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「仮面ライダーBLACK」 第51話「ゴルゴム最期の日」 前編

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 第51話「ゴルゴム最期の日」(1988年10月9日)

 いよいよ最終回である。

 前回のラストから引き続き、BLACKとシャドームーン、二度目の直接対決が行われている。

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 シャドームーンは、キングストーンの力でバトルホッパーを呼び寄せて支配下に置き、掟破りの「仮面ライダー」となって、BLACKを翻弄する。

 シャドームーン「諦めろ! バトルホッパーは俺のものだ!」

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 BLACK「バトルホッパー、お前は正気を失ってしまったのか?」
 バトルホッパー「……」
 BLACK「バトルホッパーが泣いている! そうか、体は言いなりでも、心は奪われてないのか! 泣くなバトルホッパー、今助けてやる!」
 シャドームーン(さっきから誰と喋っとるんだ、コイツは?)

 困ったことにバイクとお話の出来る光太郎は、愛機バトルホッパーがシャドームーンに乗っ取られながらも、大きな目から涙を流して助けを求めていることに気付いてしまう。

 そこで、お返しとばかり自分もキングストーンフラッシュを発動させ、バトルホッパーにショックを与え、正気に返そうとする。

 正気に戻ったバトルホッパーは、シャドームーンを振り落とすと、今度はシャドームーンに向かって突っ込んでいく。

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 だが、怒り狂うシャドームーンのサタンサーベルでボディを切り刻まれ、最後はその頭部(?)をえぐられ、再起不能のダメージを負ってしまう。

 BLACK「バトルホッパー!」

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 そんな状態でも、「ご主人様の為!」とばかり、不屈の闘志で起き上がり、シャドームーンに向かっていく姿は、涙を誘ういじらしさであった。

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 そしてシャドームーンと激突して、自爆気味の大爆発を起こして、バトルホッパーは散る。

 その爆発で放り出されたところへ、BLACKがライダーパンチ、ライダーキックを叩き込む。

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 吹っ飛ばされたシャドームーンの元に、戦いを見守っていたマーラ、カーラ、トゲウオ怪人たちが慌てて駆け寄る。

 トゲウオ怪人「シャドームーン様! ライダー!」
 BLACK「とぅあっ!」

 シャドームーンを庇うように出て来たトゲウオ怪人だったが、いきなりライダーパンチ、ライダーキックを貰い、一度も攻撃出来ないまま、ライダーに粉砕されてしまう。

 いくらなんでもこの扱いはひどい。だったら、最初から出さなきゃ良かったのに。
 (その分、マーラ、カーラに活躍させて欲しかった)

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 シャドームーン「おのれ、まだ勝負はついていない。まだだっ! うっ……」

 なおも戦おうとするシャドームーンだったが、マーラ、カーラに抱き止められて、無理矢理退却させられる。

 BLACKは急いでバトルホッパーの残骸に駆け寄る。

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 BLACK「バトルホッパー、しっかりしろ! 何が言いたいんだ?」
 バトルホッパー「ありがとう、ライ、ライダー……」
 BLACK「バトルホッパー!」

 瀕死のバトルホッパーは、愛するご主人様に向けて最初で最後のメッセージを発したのだ。

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 BLACK「駄目だ、バトルホッパー、死ぬな、死ぬんじゃない!」
 バトルホッパー「……」
 BLACK「バトルホッパー!」

 全ての力を使い果たしたバトルホッパーは、がくりと首(?)を落とし、それっきり動かなくなる。

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 今まで何度もピンチを救ってくれたかけがえのない仲間であるバトルホッパーの無残な姿を今一度見詰めてから、BLACKは立ち上がり、シャドームーンが落として行ったサタンサーベルを拾い上げる。

 BLACK「見ていろ、バトルホッパー、お前の仇は必ず取る!」

 バトルホッパーの魂に語りかけてから、BLACKはくすぶる炎と黒煙を背に、ゆっくりと歩き出す。

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 戦力が底を尽き、もはや「悪の組織」の体(てい)を成していないゴルゴムには、BLACKの足を止めることは出来ず、BLACKは何の妨害も受けず、ゴルゴム神殿に続く洞穴の入り口に到達する。

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 スモークがたなびくだけの無人の神殿に、それでも油断なく目を配りながら踏み込むBLACK。

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 あの独特の足音を耳にして振り向くと、

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 もやの中に再びシャドームーンの威厳に満ちた姿が浮かび上がる。

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 BLACK「信彦!」

 もうシャドームーンを信彦の姿に戻すことは出来ないと諦めつつ、そう呼ばずにはいられない光太郎。

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 シャドームーン「ブラックサン、最後の勝負だ。今度こそ地獄へ送ってやる! あ、うう……」

 一方のシャドームーンは、地獄王子の誇りにかけても、BLACKのことを「光太郎」とは呼ぼうとしない。

 だが、度重なるダメージを受けたシャドームーンの体は、最早まともに立っていることさえ困難な状態であり、そう叫びつつ、膝から崩れ落ちてしまう。

 BLACK「信彦、もう勝負はついたんだ、人間の心を取り戻してくれ」

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 シャドームーン「黙れ! 俺は貴様が憎い、必ず、貴様を倒して見せる!」
 BLACK「……」
 シャドームーン「むっ」

