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「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編


 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」(1974年2月26日)
 の続きです。

 五郎の埋葬のあと、サトコたちは大造の好意に甘え、車でバス停まで送って貰うことにする。

 
 後部座席のサトコとカツミ、さすがに沈んだ表情で黙りこくっている。

 
 運転席の大造と、助手席の豪作。

 豪作「夢のようじゃ、あの五郎が死んでしもうたなんて……とても信じられんばい」
 大造「そうでしょうねえ」
 豪作「はい」
 大造「でももうすぐあんたたちも、彼のところへ行けますよ」
 豪作「はぁ……はぁっ? 今、なんと?」

 驚いて聞き返すと、大造は急にハンドルを切って脇道へ入り、車を停止させる。

 
 大造「さあ、着きました」
 豪作「どぎゃんしたと?」
 大造「ふっふっふっ、はっはっはっはっはっ……」

 豪作の方を見て、なんとも言えない不気味な笑みを浮かべる大造。

 その姿はやがて、新人類帝国の戦闘員の姿に変わる。

 
 サトコ「やっぱり新人類」
 戦闘員「お前たちの行き場所は死刑場だ」

 だが悲しいかな、大造、戦闘員になった途端、急に迫力と威厳がなくなってしまう。

 サトコ、豪作につかみかかる戦闘員の頭を後ろからポカポカ殴っていたが、外へ出ると、運転席側のドアを開け、

 

 
 戦闘員をボッコボコに蹴りまくる!

 このシーンを見て、「嗚呼、自分もサトコに思いっきり蹴られてみたい……」と思ったそこのあなた、僕と文通しましょう!

 サトコもカツミも、一応、少年同盟の一員である。三人がかりで何とか戦闘員を倒してしまう。

 
 豪作「逃げるならこっちじゃい」
 サトコ「五郎さんを見捨てるつもり?」
 豪作「五郎は死んでしもうたぞ、心臓もとまっとったじゃなか」
 サトコ「確かに死んでたわ、でも瞳の奥だけは生きてたの。私をじっと見詰めて何かを訴えてたの!」

 
 五郎(気付いてたんなら、その時になんとかしろぉーっ!)

 豪作「ありゃ、今、五郎がツッコミを入れる声がせんかったか?」
 サトコ「気のせいでしょ」

 じゃなくて、

 サトコ「ジュリエットと同じだってこともありうるわ」
 カツミ「ロミオとジュリエット?」
 サトコ「一度死んでまた生き返る」
 豪作「あーっ、そうか! それでサトコちゃんは早く東京さ連れて帰る言うたすか」

 その名のとおり聡いサトコ、どうやらほんとに五郎の心の声に気付いていたらしいが、周りが新人類帝国の手先かも知れないと考え、あえて村人の意向に逆らおうとしなかったのだろう。

 三人はすぐ墓地へ行き、埋めたばかりの五郎の棺を地中から引き揚げる。

 
 硬直した体のまま、豪作に起こされる五郎。

 いくら撮影とはいえ、伴直弥さん、あまり良い気持ちはしなかっただろうなぁ。

 
 それにしても、サトコは足が細くて長くて、おまけに可愛らしいお尻してるよね。ぐふふ。

 
 五郎の体を担いで逃げようとする豪作たちの目の前に、今度はユカが立ちはだかる。

 
 サトコ「はっ」
 ユカ「ふふふふふ……」

 
 ユカは笑いながらタケちゃんに変化し、ユカだけは普通の人間で、新人類帝国に脅されていただけなのでは……と言う管理人の甘い期待を無残に打ち砕いてしまう。

 豪作たちは慌てて近くの小屋に立てこもる。

 さっさと押し入れば良いと思うのだが、

 怪人「出て来い、渡五郎を渡せば命だけは助けてやろう。さもなくば火をつけるぞ」

 何故かそうせず、豪作たちに通告するのは、ストーリー上の都合とは言え、ちょっと不自然である。

 相手は丸腰なんだし。

 
 豪作「火ばつけられたらおしまいじゃ、やっぱり出よう」
 サトコ「今出れば五郎さんはほんとに死んじゃうわ」
 豪作「うーん」

 もっとも、この時点では五郎が必ず生き返るという保証もないのだが。

 この場を何とか切り抜けて東京に帰り、医者に見せたところ、

 医者「あー、ダメだ、こりゃ完全に死んでますね」
 サトコ「あら、やっだーっ、ほんとに死んでたのー?」
 カツミ「姉ちゃんたら早とちりなんだから」
 一同「どわっはっはっはっ!」

 なんてことになったら面白いなと思い……ません!

 
 などと、管理人が「思いついたことをすぐ書く病」を発症している間に、短気なタケちゃんはあっさり小屋に火を放つ。

 ……

 いつも思うのだが、こんなチャチなミニチュアセットを見せるくらいなら、最初から出さない方が良いんじゃないの?

 しかし、これが新人類帝国にとって最後の失策となる。

 小屋を包む炎の熱によって、五郎の体が温まり、心臓が脈打ち始めたからである!

