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「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その3

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 第20話「我ら花園に立つ」(1985年2月23日)
 の続きです。

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 その晩、滝沢や部員たちは大木を新楽へ連れて行き(他に行くとこないんか?)、なんとか退部を思い止まらせようと口々に慰留する。

 大木「夢にまで見た花園だ。そりぉ俺だっていきてえよ。けど、しょうがねえだろう。俺のポジションの代わりは何人もいるが、おふくろに付き添ってやれるのは世界中で俺一人しかいねえんだ」
 滝沢「それでお前、ラグビーを捨ててまで……」
 大木「厄介かけたからなぁ、おふくろには。じゃあ、おふくろが待ってるんで」

 大木、もうどんな説得も受け付けないという風情だったが、店を出ようとしたところに、意外にもケンゾーが入ってきて呼び止める。

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 謙三「君に話がある」
 大木「誰だい、あんた」
 謙三「近所に越してきたものだ。実は私も少年の頃、ラグビーをやっていた

 嘘をつけ。

 ……と言いたくなるほど、ケンゾーの都合の良い過去がその口から語られる。

 要するに、少年の頃、ケンゾーは親からラグビーを辞めろと言われ、結局辞めてしまい、そのことがずーっと後悔のトゲとなって胸に刺さっていると言う話だった。

 謙三「一度なくした青春の夢は、あのボールのように再び帰ってこない!」

 でも、その話はラグビーじゃなく、別のスポーツでも成立する話だよね。

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 謙三「どんな事情があるにせよ、捨ててはダメだよ。ラグビーに賭けた夢を」
 大木「だけど夢を続けるには、金が要るからよ」
 滝沢「金?」
 大木「医者が言うには、おふくろはすぐに手術しなきゃ危ないってんだよ。300万要るってんだ……おふくろの心臓が悪くなったのも、元は言えば名村のせいだ!

 管理人、てっきり「乱暴者だった俺のせいだ」と自己批判するのかと思っていたら、意外にも目の前に立っているケンゾーのせいにしたのには、思わずコケてしまった。

 大木「あいつのせいで店を潰されて、苦労続きで無理が来たんだよ!」

 で、そのおふくろさんの心臓に、しょっちゅう警察沙汰を起こして余計な負担を掛けて悪化させてきたのが大木君なのである。チーン。

 大木「先生よー、いっそ銀行強盗でもやってお袋のために300万作ってやりてえよ! 暢気にボールなんて蹴ってられっかよ!」

 大木、感極まったように叫ぶと、店を飛び出して行く。

 大木が言うと、冗談ではなくほんとに銀行強盗やりかねないと思わせるところが怖い。

 いかにもドラマと言う感じだが、大木の言葉を聞いた滝沢は、その300万を工面しようと、あらゆるツテを頼って借金に奔走するのであった。

 で、滝沢が奔走するシーンがイメージ的に描かれるのだが、最初に出て来るのが、

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 小さな果物屋のおばちゃんに、ぺこぺこ頭を下げて借金を申し込んでいると言う図だった。

 ……

 どんなツテやねん。

 元カノか?

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 滝沢の凄いところは、300万には届かなくても、実際にいくらか金を調達してしまうところである。

 ほんと、ラグビーに勝つ為だったらどんなことでもする男である。

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 金の勘定をしている滝沢のそばに、ロリコン戦士が泣いて喜びそうなポーズで立っているゆかり。

 滝沢「おい、へそくり、ないよな?」
 節子「ごめんなさい……ねえ、内田さんにお願いしたら」
 滝沢「あの人は法螺吹いてるが、台所は火の車だよ」(なんで知ってるの?)

 良妻賢母の最終形態と言われる節子さん、夫に協力できないのがむしろ申し訳なさそうだった。

 ……でもねえ、その借金って、結局滝沢が返さなきゃいけないんだろう?

 家計を預かる主婦として、ラグビー馬鹿のそんな暴挙を黙って見ていて良いのだろうか?

