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「宇宙刑事シャイダー」 第27話「デスマッチの魔島」 後編

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 第27話「デスマッチの魔島」(1984年9月28日)
 の続きです。

 大ちゃんは兵士たちの銃撃をかわして崖っぷちから飛び降り、別の海岸から再度上陸を試みると同時に、とりあえずアニーに連絡を入れる。

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 大「アニー、アニー、アニー! 魔神島には二人の殺人鬼がいる。格闘技大会と言っているが、あれは罠だ。若い人たちは興奮剤を注射され、稽古台にされている。ギルダーと死神ビリーはとても人間とは思えない動きなんだ」
 アニー「ええっ」
 大「どうもフーマのにおいが立ち込めている、島全体に」

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 アニー「フーマ! じゃあシャイアンで突入しましょうか?」

 大ちゃんが言外に「早く応援に来て欲しいなー」と訴えているのを敏感にキャッチしたアニー、頼りない息子を案じる母親のように迷わず申し出る。

 ここで大ちゃんが「いや、俺ひとりで十分だ。君はバビロス号で待機していてくれ!」などとキッパリ救援を断ったらとてもカッコイイのだが、

 大「いや、変に刺激すると若い人たちまで巻き込む恐れがある。助け出すのも容易じゃない!」

 大ちゃんの返事は、要するに「今すぐ来て欲しいが、シャイアンだと目立つから別の方法で来てね」と言うものだった。

 で、最終的には、

 アニー「あたしも行く!」
 大「気をつけろ!」

 と言う、いつもの展開になるのだった。

 PDVD_028.jpg
 一方、ヘスラーとギャルたちは、一旦不思議宮殿に戻って、作戦の進捗状況をクビライに報告していた。

 ヘスラー「もしやと思った罠に、まんまと嵌まってまいりました」
 ポー「相手が人間だと思っている限りには、焼結する訳には参りません」
 クビライ「あの二人の殺人鬼はフーマの幹部になりたくてサイボーグ手術まで受けた。焼結さえさせなければ圧勝できる。魔神島を二人の宇宙刑事の墓場にするのだ」

 フーマがあえて人間の姿のまま、二人に強化手術を施したのは、このような深謀遠慮があってのことだった。

 もっとも、ヘスラー自身が「まさか本当にシャイダーが乗り込んでくるとは……」と驚いているように、あまり確実性の高い作戦ではなかったようだ。

 あるいは、本来の目的はギルダーたちを脱獄させてフーマの新しい戦力にすることだったのかも知れない。

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 次のシーンでは、お待ち兼ねのアニーの潜入タイムとなるのだが、とても残念なことに、全く色気のない黒のダイビングスーツ姿しか見せてくれないのだ。

 一応、敵の眼前で胸元のファスナーを下ろしてドギマギさせると言うお約束のシーンも出てくるが、すぐにいつものコスチュームに早変わりしてしまう。

 嘘でも、その下にビキニの水着でも着てないと意味がないよね。

 アニーは監視兵たちを蹴散らすが、アニーの上陸を見越してすぐ近くにギルダーたちも待機しており、

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 ギルダー「えっへへーっ」

 あっさりと彼らに捕まってしまう。

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 CM後、アニーはさっきの広場に連れて行かれ、乱暴に突き飛ばされてパンツが剥き出しになる。

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 ビリー「女だてらになかなかやります」
 王様「へっへっへっへっ、ドラゴン兄弟!」

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 王様の命令を受けて、俊敏そうな男と女がアニーに襲い掛かる。

 言い忘れていたが、無論、今回の設定は、クンフー映画の傑作「燃えよドラゴン」を意識しているのだ。

 で、この辺から、BGMもいかにもそれらしい曲調に変わる。

 このドラゴン兄弟、個人名も、兄と妹なのか、姉と弟なのかも定かではないのだが、男の方をこのブログではお馴染み、JACの庄司浩和さん、女の方をJACではないが、アクション俳優の長門美雪さんが演じている。

 よって、本職のアクション俳優三人が入り乱れる華麗なバトルシーンとなっている。

 前半の、主役である筈の大ちゃんの格闘シーンより長くて派手なのがちょっとだけ悲しい。

 なお、戦いの途中から、ドラゴン(男)は右手を鉤爪状に変化させている。と言うことは、ドラゴン兄弟も、ギルダーたち同様、普通の格闘家がフーマのサイボーグ手術を受けたものだったらしい。

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 足元を掬い上げるように迫る鉤爪をジャンプしてかわし、

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 大股開きでパンツを開帳してから、

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 ドラゴン(男)の目の前で跳躍すると、その肩を蹴って踏み台にして空中回転するアニー。

 ……

 これって、普通は、大ちゃんとアニーのポジションが逆じゃないとおかしいよね。

 前半、ヒロインが苦戦した相手を、後半、主人公がカッコ良く撃滅する……と言う風にならないと。

 でも、大ちゃんには逆立ちしてもこんな芸当は出来ないので、やむを得ない展開なのだった。

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 不利を悟ったドラゴン(男)は、なりふり構わず、鉤爪からミサイルを発射すると言う禁じ手を使うが、

