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「恐竜戦隊コセイドン」 第13回「タイム戦士 コセイダー誕生」

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 第13回「タイム戦士 コセイダー誕生」(1978年9月29日)

 第12回は、第2クールからの路線変更を先取りしたような、殺人植物シグマ1なる「怪人」が登場し、タイムGメンの抹殺を図る……と言うストーリーであったが、特に面白くないのでスルーした。

 で、この第13回で一応、1話から続いてきた連続ストーリーは(やや乱暴に)完結することになる。

 何度も書いてきたけど、やっぱりこの作品で一番面白いのはハードSFの雰囲気が濃厚な、第1クールなんだよね。ま、同じような傾向は、円谷プロ作品ではちょくちょく見られる。「ウルトラマン80」しかり、「スターウルフ」しかり、「緊急指令10-4・10-10」しかり……。

 それはそれとして、13話である。

 冒頭、タイムGメンにコスモ秘帖の謎を早晩解かれてしまうと覚悟を決めた総監ザジが、ガルムスの司令室から総員に対し最終決戦に向けての檄を飛ばしている。

 ザジ「ゴドメスの命運をかけてZ作戦を決行する。コスモ秘帖もろとも、この星の生き物全てを抹殺するのだ。いざ出撃!」

 同じ頃、コセイドン号では、メカのエキスパートであるテツとモリィによって、ビックラジィーの体からコスモリアクションシステムなるアイテムが取り出され、それとコスモ秘帖との関連が調べられていた。

 コスモ秘帖の謎を解くには、そのアイテムが必要だとコスモ秘帖の中のメッセージに記されていたのだ。

 それに、当初の予定ではコスモ秘帖の謎も、もっとSFのロマンの香りのする、高尚(?)なものだったのではないかと思うのだが、もっと低年齢向けのヒーローものにしろと言うスポンサーの圧力で路線変更を余儀なくされた為、後述するような(ある意味)幼稚な結末にせざるを得なかったのだろう。

 恐らく本来のそれは、序盤でテツが口にしかけた台詞ともリンクする、これまたスケールの大きなオチだったのかもしれない。あるいは、自分の買いかぶりなのかもしれないが……。

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 で、試行錯誤の末、コスモリアクションシステムによって、コスモ秘帖の持つ真のパワーが発動する。

 テツ「やりました! 隊長、秘帖の謎は……」
 バンノ「核エネルギーか……」

 何気なくバンノがつぶやくが、それも、後半の展開と矛盾しているような気がする。

 だいたい、散々苦労して突き止めた秘帖の謎が「核」だったなんて、ロマンのかけらもない話ではないか。

 もっとも、彼らがなおも詳細に語る暇はなかった。ほぼ同時に、ゴドメスの戦闘機の大軍がこちらに迫っているとレーダーが告げたからである。

 バンノは直ちにゴウたちに各マシンで迎撃を命じる。

 ちなみにアルタシヤと一緒にビックラジィーも船に残るのだが、前回、ゴドメスのスパイに改造されたビックラジィーをテツとモリィがアルタシヤに忠実なロボットに再改造するシーンがあったのだが、この13回を見ると、いつの間にかビックラジィーの改造は終わっている。

 だから、正気に戻ったビックラジィーとアルタシヤの感動の対面、などと言うシーンも出て来ない。

 それはさておき、ゴドメス軍とコセイドン隊との総力戦となる。

 さすがにゴドメス軍も正念場と見て、いつになく苛烈かつ周到な攻撃を仕掛けてきて、早くもハクアス1号が攻撃を受け、ウララが負傷する。

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 ゴドメスの編隊が、コセイドン号に空爆をしつつ、旋回するシーン。

 いつものことなので、さらっと見てしまうが、神がかり的に素晴らしいミニチュアワークである。

 だが、戦闘機による攻撃では特殊な装甲を誇るコセイドン号を沈められないことは、幾度もの経験から、ザジも認識していた。

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 友軍の空爆が周囲に落ちる中、特殊な任務を帯びた地上部隊が、密かにコセイドン号に近付く。

 そして空襲に気を取られているコセイドン号の下部に入り込み、強力な爆弾をセットする。

 ザジ総監の言う「Z作戦」の要諦は、この搦め手からの工作にあったのだ。

 作戦は図に当たり、無防備な機体下部での爆発によって、コセイドン号は激しく損傷し、武器システムも通信機能もダウンしてしまう。

 バンノは徒歩で外へ出て、テツを呼び戻して応急処置をさせようとするが、

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 アルタシヤ「隊長さん、私が行きます」
 バンノ「しかしそれは危険過ぎる」
 アルタシヤ「大丈夫です、行かせて下さい、少しでも役に立ちたいんです!」
 バンノ「そうか、良く言ってくれた、頼む……」

