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日本じゃあ二番目だ!「快傑ズバット」セレクション 第4話

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 第4話「涙の敵中突破」

 田舎の農村で、トラクターを運転している青年・誠。目の前にふらふらと倒れ込んだのは高熱を出しているミドリさんだった。
 トラクターに乗せて家に帰ると、この辺りを仕切る鬼勘一家が待っていた。

 誠「何の用だ?」
 鬼勘「相変わらず威勢がいいな。おめえがちっとも博打場に来てくれねえので、鬼勘一家の鬼の勘三自らご案内しようと思ってな」
 誠「俺は村の衆のような訳にはいかねえ。インチキ博打に負けて土地を取られるのはゴメンだ!」
 鬼勘「うん? 誠、おめえ、珍しいもんのっけてるじゃねえか」
 目敏くミドリさんに気付く鬼勘。

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 横暴な彼らは病人でも構わず縛り上げ、神社の木に吊るし、誠ともども痛め付ける。ここはちゃんと女優さん本人が縛られ、キュートなお尻が木刀でしばかれる。

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 無論、そこへあの方がギターを掻き鳴らしながら登場する。
 早川「鬼勘一家の鬼の勘三、なるほど、鬼が見てもそのツラは勘にさわらぁ、ははは、だから鬼勘か?」
 いつものように用心棒が現れる。

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 早川「鬼勘一家の用心棒ワルツ・リー、日本じゃあ二番目の拳法使い」

 最初、この名前を聞いても何のことか分からなかったが、よく考えたら「ブルース・リー」のもじりなんだよね。

 今回は基本的にワルツ・リーは喋らないので、早川の言葉にも代わりに鬼勘が応じる。
 鬼勘「二番目だとぉ? このワルツ・リーより腕の立つ男が日本にいるってのかい?」
 早川、口笛を吹き、自分の顔を指で差す。

 いつものように、技比べの時間となる。

 まず、ワルツ・リー、石灯籠をダルマ落としのように拳で押し抜く。普通なら凄いけど、「ズバット」の中ではかなり地味なパフォーマンスである。

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 それに対し、早川、石灯籠を打ち、それを逆様に並べ直すと言う、めちゃくちゃなことをしてみせる。

 早川「これが俺の逆さ灯籠さ」(←まんま)
 その後、指を鳴らすと石灯籠が真っ二つに割れてしまう。

 しかし、早川さん、だいぶ後の12話では神社の扁額をブーメランで両断した用心棒に対し、「村の人たちが心の拠り所にしている神社に失礼とは思わんのか」とか言ってるんだけどね。

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 ひとまず鬼勘一家を撃退し、ミドリさんを誠のうちへ運ぶ。

 誠「村の衆は鬼勘に騙されて、田地田畑取り上げられた家が三十軒もあるだ」

 いつの時代の話だよ? ま、そのぶっ飛んだシナリオが最大の魅力なんだけどね。

 早川はその話を聞いた後、ミドリさんを頼むと言って、去って行く。

 鬼勘は、賭博場を開いて、村人たちに借金が返せないなら、もう一度博打で勝負しようと持ち掛ける。鬼勘は、何故か、彼らの土地が欲しいらしい。

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 だが、そこへいなせな侠客風の早川健が現れ、

 「そんなことしちゃあいけねえぜ、ああ、いけねえいけねえ、こんな博打をしちゃいけねえって言ってるんだ!」
 言いながら、畳をはねあげると、下には「水戸黄門」に出てくるような分かりやすいイカサマをしようとしている男(針でサイコロを突付く)がいた。

 ひと暴れする早川だったが、

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 鬼勘「動くな早川、村の人たちがどうなってもいいのかい?」