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 アニー「レーザーショック!」

 そっちがその気ならばと、アニーはレーザーセンサーガンを撃ち、二人を倒す。

 その後、二人が爆発したりする描写はなかったので、殺さずに気絶させるだけにとどめたと思われる。

 PDVD_042.jpg
 と、今度は王様自ら玉座から立ち上がり、テーブルをすり抜けてこちらに向かって歩いてくる。

 テーブルの横を回って歩くと、カッコ悪いからである。

 一方、肝心の大ちゃんはアニーのピンチに何をしていたかと言うと、この際だからとポケモンGOに興じていた訳ではなく、島の内部を探索して、遂にフーマのアジトの入り口を突き止めていたのである。

 アジトの奥深くでは、

 PDVD_043.jpg
 ギルダーがまたしても左乳首を重点的に責められていた……じゃなくて、サイボーグ部分のメンテナンスを受けていた。

 大(やはりサイボーグ、やはりフーマ!)

 その目でギルダーたちの正体を確認した大ちゃん、これで心置きなく焼結することができるようになる。

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 大ちゃんはアジトのモニターでアニーが窮地に陥ってるのを見て、闘技場へ取って返す。

 大「出て来い、フーマ、サイボーグだと言うことは分かってるんだ! 堂々と勝負しろーっ!」

 根が素直なのだろう、大ちゃんにそう言われると、何処からともなくフーマ御一行様がお出ましになられる。

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 王様、ここで不思議獣デスデスとしての正体を明かし、大ちゃんもシャイダーに変身する

 PDVD_047.jpg
 ヘスラー「征伐!」

 一画面に、これだけたくさん敵キャラクターが映るのは珍しい。

 以下、いつもの戦闘ルーティンに入るが、遺憾ながら、ここでもギャル5の見せ場は皆無であった。

 ちなみに、ギルダーとビリーも、シャイダーに斬られるシーンはあるが、明確に殺されたり、逮捕されたりする描写はないまま終わる。

 今回のエピソード、設定、お膳立ては面白いのだが、肝心のストーリー(ドラマ)は無いに等しい。

 似たような状況が用意された「バトルフィーバーJ」第16話と比べても、その差は歴然である。

 理由はやはり、無駄なシーンが多過ぎると言うことに尽きる。松村剛が釣り人に発見されるシーンとか、大ちゃんが病院を訪ねるシーンとか、朝食のやりとりとか、終盤、シャイダーが若者たちを牢から救出するシーンとか、みんな切って、その分、ドラマ部分を充実させて欲しかった。

 たとえば、ありがちだけど、格闘技の参加者のひとりがFBIの秘密捜査官だったとかね。

 ま、それ以前に、終盤のアクションシーンが長過ぎると思う。

 「バトルフィーバーJ」(戦隊シリーズ)では、ラス殺陣→怪人撃破→巨大ロボットバトルだが、

 「シャイダー」(宇宙刑事シリーズ)では、ラス殺陣→メカによるアクション→不思議時空へ移動→バビロス号で戦闘母艦を撃破→不思議時空でのラス殺陣→怪人撃破となるからね。

 PDVD_049.jpg
 とりあえず、最後はアニーの可愛い笑顔で締めておこう。


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コメント

Re:「宇宙刑事シャイダー」 第27話「デスマッチの魔島」 後編(07/09)  

関係ありませんが、北朝鮮関連ニュースで
「シャイアン」というアメリカの原子力潜水艦が出ました。
ワイオミング州都シャイアンからだそうです。

>大ちゃんとアニーのポジションが逆じゃないとおかしいよね。
上原先生の「「シャイダー」はアニーに救われた」という言葉が頷けますね。
もっと言えば(この時期の)森永さんだったからこそだと思います
(少なくとも「スピルバン」のヘレンはアニーほどの魅力はないです)。

>ギルダーとビリーも、シャイダーに斬られるシーンはあるが、明確に殺されたり、逮捕されたりする描写はないまま終わる。
ジャスピオンは31話「お母さん助けて!恐怖の生中継」で同様の男二人をぶった切ってました。
ここはそうすべきだった気がします。

Re[1]:「宇宙刑事シャイダー」 第27話「デスマッチの魔島」 後編(07/09)  

ふて猫様
>確かに無駄なシーンが多いのがネックですね😅もう少しストーリーを詰めれば、良かったと思うと残念ですね😓

大ちゃんとアニーで、潜入&バトルシーンを繰り返すような感じになってますからね。

Re[1]:「宇宙刑事シャイダー」 第27話「デスマッチの魔島」 後編(07/09)  

影の王子様
>ジャスピオンは31話「お母さん助けて!恐怖の生中継」で同様の男二人をぶった切ってました。
ここはそうすべきだった気がします。

ストーリーがあまりない割りに、登場人物が妙に多かったり、なんかちぐはぐな回でした。ああいう設定なら、もっと面白く出来たと思いますが。

Re[1]:「宇宙刑事シャイダー」 第27話「デスマッチの魔島」 後編(07/09)  

