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「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その2



 第20話「我ら花園に立つ」(1985年2月23日)
 の続きです。

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 とにかく謙三の話を拝聴しようと、三人はどっかと腰を下ろす。

 謙三が「あ、君はいなくて良いんだよ」と、光男に言うかと思ったが、言わなかった。

 謙三「何から話せば良いのか……そう、あれは大雪の降る晩だった。私は東北地方のある農家の三男としてこの世に受けて……」
 滝沢「さかのぼり過ぎっ!」

 じゃなくて、

 謙三「何から話せば良いのか……そう、いわゆる私のようにブルジョアと呼ばれている人間は遊び暮らしていると思われてる……しかし、事実は朝から会議会議の連続だ」

 謙三はまず、自分がいかに多忙な日々を送っているかを語り始める。

 しかし、ブルジョアは、あんまり自分のことをブルジョアとは呼ばないと思うんですが……。

 そんな謙三にとって唯一の息抜きは、僅かな暇を見付けては下町をぶらつくことだったと言う。

 20年前のある日、謙三はアメ横で買い物をしていて、不用意に札束のうなる財布を出したことからチンピラたちに目を付けられ、人気のないところへ連れ出されてボコボコにされ、金を奪われる。

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 だが、そんな彼らの前に立ちはだかったのが、実に分かりやすいフィフティーズスタイルと言うより、まんま太陽族ファッションでバキバキに決めたモナリザ……ではなく、圭子の母親・三好夏子であった。

 夏子「よしなよ、堅気のダンナをいたぶるのは」

 気のせいか、伊藤さん、やっとホームグラウンドに帰ってきたような生き生きした表情をされている。

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 チンピラたちとバトルになるが、夏子が使うのはカミソリではなく、チェーンであった。

 で、若き日の謙三はそれをきっかけに夏子と付き合うようになる。

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 二人が浅草などをデートしている様子も描かれるのだが、どう頑張っても親子にしか見えん。

 ま、実際、謙三が40代の頃の話とすれば、かなり年の離れたカップルだったと思われる。

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 その後に出て来る、二人が遊覧船の上で体を寄せ合っている画像にタイトルを付けるとすれば、「援助交際」しかないだろうなぁ……。

 謙三「男と女の仲に……」

 既にかなり生え際戦線が後退した謙三がニンマリしながら夏子を抱き寄せるシーンに上の台詞が重なると、つい笑いが込み上げてくる管理人をお許し下さい。

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 だが、その次の、夏子が謙三の子供を宿したと打ち明ける場面は、笑うどころか、ちょっと引く。

 夏子「名村さん、私、ひとりで生んでひとりで育てる。やめなきゃね、赤ちゃんに悪いもん」

 タバコを口に持っていきかけた夏子、そう言って手を下ろす。

 やがて夏子は娘、すなわち圭子を出産するが、ある日、ベビーカーを押していると、あのチンピラたちが性懲りもなく現れる。

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 夏子「勘弁してよ、私はもう足を洗ったんだ……お願い!」

 チンピラたちにぺこぺこ頭を下げる姿からは、モナリザの威厳は微塵も感じられなかった。

 ま、別人だからね。

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 チンピラたちに抵抗を試みる夏子であったが、前から後ろからドスを刺され、物凄い目付きになる。

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 地べたを這いながら、泣き叫んでいる赤ん坊に近寄ろうとする夏子。

 それにしても、少なくともあれから1年以上は経っていると言うのに、律儀に執念深いチンピラたちである。

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 夏子の死後、謙三は圭子を引き取ろうとするが、家庭の事情でかなわず、子供を欲しがっていた部下の富田に託したのだった。

 ……しかし、以前、圭子は父親(富田)は愛人が7人もいるとか言ってなかったっけ?

 ケンゾー、なんでよりによってそんな奴に大事な娘を託したのだろうか?

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 圭子「それが私なんですね?」
 謙三「圭子、私は君のことを忘れたことは一度もない。富田から報告を聞いて大概のことは知ってる。先生のことも、光男君のことも」

 さすがに圭子も、初めて自分の出生の経緯を知らされて、激しいショックを受けていた。

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 光男「だけどさぁ、20年近くも経って、何で今頃そんなこと言いに来たんですかー?」

 恐れ知らずの光男、「日本のドン」に向かってイチャモンをつける。

 当然、問答無用で射殺されたと言う(註・言いません)

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 謙三「圭子を引き取りたい」

 ケンゾー、光男には見向きもせずにその目的を明かす。

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 謙三「私の長男も次男も重役にしてあるが、私が死んだら跡目を相続することしか考えてない、冷たい息子たちだ。三男の直はバカだし家を出たし、妻も先頃亡くなった」

 要するに、ケンゾーは寂しいので圭子と一緒に暮らしたいらしい。

 でも、ロリコンの前科のあるケンゾーと、夏子と生き写しの圭子を一緒に住まわせて大丈夫なのだろうか?

