第25話「美しきチャレンジャー」(1980年9月17日)
70年代を代表する特撮ヒロインのひとり、斉藤浩子さんをゲストに迎えたエピソード。
この後もいくつかドラマへの出演はあるが、こういう特撮作品への出演はこれが最後となるようである。
しかし、斉藤さんを別にしても、今回は(このブログ的に)とても見所の多い話である。
なにしろ冒頭から、

屋内プールのプールサイドで、ビキニ姿の6人の女の子が乳を揺らしながら準備運動をしていると言う、鼻血モノのシーンが炸裂するのである!
石田えりさんの巨乳以外に、そう言う方面に関する期待度の低い「80」だから、なおのこと嬉しい。
で、プールのスタート台に立つ女の子をひとりひとり丁寧に映してくれるのが良い仕事してると言う感じ。

最初に出てくるのが、今回のヒロイン、ジュンの斉藤浩子さんである。
「仮面ライダー」などでは、あんなロリロリした美少女だったのが、こんなに立派に成長して……。
他の5人はろくに名前も出て来ない、まあ、引き立て役みたいなものだが、みんなそれなりに整った顔立ちで、

特に5人目や、

6人目の女の子は、ビキニからはみ出さんばかりの、柔らかそうなおっぱいが実に美味しそうなのである。

とりわけ、6人目の女の子がスタート台に立つ時に、ぶるんと乳が揺れる様がはっきり見えるのが、なかなかのお宝ポイントとなっている。(キャプ貼ってもあまり意味ないか)
「仮面ライダー」シリーズはともかく、「ウルトラマン」シリーズではあまりこの手のシーンって出て来ないから、極めて貴重である。
だから、ナレーターが「地球防衛軍2000人の中には約3割の女子隊員がいる……」などと喋っているのだが、こっちはそれどころではないので、まったく頭に入ってこないのであった。
とにかく、彼女たちは今年入った新入隊員で、UGMのエミ隊員を目標に、トレーニングに励んでいるところなのである。
残念ながら、実際に彼女たちが泳いでいるシーンは映されず、すぐ次のシーンへ移行する。

しかし、それは、体育館で女の子たちがトレパン姿で縄跳びをしていると言う、「いやぁ、分かってるなぁ」と、これを考案したスタッフに拍手したくなるようなシチュエーションなのだった。
この、タンクトップからはみ出る、日焼け跡のくっきり見えるおっぱい、最高としか言いようがない。
しかもそれが上下にぶるんぶるん揺れてるんでっせ!

ただ、肝心のジュンが、あまりカメラに近かったのでピントが合ってないのが惜しまれる。
彼女も、石田さんほどではないが、なかなかの巨乳なのだ。

やがて、訓練の様子を見物に、そのエミと猛が室内に入ってくる。
ま、そんなのはどうでも良くて、手前左側にいる女の子の日焼け跡付きの胸がたまらないのです!

一段楽したところで、みんなエミたちに気付いてワッと集まってくる。
女の子「こんにちは~私も早くこの制服着たいなぁ」
その女の子だけじゃなくて、みんな日焼け跡がタンクトップからはみ出ていて、ほんと、初範さん、目のやり場に困っただろうなぁ。

トドメとばかり、さっきの6人目の巨乳戦士が最後に輪に加わって、その巨乳を真横からじっくり眺められるポジションに立つのだった。
いやぁ、もう、最高だね。
もう、ストーリーなんかどうでも良いや(オイ)
女の子「先輩、暑くないですか、この制服」
エミ「UGMの科学が一番身近に結集したのがこの制服なのよ」
女の子たち「ふぅーん」
猛「外気が摂氏1500度から(以下略)」
とにかく、その制服はハイテクを駆使して作られていて、常に内部は26度に保たれ、放射線防護機能まで備えているらしい。
それはおいといて、エミ隊員にも彼女たちと同じ格好して貰って、縄跳びして欲しかったと言うのは、全世界の男子の共通の願いであった。

女の子「デザインがバツグンよね~」
まるでタレントのように人気のあるエミ隊員であったが、ひとりだけ、距離を置いて立っている隊員がいた。
ジュン「城野先輩」
エミ「なに?」

ジュン「挑戦します!」
エミ「挑戦?」
ジュン「つぎ、剣道の時間なんです」
女の子「ジュン、やめなさい、失礼よ」
ジュン「何故、失礼なの。私たちは城野先輩を目標としてるんだから、その目標がどのくらいのものか知っておこうって言うのが当然じゃない? 先輩、お願いします」
ジュンの頼みにエミ隊員もどうしようか迷っていたが、猛が促すように頷いたので、結局挑戦を受けることとなる。

ただ、それがほんとに剣道の試合なので、見てる方はちっとも楽しくないのが、「スタッフ、どうしたんだ? しっかりしろぉ! 初心を忘れたのか?」と、怒鳴りつけたくなる管理人であった。
別にレスリングの試合をしろとは言わないが、せめて
ビキニで水泳で対決して欲しかった。
試合はエミが勝ったが、エミもジュンの気迫を率直に讃える。

