ、相手は怪獣じゃないか。ZATに知らせよう」
 子供「駄目、ベロン、消える」

 彼らはベロンを酔っ払わせ、歌や踊りで良い気持ちにさせて眠らせ、それから宇宙へ連れて帰るつもりだと太郎に告げ、協力を求める。

 根は親切な太郎、一旦家に戻り、姉たちにも手伝って貰って大量の白酒を製造する。

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 太郎、ビニールプールを土手の上まで運ばせ、瓶に入った白酒をその中に注がせる。

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 太郎がベロンの名を呼ぶと、即座にベロンが現れ、白酒のプールに惹かれてやってくる。

 ベロン「ほんじゃまぁ、ごっそさんーっ!」

 目論見どおり、ベロンは白酒を一気に喉の奥に流し込む。

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 そのタイミングで、太郎がサングラスを掛け、受話器を持つように仕草をして、「ハロー、ダーリン」と、今度はフィンガー5の「恋のダイヤル6700」の振り付け(?)を真似して歌い出す。

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 ここでも当然、実際に「恋のダイヤル6700」が流れ出し、「リンリンリリンリンリリリリン……」と、有名な歌い出しを、太郎と宇宙人、姉たちも一緒になって歌い始める。

 管理人、このシーンになると、何故か居ても立ってもいられないほどの猛烈な気恥ずかしさに襲われて、正視するのが困難になるのだが、自分だけの現象だろうか?

 特に最初の「ハロー、ダーリン」のところが叫びたくなるほど恥ずかしい。うーむ、謎だ。

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 彼らの踊りに合わせ、ベロンもその巨体を左右に動かして踊り出す。

 振袖姿のお姉さんたちが、一生懸命振り付けをこなしているのがめっちゃ可愛いのである!

 この辺は、ミュージカルと言うか、昔のオペラ映画みたいな感じだなぁ。

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 ひとしきり歌って踊った後、素に戻って「ちっとも寝ないじゃないか」と、リーダー格の宇宙人に文句を言う太郎。

 子供「白酒、足りないかな」
 太郎「僕もうくたびれちゃったよ~」

 そこへ光太郎と北島が彼らを避難させようとやってくる。

 彼ら宇宙人がベロンを酔っ払わせて連れて帰ろうとしていると聞かされた二人は、半信半疑であったが、北島は「変な話なんですけどね、スカイホエールで白酒が合成できますかね」と、上空の荒垣に尋ねる。

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 荒垣「なぁにぃ?」
 北島「白酒」
 荒垣「白酒ぇ?」

 荒垣、森山隊員を振り向くが、森山隊員は「できます」と言う風に頷いてみせる。

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 太郎「さあ、奴が消えないうちにミュージック&ダンス」

 太郎、再び違う曲で歌い始め、白酒が出来るまでペロンをその場に釘付けにしようとする。

 で、今度は金井克子の「他人の関係」と言う、しっとりしたバラードであった。

 管理人、この曲については全く知らないのだが、

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 太郎に頼まれて、渋々振り付けを真似する光太郎と北島が爆笑なのである。

 もっとも、あっという間に白酒が出来たので、この曲はすぐに終わる。

 光太郎に、ベロンに上を向いて口を開けるような動きをさせてくれないかと言われ、

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 太郎は最初にやった「狙いうち」をまた歌い出す。

 一緒に踊りながら、ふと(これ、何の番組だ?)と、心の中でつぶやく光太郎であった。

 リンダと同じように、怪獣がマイクを頭上に掲げてアゴを上げている状態を捉え、

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 荒垣「ようし、今だ!」

 荒垣の号令で、スカイホエールの下部から大量の白酒が噴射され、上を向いたベロンの口の中にたっぷり注ぎ込まれる。

 だが、したたか酔っ払った筈のベロンだが、一向に横になる気配がない。

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 荒垣「おい、アルコールの量が違ったかな?」

 荒垣の後ろで真ん丸な目を見張っている森山隊員が可愛いのである!

 荒垣は仕方なく、作戦を変更して通常の攻撃を開始する。

 ZATはさっきから何をやってるんだ?

