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「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編

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 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」(1972年7月1日)

 主演の藤岡弘氏の失踪事件の最中に撮られたいわくつきのエピソード。

 失踪事件については自分も良く知らないので割愛するが、藤岡さんがいない為、当然、本郷猛は一切画面に登場せず、変身済みの仮面ライダーとしてしか登場せず、その声も、声優が吹き替えると言う異例の措置が取られている。もっとも、主役不在での撮影は、既に11話~13話で試みられており、スタッフもある程度慣れていたかもしれないが。

 とにかく、その為に同時期に撮影されていた劇場版「仮面ライダー対じごく大使」の撮影にも支障が出た上、劇場版で初登場する筈だったカミキリキッドが、それより早くこの66話に登場する羽目となってしまい、さらに、劇場版公開前に(本放送で)本郷猛と死神博士との決着が付けられる筈だったのが、その時期も繰り下げられ、あれやこれやで死神博士の正体も、当初のノコギリザメス(ギリザメスとして67話に登場)からイカデビルに変更になったと言う。

 つまり、藤岡氏の失踪事件がなければ、その数十年後、敬虔なライダーファンが、
 「イカでビールで、イカデビル」
 などという、クソしょうもないダジャレを聞かされて、こめかみをヒクつかせる必要もなかった訳で、この一件が後世に及ぼした影響は存外に大きい。

 前置きが長くなった。

 ちなみにOPクレジットでは、藤岡さんの名前がなく、代わりに滝の千葉さんがトップバッターになっている。普通、こう言う場合、仮に出てなくても、クレジットだけはされるものだけどね。

 さて、冒頭、すもぐりで漁をしていた二人の男性が、海から上がってくる。

 彼らは、海から出てくるのは可愛い水着ギャル限定! と言う鉄の掟を破った報いで、ひとりはカミキリキッドに殺され、残る加藤という男も、東映あくま祭りのイケニエに捧げられる羽目になる。自業自得です。

 
 海辺の洞穴の奥深く、不気味な祭壇が設けられ、その上に加藤青年が横たえられている。

 
 地獄大使「偉大なるショッカーの首領よ、その無限なる悪魔のお力により、いまひとたび改造人間に復活のエネルギーをお与え下されんことを……」

 ところで、ショッカー戦闘員の唯一の利点は、「普段着のまま葬式に出られる」と言う事実に、この画像を見ていた管理人はハタと気付いたのである。

 もっとも、ドラマ「時効警察」の最終回で、ショッカー戦闘員が葬式に来た時には、戦闘服の上からちゃんとスーツ着てたけど。

 首領「あくま祭りのイケニエ一体につき甦る改造人間は5体、地獄大使よ、あくま祭りに仮面ライダーと奴の仲間を連れ込め、その時、墓に眠る改造人間は全て甦る。見よ、ショッカー復活のエネルギー!」

 首領の雄叫びと共に、祭壇に雷鳴が轟き、

 
 ハリネズラス、ジャガーマン、サイギャング、毒トカゲ男、ザンジオーと言う、5体の、恐らく比較的スーツの保存状態の良好な怪人たちが復活を遂げる。

 この5人は、前述の劇場版にも再生怪人として登場している。ごくろうさまです。

 地獄大使は、作戦の前に、カミキリキッドに、彼ら5人を相手にトレーニングをしろと命じる。

 
 サイギャングが仮面ライダーの変身ポーズを取ってからライダーキックを放つも、カミキリキッドに嘲笑され、「ライダーの本物のキックは今の10倍の力はあるんだ!」と言い返すという、幼稚園のお遊戯的な特訓シーンが展開される。

 地獄大使「ふっふっふっふっ、ほぉ、やっとるな? ようし、その調子だ」

 そこへ地獄大使が上機嫌でやってきて、彼らの奮闘ぶりを讃える。

 しかしまぁ、どっちかって言うと、地獄大使って部下にとってはやりやすい上司かも知れないなぁ。

 少なくとも何を考えているのか分からない死神博士よりは楽しそうだ。

 
 滝「本郷の奴、何処行っちまったのかなぁ」

 一方、滝、自宅マンションに帰ってくると、自分の部屋317号室の前で、スタッフやキャストの気持ちを代弁するような台詞を口にしながら、鍵を開けようとするが、

 滝「針金が切れてる……誰か人の部屋に黙って入ったな」

 具体的にどうなっていたのか不明だが、用心深い滝は、いつも留守の間はドアに針金を仕掛けておき、一目で侵入者の有無が分かるようにしているらしい。

 
 滝、油断なく身構えながら自分の部屋に飛び込み、サッとカーテンを開くが、隠れていたのはショッカーではなく、イケニエにされた筈の加藤であった。

 加藤「た、滝さんですね」
 滝「どうして俺の名を?」
 加藤「ふぁーっ、実は本郷さんに……私はショッカーから逃げてきたんです。危ないところを本郷さんに救われて……」
 滝「それで俺のところに行けと言われたのか」
 加藤「そ、そうなんです」
 滝「分かった、安心しろよ」