 健気なアルタシヤの申し出を受け入れ、バンノはその役を彼女に託す。

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 だが、森の中を突っ切ろうとしたアルタシヤは、待ち伏せていた地上部隊に見付かり、必死で逃走する。

 ……

 アルタシヤの衣装って結構露出度が高くて、本気で走るとこんな風になるのが嬉しいのです。

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 が、武器もないアルタシヤはあえなく彼らに捕まり、木の幹に縛り付けられる。

 こんな場合でも、ゴドメス兵の皆さんは、ロープをアルタシヤの乳首に当てないような位置に張るのが、悪役ながら紳士的で好感が持てるのです。

 さらにアルタシヤは、身に付けていた服、じゃなかったコスモ秘帖を指揮官に奪われてしまう。

 そこへ、コセイドン号へ行こうとしていたゴウが現れ、指揮官以外の兵士を全員ぶちのめす。

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 ゴウ「一体こんなところで何してる」
 アルタシヤ「コセイドンが爆破されました。それでテツに応急処置を頼みに……それよりゴウ、秘帖を奪われました!」

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 ゴウ「なんだってぇ?」

 松田優作っぽい顔で驚くゴウ。

 と、彼らの近くから指揮官の乗った戦闘機が離陸して飛んでいくのが見えた。

 ゴウはアルタシヤにコセイドン号に戻るよう指示すると、ファイタス1号へ取って返す。

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 そして、そのままファイタスボンバーで射出され、コセイダーの姿であの戦闘機を追いかける。

 だが、通信システムの不備で、戦闘機にコスモ秘帖があることを知らないモリィが、その戦闘機を攻撃し、撃破してしまう。

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 その衝撃でコスモ秘帖のエネルギーが解放されたのか、激しい爆発が起きて、すぐ近くまで飛んでいたコセイダーをも巻き込んでしまう。

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 バンノ「ああっ」
 テツ「ゴウ!」
 マリ「コセイダー!」
 モリィ「あ、あ、あ」
 ウララ「コセイダーがやられた……」

 コスモ秘帖だけでなく、頼みの綱のコセイダーまで失ってしまったと、バンノたちは一様に、絶望の淵に叩き込まれる。

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 しかし、その時、コスモ秘帖のパワーのなせるわざか、彼らには見えない空間でコセイダーは健在であり、飛び散る火花の中、新たな進化を遂げつつあった。

 が、コセイダーとコスモ秘帖が消滅したと思い込んだザジは、嵩にかかって全軍を駆り立て、タイムGメンにとどめを刺そうとする。

 まず、ウララのハクアス1号が人為的な崖崩れによって土砂に埋没し、行動不能となる。

 そして平常心を失って闇雲に敵中に突っ込んでいくファイタス2号、ハクアス2号も、立て続けにゴドメス編隊の餌食となる。

 残るファイタス1号もコックピット部分を直撃され、主砲のマントル砲が使えなくなってしまう。

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 バンノ「万事休すか……」
 アルタシヤ「隊長さん」

 バンノはそれでも、心配そうにも見詰めるアルタシヤに笑って見せる。

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 だが、この時、一瞬あたりが暗くなったかと思うと、太陽の光の中からコセイダーが現れ、ガルムス目掛けて飛んでくる。

 バンノ「コセイダー!」
 アルタシヤ「コセイダーが生きていた!」

 コセイダーの無事を知って、にわかにその目に生気を取り戻すふたり。

 しかし、アルタシヤの台詞は「ゴウが生きていた!」にして欲しかったな、と。

 路線変更に伴って、コセイダーに変身した後は、ゴウは必ず「コセイダー」と呼ばれることになる。

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 それはともかく、コセイダーはそのままガルムスの司令室へ飛び込んでくる。

 ザジ「であえ、であえ!」(悪代官じゃないんだから……)
 コセイダー「コセイダー、参上!」

 おまけに、スーパーヒーローっぽくポーズを取って、ゴウとは別の声(二又一成)で名乗る。

 この、変身後に声が、つまりキャラが変わるというのも、個人的には不満である。一般的な等身大の特撮ヒーローモノでは、変身後も俳優が声を当てるのが普通だしね。

 ついでに、恐らく今回から、スーツアクターも完全に本職の二家本辰己さんにスイッチしたと思われる。それまでは、ゴウ役の大西さんが(全てのシーンではないと思うが)入っていたんだけどね。

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 新生のコセイダー、いきなり「ビームアタック」と言う、光の弾を投げ付けると言う新技を披露して、下っ端兵士たちを一撃で全滅させる。

 もっとも、この技は、この時だけでこれ以降は使われていないと思うが?