 根性で立ち上がり、シャドーキックを繰り出す為の構えを取る。

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 BLACK「よせ、その体でシャドーキックを使うのは無理だ。自滅するぞ」
 シャドームーン「……」

 BLACKに忠告されて、一瞬シャドームーンも(じゃあ、やめとこうかな?)と言う顔になるが、それでも左足の踵を完全に踏んで、レッグトリガーがピンと音を立てて跳ね上がる。

 BLACK「信彦!」
 シャドームーン「ふんっ」
 BLACK「ぃやめろぉっ!」

 自滅覚悟でジャンプするシャドームーン。

 このタイミングで、勇ましい曲ではなく、ボーカル付きのしっとりしたEDが流れ出すのが、いつもながら素晴らしい選曲センスである。

 緑なす大地 四季折々の花~♪ 白い砂浜と可憐なさくら貝~♪

 管理人、多分500回以上は聞いてると思うが、何度聞いても良い曲だ。

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 シャドームーン「シャドーキィック!」
 BLACK「信彦ぉ!」

 シャドームーン、影の王子の意地を貫き、勝てないことを承知で命懸けのシャドーキックを放つ。

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 BLACKも同時にジャンプして空中で交差しながら、サタンサーベルで、シャドームーンのエネルギーの源たるシャドーチャージャーを切り裂く。

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 立ち位置を変えて、着地する両雄。

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 それでもシャドームーンはゆっくりと立ち上がり、BLACKと向かい合う。

 だが、それが限界だった。

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 シャドームーン「ぬはっ、うあっ……」

 体から白い煙を吹き上げながら、糸の切れた操り人形のように揺らめいて、床に倒れ込む。

 まだ人の胸にぬくもりがあって~♪ まだ海の色がコバルトの時代~♪

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 その腕を取って、BLACKがシャドームーンの体を支え起こす。

 BLACK「しっかりしろ」
 シャドームーン「ブラックサン、サ、サタンサーベルを……それがないと、心細くして地獄へも行けん

 いかにも悪の権化らしい台詞回しで、サタンサーベルを返して欲しいの、とおねだりするシャドームーン。

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 BLACKも、最後の頼みを聞いてやろうと、無言でサタンサーベルの柄を握らせる。

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 その途端、シャドームーンはその切っ先をBLACKの喉元へ向ける。

 まるで「暴れん坊将軍」の最後に出てくる、「切腹すると見せかけて斬りかかる」ワルモノみたいである。

 睨み合ったまましばし時間が流れるが、BLACKも、シャドームーン自身も、それが茶番に過ぎないことを察しているようであった。

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 結局、シャドームーンはサタンサーベルを持ったまま、背中をべったりと床につけて仰向けになる。

 シャドームーン「駄目だ、もう力が入らない」

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 シャドームーン「ブラックサン、俺は死ぬ。だが、勝ったのだと思うな、お前は一生苦しむことになるんだ。親友を、この信彦を抹殺したんだからな。一生、後悔して生きていくんだ。はっはっはっ、はぁーっはっはっはっ……」
 BLACK「……」

 死ぬ間際になって、「光太郎、許してくれ……」などと甘っちょろいことを言うどころか、勝者の心にいやーな気持ちを刻印して死んでいこうとするシャドームーンこそ、悪の鑑と言えよう。

 シャドームーン「俺こそ、次期創世王だ!」

 寝転がったまま、サタンサーベルを天に掲げて叫ぶシャドームーン。

 結局、圧倒的なパワーを有しながらシャドームーンが遂にBLACKに勝てなかったのは、彼があまりに「次期創世王」になることに拘ったからではなかったかと、このシーンを見ていて思った。

 最後の戦いも、創世王の乗り物だからとバトルホッパーを呼び寄せて利用しようとしたのが直接の敗因になっているしね。

 ついでに言えば、シャドームーンは終始、三神官と創世王の手の平で踊らされていただけの操り人形に過ぎず、秩序に反抗して様々な困難を打破して自ら道を切り開いてきたBLACKに最後まで勝てなかったのも、当然の帰結だったと言えないだろうか?

