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「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編

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 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」(1972年4月15日)

 今ではまずないことだが、昔の特撮ドラマでは平気でサブタイトルに「ゴキブリ」と言う言葉が使われるケースが見受けられる。これもその1本。

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 当時、大流行していたボウリング場、深夜、機械のチェックをしていた係員がショッカーの悪事を偶然目撃して、その場で実験台にされてしまう。

 白い粉状の毒物を浴びた係員は、たちまち80才の老人のように老け込んでしまう。

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 一般人を相手にしてる時の戦闘員って、めっちゃ強そうで素敵です!

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 翌日、何事もなかったように営業しているボウリング場。

 客の中には、ユリ、エミ、トッコ、五郎たち、いつものメンバーの姿もあった。

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 五郎「もう、下手だなぁ! まぁ、僕のを見てなさい」

 ガーター連発のエミの代わりに五郎がボールを投げようとするが、即座に「ダメよ、子供は!」と、ユリに叱られる。

 当時は、ボウリングは大人だけのスポーツだったのだろうか?

 自信たっぷりのエミの2投目もガーター。

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 対照的に、隣のレーンの男性は鮮やかなストライクを決め、エミたちも思わず拍手する。

 ところが、続いて投げようとしたその男性の連れの女の子が、突然呻き声を上げてその場に倒れてしまい、

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 男性がその体をひっくり返すと、あわれ、女の子の顔は老婆のようになっていた。

 同時に男性も苦しみだし、女の子と同じく一気に年を取ってしまう。

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 ユリ「こんなひどいこと、ショッカーの仕業じゃない?」
 トッコ「うん」
 五郎「だ、だから、俺、ボウリングなんてやりたくないって言ったんだよぉ」
 ユリ「バカッ」
 エミ「五郎ったら、早く猛さんに知らせなきゃあ」

 異様な現象を目の当たりにした4人、怯えて身を寄せ合っていたが、慌ててレーシングクラブに向かう。

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 立花「お前たちはどうしてなんともなかったのかねえ?」
 滝「ボウリングに凝ってたってのは聞いてたけど、ボールまで買ったのか」
 猛「ボウリングで倒れた人たちは、自分のボールを使ってたのか?」
 ユリ「えっ、そう……じゃなかったみたい、ね?」
 エミ「確か、あのボウリング場のボールを使ってたわ」

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 地獄大使「テストは大成功です」
 首領(テストだけはな……)
 地獄大使「ボールの穴に細菌を仕込んだのでショッカーの仕業とも気付かれず、人間どもは次々に老人となり倒れております」
 首領「よろしい、次は倒れた人間に触った者にも感染するよう伝染力を強めた菌を使用せよ」
 地獄大使「はっ、その菌をゴキブリにつけてばら撒けば、たちまちのうちに伝染し、大騒ぎになる筈だ」

 ゴキブリ嫌いの視聴者、地獄大使の嬉しそうな台詞に「まさか、本物のゴキブリが出てくるんじゃないだろうな?」と警戒するが、幸い、何故かその計画は立ち消えになったので、最後まで一匹も出てこないのだった。

 つまり、今回はショッカーとしては珍しく(……でもないか)細菌兵器を使った作戦なのである。

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 地獄大使は秘密裏の作戦遂行に自信満々だったが、偶然、ボウリング場にユリたちがいたことから、早くも猛たちに察知されてしまう。

 滝「この穴にバイ菌を?」
 猛「多分な、細胞の老化を急激に早めるパイ菌をつけておき、指を突っ込んだものにそれが取り付くようにしたんだろう。すぐ研究室に持って帰って調べてみよう」

 しばらく日本を留守にしていた猛だが、まだ大学の研究室には籍が残っているらしい。

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 舞台変わって、こちらはとある団地の一角。

 サングラスをかけた白衣の男性が、拡声器でゴキブリ撲滅を訴えている。

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 黒木「その為には、この特別強力なゴキコロリが絶対です。サッとひと吹き、ゴキブリ、コロリ、ゴキコロリ、値段はたったの500円だよー!」

 要するに、殺虫剤のセールをしているのだが、この場合も、実際にゴキブリを殺すところを見せないと説得力がないよね。多分、ゴキブリ嫌いのスタッフが「そんな撮影ヤダ」と駄々をこねたので省略されたのだろう。

 あと、500円がお値打ち価格としてアピールされているが、さすがにこれだけ昔の作品だと、殺虫剤の値段としてそれが本当に安いのかどうか、さっぱり分からない。

 当時としては500円は決して安くない金額(現在の1000~1500円くらい)だと思うが、殺虫剤の相場としては格安だったのだろうか?