 なお、大木は退部だけは思い止まったが、決勝戦には出場しないつもりらしい。

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 滝沢が、圭子、光男と一緒に土手を歩いていると(光男、ほんと、仕事してるのか?)、川辺にしゃがんでいるケンゾーを見掛ける。

 滝沢「お顔の色が良くないですね」
 謙三「いや、大木君に言われたことが気になって昨夜も良く寝られなくてねえ……部下がやったこととは言え、彼の父を死に至らしめたのはトップの座にあった私の責任でもある。殴られても蹴られても良い、私は彼の前に手を付いて謝ろうと決心したんだ」

 だが、謙三は今そんなことをすれば大木の心を惑わし、試合どころではなくなるからと、代わりに300万円の小切手を取り出して滝沢に渡す。

 謙三「これを金に換えて、君が適当に工面したことにして手術代に充てて欲しいんだ。金で償えるとは思えんが、他に方法がない」
 滝沢「名村さぁん、本当によろしいんですか? ……分かりました、じゃあ確かに」

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 そのまま何も言わずに立ち去ろうとする謙三の背中に向かって、思わず「お(父さん)……!」と呼びかけそうになった圭子であるが、振り向いた謙三の顔を見ると、そのまま口を閉ざして下を向いてしまう。

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 謙三も何かを期待するように圭子の口元を見詰めていたが、やがて諦めたようにとぼとぼと歩き出す。

 翌日、早くも大木の母親の手術の日取りが決まり、その前の精密検査が行われる。

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 母親がベッドで検査室へ運ばれるのを見届けた後、

 大木「金は何年掛かっても返すけどよ、一体何処で都合したんだ」
 滝沢「まぁ、いいじゃないか」
 大木「よかねえよ。先生の知り合いに金持ちがいる訳ねえしなぁ……」

 その後、元気を取り戻した大木も加わってラグビー部が練習していると、滝沢が「来ちゃダメ」と言っていたのに、謙三が圭子に会いに来てしまう。

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 圭子「あの……」
 謙三「なんだね」
 圭子「私の母を愛していたと仰いましたけど、母のお墓は何処にあるんですか?」
 謙三「深川の浄明寺と言うお寺だよ」
 圭子「私、お参りしてきます。母のお墓をこの目で見て拝んだら、あなたを素直にお父さんと呼べそうな気がするんです」

 そう言えば、モナリザも母親の墓参りしてたなぁ。

 あと、80年代初頭の時代劇で、タイトルは忘れたが、内藤さんと伊藤かずえさんが親子役でゲスト出演してたエピソードがあったなぁ。

 しかも、今回とは逆に、実の親子のように暮らしていたが、実は本当の娘ではなかったことが分かる……と言うような話だった。

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 圭子の、将来の和解を仄めかすような発言に、謙三は思わずその手を握って「ありがとう」と言うのだった。

 その微笑ましい光景を目の当たりにした後、

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 滝沢「ところで、なんでお前がここにいるの?」
 光男「……」

 滝沢、前から気になっていた質問をするのだった。

 ……と言うのは嘘だが、ほんと、なんでいるんだろう? 正式にコーチに就任したのかしら?

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 大木「おじさん、来てたのかい」
 謙三「ああ……」

 と、大木が謙三がいるのに気付いて親しみを込めて話し掛ける。

 だが、絶望的に間の悪いことに、

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 富田「会長、随分、お探ししましたよ」
 部下「会長がお留守の為、業務が停滞しております。どうか直ちにお帰り下さい」

 どやどやと、富田義道をはじめ、その部下たちが押し掛けて来てしまうのである。

 謙三「ごめんだね! 家出は別に犯罪ではない筈だ」

 謙三、いい年こいて家出中らしい……。

 それで済めば問題なかったが、部下の一人が「名村会長」と呼ぶのが大木の耳に入ってしまった。

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 大木「名村ぁ? オイ待てぇ! てめえ、名村謙三だなぁ? 人を誑かしやがって!

