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「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編

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 第44話「吹き荒れる大侵略」(1985年2月1日)

 いよいよこの44話から、最終エピソードに突入することになる。

 
 冒頭、不思議宮殿でいつものように「朝礼」を行っているクビライたち。

 ポー「間もなく大帝王クビライ様の100万年目のお誕生日が参ります。大帝王様への何よりのプレゼントはSwitchです! もとい、全銀河征服です!」
 ヘスラー「是非プレゼントしたい。その為にも全銀河を征服するのだ!」
 クビライ「ううう、わはは……」(註・喜んでいる)

 と言う訳で、「おじいちゃんの誕生日のプレゼントにしたかったから」と言う、小学生のような動機から、フーマによる全銀河征服作戦が本格的に始まってしまう。

 そもそも、100万歳の誕生日なんて、祝福されてもあんまり嬉しくないと思うけどね。

 あと、年を数え間違えてる可能性もあると思う。

 さて、フーマの攻勢に対し、シャイダーの先輩であるギャバン、シャリバンをはじめ、各宙域の宇宙刑事たちが迎え撃つ。

 一応、バンクフィルムによって二人の戦っている姿も映し出されるが、俳優は登場しない。

 しかし、フーマの勢力は強大である。ギャバン、シャリバン以外の担当宙域外では、おおむねフーマが優勢であった。画面には出て来ないが、各方面に、フーマの優秀な前線指揮官が配置されているのだろう。

 
 マリーン「モス惑星もフーマに侵略されました」
 月子「M17オメガ星雲のキッツ星で、宇宙刑事キッツが戦死いたしました」

 宇宙刑事たちを統率するコム長官の元にも、次々と敗報が届けられる。

 久しぶりに登場の月子(左側)だが、台詞はこれだけ、しかも横顔しか映して貰えない。

 
 コム「なにぃ、キッツが?」

 部下の手前、必要以上に驚いて見せるコム長官、続いて「ところでキッツって誰?」と言い掛けたが、マリーンの「M1かに星雲のシュート星も全滅しました!」と言う言葉に掻き消される。

 その後、コム長官は戦況を大ちゃんに伝え、警戒を怠らないよう訓示するとともに、同僚の宇宙刑事たちの死を告げる。

 
 コム「それから、キッツとウルが戦死したぞ」
 大「えっ、キッツとウルが」

 訓練学校で同じ釜の飯を食った仲間の死に、愕然とする大ちゃんとアニー。

 
 アニー「あのキッツが……」
 大「ウルもいい奴だった」

 通信後、コックピットに戻っても、二人の顔色は冴えない。

 
 第1話でのキッツや、

 
 ウルの姿を思い浮かべる大ちゃん。

 
 大「……って、よくよく考えたらどっちもバケモンじゃねえかっ!」

 あー、悲しんで損したわーと思う大ちゃんであった。

 ……嘘である。

 人を外見だけで判断してはいけないのである!

 大「キッツ、ウル、君たちの仇は俺が討つ!」

 
 一方、フーマでも大きな動きが起きていた。

 どうしてもシャイダーに勝てんのじゃい! と、ポーたちが切歯扼腕していると、ギャル1が進み出て、

 ギャル1「たとえこの命尽きようとも、怨霊となり甦り、この手であの二人を必ず!」

 と、かつてないほどの闘志と覚悟の程を示したのだ。

 ポー「ギャル1がその覚悟なら私が力添えをしましょう」

 
 こうしてギャル1は、出撃前にポーによって改造強化手術を受けることになる。

 なにがそれほどまでにギャル1を駆り立てているのだろうか。「いつまで経っても結婚できない」と言う焦りが、彼女を自暴自棄にさせているのだろうか。

 
 ギャル1(……勢いで言っちゃったけど、ひょっとして、今、私はとんでもないことになっているのでわ?)

