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「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」


 第26話「ハラペコ満腹料理」(1981年8月8日)

 「悪の組織」が、ヘンテコな料理を使って人間社会に混乱を巻き起こしたり、ヒーローを苦しめたりすると言うプロットは、「バトルフィーバーJ」「電子戦隊デンジマン」でもあったが、今回はまさにそういうストーリー。

 冒頭、渓谷にかかった赤い橋……よく、JACの人が吊るされることで有名な……の下の川原で、豹朝夫、嵐山美佐、そして子供たちがキャンプを張り、ハンゴウスイサンをしていた。

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 まり「おほっおほっ」
 美佐「ほらほら、頑張ってー、私たちお米といで来るからね」

 煙で本気で苦しがってるまりちゃんたちに声をかけると、美佐は左手にハンゴウ、右手で最年少のルミちゃんの手を引いて、川へ米を洗いに行く。

 相変わらずスタイルの良い美佐。赤い短パンが、まるでハイレグ水着のように見える……

 だが、彼らの背後の茂みには既にゼロフォーが隠れていて、その様子を窺っていた。

 彼女は川の上流にいるアマゾンキラー、ゼロガールズ、そして今回の怪人ハラペコモンガーたちに合流する。

 アマゾンキラー「ハラペコモンガー、ハラペコ菌を撒きなさい!」
 モンガー「モンガー!」

 ハラペコモンガーは、美佐が米を洗っているところに流れるように、金粉のようなものを川に注ぎ込む。

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 ハラペコ菌は金色の筋となって流れていき、うまく、美佐の持っているハンゴウの中に入り込む。

 ……いや、それだけ粒が大きくて目立ってたら、普通、洗ってる時に気付くのでは?

 完全にゴミだよね、これじゃ。

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 美佐は全く気付かず、ハラペコ菌入りの米を炊いて、「美味しい美味しい」と言いながらみんなで頬張る。

 「美味しい」と連呼しつつ、ルミちゃんはどう見ても嫌々食ってる感じなのが素直で良いですね!

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 まり「すごい食欲ねえ、豹さん」
 朝夫「あったりまえだよ、まだまだ食うぞ、お前たちもどんどん食えよ」

 そのハラペコ菌なるものがどんな作用をもたらすのか、この時点では分からない。

 アマゾンキラーは、それと並行して、将来の総理大臣候補と言われている村田議員、テニスの日本チャンピオンの伊藤選手、そしてロボット工学の砂村教授に、それぞれハラペコ菌を摂取させる。

 もっとも、前者二人は菌を食べ物や飲み物に混ぜているが、砂村教授の場合は換気口から菌をぱら撒いて教授の頭上から降らせているだけである。

 それで感染するのなら、最初からそうやれば良いのでは?

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 さて、キャンプから帰ってきた美佐たちは、尋常ならざる食欲を発揮して、サファリ特製のカレーを貪るように腹に詰め込んでいた。

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 嵐山「お、おお、ちょっちょっちょっ、みんなちょっと食い過ぎだぞ。体に毒だ」
 欣也「美佐ちゃん、減量中だろう? 美容の為にさ」
 美佐「いいの、いいの」
 
 呆れたようにその食欲を見守っていた嵐山たちが見兼ねて忠告するが、彼らは全く聞く耳を持たない。

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 座布団を運ぶ為にこの世に生を受けた助八などは、「嬉しいね、コック冥利に尽きますね」と、かえってニコニコ喜んでいたが、

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 カレーを食べ尽くした子供たちの目には、その顔が豚の丸焼きに見えるようで、スプーンをかざして一斉に助八に襲い掛かってくる。

 こうして助八は子供たちの胃袋におさまり、将来ある子供たちを育てる栄養分として初めて人の役に立つことができたのでした(註・嘘です)。

 一方、北極のブラックマグマでは、ヘドリアン女王がアマゾンキラーから作戦の進捗状況の報告を受けていた。

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 アマゾンキラー「政治家の村田、テニスの伊藤、ロボット工学の砂村教授、それににっくきサンバルカンの豹と嵐山美佐……一応、この5名をハラペコ病にしてあります」