 色々あって、結局光太郎がタロウに変身する。

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 タロウ、建物の被害が出ないように、枯れ木の生えた空き地にベロンの体を投げ入れてからバトル開始。

 この手前の枯れ木にしても、造型が実にリアルである。

 だが、バトルと言っても、戦うつもりなのはタロウだけで、ベロンはひたすら酔っ払いが見境なく騒いでいるだけと言う風情であった。

 そのうち、また体を揺らして踊り出すベロンに、タロウも呆れて腕組みをする。

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 その腕を解いて、アメリカ人っぽく「やれやれ」と言う仕草を見せてから、

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 こともあろうに、タロウまでリンダの真似をして見せるのだった。

 タロウの中の人、割と本気で恥ずかしかったんじゃないかなぁ。

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 これ以上、酒乱の相手はしていられないとばかり、タロウはキングブレスレットを構えると、

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 なんと、それを青いポリバケツに変えて、ベロンの頭から水をぶっ掛ける。

 ベロン、やっと仰向けにひっくり返って、いびきを掻き始める。

 タロウ、その体をロープで引っ張って、宇宙空間へ運んで行く。あの、結果的にはクソの役にも立たなかった宇宙人の子供たちも、その体の上に乗って、楽器を鳴らしながら太郎に別れの挨拶をしている。

 彼らの正体については全く何の説明もないが、一応、ファイル星人と言う名前があるらしい。

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 太郎「さようならー! さようならー!」

 姉たちと一緒にベロンと子供たちを見送る太郎であった。

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 その後、太郎の後を追って土手の斜面を上がろうとして、

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 フミ子が素でコケて、

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 立ち上がろうとするが、ぽっくりのようなものを履いているので足に力が入らずなかなか立つことが出来ないという、ハプニングが生んだ振袖フェチには堪らないシーンがあるのです。

 それでもなんとか土手に上がると、後ろから近所の子供たち、そして光太郎と北島も合流し、

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 みんなで仲良く歌い踊りながら歩いていくという爽やかなシーンで幕となる。

 なお、ラストでも、フィンガー5の「バラの少女」と言う曲が流れている。

 ……と言う訳で、終わってみれば、ウルトラシリーズ初のミュージカルと呼んで差し支えないような、あまり内容のないエピソードだった。

 こういうのは嫌いではないが、レビューするのは正直、苦痛であった。森山隊員の出番も少ないし、さおりさんも出ないしね。


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コメント

Re:「ウルトラマンタロウ」 第48話「怪獣ひなまつり」 後編(12/06)  

この回から僅か8週目で、一般市民(トオルの父)の胴体が真っ二つ(「レオ」3話)。
「タロウ」→「レオ」いくらなんでもブレ過ぎでは?
同じ1974年の仮面ライダーの「X」→「アマゾン」はブレていない。
「アマゾン」は奇抜に見えて「原点回帰+新機軸」」の結果。

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第48話「怪獣ひなまつり」 後編(12/06)  

ふて猫様
>確かに今回だけは何時もと違う演出のようですね。ミュージカルのようなお話のようですね

1話くらいこう言うのがあっても良いかなぁとは思います。タロウの終盤は妙に音楽に絡めた話が多い気がします。

Re[1]:「ウルトラマンタロウ」 第48話「怪獣ひなまつり」 後編(12/06)  

影の王子様
>この回から僅か8週目で、一般市民(トオルの父)の胴体が真っ二つ(「レオ」3話)。
「タロウ」→「レオ」いくらなんでもブレ過ぎでは?

ま、主演俳優のカラーにもよると思いますが、あと「レオ」はオイルショック真っ只中の時期に始まってるから、それが影響しているのかも。

思わず笑ってしまいました  

掲示板で拾ったものです。
http://livedoor.blogimg.jp/ak1127-masked/imgs/3/5/35ce8d08.jpg" target="_blank">http://livedoor.blogimg.jp/ak1127-masked/imgs/3/5/35ce8d08.jpg
「80」のスペースマミーですら全長:150m 幅:約60m
で、タックファルコンは全長:210m 幅:103.5m
この設定はいくらなんでも無茶苦茶では?

Re:思わず笑ってしまいました(12/06)  

影の王子様

リンクありがとうございます。確かに笑っちゃうほどでかいですね。

開いた口がまた開く  

この全長:210m タックファルコンを身長40mのエースが両手で受けとめるという・・・
https://pbs.twimg.com/media/C80GH0nU0AA3UiE.jpg" target="_blank">https://pbs.twimg.com/media/C80GH0nU0AA3UiE.jpg

そもそも全長:210m タックファルコンを稼働させる莫大なエネルギーを使えば
超獣を簡単に粉砕できるんじゃないかなぁ?(少なくとも梶の発明よりは期待できそう)

Re:開いた口がまた開く(12/06)  

影の王子様
リンクありがとうございます。

さすがに210メートルはないですよね。

どうもZATは頼りにならないですね😅最もMAT以降、防衛隊はずっとこんな状態のようですね😔

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