 でも、薬品によって仮死状態になっているのに、温めたら蘇生すると言うのも安直な話である。

 ひつこいようだが、心ならずも協力させられていたユカから甦りの薬を貰って生き返る……と言う方が良かったかなぁ。

 とにかく、五郎はサナギマンに変身し、サトコたちを抱えて小屋の外へ逃れる。

 沼のほとりでタケちゃん、タケちゃん軍団とのバトルになる。

 タケちゃん必殺の毒舌、いや、毒矢(槍)がサナギマンの体に深々と刺さるが、サナギマンはピンピンしている。

 
 怪人「おお、どぉしたことだ。どぉして毒矢が効かぬ?」

 狼狽するタケバンバラの疑問に対し、

 
 サナギマン「同じ毒がいつまでも効くと思うか、愚か者!」

 ほとんど勢いだけの台詞で片付けてしまうのは、どうかと思う。

 こちらで補ってやれば、恐らく、五郎の体には、一度受けた毒矢の免疫が出来ていたのだろう。

 タケバンバラを倒した後、豪作たちと一緒に鬼ノ村を去って行く五郎。

 
 豪作「俺はすっかりあの世に行ってしもうたと思った。五郎、礼ば言うぞ」
 五郎「いや、礼を言うのはこっちの方だ。あの時、みんなが墓から掘り出してくれなかったら、今頃、窒息してるところだ」

 五郎の言葉に、急に気付いたように豪作がサトコの腕を取って五郎のそばに立たせ、

 
 豪作「サトコちゃんの勘が冴えておって、五郎さんは生きているって……」

 
 豪作「こうだもんねーっ!」

 恋する乙女のなせる業とでも言いたげに、サトコのことを冷やかす豪作。

 少し照れ臭そうに笑うサトコがめっちゃ可愛いのである!

 もっともそれに対する五郎の反応は、

 
 五郎「さすがミュータントだな。ありがとう!」

 と言う、いかにも朴念仁らしいものだった。

 恋する乙女を新種の生き物みたいに表現する五郎に対し、

 サトコ(もういっぺん埋めてあげましょうか?)

 と、心の中で優しくつぶやくサトコでした。

 ところで、蒸発した村人たちのことは良いのだろうか?


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コメント

新人類帝国の戦闘員もショッカーやデストロン並みの弱さですね😅それにしても、サトコさんはいいスタイルと美味しそうな腰付きですね😁(どんな例えだよ!)

Re:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

イナズマン全編を通じて,サトコが最もヒロインらしかった回でしたね。この程度で「最も」だというのが,いかにも地味な彼女らしいですが。彼女のキュートな「蹴り」の画像,目を細めて拝見しました。ありがとうございます。

Re:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

>「同じ毒がいつまでも効くと思うか、愚か者!」
「そんなこと俺が知るか!」byストロンガー(7話)に比べると親切ですね・・・

Re:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

「同じ毒がいつまでも効くと思うか、愚か者!」に爆笑しました。ただ、仮死状態になっている以上、えらそうなことは言えませんねぇ。
バロム1なら最初からものともしないでしょうし、アマゾンも「アマゾンには毒など通用しないのだ」のナレーションで片付けられてしまうでしょうし。

Re[1]:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

ふて猫様

サトコにはもっと活躍して欲しかったものです。

Re[1]:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

くりやまいちろう様

サトコの扱いは勿体無いですよね。

>彼女のキュートな「蹴り」の画像,目を細めて拝見しました。ありがとうございます。

読者様の喜びは私の喜びです。

Re[1]:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

影の王子様

五十歩百歩ですけどね。

Re[1]:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

式部省様

わざわざ仮死状態にして埋葬しないで、さっさと殺せば良かったのに、と思います。

Re:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

ファントム兵を豪快にKOするサトコ!マダラマン若しくはミラクラーに対する、ゴーグルピンク若しくはアニーのそれにはさすがに負けますが(失礼)、ショッカー戦闘員に対するマリやユリのそれに比べれば圧倒的にかっこかわいいです(笑)!!
ところで、ゴーグルピンクの事が出たついでに、「ゴーグルファイブ」でレッド、ブラック、ブルー、イエローの4人が、かぐや姫の物語を信じて止まない村の小さな女の子を人質に取られ、(仮称)アオタケモズーの竹毒に処刑されかけていたとしましょう。~女の子は、マズルカの変装した偽かぐや姫の言う事を鵜呑みにしたばっかりにレッドたちを劣勢に追いやるのに一役買わされてしまっていました!!~
もはや勝ちを確信していたアオタケモズーとマズルカがふと、女の子の方に目をやると、何とかぐや姫が女の子を縛っていたロープを解き
「○○ちゃん、私は本物のかぐや姫。さあ、お逃げなさい♪」
と女の子を助け出していました!!そしてそれこそが、ピンクかぐや姫!!女の子が逃げるや否や
「デスダークっ!かぐや姫を信じる○○ちゃんの純真さを弄んだお前たちの悪行っ、許せないっ(怒)!!!」
と十二ひとえを豪快に脱ぎ捨て普段着になるピンクと
「ミキっ~、美味しいとこ持ってきやがって~っ!」
と言うブルーと
「早く俺たちも助けてよ~(泣)!」
とのイエロー。更に5人揃って変身、ラス殺陣、アオタケモズー撃破と続きます。そんな場面を想像すると楽しいです(笑)!

Re:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

因みに、上記のお話のピンクかぐや姫→アニーかぐや姫、レッドたち4人→シャイダー、そしてデスダーク→フーマ(不思議獣タケタケ。偽かぐや姫はギャル5が担当!)にしてもありだと思います~重ね重ね変な妄想ばかりでスイマセン~(笑)。

Re[1]:「イナズマン」 第21話「渡五郎 イナズマン死す!?」 後編(08/05)  

笑太郎様

かぐや姫って、ピンクに似合いそうな役ですね。

一般女性のサトコさんにボコられるファントム兵がライダーガールズにボコられるショッカー戦闘員と重なって見えたのは、私だけなのでしょうか?何の為に悪の組織に入ったのか意味が無いと思うのですがね😓

Re: タイトルなし

> 一般女性のサトコさんにボコられるファントム兵がライダーガールズにボコられるショッカー戦闘員と重なって見えたのは、私だけなのでしょうか?何の為に悪の組織に入ったのか意味が無いと思うのですがね😓

ま、一応、サトコたちは超能力者と言う設定ですけどね。

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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