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「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3

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 第8話「うそつき先生」(1971年11月14日)
 の続きです。

 放課後、一子がバスの停留所に並んでいると、少し前にいたサングラスの男性が、その前の女性のバッグから財布を抜き取るのを見てしまう。

 一子(スリだわ!)

 が、そこはそれ、まだ小学生なので、その場で騒ぎ立てる勇気はなく、黙って見ているだけ。

 男は、バスに乗らずにそそくさとその場から離れる。ちょうど、その方角から教頭が来たので、

 
 一子「先生、スリです、今見たんです」
 教頭「また嘘を言う」
 一子「本当です」
 教頭「それじゃ、すられた人は?」
 一子「気がつかずにバスに乗っちゃいました」
 教頭「ふっふっふっふっ、うまい嘘だ」
 一子「嘘じゃありません!」

 なにしろさっきのことがあるので、教頭は頭から嘘だと決め付け、信じてくれない。

 日頃から嘘ばかりついていると、肝心な時に信じてもらえない、狼少年ケンのような立場に立たされるという、極めて教育的な展開である。

 一子は、気になってそのスリの後をつける。

 
 その途中、今度は自転車に乗ったハルコとすれちがったので、

 一子「ハルコさん」
 ハルコ「あら!」

 
 一子「110番、おねがい」
 ハルコ「えーっ?」
 一子「あの人、スリなの」
 ハルコ「もう騙されるの嫌よ!」

 ハルコも、これまたさっきのことがあるので、どうせまた嘘だと思い込み、さっさと行ってしまう。

 
 だが、真面目なハルコは、少し走ったところで止まり、

 ハルコ「本当かしら……」

 その後、一子は電話ボックスから警察に通報しようとするが、尾行に気付いていたスリに捕まり、彼がねぐらにしている、鬱蒼とした雑草の中に放置された、もう使われていない車両の中へ連れて行かれる。

 一方、一子と別れたハルコは、ひかるたちと会う。

 
 ハルコ「先生!」
 ひかる「お買い物? ご苦労様」
 ハルコ「先生、私、分かりません」
 ひかる「何が分からないの」
 ハルコ「尾関さんのこと」
 ひかる「また、何か?」
 ハルコ「はい、また嘘だと思って別れたんですけど……」

 ハルコ、一子のことが気になって、今のことをひかるたちに相談する。

 とにかく、一子の行方を探そうということになって、ハルコがさっきの場所まで二人を連れて行き、その周辺を探し回る。

 
 ひかる「尾関さーん!」
 旗野「尾関ーっ!」
 ハルコ「一子さーん!」

 その頃、スリは、一子を縛ってから、

 
 のんびりと包丁で林檎の皮を剥いていた。

 このドラマは、たとえ悪人が出ても、どことなく、心底憎み切れないような描写がされることが多い。

 18話から登場するクモンデスは別だけどね。

 
 男「ほら、食べな」
 一子「いやーっ!」
 男「へっへっへっ、騒いでも無駄だよ。ちょっとやそっとじゃみつかりっこねえんだから」

 まず最初に一子に林檎を食べさせようと言う、なかなか優しいスリなのだった。

 でも、この車両の中の住処、ちゃんと新聞紙を窓に貼って光が漏れないようにしてあったり、ストーブやラジオまであって、なかなか快適そうである。

 ここで、漸くひかるがムーンライトパワーを発動させる。

 ひかる(私は一子ちゃんを信じる。リングよ、一子ちゃんを助けてあげて!)

 ひかるのリングが不思議な光を放つと、ひかるの体が異なる次元へ移り、自由に空を飛んで一子の行方を捜し求める。

 さらに、道端の白バイ警官の人形や、遮断機など、非生物と会話をして一子のことを尋ねると言う不思議な力を発揮する。

 極めつけは、

 
 ひかる「ポストさん、ねえ、一子ちゃん探してよ」

 真っ赤な円柱形のポストにお願いすると、

 
 ポスト「うんにゃ」

 ポストの両脇から、二本の腕が生えて、

 
 そのまままスタスタ歩き出して、実際に一子を探しに行っちゃうのである!

 後年の「東映不思議コメディシリーズ」にもひけをとらない、実に斬新、かつ大胆な演出である。

 どういう勘なのか、歩くポストはたちまちあの車両のところへ行き、ちょっとドアを開けて一子の姿を確認すると、再びひかるの前に戻ってきて、

 ポスト「うにゃうにゃうにゃうにゃ!」

 ひかるにしか理解しがたい奇怪な言語でそれを伝える。

 ひかるは即座に空に飛び上がり、火の玉となってその車両の中へ突っ込み、ひかるの姿に戻る。

 
 一子「先生!」
 ひかる「一子ちゃん、もういいのよ」
 男「おらおらおら!」

 
 男の突き出す包丁から一子を守ろうとして、ひかる、足を滑らせて転び、その際、ミニスカの中の白い物がわりとはっきり見える。

 
 ひかる「先生、旗野先生、助けて!」

 ひかるの力ならスリを倒すことなどたやすいことだったが、一子の前で超能力を使う訳には行かない。そこで、代わりにムーンライトリングに息を吹きかけ、離れた場所にいた旗野先生を強引にそこまで引っ張ってきて、スリと戦わせるのだった。