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 集まっていた主婦も、男たちの呼び込みに釣られてホイホイ買って行く。

 何度も言ってる気がするが、この頃は猫も杓子もミニスカばやりで、良い具合に熟したお母さんたちまでミニスカをお履き遊ばしているのが大変嬉しいのです。

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 正子と言う可愛い女の子も、母親に勧めて買わせていたが、正子を演じているのは、劇場版にも出ていた斉藤浩子さんなのである。

 ところが、彼らの商売の様子を丘の上から観察している連中がいた。ショッカーの戦闘員である。

 戦闘員「奴ら、我々ショッカーのゴキブリ作戦を邪魔する気だな!」

 いや、単に金儲けしてるだけだと思うんですが……。

 だいたい、そんなことをいちいち気にするのなら、真っ先にキ○チョーなどの製薬会社を襲撃しなければ辻褄が合わないではないか。

 とにかく、被害妄想的になっている彼らは、黒木と助手の井川を拉致しようと企む。

 もっとも、完売した後で、神社で二人が話しているのを聞けば、さっきの殺虫剤はただのインチキ薬品で、彼らは詐欺師に過ぎず、ゴキブリ作戦には何の支障もなかったことが分かる。

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 井川「ちょっと待ってくれよ、金やるから助けてくれ、な? 金やるから……」

 二人は神社で戦闘員に追い掛け回されて捕まる。

 井川が強盗目的なのかと思ってさっき稼いだ金を差し出そうとするが、

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 戦闘員「……」

 戦闘員、無言でその札束を払いのけ、さっさと二人を連れて行く。

 「俺たちは金のためにやってるんじゃねえ! 悪のためにやってるんだ!」
 などと言う気高い叫び声が聞こえてきそうな、実にカッコイイシーンである。

 さて、アジトに引っ張り込まれた二人だが、兄貴分の黒木は手術台に乗せられ、井川はロープで縛られてその前に立たされている。

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 地獄大使「お前たちは我々ショッカーのゴキブリ作戦の邪魔をした。その報いとしてお前たちをゴキブリ男に改造し、ショッカーの細菌戦の責任者にしてやる」
 井川「やめてくれよ、あの薬はインチキなんだよ」

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 黒木「何も効きやしないんだ。頼む、助けてくれー!」
 地獄大使「ふっふっふっふっふっ、手術、開始」

 地獄大使、二人の哀願に全く耳を貸さず、仮借なく改造手術を開始させる。

 この、地獄大師のまさに「血も涙もない」感じ、実に良いです。目の前で兄貴分を怪物にされて、思わず顔を背ける井川の様子を、小気味良さそうに見ている戦闘員とかもね。

 ……それにしても、同じことを、ちょくちょく捕まえてくる滝やおやっさんに何故やれないのか?

 滝やおやっさん、あるいはライダーガールたちを改造人間してやることこそ、仇敵・仮面ライダーに対する最大の仕返し、イヤガラセだと思うのだが……。

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 それはさておき、黒木は1分ほどでゴキブリ男に生まれ変わる。

 怪人「俺はゴキブリ男だー」

 肉体と同時に、精神もすっかり別人になってしまっていた。

 インチキ殺虫剤で金儲けをしていた男が、最後はゴキブリの化け物にされてしまう……これぞまさに因果応報と言うものだろう。

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 地獄大使「どうした、デブ、次はお前だ」
 井川「た、た、助けてくれよ。ショッカーの為なら何でもするから、ゴキブリだけは勘弁してー」

 ゴキブリ男にされた黒木のおぞましい姿に、井川はすっかり参ってしまい、腰が抜けたのか、何度立たされてもすぐにへたり込んでしまう。

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 地獄大使「ふん、だらしのない奴だ、ふぇっふぇっふぇっふぇっふぇっ、こいつだけはそのまま使ってやれ」

 地獄大使、井川の情けない姿に苦笑すると、意外な温情を見せる。

 前任の死神博士と地獄大使、どっちも極悪だが、この辺の太っ腹と言うか、度量の大きさは地獄大使にしかないものだ。もし死神博士なら、改造人間にはせずとも、井川を生かしておくことはなかっただろう。

 後編に続く。


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コメント

Re:「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編(12/28)  

>「ショッカーの細菌戦の責任者にしてやる」
さりげなくの「責任転嫁」!まさしく管理職の鏡です!