 
 猛の名前を聞いた滝は、あっさり加藤を信用する。

 と、四角いブロック状の壁を突き破って、ハリネズラスと毒トカゲ男が出現。

 
 二人はマンションから出て、道路の先の狭い石段を降りるが、その下の野原で敵に追い詰められる。

 当時は、住宅地のすぐそばにこんな豊かな自然が残っていたんだなぁと羨ましくなるシーンである。

 
 ライダー「待てえ、性懲りもなく息を吹き返して悪を企むつもりか?」
 ハリネズラス「ショッカーの改造人間の二度の挑戦だ!」

 そこへ颯爽と現われたのが、変身済みのライダーであった。

 先述したように声は、藤岡氏ではなく、市川治さんの吹き替えとなっている。

 
 エミ「大変だったでしょう?」
 加藤「あ、ありがとう」
 立花「そうか、ショッカーから逃げてきたのか」

 ライダーに助けられ、二人は無事レーシングクラブに逃げ込み、ライダーガールズたちからおしぼりと麦茶の接待を受けてウハウハ状態。

 特に、テニスルックの、ミニのプリーツスカートを履いたトッコがめちゃ可愛いのである!

 
 滝「ショッカーめ、ライダーに倒された怪人どもをまた生き返らせて使ってるんです」
 立花「えっ、そんな怪人連中相手にするにはわしらだけじゃ荷が重いぞ」

 
 滝の言葉におやっさんが危機感を募らせると、それに同意するようにトッコが口を「ぶにっ」と結ぶのが可愛いのである!

 そこへ電話が掛かってくる。

 
 ユリ「もしもし、立花レーシング……はっ!」

 ユリが電話に出て言い掛けるが、急に顔を青くして短い悲鳴を上げる。

 立花「ユリ!」
 ユリ「ショッカーよ、この周囲は包囲したから手を上げて出て来いって……」
 立花「いや、手を上げてって……」

 ショッカー、明らかにアメリカの刑事ドラマやギャング映画の見過ぎである。

 そう言うのは、銃器を持っている相手に言う決まり文句だよね。

 
 窓から見てみると、確かに、要所要所に怪人と戦闘員たちが陣取ってこちらの様子を窺っていた。

 そろそろ近所の石田さん(仮名)の奥さんが、回覧板を持ってきたついでに、「ちょっと~、立花さん、ちょくちょくおたくのところに来る仮装行列みたいな人たち、なんなのぉ? 目障りでしょうがないわよぉ」などと苦情を持ち込んできそうである。

 立花「こりゃいかん、アリの這い出る隙もない」

 あると思いますが……。

 
 おやっさんは、みんなに指示して窓や入り口に即席のバリケードを築かせる。

 ミニスカのトッコが身動きするたびに、管理人は奇跡(チラ)が起きないかなぁと思ったが、起きませんでした。でも、起きるんじゃないかと期待させてくれるだけでも、ミニスカは貴重である。

 これがジーパンとかキュロットとかだったら、はなっから夢も希望もないからね。

 
 立花「みんな、なんか武器を持て!」

 おやっさんの後ろのトッコの顔が妙に凛々しいので貼ってみました。

 ここでみんながあちこちから、マシンガンや火炎放射器やらバズーカ砲やら、ショッカーを上回る重火器を持ち出したら面白いのだが、無論、そんなものが常備されている筈もない。

 
 だが、彼らの苦心も虚しく、あっさりショッカーに入り込まれてしまう。

 ハリネズラス「その男を大人しくこっちへ渡せーい」

 そこへ再びライダーが駆けつけ、加藤が狙われていると聞かされると、彼を連れて建物の外へ出る。

 
 怪人たちもおやっさんたちは放置して、ライダーと加藤を追いかける。

 ……しかし、レーシングクラブって、こんなに自然の多いところにあったっけ?

 
 ライダー「離れるな。離れるんじゃない」
 加藤「離すものか、折角のチャンスだからな」

 いつもの空き地に場所を移したところで、加藤がその本性を表す。

 そう、本物の加藤はとっくに殺され、それはカミキリキッドの化けた偽者だったのだ。

 後編に続く。


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コメント

Re:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

>「イカでビール」
「ディケイド」劇場版第1作、映画館で観て「やめてくれよ」と心の中で呟きました。
大杉漣さんの地獄大使はともかく、石橋蓮司さんの死神博士は「こりゃあ、ないわ」でした。

市川治さんの声、藤岡さんに似せようとはせず甲高いですが、これはこれでカッコイイです。
鋼鉄参謀やマシーン大元帥も実にカッコイイ!

しかし、1970年代ってミニスカ天国ですね!暑さの疲れも吹き飛びますね!