 いさまら後悔しても手遅れであった。

 しかし、ギャルの割りに芸歴の長い名和慶子さんも、まさか自分が仮面ライダーのような改造手術を受けることになるとは夢にも思っていなかったのではないか。

 仕上げに、以前、人間の殺し屋にサイボーグ手術を施した時と同じような人工心臓のようなものをギャル1の体に埋め込むポー。

 
 ギャル3「こちらギャル3、現在、観光船氷川丸に潜入しています」
 ヘスラー「船ごと爆破しろ、地球侵略の狼煙にするのだ」

 その後、実際に観光船に乗り込んだギャル3が、わざと宇宙刑事に傍受させるのが目的で、おおっぴらにヘスラーと通信を交わしている。

 
 大勢の乗客ごと船を爆破しようとするフーマの残虐非道ぶりに、思わず目を潤ませるアニー。

 アニーは即座に大ちゃんに連絡するが、船に向かおうとした大ちゃんがヘスラーたちに攻撃を受けていると知るや、自ら氷川丸へ急行する。

 だが、通信の内容とは裏腹に、船内にはフーマはおろか、乗員乗客の姿も一切なく、不気味な静寂だけが立ち込めていた。

 銃を手に、緊張の面持ちで船内を探索するアニー。

 
 結局、誰とも会わないままデッキに出るが、ふと見ると、テーブルの上に誰かがお茶を飲んだ形跡があり、灰皿に置かれた吸いかけのタバコに、赤い口紅が残っていた。

 どうってことはないカットだが、子供向け特撮番組の中にこういうのが出てくると、いかにもアダルティな雰囲気が感じられて好きである。

 
 と、アニーの背後を、忽然と現われた日傘を差した貴婦人といった趣の人影が横切る。

 後ろを向いたまま、

 ギャル1「ごきげんよう、アニーさん」

 
 アニー「……」

 
 にこやかに挨拶して振り向いたのは、当然、ギャル1であった。

 これは41話で着ていたのと同じドレスかな。

 
 だが、一転、ドレスをかなぐり捨てると、いつものギャル1の衣装ではなく、似ても似つかぬ真っ黒なサイボーグ戦士に変身する。

 これでは、もう、永久に結婚できないではないか。

 
 港に場所を移したところで、まだ生身のギャルたち4人も加勢に現われる。

 こうしたギャルたちの生足が揃うのを見るにつけ、サイボーグにされるのがギャル1だけで本当に良かったと胸を撫で下ろす管理人であった。

 今回は不思議獣が登場しないせいもあり、ギャルたちの出番が全体的に多めである。

 
 ギャル4「わざわざ死にに出てきたのね」
 ギャル5「ニセ情報とも知らずに」
 ギャル3「ははははっ、おバカさんねえ!」
 ギャル2「今日こそ決着を付けてやる」

 珍しく、一人一人バストアップになって台詞を言う。

 ところで、今回のギャル3の声、いつもと違うような気がする……。

 
 ギャル1「やっ!」

 片膝をつき、左腕に仕込んだサイコガンのような銃を撃つギャル1。

 
 アニーの背後から斬りかかったギャル5であったが、かわされ、

 
 一回転して向かい合い、

 

 
 その勢いでふわっとスカートがめくれて、その奥に隠されていたものがあらわになる。

 

 
 空中で鋭く切り結ぶアニーとギャル1。

 ……

 しかし、まぁ、特撮ヒロインがスカート(あるいはミニスカ)履きと言うのは、基本中の基本だよね。

 その点、ウルトラシリーズなどは、女性隊員が生足を露出してくれないケースが多いのが、玉に瑕と言えるだろう。

 「魔女先生」の月ひかる
 「スーパーロボットレッドバロン」の松原真理
 「快傑ライオン丸」の沙織
 「キカイダー01」のマリ
 「仮面ライダーV3」の純子
 「仮面ライダーアマゾン」のりつ子
 「ウルトラマンタロウ」の森山いずみ
 「宇宙刑事シャイダー」のアニー
 「電子戦隊デンジマン」の桃井あきら
 「科学戦隊ダイナマン」のキメラ
 「機動刑事ジバン」の片桐洋子
 「高速戦隊ターボレンジャー」のキリカ
 「地球戦隊ファイブマン」の星川数美