影の王子様
>ジャスピオンは31話「お母さん助けて!恐怖の生中継」で同様の男二人をぶった切ってました。
ここはそうすべきだった気がします。

ストーリーがあまりない割りに、登場人物が妙に多かったり、なんかちぐはぐな回でした。ああいう設定なら、もっと面白く出来たと思いますが。

Re:「宇宙刑事シャイダー」 第27話「デスマッチの魔島」 後編(07/09)  

今回もアニーあってのシャイダーでしたね😅お互いに未熟な宇宙刑事同士(訓練生)なのは仕方がないのですがね。ヒロインが特撮作品で目立つのは良い事ですが、これだけ顕著だと流石にまずいと
思いますよ

Re[1]:「宇宙刑事シャイダー」 第27話「デスマッチの魔島」 後編(07/09)  

ふて猫様
>ヒロインが特撮作品で目立つのは良い事ですが、これだけ顕著だと流石にまずいと思いますよ

そうですね。前2作との差も大きいですしね。

Re:「宇宙刑事シャイダー」 第27話「デスマッチの魔島」 後編(07/09)  

今回のお話はとどのつまり、フーマは殺人狂二人のかませ犬として武芸者たちを大量誘拐していた様ですが、皆さんの仰る通りお話の展開がまだるっこしく主題がぼやけてしまっている事は否めませんね。不思議獣が西洋風悪代官を思わせる変装をしていた理由もイマイチわかりませんし・・・。

>大ちゃんとアニーのポジションが逆じゃないとおかしいよね。

また「シャリバン」のシカケビーストのお話繋がりで言えば、ビーストとファイトローたちのしぶとい猛襲に対し月子さんを助けながらの戦いを強いられ苦戦するシャリバンとギャバンの前にリリィがシャリンガータンクで颯爽と助太刀に参上しマドー側メンバーを一掃する場面の方が明らかにかっこいいと思いました。更にギャバンと月子さんを回収した上で操縦を交代し美味しい処をギャバンに譲るのもにくいです。これにはギャバンも
「さあマドー、倍返しだっ!!」
とばかりモグリランでマドーのアジトを華々しくブチ壊していましたね!!

Re[1]:「宇宙刑事シャイダー」 第27話「デスマッチの魔島」 後編(07/09)  

笑太郎様
>更にギャバンと月子さんを回収した上で操縦を交代し美味しい処をギャバンに譲るのもにくいです。これにはギャバンも
「さあマドー、倍返しだっ!!」
とばかりモグリランでマドーのアジトを華々しくブチ壊していましたね!!

当然ですが、前二作では宇宙刑事がしっかり「主役」してましたね。
その辺はやっぱりシャイダーは落ちますね。

「宇宙編集者アウトシャイダー」  

1980年代に「OUT」というアニメ雑誌があり
その編集者のコスプレ・パロディ企画「宇宙編集者アウトシャイダー」がありました。
敵キャラ?は
総監トミライ(富野監督+帝王クビライ)
演出ポー(神官ポー)
作監ヘスラー(ヘスラー指揮官)
で、ライバルキャラ?がザッシ(雑誌)ギャランで
宇宙刑事VSマッドギャランで「スペース・スクワッド」を先取りしてました(嘘)。

吉川Pは「宇宙刑事」を3作で終了させたことについて
「平均視聴率が2作続けて下落したため」と言ってましたが
「シャリバン」より微減したとはいえ、「シャイダー」の人気も絶大だったと思います。

Re:「宇宙編集者アウトシャイダー」(07/09)  

影の王子様
>1980年代に「OUT」というアニメ雑誌があり
その編集者のコスプレ・パロディ企画「宇宙編集者アウトシャイダー」がありました。
敵キャラ?は
総監トミライ(富野監督+帝王クビライ)
演出ポー(神官ポー)
作監ヘスラー(ヘスラー指揮官)
で、ライバルキャラ?がザッシ(雑誌)ギャランで
宇宙刑事VSマッドギャランで「スペース・スクワッド」を先取りしてました(嘘)。

ああ、ありましたねえ、そう言う雑誌。ほとんど読んだことはないですが。
なかなか楽しそうな企画ですね。

まあ、強いてフォローするなら

>普通は大ちゃんとアニーのポジションが逆じゃないとおかしいよね。
>前半、ヒロインが苦戦した相手を、後半、主人公がカッコ良く撃滅する…。
大ちゃんを撃退したギルダー&ビリーは、アニーを連行した所で席を外し
格下の二人に戦わせて強化手術の最終調整だったという点でしょうか。

この時期から円谷氏も短いカットなら自前アクション、頑張っていて
それこそ昨今のCG依存度の高い作品に比べれば体張っていますが、
やはり森永さんの華やかさに比べると苦しいのでバランスに試行錯誤ですね。

Re: まあ、強いてフォローするなら

> この時期から円谷氏も短いカットなら自前アクション、頑張っていて
> それこそ昨今のCG依存度の高い作品に比べれば体張っていますが、
> やはり森永さんの華やかさに比べると苦しいのでバランスに試行錯誤ですね。

やっぱり一朝一夕に出来るようなもんじゃないですからね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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