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 ザジ「貴様、コスモ秘帖の」
 コセイダー「謎は解けた、これが答えだ!」

 そう、意外にもコスモ秘帖に秘められたパワーとは、レーザーサーベルと言う武器だったことが判明する。

 今まであれだけハードSF的にストーリーを進めながら、最後の最後に出てくるのがこんな玩具みたいな武器だったとは……正直がっかりしてしまうが、恐らく、レーザーサーベルだけではなく、コセイダーの数々の能力全体を指しているのだろう。

 だが、ここでまた、序盤でテツの口にしたのと同じ疑問が頭をもたげてくる。

 つまり、コスモ秘帖ははるか昔にテレサ星のアルタシヤの先祖が作って、それを代々伝えてきたものらしいのだが、大昔の異星の人々が、なんで21世紀の地球のテクノロジーが作り出したコセイダーに適合するような武器をあらかじめ用意しておくことが出来たのか、と言う疑問である。

 先ほど述べたように、本来はもっと理論的に納得のいく答えが、コスモ秘帖の謎として準備されていたのではないかと、自分の希望を込めて想像しているのだが、今となっては知るすべはない。

 で、コセイダーとザジが、司令室の中で激しく斬り結ぶ。

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 その影響でガルムスがコントロールを失い、どんどん高度を下げていく。

 ガルムスが墜落すると、ザジは単身、ガルムスから脱出してコセイダーから逃げようとする。

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 ここでコセイダーは、「時間よ、止まれーっ!」とサーベルを構えて叫ぶ。

 それと同時に、ザジの体がピタリと止まる。

 そう、これがコセイダーがタイム戦士と呼ばれるゆえんである、「時間停止能力」であった。

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 コセイダーはその間にザジの目の前にジャンプして、剣を振り下ろしながら、「時間よ、動けーっ!」と叫ぶ。再び動き出した時間の流れの中、ザジは突然目の前に出現したサーベルに切り伏せられる。

 特撮ヒーロー史上、これほど卑怯な戦法は他にはないだろう。(註1)

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 ザジ「我敗れたり、だが、ゴドメスはまだ負けぬ」

 過去、2回くらいコセイダーに倒されてきたザジも、さすがに観念したのか、今度は自らの体に火を放って完全に消滅する。

 しかし、ザジの言い残したように、ゴドメス本軍は依然健在であり、14話以降も、ゴドメスとコセイドン隊との熾烈な戦いは続けられる。

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 コセイダー「脱身(だっしん)!」

 勝利の後、サーベルを構えて叫ぶコセイダー。

 一応、これでコセイダーからゴウの姿に戻る……と言う設定なのだが、何故か今回は、コセイドン号からコセイダーを探しに出て来たアルタシヤがふと視線を上げると、

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 ゴウはまだコセイダーの姿のままで、山の上でサーベルを振り回して踊っているのだった。

 最初に触れたように、「コセイドン」は14話以降、毎回色んな敵が出て来ては、最後は必ずゴウがコセイダーに変身して倒すと言う、一話完結型のありきたりの特撮ヒーロー番組になってしまう。

 (註1……これに匹敵するのは、管理人が知る限りでは「仮面ライダーBLACK RX」のバイオライダーのゲル化くらいだろう)


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コメント

Re[1]:「恐竜戦隊コセイドン」 第13回「タイム戦士 コセイダー誕生」(04/18)  

影の王子様
>やっぱ、路線変更ですか・・・
>コスモ秘帖の謎って、「不死身のゴドメスのラスボスを攻略するため」とかで
>これがシリーズ全般のキーだと思っていたのですが?

そうですね。最初の感じでは、それで一挙にゴドメス軍を倒せるみたいに言ってましたから、かなりの肩透かしでしたね。

>あと、「時間を停めて敵の動きを封じる」は悪役(「フラッシュマン」のレー・ワンダ)
>がやるべきで、ヒーローがやっちゃダメでしょうね。

あ、そんなキャラがいましたか。すっかり忘れてました。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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