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「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4



 第20話「我ら花園に立つ」(1985年2月23日)
 の続きです。

 相手が仇の名村謙三だと知って、滝沢たちに押さえられながら、猛り狂っている大木。

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 が、謙三は、逃げるどころか、部下を振り切り、自ら大木の前に歩み寄る。

 なんか、会社役員軍団VSラグビー軍団の、異色抗争シーンみたいで笑える。

 謙三「好きにしたまえ」
 大木「……」

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 ナレ「賢治はただ一度だけ、大木が殴ることを黙認しようと思った。だが、それ以上は断固阻止せねばならぬと決意していた」

 いや、一度目から断固阻止せんかコラ。

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 大木「うおわうーっ!」(ゲシッ)

 ……で、ほんとに好きにしちゃうのが、大木のタダモノではないところなのである!

 凡百のドラマなら、拳は振り上げるけど、結局、「負けたよ……」とかなんとか言いながらやめてしまうもんだけどね。

 ま、ケンゾーが倒れた瞬間にヅラが取れていたら、川浜高校そのものが名村財閥に滅ぼされていたと思うが、幸い、ヅラは取れなかった。

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 大木、サッと倒れた謙三の上に馬乗りになるが、襟を掴むとそのまま抱き起こしてやる。

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 滝沢「大木」
 大木「先生よぉ、俺もラガーマンだ。恨みつらみは残さねえ。これでノーサイドってことにするぜ」

 ええっ、もう良いの?

 さっきのバーサーカーモードは一体なんだったんだ? これじゃほとんど二重人格者だよね。

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 滝沢「あの世のオヤジも、これで良いって言うだろう……」

 言うかなぁ……。

 むしろ、「どうでも良い」って言いそうな気がする。

 大木、何もかも洗い流したようなさっぱりした気分で、練習を再開するのだった。

 殴られた謙三は、むしろ感謝の眼差しを大木に向け、頭を下げる。圭子もそんな二人の清々しい和解を見て、満ち足りたような笑みを浮かべる。

 ナレ「人の真心は遂に恨みを越える。賢治はその思いを深く噛み締めていた……」

 ……しかし、この1話だけ見るとそうでもないけど、17話から続く一連の「ケンゾーは親の仇」エピソード、並べてみるとかなり滑稽である。

 ●17話

 大木の怒り→ケンゾーの息子・名村直、その妹・圭子および光男

 和解→圭子と光男に手を付いて謝る。

 その時の大木の台詞
 →「チームワークを乱した原因は、俺だぁ。あんたのおやじのことでいつまでも拘ったのもこの俺だ」

 ●18~19話

 大木の怒り→名村直

 和解→加代の遺影の前で、直と和解する。

 その時の大木の台詞
 →「加代さん、すまん! あんた殺したのはこの俺だーっ! 俺が昔の恨みに拘ってタイマン張ったばかりに……あんた車に撥ねられて……俺のせいなんだーっ!」

 →「ああ、俺は恨みは水に流す」

 ●20話

 大木の怒り→ケンゾー

 和解→ケンゾーを一発殴ってスッキリする。

 その時の大木の台詞
 →「先生よぉ、俺もラガーマンだ。恨みつらみは残さねえ。これでノーサイドってことにするぜ」

 ……

 大木、一体何度恨みを抱き、そしてそれを水に流せば気が済むのだろう?

 ま、それぞれの回で怒りをぶつけている相手は違うんだけどね……。

 それにしても、大木と、仇の息子に過ぎない直とを和解させる為に、加代は命まで差し出したというのに、肝心のケンゾーに関しては、パンチ一発で片付くなんて……。

 さて、いよいよ決勝戦の日がやって来る。

 奇しくも、その日は大木の母親の手術日と同じだった。

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 世話の焼ける大木、控え室で着替えている最中、「やっぱりダメだ、おふくろの死に掛けている顔ちらつきやがってよ。どうにもファイトが出ねえよ」と、駄々をこね出す。

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 そこへまたまたまた謙三が現れ、「君は真の人生を放棄するのか?」と、強い口調でカツを入れる。

 大木「真の人生?」
 謙三「そうだ、私が良い例だ。世間的には私は成功者だ。だが、心の中は砂漠だった。いつからそれが始まったか。あの日からだ、ラグビーを捨てたあの日からだ

 謙三、大木を諭す為に、明らかな嘘八百を並べる。

 ほんとにそう感じているのなら、なんで今までラグビーしなかったんだ?