 車両の中で、旗野先生とスリのちょっとしたアクションが行われるが、特に面白くないのでカット。

 こうしてなんとかスリを捕まえ、一子を救出したひかるだった。

 
 一子「本当だってば、火の玉が飛んできてスリをやっつけたのよ」

 事件解決後、教室で、一子が必死になってその時の様子を話している。

 
 正夫「くだらねえなぁ、嘘つくならなぁ、もっとマシな嘘つけよ、お前、才能鈍ったぞ」
 一子「本当の、本当よ」

 そこでも、嘘は信じて貰えたのに、事実を話すと信じて貰えないという皮肉な現象が起こっていた。

 もっと、火の玉うんぬんについては、信じられるとひかるとしては困ったことになるのだが。

 
 そこへひかるが入ってきて、

 ひかる「先生は信じるわ、あなた、スリに追われて夢中だったのね。何が起こったのかまるで覚えてないのよ。だからあなたは嘘をついてる訳じゃない」
 一子「そうかしら、でも先生、ありがとう。信じますって言われるの、とても良い気持ちね!」

 紆余曲折あったが、やっと一子の嘘つき癖を治すことが出来たひかるだった。

 
 ひかる「お礼を言うならハルコさんにもね、ハルコさんがあなたを信用しなかったら?」
 一子「はい、私、死んでたかもしれません」

 一子、素直に認めて、ハルコの前に行き、ぺこりと頭を下げて、

 一子「ありがとう、私、もう、迷惑をかけるような嘘はつきません! これ嘘じゃないわよ」
 ハルコ「……」
 一子「なんか言ってよぉ~」

 と言うのは管理人の嘘だが、一子にそう言われて、ハルコちゃんが何の反応も示さないのは、画竜点睛を欠く感じである。

 そう言えば、いつもブログでしょうもない嘘ばっかり書いている管理人には、一子のことをとやかく言う権利はないのだった。

 
 ひかる「うっふっ」

 今回は浮かない顔の多かったひかるだったが、最後の最後にやっと満面の笑みが戻ってくる。

 
 ひかる「さぁー、授業始めましょう!」

 発作的に、ひかるの舌の上に住みたい! と思った管理人であった。

 以上、ひかるの髪型以外は、ほぼ完璧な内容の第8話でした。

 個人的には、お気に入りのハルコちゃんの出番が多かったのが嬉しい。


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コメント

やはり日頃の言動のツケが肝心のとこで発動してしまいましたね😅(なんでやねんな!)まあ、菊様の白い物が見えたので良しとしますかね😓

Re:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

何度も言うよ、死ぬまで言うよ(笑)
何故路線変更しちゃったんだー
こんなに面白かったのに(泣)

Re:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

こうした朗らかな作風良いですよね!話の展開にメリハリありますし。
髪型は残念ですが・・・

Re[1]:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

ふて猫様

ま、一種のお約束ですけどね。

Re[1]:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

ピコちゃん様

ほんと、もったいない話ですよね。テレビ史に残る愚行ですね。

Re[1]:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

影の王子様

ムーンライトリングがなくてもほぼ成立しているほど、ドラマとして完成度が高いシナリオですね。子役もみんなうまいし。

Re:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

うしろのサブ黒板に日直の名前が書いてあるのですが
シーンによって名前が変わったり戻ったりしています。
ちょっとサブ黒板の位置が動いたりします。

今のように拡大されて見られることを想定していないからでしょうが
このいい加減さが好きですね。

またスリ登場シーンは小田急線百合ヶ丘駅前で撮影されたものです。
バックに映りこんでいるゆりストアは現存しています。

Re[1]:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

やかちゃん様
>うしろのサブ黒板に日直の名前が書いてあるのですが
シーンによって名前が変わったり戻ったりしています。
ちょっとサブ黒板の位置が動いたりします。

そうでしたか。迂闊にも気付きませんでした。

>またスリ登場シーンは小田急線百合ヶ丘駅前で撮影されたものです。
バックに映りこんでいるゆりストアは現存しています。

いつも貴重な情報ありがとうございます。

Re:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

そして、丁度一子ちゃんを男の子にした様な存在が、「ゴーグルファイブ」のアリジゴクモズーのお話に登場した噓つきマー坊と、僕が以前そのお話の記事でのコメントでも述べた「グレートマジンガー」の「救助不可能 ホラ吹き少年の恐怖」に登場したホラ吹き少年・信一です!!
普段から一子ちゃんよろしく噓つきとして悪名高い二人。マー坊は、アリジゴクモズーを見たと言っても周りから信じてもらえず、嘘ではない事を立証しようとし、信一は、虚栄心(=シローへの対抗心)からマジンガー級のロボットを持っていると大噓をついたのが災いして、一子ちゃんの様にスリに捕まるどころか、前者はデスダークの捕虜になり、後者は戦闘獣グレシオスの体内に拉致され人間オーブンで焦熱地獄に晒されると言う苛烈な噓つきの代償(ツケ)を払わされる羽目となります(加えて一子ちゃんのスリ目撃証言に半信半疑のハルコちゃんがコンボイの誠若しくはシローの役回り)!!
ひかる先生のムーンライトリングを駆使しての救出劇のおかげで一子ちゃんはスリの魔手から救われましたが、信一もまたグレートマジンガーの操縦席から何と生身でグレシオスの頭部に飛び乗った剣鉄也が、戦闘獣の急所である顔にナイフで致命傷を負わせると言う離れ技を披露した事で救われています。
更に前の記事で一子ちゃんに怪我を負わせた濡れ衣を着せられていた正夫が、後々になり男版一子ちゃんとも言うべきマー坊を、上記の鉄也並みの働きでアリジゴクモズーの魔手から助け出す事(?!)になるとは、正夫本人も予想してはいなかったでしょう(笑)!!

Re[1]:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

笑太郎様

嘘つき少年の話は、ドラマでは定番のネタですね。

Re[2]:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

zura1980さんへ

ご返信ありがとうございます。いつも言っている事ながら僕の長く拙い文章にお付き合い下さり嬉しいです。

Re[3]:「好き!すき!!魔女先生」 第8話「うそつき先生」 その3(09/16)  

笑太郎様

こちらこそいつも楽しいコメントありがとうございます。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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