その後、猛と話しながら建物の外を歩いているエミ隊員。
エミ「ジュンと言うあの子、何故だか分からないけど敵意剥き出しなの……」
猛「敵意じゃなく、闘志じゃないのかな?」
エミ「え?」
猛「僕なんかも入隊したばかりの時は、先輩たちに一日も早く追い付こうと思って必死で、他人から見たらそれこそ恨みであるように見えたんじゃないかな」
猛がそう解説するが、猛が入隊した時はまだ中学教師との掛け持ちだった訳で、しかも別に自分から進んで加入したのではなく、オオヤマの懇望もだしがたく、と言う感じだったので、とても「一日でも早く追い付こうと」ガツガツしていたようには見えないんだけどね。
だいたい、その「先輩たち」って、第1話では暇を持て余してテレビゲームに興じてましたが……。
おまけに、エミ隊員も一緒に。
この会話だけでは断言できないが、なんとなく、第1クールの「教師篇」が「なかったこと」にされているような気がして、少し寂しい。

その後、一緒にシルバーガルに乗ってジュンの飛行訓練を指導するエミ隊員。
エミ「ジュン、良いわね、行くわよ、急上昇!」
ジュン「はいっ」
エミ隊員、急上昇からの急降下、そして地面すれすれでの上昇と、神業的なお手本を見せ、ジュンにも同じことをさせる。
こうして見ると、役柄どおりいかにも石田さんの方が年上に見えるが、実は二人は同い年、しかも堀越高校の同級生でもあったらしい。
それどころか、厳密に言えば、斉藤さんのほうが数ヶ月だけ年上なのだった。
しかし、制服姿の石田えりさんと斉藤浩子さんがいるクラスって(男子にとって)どんな生き地獄ですか?

飛行訓練後、寮のような部屋で、あれこれお喋りしている女子たち。
彼女たちの会話で、ジュンが、昨年、兄を怪獣に殺された(笑)こと、その敵討ちの為に防衛軍に入ったこと、そして二十日後に迫った兄の命日までにUGM隊員にならないと田舎に帰らなくてはならないこと、などが判明する。

と、いきなり基地の上空に二機の宇宙船が現れ、無防備の施設を次々と攻撃していく。
相変わらず素晴らしい特撮なのだが、

爆発が強過ぎたのか、あるいは宇宙船の位置が低過ぎたのか、爆発のあおりが宇宙船自身にまで及んで、自滅しそうに見えるのがご愛嬌。

部屋の窓からその様子を、物凄い目つきでご覧になるジュン様。
ただ、その宇宙船は、ジュンの兄を殺した怪獣とは関係ないらしい。
ほどなく、イトウと猛の乗るシルバーガルが出撃する。
二人は第13話で猛が編み出した「フォーメーション・ヤマト」と言うα、βに分離してからの連係攻撃で、見事、宇宙船の一機を撃墜する。
イトウはα号で残る一機を追跡し、猛はβ号で生存者がいないか墜落現場に引き返す。

ところが、現場には一足先にジュンが来ていて、あちこち探し回っていた。
ジュンは、何が何でもUGM隊員になろうと、何か目覚しい手柄を立てようと焦っていたのだ。
斉藤さん、子役の時からスラッとした足をミニスカから覗かせておられたが、成人してますますスタイルが良くなられたように見える。

ジュンの願いが天に通じたのか、果たして、現場付近の木立の中で、木にもたれて休んでいるちょっとしたイケメンの男性を発見する。
ジュンは男性の怪我を手当てしてやった上、人目につかない機械室のようなところへ彼を連れて行き、猛の探索から守ってやる。

イトウ「UFOはこっちの2倍の速度を持っていました。月の軌道までは追ったんですが」
猛「墜落したUFOは空中でほとんど焼失、撃墜地点を中心に半径30キロを捜索しましたが、エイリアン反応は0でした。ロボットが操縦していたんでなければ、全くの0ってことはない筈です。細胞のひとかけらでも残っていたら、絶対反応ある筈です」
オオヤマ「反応が出ないように体の組織を変えて襲ってきたとすれば……」
察しが良過ぎる気もするが、オオヤマはその明敏な洞察力で、宇宙人が地球人に化けて、攻撃のどさくさに紛れて基地の中に侵入しようとしているのではないかと推察する。
それにしても、「細胞のひとかけら」にも反応する探知機って、いくらなんでも高性能過ぎないか?
……つーか、だったら、なんでウルトラマン80である猛に反応しないの?
その時、エミ隊員が、基地の中から何者かが宇宙と交信していると叫ぶように報告してくる。

無論、それは、さっきの謎のイケメンの仕業だった。
上空から青いシャワーのようなビームが降り注いでいるのを見た男は、慌ててその下に移動し、

その光を浴びたり、逆に自分からエネルギー波を送ったりを繰り返す。
CGのない当時、これだけのビジュアルを作るのは大変だっただろう。

エミ「交信が終わったようです」
イトウ「やっぱりUFO攻撃の際に、何者かが地球に侵入したんだ」
猛「地上からの電波の発信源は?」
エミ「分かりません。灯台下暗し、電波探知機から半径5キロでは発信源の正確な特定が出来ないんです」
悔しそうに唇を結ぶエミ隊員。
しかし、遠くより近くの方が特定できないって変な仕様のメカだね。
あと、イトウの「UFO攻撃の際に、地球に侵入した」って台詞、UFOが来てる段階で侵入しているので、「基地に侵入」の方が正しいのでは?
後編に続く。