>「どうした、デブ、次はお前だ」
この辺りの潮さんの台詞の言い回しが「絶妙」というか味があります。

>地獄大使、井川の情けない姿に苦笑すると、意外な温情を見せる。
ショッカーというまがいなりにも「巨大な組織」で「立身出世」したわけですから
部下の人心掌握術とかに長けていたのかもしれませんね。

いずれにせよこの回の地獄大使はなんとも魅力的です!

Re[1]:「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編(12/28)  

ふて猫様
>詐欺まがいのような事をしていた男にとっては、“正に因果応報”でしたね

しかし、よりによってゴキブリ男はひどいですよね。本人は割と楽しそうでしたが。

Re[1]:「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編(12/28)  

影の王子様
>いずれにせよこの回の地獄大使はなんとも魅力的です!

やっぱり「仮面ライダー」の成功には、地獄大使や死神博士などの悪役の魅力も大きく貢献してますよね。「V3」はその辺がいまいちでしたね。

今も何処かで反撃のチャンスを窺っているのかもしれない  

こんな会話が聞こえてきませんか?

ゾル大佐「我々が眠っている間に「仮面ライダー」を名乗る輩が増えたようだが?」
死神博士「あのような奴ら、新たな力を得た我々の敵ではないわ」
地獄大使「左様、我々は「団結する」ことを学んだのだ。もはや敗北は無い」
ブラック将軍「既に全ライダー抹殺の準備は完了した」・・・

恒例の春映画は無くなったようですが、悪のカリスマは必ず帰ってきます!

Re:今も何処かで反撃のチャンスを窺っているのかもしれない(12/28)  

影の王子様
楽しい返信ありがとうございます。

>恒例の春映画は無くなったようですが、悪のカリスマは必ず帰ってきます!

そうですよね!

Re:「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編(12/28)  

「ゴーグルファイブ」でも、残念ながら何と言う怪人のお話かまでは覚えていませんが(少なくとも「ゴキブリモズー」ではなかった事は確か)、コンボイの達也が怪人の老化細菌か老化ビームを浴びここに観るゴキブリ男の被害者たちの様に老け込んでしまった事がありましたね。その際に達也は、コンボイ仲間たちに介助され杖をよたよたとつきながらも
「僕はコンボイなんだっ!!!」(声までじいさん声になっていました)
と指令室の自席に付く責任感溢れる処を見せていました!
そんな小学生ながも心意気を見せつけてくれる達也に対し、大の大人のくせしてこのお話での詐欺師コンビときたらショッカーの被害につけ込みインチキ殺虫剤で荒稼ぎに奔走した挙句、戦闘員たちの勘違いから兄貴分はゴキブリ男に改造され、弟分は戦闘員以下の待遇でコキ使われる羽目になるなんて、これこそ皆さんも仰る通り正に「天の配剤」と言うべきでしょう!!

Re[1]:「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編(12/28)  

笑太郎様

そうそう、「ゴーグルファイブ」にも老化させられる話がありましたね。あっちの方は、もう少し真面目にメイクしてたような記憶があります。

Re:「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編(12/28)  

この後の話になりますが、地獄大使と死神博士が61話で協同しますが、この二人の性格の交対象振りが発揮されて(所謂足の引っ張りあいですがね😅)面白い話になりますよ❗

Re[1]:「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編(12/28)  

ふて猫様

自分もつい最近DVDを見返しましたが、あの二人のツーショットはなかなかの迫力ですね。

Re:「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編(12/28)  

ショッカーも丸越しの素人相手だと逞しく見えますね😔何故、毎回おやっさんやライダーガールズに手こずるのか疑問が残るのですかね😅

Re[1]:「仮面ライダー」 第55話「ゴキブリ男!! 恐怖の細菌アドバルーン」 前編(12/28)  

ふて猫様

丸腰の素人にしか勝てないって、ただのヤクザですね。

平松慎吾さん死去

ゴキブリ男の素体を演じた平松慎吾さんが1月23日に誤嚥性肺炎で亡くなったと発表がありました。
未来少年コナンのヒロインの声で有名な信澤三恵子さんの旦那さんです。
平松さんは、ウルトラシリーズやライダー、戦隊シリーズの常連ゲストで、信澤三恵子さんはスピルバン等にゲスト出演されています。
ご冥福をお祈りします。

Re: 平松慎吾さん死去

自分も新聞で読みました。

ご冥福をお祈りします。

好対照

確かに指揮官が死神博士なら問答無用で井川を始末してしまうでしょうね。如何にも地獄大使は太っ腹(度量が大きい)ですね😅

Re: 好対照

まあ、実際は似たり寄ったりですけどね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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