 パッと思いつくまま書いてみたが、これらが理想的な特撮ヒロインの面々である。

 えー、で、何の話だっけか? パンツの話? いや、「シャイダー」の話だった。

 さしものアニーも強化されたギャル1と生ギャルたちとの連繋攻撃には苦戦を強いられ、あっという間に岸壁に追い詰められる。

 
 ギャル1「可愛い!」

 
 ギャル1「殺してやりたいほど可愛い! さようならの時が来たわ、アニー!」

 ギャル1が突然、こんなことを言い出すものだから、戦いの最中であったが、「ギャル1って、そっちの人だったのかー」「だからいつまで経っても結婚しなかったのかー」と、今まで抱いていた数々の謎が氷解するのを感じる生ギャルたちであった……と言うのは嘘である。

 でも、「殺してやりたいほど可愛い」と言うのは、アニーに関しては良く分かるような気がする……。

 絶体絶命のピンチであったが、そこへ影の薄い主人公が駆けつけ、アニーを助けてギャル1と戦う。

 で、ビデオビームガンの直撃を受けて、ギャル1はあっさり爆死してしまう。

 
 ギャル2「ギャル1!」

 目の前で仲間をやられて、さすがにギャルたちも顔色を失う。

 怒りの形相でシャイダーに向かっていこうとするが、そこへポーの幻影が現われ、制止する。

 
 ポー「退きなさい、この場は退くのです」
 ギャル3「ギャル1の仇を取らせてください」
 ポー「ギャル1の復讐はこれから始まるのです」

 ポーには逆らえず、ギャルたちは渋々退却する。

 その表情は演技しているとは思えなかったので、この段階では、ギャル1が本当に死んだのだと思い込んでいたのだろう。

 
 ところが、その直後、アニーの目には、コンテナの上に立つレディー姿のギャル1の幻影が映る。

 アニー「シャイダー!」
 シャイダー「誰もいないじゃないか」
 アニー「ギャル1が」
 シャイダー「ギャル1は死んだじゃないか」

 大ちゃんの胸に、「つーか、もともと、ギャル1ってギャルだったか?」と言う根本的な疑問が渦巻きつつ、後編に続く。


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コメント

よいよ地球侵略に向けてフーマの猛攻が火を吹きましたね😅しかし、今までが余りにも悠長だったためか、力ずくでの侵略は余りしっくりと来ないのは気のせいでしょうか?

Re:「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編(08/01)  

>なにがそれほどまでにギャル1を駆り立てているのだろうか。
28話のヘスラーとヒムリーの兄弟の諍いを除けば、フーマの団結力は固いですね。
組織そのものの魅力(劇場版のオメガが幹部になりたかった)はもちろんですが
やはり大帝王クビライへの忠誠心がデカい気がしますね。

ところでこの回の翌日に「チェンジマン」の第1回が放送されてます。
「戦隊の敵の規模はあくまで地球上」(上原先生)だったのが
いきなり全宇宙規模のゴズマが出てきてビックリしました。
宇宙刑事のMOOKでの戦隊の鈴木Pのインタビューでは
「(当時)宇宙刑事シリーズにライバル意識を燃やしてた」とありました。
ゴズマって絶対フーマを意識してますよね。

Re:「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編(08/01)  

管理人様へ100年目の誕生日となっておりますが、100万年目の誕生日が正しいのではないのでしょうか?間違っていたら申し訳ないですが。100万年生きた🐱の真似のつもりなのでしょうかね😅

Re:「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編(08/01)  