 なんでラグビーをしないで、アメ横とか徘徊してたんだ?

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 謙三「君は今、お母さんの病気と言う荒波に心を攫われている。だが負けてはならない。充実して生きてくこそ青春だ。お母さんだって、きっとそれを望んでおられる筈だ」
 滝沢「大木、今日の18歳の決勝戦は二度とは出来ないんだ。お前、それを放棄して、生涯後悔しないか?」

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 大木「分かった、俺は試合に出る!」

 大木、二人に説得されて、あっさり前言撤回する。

 部員たち(もう、こいつに振り回されるのやだ……)

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 大木「先生よぉ、仇と憎んでた名村さんがここまで心配してくれるなんてよ」
 謙三「ラグビーを捨てた私の分まで頑張ってくれたまえ」
 大木「ようし、やるぞ! おふくろの為にもよぉ!」

 こうして、遂に全国大会出場を懸けた決勝戦の火蓋が切って落とされる。

 相手は、毎度お馴染みナチスジャガー率いる相模一高である。

 スタンドには圭子たちの外、珍しく節子の姿もあり、

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 暇で暇でしょうがない教師たちや生徒たち、

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 いつの間に戻ってきたのか、直の姿も見られた。

 試合は大木の奮起もあって川浜リードで終盤を迎える。

 ただし、その差は僅か1点。ロスタイムに入るが、相模一高の選手がボールを持ってグラウンドを駆け抜け、逆転のトライを決めようとする。

 川浜の応援団は思わず悲鳴を上げるが、最後も大木がタックルを仕掛け、ゴールラインぎりぎりでその選手を倒すのだった。

 審判「ノーサイド!」

 川浜の劇的勝利であった。

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 審判がホイッスルを鳴らした後、大木がその倒した選手を助け起こし、互いの健闘を讃えるところはなかなか感動的であった。

 (……と言いつつ、この後、最低のギャグを思いついて、結局ボツにした管理人であった)

 選手は勿論、スタンドも歓喜の嵐に包まれる。

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 節子(キャーッ! ほんとに勝っちゃったーっ! オッズ200倍よ、200倍!)

 クールな節子さんも、思わず自分の頬に手を当てて喜びを噛み締める。

 別に、「あーあ、これでまたラグビー馬鹿が調子に乗る……」と、悲鳴を上げている訳ではない。

 試合の後、謙三はそろそろ元の生活に戻らねばならないと圭子に告げる。

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 圭子「行かないで! お父さん!」

 一緒に過ごしているうちに謙三の温かさを知り、本当の父親として親しみを感じていたのか、圭子、そう叫ぶと謙三の胸に思いっきりしがみつく。

 伊藤さんのこういう口の形、めっちゃ可愛いなと前から思っている管理人であった。

 謙三も力強くその背中を抱くが、彼らのそばには圭子の養父である富田義道もいるので、謙三はすぐその体を離し、

 謙三「君の父親は富田義道だよ」

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 謙三「富田君、光男君は良い青年じゃないか。これからは心を広くして圭子との付き合いを認めて上げなさい」
 富田「わかりました」

 今まで圭子にゲジゲジのように嫌われていた富田であったが、謙三にそう言われると、たちまち善人っぽい笑顔になるのだった。

 謙三、滝沢に改めて挨拶すると、いかにも名残惜しそうに圭子と別れ、ビジネスの世界に戻っていく。

 内藤さんは、もうこれっきり出ないんだっけ?

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 ラスト、表彰式で優勝旗を受け取ったのは、当然、殊勲の大木であった。

 それを涙で滲んだ目で見ていた滝沢、ふと、スタンドに目をやると、

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 節子さんが万感の思いを込めて自分を見詰めていた。

 節子(あなた、おめでとう)

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 滝沢(節子、君のお陰だ。どんな苦しい時も支えてくれた……)

 言葉を交わさずとも心が通じ合った夫婦と言うことで、そんなテレパシーが交わされるのだが、真面目な話、ここは何も台詞がない方が良かったかな。

 こうして、遂に川浜ラグビー部は、加代の悲願だった花園出場の4文字を、練習日報に書き込むことが出来たのであった。


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コメント

Re:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4(11/11)  

>毎度お馴染みナチスジャガー率いる相模一高である。
吹きました(笑)しかし、倉石功さんだと他には奇機人エレキイカぐらいかなぁ?