 圭子「名村さん、私の父親は富田義道です。たとえ血が繋がってないと分かっても、私を育ててくれた人です!」

 今までそんなこと一言も言ってなかったくせに、ここに来て急にトミー(国広さんのことではない)に対する恩義を口にして、その申し出を拒絶する圭子であった。

 下田も潰れかけの中華飯店のおやじの分際で「ちょっと勝手過ぎんじゃねえかなぁ」と疑問を呈し、謙三に射殺される(註・されません)。

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 謙三「じゃあ、こうして訪ねてくることは……」
 滝沢(食い気味に)「いや、それはやめてください」
 謙三「何故だね?」
 滝沢「大木がいるからです。大木の父親は昔、雑貨屋をやっていましたが、あなたの傘下のスーパー出店によって自殺に追い込まれたんです」

 滝沢は、狂犬・大木のことを持ち出して、謙三を圭子から遠ざけようとする。

 しかし、大木がいつも圭子のそばにいる訳じゃないんだし、謙三が名乗りさえしなければ、大木と悶着になることはないと思うんだけどね。

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 はっきり拒絶しつつも、謙三を見詰める圭子の目は今にも「お父さん」と呼んで抱きつきたいと言わんばかりにウルウルしているのでした。

 可愛い……。

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 謙三、まだ諦められない様子だったが、その時、ポケベルがピーピーピーと鳴り始めたので、「部下が呼んでる。帰らなければ……」と、一旦引き揚げることにする。

 そうか、ポケベルって、既にあったのか……。

 謙三、去り際、夏子のことを愛していたと圭子に告げてから店を出て行く。

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 ナレ「賢治は名村の孤独を思った。だが、数日後に控えた準決勝の対策に心を向けねばならなかった」

 ナレーターの代弁する滝沢の心情からは、自分が、謙三が圭子に会いに来るのを強引に邪魔したことへの反省は微塵も感じられないのだった。

 どうでもいいけど、ラーメンが150円って、マジか?

 ご、五目そばが250円ーっ?

 これだけ安いのに客があんまり来ないということは……よっぽど不味いんだろうなぁ。

 その後、滝沢が職員室にいると、光男と圭子が慌てた様子で駆け込んでくる。

 ……いや、光男って、ひょっとして学校に住んでるの?

 と言うか、先生がいるということは平日だと思われるのに、仕事は良いのか?

 それはともかく、光男は、テレビで謙三が失踪としたのニュースをやっていると知らせに来たのだ。

 それを見た光男と圭子が同時に滝沢の顔を振り向くが、まるで「先生があんなこと言うから!」と、責めているようにも見える。

 謙三の行方が分からないまま、準決勝の当日となる。

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 相変わらず、光男と圭子ペアの姿も観客席に見えて、皆勤賞達成。

 さすがにそろそろ「仕事の方、良いんですか?」と他人事ながら心配になってくる。

 試合が始まるが、大木の不振は続いており、前半、川浜は相手チームにリードを許す。

 ハーフタイム、滝沢は気掛かりそうに大木を見るが、事情が分かっているだけに何も言えない。

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 滝沢、ふと観客席を見て、失踪中の謙三が座っていることに気付く。

 後半が始まる。たまたま近くにいた内田は、相手がケンゾーとも知らず、べらべらと話し掛けて一緒に応援をしたりする。

 ま、それは良いんだけど、ケンゾーの向かって右側に、間にひとり置いて、

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 圭子たちが座っているのだった。

 いや、さすがにそんな至近距離にいたら、圭子も気付くだろう?

 応援の甲斐あってか、川浜は僅差で勝利を収める。

 だが、試合終了後、

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 大木「先生、俺、ラグビー辞めるぜ」

 遂に恐れていた事態となる。

 その3へ続く。


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コメント

Re:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その2(11/11)  

夏子が一瞬「乳姉妹」の千鶴子に見えました(笑)
しかし、若き日の謙三は別の俳優にすべきでしたね。
でないと、夏子と付き合う→子供が出来る流れが説得力皆無・・・
しかも夏子がチンピラに刺殺されるってのがねぇ・・・捻り無さ過ぎ。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その2(11/11)  

ふて猫様
>正に“灯台もと暗し”の距離感ですね。

さすがに気付きますよね。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その2(11/11)  

影の王子様
>しかし、若き日の謙三は別の俳優にすべきでしたね。
でないと、夏子と付き合う→子供が出来る流れが説得力皆無・・・

そうなんですよね。あるいは女優の方を変えるとかね。

Re:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その2(11/11)  

>どうでもいいけど、ラーメンが150円って、マジか?

このころってまだラーメンが1000円とか考えられない時代だったのですよ。ラーメンと言えば醤油味の「中華そば・支那そば」がメインの時代でしたね。家の近くのラーメン屋さんでも300円で食えたと思います。それでも新楽は安いけど。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その2(11/11)  

ひろりん様
>このころってまだラーメンが1000円とか考えられない時代だったのですよ。ラーメンと言えば醤油味の「中華そば・支那そば」がメインの時代でしたね。家の近くのラーメン屋さんでも300円で食えたと思います。それでも新楽は安いけど。

ご教示ありがとうございます。あのメニュー、一度みっちりチェックしてみたいです。

森田光男の家の中の中華料理店にて名村謙三が森田光男と富田圭子と滝沢賢治に過去の想い出を語ってくれました。富田圭子の母は三好夏子で名村謙三は富田圭子の母が刺殺された出来事を語ってくれました。名村謙三が代わりに富田圭子を引き取って育てなければなりません。県大会では再び客席からは森田光男と富田圭子の顔も見えました。名村直は仕事の都合上試合を見れなくてとても残念でした。名村直は名村謙三の3男です。試合終了後大木大助は母の病気が心配でラグビー部退部とまで思い詰めてしまいました。森田光男と富田圭子は大木大助の身勝手を指摘します。実際に子を産む時の苦悩は、母親しか覚えていません。人間は、誰でも次第に楽な方向へと流されやすい動物です。しかし、そのような生活では、ここ一番と言う大事な時に、本当の力が出せません。僕の前に道は無い、僕の後に道は出来ると言う気持ちで前進して下さい。

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