 後編に続く。


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コメント

Re:「仮面ライダーBLACK」 第51話「ゴルゴム最期の日」 前編(07/12)  

管理人様
「BLACK」のレビュー、お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。
自分には思い入れの強い作品なので、ついアツくなってしまいました。

この最終回、バトルホッパーの自己犠牲による逆転は
シャドームーンの強さを損ねることなく、説得力があったと思います。

BLACKとシャドームーンの勝敗を分けたもの、管理人様のご指摘に加え、僕は
1.BLACKは「自分より強い敵」と戦ったが、シャドームーンにはそれが無かった
2.自らの甘さが招いた一度目の敗北が人類に甚大な被害を与えたのを
目の当たりにしたBLACKの不退転の決意の固さ・・・が挙げられると思います。

後編のコメントは書き方を変えます。

Re:「仮面ライダーBLACK」 第51話「ゴルゴム最期の日」 前編(07/12)  

いよいよ、最終回なんですね。なんだか寂しいです。
「バトルホッパーが泣いている…」放送当時、その台詞にぶっ飛びましたが、本当に泣いている(様に見える)のにもとてもぶっ飛びました。
のちに、バトルホッパーがライダーブラックの嫁と言われる様になっていたのを知り、ホッパーが泣いたこと、ライダーを守るために身を投げ出したこと、うん、嫁とは言い得て妙だ、と思いました。ホッパーが破壊されてしまった姿は、本当に悲しかった。ホッパーの、ウィンウィンと言いながら、首(?)を振る姿、カワイくて、すきでした。

Re[1]:「仮面ライダーBLACK」 第51話「ゴルゴム最期の日」 前編(07/12)  

ふて猫様
>最期は随分と呆気なかったですね😅バトルホッパーを持った(奪った)事が返って仇となったようですね😓

そうですね。シャドームーンとの決戦は一回だけにしておくべきだったと思います。

Re[1]:「仮面ライダーBLACK」 第51話「ゴルゴム最期の日」 前編(07/12)  

影の王子様
>「BLACK」のレビュー、お疲れ様でした。そして、ありがとうございます。
自分には思い入れの強い作品なので、ついアツくなってしまいました。

こちらこそ、ご愛読ありがとうございました。

>1.BLACKは「自分より強い敵」と戦ったが、シャドームーンにはそれが無かった

確かに、せいぜいビルゲニアくらいとしか戦ってないですもんね。

Re[1]:「仮面ライダーBLACK」 第51話「ゴルゴム最期の日」 前編(07/12)  

ビシュムのしっぽ様
>のちに、バトルホッパーがライダーブラックの嫁と言われる様になっていたのを知り、ホッパーが泣いたこと、ライダーを守るために身を投げ出したこと、うん、嫁とは言い得て妙だ、と思いました。ホッパーが破壊されてしまった姿は、本当に悲しかった。ホッパーの、ウィンウィンと言いながら、首(?)を振る姿、カワイくて、すきでした。

そうですね。まだBLACKの頃は、光太郎とマシンの関係もストイック(?)で許せる感じですね。でもRXになると……

証言!仮面ライダー昭和  

昨年上半期に刊行されていたMOOK「仮面ライダー昭和」のインタビューだけを編集した
「証言!仮面ライダー昭和」が刊行されました。
http://product.rakuten.co.jp/product/-/6932994eeb28a0c6b1053c0565a77f19/" target="_blank">http://product.rakuten.co.jp/product/-/6932994eeb28a0c6b1053c0565a77f19/

しかし、もう46年も経過しているだけに鬼籍に入られた方が多いですね。
石ノ森先生やおやっさんこと小林昭二さんはともかくとして
ストロンガー荒木さんがいないのがなんとも寂しい(タイタン浜田があります)。

Re:証言!仮面ライダー昭和(07/12)  

影の王子様
情報ありがとうございます。

>しかし、もう46年も経過しているだけに鬼籍に入られた方が多いですね。
石ノ森先生やおやっさんこと小林昭二さんはともかくとして
ストロンガー荒木さんがいないのがなんとも寂しい(タイタン浜田があります)。

浜田さんのインタビューがあるんですか。欲しいです。

バトルホッパー

 この回の前半は何と言ってもバトルホッパー最後の戦い。危険を顧みず自分の命を引き換えにしてでもシャドームーンに立ち向かっていった男気や勇気に感動をもらった。
 ところでなんでシャドームーンはロードセクターを選択しなかったんやろう?シャドームーンでもロードセクターを乗りこなせると思うんやけど?やっぱり見た目的にもバトルホッパーが可愛いからかな?
もうひとつところで。BLACKはシャドームーンがバトルホッパーに乗って襲ってくるのに、ロードセクターを呼ばなかったんやろう?ロードセクターに乗って戦っていればバトルホッパーは捨て身にならずに済んだんじゃね?アタックシールドをイチかバチかでシャドームーンにぶつけてほしかった。
 その後バトルホッパーは半年間もほったらかしにされることになる。もしクライシスが現れなかったら、永遠にほったらかしにされていたかも。

Re: バトルホッパー

>  この回の前半は何と言ってもバトルホッパー最後の戦い。危険を顧みず自分の命を引き換えにしてでもシャドームーンに立ち向かっていった男気や勇気に感動をもらった。

感動的ですよね。

ありがとう

地球の平和を守るために戦ってくださってありがとうございます今度は仮面ライダーブラックR xに変身して地球の平和を守るために戦ってくださいね所で遠い所に避難した克美さんと響子さんはあれからどうなったんでしょうか?

最後

シャードムーンの最後はいつ見ても壮絶な最期でしたね😅もうこれっきりにして欲しかったですね

Re: ありがとう

あれっきりいなくなるのは寂しいですね。

Re: 最後

復活させたらダメですよね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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