 どうでもいいが、アマゾンキラーって、なんかコーカサスオオカブトムシみたいな衣装だね。

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 ヘドリアン「あとは晩餐会に招待するだけじゃな。そこでその連中に特別料理を食べさせれば……鉄人間になるという訳じゃ! あっはははは……」
 アマゾンキラー「ハラペコ菌の入った料理を食べると、細胞の中に金属元素がたまり、やがてその人間は鉄人間となります。鉄人間の外見は普通の人間と変わりません。しかし……!」

 アマゾンキラーの合図で、鉄人間のモデル、砂村教授(スカイライダーでは、人間を植物に変える怪人を演じていた藤山律子さん)に、マシンガンが銃弾の雨を降らせるが、鉄人間はビクともしない。

 ヘドリアン「ほう、鉄人間」
 アマゾンキラー「人間にして人間にあらず!」

 彼らの目的が、人間を鉄人間にしてしまうことだと言うことが判明する。

 ……で、鉄人間にしてどうするの?

 ちなみにこのシーンで、ヘルサターン総統の台詞は「うーん」だけ。

 既にブラックマグマは、実質的にヘドリアン女王とアマゾンキラーによって仕切られているようだ。

 さて、ハラペコ菌のせいで、いつもお腹を空かしている朝夫、ずらりと並ぶレストランの食品サンプルをガラスにへばりつくようにして見詰めていると、ごついピエロの男性が「マダム・キラーがあなたに贈る、ハラペコ的満腹料理を食べる会」と言う怪しげなイベントへの無料招待券をプレゼントしてくれる。

 無論、それはブラックマグマ主催のトラップであったが、朝夫もサンバルカンの一員、ほいほいついていく……と見せかけて、「今時タダでこんな凄い料理を食べさせるとこがあるのか!」と、ピエロの腕をねじ上げて捕まえようとする。ピエロの正体はマシンマンであった。

 その後、屋上でサンバルカンとハラペコモンガーたちの戦いになるが、ハラペコモンガーは軽く戦うと、すぐ退却する。

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 嵐山「21世紀の料理人、マダム・キラーか、豹と美佐への招待状だ。二人とも有名になったもんだな」
 美佐「冗談じゃないわ、気持ち悪い」
 嵐山「二人に行って貰おうか、マダム・キラーの料理を食べに……」

 招待状を見ながら考え込んでいた嵐山、意外な言葉を口にする。

 欣也「罠ですよ、危険だ!」
 嵐山「奴らの目的が何か、それを知りたい」

 美佐たちは危険過ぎると反対するが、既に嵐山は摂取したハラペコ菌を無害化するPMOC剤なる解毒剤を開発していた。

 嵐山「食事の前にこれを飲んで置けば細菌は直ちに死滅する」

 で、色々あって、美佐と朝夫は、郊外の洋館で行われるマダム・キラー(アマゾンキラーの変装)の主催する食事会に参加する。

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 キラー「本日はようこそおいでくださいました。日本を代表する皆様に私の料理を試食していただけることを、光栄に存じております」

 すっかり料理研究家の女性に成り済ましたアマゾンキラーが、挨拶を述べている。

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 キラー「では早速、ハラペコ的満腹料理、フィーバーディナーを存分にお楽しみ下さい」

 テーブルには、ハラペコ菌を摂取したあの三人の姿もあった。

 藤山律子さんの砂村教授は、年齢を顧みない少女趣味のドレスをまとっていた。はっきり言って似合ってないのだが、このミスマッチ感が妙に可愛らしく見える。

 彼らに饗される料理は、既存のレストランで作らせたものを温めたもの……ではなく、ちゃんと奥の厨房で、ハラペコモンガーとゼロガールズたち(ちゃんとエプロンつけてるのが可愛い!)によって作られていた。

 キラー「まずご試食いただくのは、アイアン骨ガラスープです、これはマグマビタミンA、Bが豊富に含まれており……」

 5人は、次から次へと出される珍味を賞味しては、その美味さに感嘆の声を上げる。

 無論、豹と美佐は食前にさりげなく解毒剤を飲んでいるので、それらを口にしても何の問題もない。

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 村田「さぁ、ハッスル、ハッスル!」
 伊藤「ああ、満腹だ。なんだか良い気持ちになってきたなぁ」