「スクール☆ウォーズ」は「滝沢の指導者としての成長物語」として視聴しますが
その点、妻:節子さんと娘:ゆかりの存在はハンパなくデカいすね。
節子さんみたいな女性と結婚したかったです!岡田奈々さん、最高!

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4(11/11)  

ふて猫様
>大木は何度も諭される⇒喧嘩する⇒諭される⇒喧嘩する⇒諭されるの繰返しですね

脚本家もあんまり忙し過ぎて、前の回のことなんか覚えてないんでしょう。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4(11/11)  

影の王子様
>吹きました(笑)しかし、倉石功さんだと他には奇機人エレキイカぐらいかなぁ?

何の注釈もつけなかったので、昭和特撮ファン以外には意味不明になってしまったかもしれません。

>節子さんみたいな女性と結婚したかったです!岡田奈々さん、最高!

ほんと、岡田さんの画像は何枚貼っても良いですねえ。

Re:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4(11/11)  

>大木、一体何度恨みを抱き、そしてそれを水に流せば気が済むのだろう?

こうして見ると、騒動の中心には必ず大木がいますね。

何度も恨むのも面白ければ細かい辻褄は気にしない大映ドラマらしいですけど(笑)

さて、圭子さんの謎も解けてしまい、次回から伊藤かずえさんの露出が若干減るのが少し残念です。(おそらく乳姉妹の撮影始まってたのだろうけど)

Re:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4(11/11)  

今話のMVPは節子さんに決まりですね😅(何でやねん❗)

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4(11/11)  

ひろりん様
>さて、圭子さんの謎も解けてしまい、次回から伊藤かずえさんの露出が若干減るのが少し残念です。(おそらく乳姉妹の撮影始まってたのだろうけど)

今ちょうど「乳姉妹」のラスト辺りを見てるんですが、面白いです。突っ込みどころ満載で、今からレビューするのが楽しみです。

Re[1]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4(11/11)  

ふて猫様

節子さんと言うか、岡田さんはほんとに綺麗ですね。レビューしてるとしみじみ感じます。

Re[2]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4(11/11)  

zura1980さんへ
>今ちょうど「乳姉妹」のラスト辺りを見てるんですが、面白いです。突っ込みどころ満載で、今からレビューするのが楽しみです。

レビュー期待してます!

Re[3]:「スクール☆ウォーズ」 第20話「我ら花園に立つ」 その4(11/11)  

ひろりん様

ありがとうございます。仕事の遅い管理人なので、いつになることやら分かりませんが。

スクール☆ウォーズ2018  

相模一高はAIを駆使し川浜高校の部員の動きやチームの攻撃パターンを分析して選手に叩き込んだ。
前半戦、完全に動きを封じ込められた川浜高校は相模一高の大量リードを許す。
(ハーフタイム)滝沢「お前ら悔しくないのかーぁ!俺は今からお前たちを殴る」
滝沢の鉄拳に目覚めた川浜高校の部員はAIの予想を超えた動きを発揮し逆転勝利した。
芥川隆行「それは人間の心の勝利であった。(以下略)」

最近、こんな妄想ばかりしてます・・・

Re:スクール☆ウォーズ2018(11/11)  

影の王子様

特撮でよくありそうなプロットですね。

川浜高校ラグビー部4代目キャプテン大木大助が母の病気が心配でラグビーに集中出来なかった中で大木大助の母の手術代を提供した名村謙三は大木大助から自分のした事に対する報いを受けました。大木大助が名村家への怒りが治まった喜びも束の間、名村謙三が県大会に出場する事を躊躇った大木大助を咎めると大木大助は改めて県大会に出場します。客席からは名村謙三の3男名村直の顔も見えました。県大会では決勝戦まで勝ち進んで相模一高に勝って全国大会初出場おめでとうございます。川浜高校ラグビー部は県大会で決勝戦まで勝ち進んで相模一高に勝って全国大会初出場を果たす事が最優先なのだから、スカート捲り等の回想シーン等と悠長な事を言ってられません。学習面では、部員全員部活と勉強を両立させる方が最優先なのだから、スカート捲り等の回想シーン等と悠長な事を言ってられません。僕の前に道は無い、僕の後に道は出来ると言う気持ちで前進して下さい。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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