 血相変えて謙三の前に立ちはだかり、例によって元不良らしからぬ言い回しで激怒する。

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 滝沢「待て、大木!」

 慌てて滝沢が大木の体を押さえ付け、落ち着かせようとする。

 滝沢「お母さんの手術代出して下さったのは名村さんだ!」
 大木「なにぃ」
 滝沢「名村さんはもう十分苦しまれた。その名村さんを殴れば、試合が終わった相手を殴るのと同じだ。大木、もうノーサイドにしよう!

 ラグビー馬鹿の滝沢、こんな時もラグビーを引き合いに出して、自分ではうまいこと言ったつもりで大木を説得しようとするが、

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 大木「だけどよ、首吊って死んだ親父はどうなるんだよぉーっ!」

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 大木「おおおーっ! この野郎ーっ!」

 野獣のように猛り狂う大木を、滝沢や光男たちが必死で「どうどう」している。

 管理人、このシーンをキャプした時、大木の必死の形相を見て、つい笑いの発作が抑えられなかったことを告白しておく。

 やっぱり、松村さんの全力演技は最高ですね!

 あと、圭子が謙三に向かって(すいません、いつものことなんです……)と、謝っているようにも見える。

 その4へ続く。


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コメント

Re:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その3(11/11)  

松村さんは次作「乳姉妹」でも「父親が自殺した」「その原因の相手を憎む」役でしたね。
しかし、同じ役が連続しても常に全力演技の松村さんに脱帽です(今も若々しいし)。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その3(11/11)  

ふて猫様
>私も最後の圭子さんの半分は苦笑いしているシーンに笑ってしまいました。

キャプしたら、たまたまそういう顔になってしまっただけなんですけどね。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その3(11/11)  

影の王子様
>しかし、同じ役が連続しても常に全力演技の松村さんに脱帽です(今も若々しいし)。

伊藤さんとか鶴見さんは作品ごとにキャラが違うんですが、松村さんはいつもだいたい同じ役なんですよね。

Re:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その3(11/11)  

大映ドラマの松村さんって「不幸な少年時代を過ごした」ことがテンプレですからね。

例外は「花嫁衣装...」の金持ちの息子でアイドル歌手だったくらいでしたね。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その3(11/11)  

ひろりん様
>例外は「花嫁衣装...」の金持ちの息子でアイドル歌手だったくらいでしたね。

そうでしたね。そのせいか、あまり面白くなかった記憶が……。

森田光男の家の中の中華料理店にて川浜高校ラグビー部は4代目キャプテン大木大助の退部を制止します。それでも大木大助は母の病気が心配で仕方ありません。大木大助の母の手術代を提供した名村謙三は大木大助から自分のした事に対する相応の報いを受けました。大木大助が改めてラグビー部に戻ったのも束の間、それでも大木大助はラグビーに集中出来ずに悩んでいました。名村謙三が森田光男と富田圭子の結婚を許可してくれて本当にどうもありがとうございました。もう誰も前に出て引っ張る事は出来ません。いざという時、人生の相談相手が居るにしても、結局は自分で考えなければなりません。そして、最終的に自分で自分の道を決めなければなりません。実際に子を産む時の苦悩は、母親しか覚えていません。人間は、誰でも次第に楽な方向へと流されやすい動物です。しかし、そのような生活では、ここ一番と言う大事な時に、本当の力が出せません。僕の前に道は無い、僕の後に道は出来ると言う気持ちで前進して下さい。

Re: タイトルなし

いつもコメントありがとうございます。

マジウケました。

最後の伊藤かずえさんの「すいません、いつものことなんです」がマジウケました!
管理人さん!本当に動画の細かいところまで見られてますよね。想像力が豊かなことに本当に敬服します!あと、ブログの話術がハンパないです。

Re: マジウケました。

> 最後の伊藤かずえさんの「すいません、いつものことなんです」がマジウケました!

ありがとうございます。

久しぶりに読みかえましたが、自分でも笑ってしまいました。

> 本当に動画の細かいところまで見られてますよね。想像力が豊かなことに本当に敬服します!あと、ブログの話術がハンパないです。

いやー、私の駄文をそんなに高評価して頂けるとは、望外の喜びです。

ブログを続けてきて良かったなぁとしみじみ思います。

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Author:zura1980
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