 村田議員って、将来の総理大臣候補と言われてるんだよね、確か。

 うーむ、日本の崩壊は既にこの時から始まっていたのか……

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 日が暮れてから、漸く飛羽と欣也が美佐の発信した電波をたどって、その屋敷にやってくる。

 二人が窓から覗くと、招待客とゼロガールズたちが、優雅に食後のダンスを楽しんでいるところだった。

 しかし、残念ながら、ゼロガールズたちの艶姿は大きく映してくれず、

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 せいぜい、議員と踊っているゼロフォーの横顔ぐらいしか貼るべき画像がなかった。

 ああ、こんな時、ゼロワンがいてくれたら……

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 で、朝夫は、こともあろうにアマゾンキラーことマダム・キラーと一緒に体を揺らしていた。

 朝夫「お姉ちゃま、僕ちゃん満腹!」
 キラー「うふふ、明日はもっと美味しい料理を食べさせてあげますよ」
 朝夫「ほんと? 僕ちゃん、幸せ!」

 朝夫、感極まったようにアマゾンキラーの豊満な胸に飛び込む。

 欣也「おい、あいつやり過ぎだよ」
 飛羽「その気になってるぜ」

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 ダンスの後、マダム・キラーは厨房のハラペコモンガーのところへ足を運ぶ。

 モンガー「ああ、如何でやんした?」
 キラー「うまく行ったわ、あの5名は明日の朝食を食べれば、5グラムのハラペコ菌を食べることになる。鉄人間エネルギーは100パーセントだ!」

 翌朝、同じようにあの5人がテーブルについて、ブラックマグマが丹精込めて作った「ハラペコ的満腹料理」に舌鼓を打っている。

 ニコニコとホステス役を務めていたアマゾンキラーであったが、不意に、昨日とメンバーの様子が異なることに気付く。

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 そう、いつの間にか、村田議員が飛羽に、砂原教授が欣也に、それぞれ入れ替わっていたのだ(伊藤選手は?)。

 こんなの見せられてもなぁ……(管理人さん、頭を抱える)

 その後、互いに本来の姿に変わり、屋敷の外でハラペコモンガーとサンバルカンのバトルになる。

 ……うーん、今回のエピソード、最初に挙げた別の作品のそれと比べても、格段に面白くない。

 「バトル~」の、怪人がケニア(大葉健二)に調味料をかけて食べようとする爆笑シーンや、「デンジマン」の、変なハンバーガーを食った青梅(大葉健二)たちがキチガイになる強烈なシーンなどのように、キモとなるシーンが欠けてるんだよね。

 一応、

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 モンガー「メリケン粉かけちゃってえ、ふりかけもかけちゃうかなぁ……うまそうだなぁ、よだれが出ちゃう。ほんなら頂きまぁす」

 戦闘の最中、人間の姿に戻った朝夫の体に、ハラペコモンガーが色んなものをふりかけて輪切りにして食べようとするシーンが出てくるんだけどね。あんまり面白くない。

 結局は、役者の差なんだろうか?

 それと、ブラックマグマが人間を手間隙かけて鉄人間にして、それでどうしたかったのか、何の説明もなかったのもシナリオの欠陥である。

 ハラペコ菌に冒された朝夫たちの大食い描写も、実に中途半端だったし。

 そもそも、VIP三人と同時に、朝夫たちも食事会に招待する……と言うのが意味不明であった。少なくとも、VIP三人だけを招待していれば、彼らを鉄人間にすることは可能だったと思う。

 あるいは、朝夫たちには猛毒入りの料理を出しておけば、その場で二人を殺すことも出来たのでは?