 早川「赤の他人だから別にいいよ」

 などと言うことにはならず、早川、無抵抗になって殴られ、村人たちと一緒に牢へぶちこまれる。

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 元気になったミドリさん、トラクターに乗せてもらう。

 誠「これ、俺の畑なんだ。荒地を5年もかかってこれまでにしただ。面白くねえかなこんな話?」
 ミドリ「いいえ、誠さんにはほんとに何から何までお世話になって……あたし、明日になったら発ちますから」
 誠「ダメだ! その体じゃまだ無理だ。ゆっくりしてって下さい。……俺、ミドリさんみたいな人にそばにいてもらいてえんだ」
 と、遠回しにプロポーズする誠。いじらしい。

 ミドリ「えっ?」
 ミドリさんはよく分からなかったみたい。もっとも、彼女は密かに早川のことを恋しているようだから、意味が分かったとしても受け入れなかっただろう。

 そこへ現れた鬼勘の手下から、早川のことを聞かされたミドリさんは、思わず走り出すが、それは罠で、待ち受けていたワルツ・リーによって、全身の骨を砕かれてしまう。

 ミドリさんと別行動を取っていたオサムも登場し、彼女を誠の家へ運ぶ。

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 オサム「はー、早くお医者さんに見せないと」
 誠「この村には医者はねえ。病院は車で一時間も飛ばしたところにしか……」
 オサム「それじゃあ早く車で!」
 誠「車はねえ!」

 オサム「だからいつの時代の話だよ!」(註・言ってません)

 厳密には、鬼勘一家のところには車があるらしい。悶え苦しむミドリさんを見ていた誠は、遂に土地の権利書を持って、鬼勘のところへ出向く。
 車と引き換えに、権利書を渡そうとする誠だったが、牢から村人達と一緒に抜け出した早川が現れ、車は自分が用意したと、寸前で思い止まらせる。

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 早川が運転し、ミドリ、オサム、誠を乗せて病院へ急ぐが、そこへまたワルツ・リーが登場し、早川に勝負を挑む。

 早川は勝負に応じ、誠に運転を代わって貰い、ミドリを病院へ連れて行くよう指示する。

 車が一台もない村に住んでるのに、なんで誠は運転できるの? と素朴な疑問を感じるが、まあ、トラクターを運転してたし、ここへ来る前には都会で暮らしていたかもしれないしね。

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 だが、しつこく誠を狙う鬼勘一家は、待ち伏せして彼らを襲う。

 誠は、ミドリさんを庇ってバズーカの砲弾を浴びる。

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 大人気ない悪人たち。

 そこへワルツ・リーを倒した早川が駆けつけ、悪人たちを倒す。

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 だが、誠は既に手遅れだった。

 誠「早川さん、ミドリさんの捜してるのは(兄を殺した)犯人じゃなかったよ……ミドリさん、捜してるのは、あんただ。ミドリさんを幸せに……して……」
 早川「誠くん!」

 と、誠のぽとりと垂れた拳に地下から湧き上がる原油が付着するのを見て、早川は鬼勘の狙いが、この土地に埋まっている石油だと悟る。

 「ズバット」の中でも、この誠の死は極めて壮絶で、胸を打つものがある。

 早川は、やってきた東条にミドリさんのことを頼み、単身ズバッカーに乗って、バズーカ砲の攻撃を受けながら、鬼勘一家に迫る。

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 「ズバット参上、ズバット解決、人呼んでさすらいのヒーロー、快傑ズバァーット!」

 あとは流れ作業で悪を倒すのみ。

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 今回、警察と言うか、東条に示すためのズバットカードは、何故か赤いバラの下に置かれていた。

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 ズバットが去った後、やってきた東条、それを見て、「あいつ、ひょっとして俺に気があるのでは?」と、思うのだった(註・残念ながら思いません)。

 ま、この時点では、東条はズバットの正体が早川だと言う確信は持ってないんだけどね。

 誠の死際の言葉から、ミドリの自分への思いを知ってもいい早川だが、例によってひとりでさっさとその村を離れて行く。

 と言う訳で、青年の純愛が麗しい佳作でした。ミドリさんの見せ場が多いのも個人的にお気に入りだ。


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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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