>なにがギャル1をそれほどまでに駆り立てているのだろうか。

ギャル1の覚悟は、ギャル軍団筆頭として見上げたものではありますが、確かにその動機付けがはっきりしていないのが難点です。
その点、「ゴーグルファイブ」のゴーグルファイブ基地撃滅行動の際には、マズルカが強化改造をされたと思い込まされ、デスギラー将軍から
「お前には、ゴーグルファイブ基地を爆破すると言う栄誉ある任務を与えよう!これに成功したあかつきにはその方をデスダークの総指揮官に任ずる!!」
等と言われ功名心に突き動かされる場面が明確に描かれていましたね。しかしデスギラー将軍の本心は
「馬鹿な女だ。捨て駒にされるとも知らずに・・・。」
と単にマズルカをおだてて人間爆弾として使いたかった(強化改造と見せかけ、マズルカの体内に爆弾をセットしていました!)と言う姑息極まりない物でした・・・。
「シャイダー」のこのお話でも、ポーがギャル1に何らかの成功報酬(例えばクビライの王妃の座等)をちらつかせ
「大丈夫か、あんな安請け合いをして・・・?」
と不安がるヘスラー指揮官に
「安心なさい。ああ言ったのはギャル1をその気にさせたやったまでの事。これでシャイダーと相打ちにもなってくれれば勿怪の幸いでしょうが。」
とポーが応える処等があればより説得力があったとも思えます。

Re:新造人間ギャル1  

その一方で、シャイダーとの対決で瀕死の重傷を負ってしまったギャル1が、コム長官のお慈悲と銀河警察の技術で蘇生し、それに対する恩義と自分を捨て駒にしようとしたフーマへの怒りからシャイダーたちの盟友となるなんて言う展開も面白かったとも思えます!!
しかしもしそうなったら、大平透さんではなく
「たった一つの命を捨てて、生まれ変わった不死身の体!不思議の悪魔を叩いて壊す!ギャル1がやらねば誰がやるっ!!!」
と言う納谷悟朗さんのOPナレーションと共に後継番組が「宇宙刑事シャイダー外伝 新造人間ギャル1」に決定しちゃったりして、ジャスピオンが
「俺の番組いつ始まるのっ・・・(泣)?!」
となってしまうかもしれません!あり得ない上に、おバカなコメントをゴメンナサイ・・・・(笑)。

Re:「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編(08/01)  

生足ヒロインのリストに「バトルフィーバーJ」のミスアメリカが入ってないのは如何なる了見か、ご説明いただけますでしょうか?

Re[1]:「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編(08/01)  

ふて猫様

はい、仰るとおり100万年が正しいです。修正しておきました。

Re[1]:「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編(08/01)  

影の王子様
>28話のヘスラーとヒムリーの兄弟の諍いを除けば、フーマの団結力は固いですね。

結局は負けるんだけど、クライシスなんかと比べると、フーマの結束力は見ていて気持ちが良いですね。

Re[1]:新造人間ギャル1(08/01)  

笑太郎様

長文妄想コメントありがとうございます。

ケチをつけるようですが、クビライやポーの性格からしてギャル1を騙して捨て駒にはしないでしょう。フーマはみんな仲良しですからね。

Re[1]:「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編(08/01)  

ウルトラマリオ様

ご説明しましょう。あのリストは「ミニスカ履いてて、チラの可能性がある女性キャラ」なので、生足が出てるだけでは駄目なのです。

Re[2]:新造人間ギャル1(08/01)  

zura1980さんへ

ケチだなんてとんでもない。フォローありがとうございます。

Re[3]:新造人間ギャル1(08/01)  

笑太郎様

わざわざ返信ありがとうございます。

Re:「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編(08/01)  

>≫ギャル1「可愛い!・・・・・・殺してやりたいほど可愛い!さようならの時が来たわ、アニー!」とギャル1が突然、こんなことを言い出すものだから、戦いの最中であったが、「ギャル1って、そっちの人だったのかー」「だからいつまで経っても結婚しなかったのかー」と、今まで抱いていた数々の謎が氷解するのを感じる生ギャルたちであった……と言うのは嘘である。

>「殺してたやりたいほどかわいい!」と言うサイボーグ・ギャル1のセリフ、言われてみれば「ギャル1ってそっちの趣味があったのかー」とギャルたちも納得する…と思ってしまいますね。ギャル1は43回もアニーと戦ってきたので、ようやく「アニーのかわいらしさ」を悟ったのではないか?とも思ってしまいます。

Re[1]:「宇宙刑事シャイダー」 第44話「吹き荒れる大侵略」 前編(08/01)  

マシンX2000様

まぁ、ほんと、同性から見ても可愛かったんだろうなぁとは思いますね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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