 とにかく、疑問点ばかりが目立つ凡作であった。
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コメント

Re:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

山田隆夫出てましたね~。座布団運びに転職する前ですね。

Re:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

確かにストーリーの荒らさが目立ちましたね😅朝夫と美佐を連れて行くなら、別室に招くなり他の毒を入れるとか方法が他にいくらでもあったのではないのでしょうか?勿体無い作品でしたね😓

Re:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

終始、観ている側としてはパンサーに肩透かしを喰らい続けるお話です。中盤
「今日の昼飯、何にしよっかな~♪」
と食堂のサンプルを眺めている戦隊メンバーらしからぬ様子のパンサー(「孤独のグルメ」に於ける松重豊さんの様なダンディズムからは程遠いです・・・。)
を口車に乗せに現れたピエロを観た際は、
「おっ、久々のダークQか?!」
とも期待しましたが、結局は一マシンマンでしたし。
また事もあろうに立ち回り中変身を解き特盛カレー(ハラペコモンガーの変装)にありつこうとした挙句、自分がモンガーのおかずの材料になりかけるパンサーには
「パンサー、ちゃんとやれよ。」
とたしなめたくなります。

Re[1]:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

影の王子様

藤山さんも、考えたら色んな悪役を演じられてますよね。幹部からヒラの怪人まで。演じた数では最多かな?

Re[1]:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

ひろりん様
>山田隆夫出てましたね~。座布団運びに転職する前ですね。

そうですね。自分は山田氏しか見たことないですが、座布団運びって他にもたくさんいたんですよね。

Re[1]:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

ふて猫様
>確かにストーリーの荒らさが目立ちましたね

これだけ悪の組織の作戦が不明瞭なのも珍しいですよね。

Re[1]:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

笑太郎様
>終始、観ている側としてはパンサーに肩透かしを喰らい続けるお話です。

確かに情けないところばっかりでしたね。

でも、そのトホホぶりも中途半端で、笑えるほどじゃないんですよね。

Re[6]:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

zura1980さんへ
>座布団運びって他にもたくさんいたんですよね。

そうですね。何人かいますが知名度あるのは毒蝮三太夫さんと松崎真さんですね。

あと、管理人さんが大好きな小野ひずるさんのお姉さんの小野千春さんも座布団運んでたみたいです。

Re:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

疑問点が多すぎる回ですよね。鉄人間にすればブラックマグマの思うように操れるとか、新製品の試食会と称してハラペコ菌を食べさせて食べ物の奪い合いを起こさせるとかすれば作戦として納得できるのですが。
あとハラペコモンガーは朝夫を食べようとしていましたが、うまいんでしょうか?美佐なら調味料なしでも美味しく食べられると思いますが(笑)。バトルフィーバーのヘンショク怪人も結局ケニアがまずくて食べずにミスアメリカに「お前が一番うまそうだ」といってましたしね。

Re[7]:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

ひろりん様
返信ありがとうございます。

>あと、管理人さんが大好きな小野ひずるさんのお姉さんの小野千春さんも座布団運んでたみたいです。

そんなお姉さんがいたとは知りませんでした。

Re[1]:「太陽戦隊サンバルカン」 第26話「ハラペコ満腹料理」(09/10)  

式部省様
コメントありがとうございます。

>疑問点が多すぎる回ですよね。鉄人間にすればブラックマグマの思うように操れるとか、新製品の試食会と称してハラペコ菌を食べさせて食べ物の奪い合いを起こさせるとかすれば作戦として納得できるのですが。

台詞ひとつで説明できると思うんですけどね。

>バトルフィーバーのヘンショク怪人も結局ケニアがまずくて食べずにミスアメリカに「お前が一番うまそうだ」といってましたしね。

確かに美味しそうですね。

似て非なる展開

バトルフィーバーでケニアが焼肉のタレや七味をかけられて笑ったシーンに比べたら、今回は真逆の展開(イマイチ)でしたね😅これも演じる役者さんの違いですかね

Re: 似て非なる展開

こんな話がありましたね。

女装

バトルフィーバーでもケニアともう1人が女装して女子寮に潜入した話しがあったようですが、それに比べたらスケールダウンは否めないですね😅敵側もゼロワンが居たらなあと思わずにはいられないですね😅

Re: 女装

キャスト自体に魅力がないですからね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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