 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」と藤岡弘失踪事件  

>≫藤岡さんの失踪事件については自分も良く知らないので割愛するが、藤岡さんがいない為、当然本郷猛は一切画面に登場せず、変身済みの仮面ライダーとしてしか登場せず、その声も声優が吹き替えると言う異例の措置が取られている。

>藤岡弘、さんの失踪事件ですが、調べてみると藤岡弘、さんは仮面ライダーと同時期にNHK時代劇「赤ひげ」のオーディションに合格していて、オーディションの一件が事後報告となって東映や毎日放送とトラブルとなり一時期行方をくらませてしまった・・・という事件のことですね。そのため、主演俳優の不在でテレビシリーズの撮影現場が大混乱してこの「ショッカー墓場・よみがえる怪人たち」が制作されたそうですが、「本郷の奴、何処に行っちまったのかなぁ」と言う滝のセリフは藤岡さんを気遣うスタッフと出演者の気持ちを代弁しているように感じました。

Re:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

以前別記事でも述べた事ですが、市川治さんの声によるライダーには確かに違和感も否めませんが、どこか新鮮味があります!同時に且つての藤岡さんの事故による代役を勤めた納谷六朗さんが冷静さを保った演技をしていたのに対し、このお話での市川さんのそれはいかにも熱血漢と言った印象でその好対照さも楽しめます。
更に後に市川さんはショッカーライダー2号(マフラーの色が白)の声をも務めており、「おぼっちゃまくん」で主人公・茶魔役の神代知衣さんの産休に伴い代役を勤めた横山智佐さんが後に茶魔と瓜二つのルックスを持つ造反者・影茶魔役に抜擢されていたのに様子が似ています!!

Re:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

なお、ライダーに止まらず、このお話のアフレコは劇場版第2弾と同時に行われていたためにカミキリキットと再生怪人個々の声もテアトルエコーの皆さんが勤めています!
カミキリキット=二見忠男さん(劇場版と同じ)、ザンジオー=峰恵研さん、ハリネズラス=八代駿さん、ジャガーマン=谷津勲さん(ゲバコンドルの声でお馴染み)、サイギャング=山下啓介さん(初回登場時と同じ)、毒トカゲ男=関富也さん(だったと思います)と言うそうそうたる顔ぶれです!!

>普通、こう言う場合、仮に出なくても、名前だけはクレジットされるものだけどね。

また八代さんと山下さんは、丁度「バイオマン」のメッサージューとサイゴーンのコンビでもあり、ここに観る市川さんの声で終始変身したままのライダーには田中真弓さんの声のイエロー(1号)にも通じる物もありますが、そちらがイエロー殉職編と言う陰残な影を纏っているのに対し、~そのお話のOPではちゃんと矢島由紀さんの名前もクレジットされていました~こちらの「仮面ライダー」のそれはライダーと怪人たちがとにかく賑々しくがんばっちゃう観る側としては安心して観る事ができるエンターテインメント作品に仕上がっています!!
そして余談ながら、山下さん繋がりでサイゴーンが
「本物のバイオエレクトロンは、今の10倍の力はあるんだ!」
と講釈する場面を想像すると腹筋崩壊です(笑)!!

Re[1]:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

ふて猫様

悪人としては良い人ですね。

Re[1]:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

影の王子様
>「ディケイド」劇場版第1作、映画館で観て「やめてくれよ」と心の中で呟きました。

真面目にやれという感じですね。

>市川治さんの声、藤岡さんに似せようとはせず甲高いですが、これはこれでカッコイイです。
鋼鉄参謀やマシーン大元帥も実にカッコイイ!

「変身忍者嵐」の終盤では嵐の声も演じておられます。

>しかし、1970年代ってミニスカ天国ですね!暑さの疲れも吹き飛びますね!

良いですよねー。

Re: 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」と藤岡弘失踪事件(08/08)  

マシンX2000様

補足説明ありがとうございます。現場は大変だったでしょうね。

Re[1]:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

笑太郎様

詳しい解説ありがとうございます。昔の怪人の声は個性的でしたよね。

Re:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

今回はトッコ姉さんの画像が多くて個人的には😆ですね。ザンジオーって映画版しか出演していないのに何故選ばれたのでしょうか?

Re[1]:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

ふて猫様

ま、特に理由はないと思いますが。

Re:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

何故ハリネズラスと毒トカゲ男は、わざわざ滝のマンションの壁を破って(壊して)入ったのでしょうか?気になったのは、レーシングクラブの辺りって自然に恵まれているイメージって無いのですがね😅

Re[1]:「仮面ライダー」 第66話「ショッカー墓場 よみがえる怪人たち」 前編(08/08)  

ふて猫様

確かにドアから入った方が楽ですね。

No title

今更なのですが、今日ちょうどこの話を見ていて気づいたことがありましたのでコメントさせていただきました。 

ユリが着ているミニスカワンピースはトカゲロンの回でルリ子さんが着ていたワンピースと同じものですね。気がついたときなんだか嬉しくなりました。あのトカゲロンの回からずっと保管されていたのだなあ、と、何だかしみじみしてしまいました。言ってしまえば単なる使いまわしですが。

もちろんルリ子さんの方が神々しいまでに似合ってらっしゃったなあ、と…。ですがワンピースだけでも再び画面上に現れたのは何とも言えない嬉しさがありました。

遅いコメント失礼致しました。

Re: No title

長文コメントありがとうございます。

うーむ、確かに同じ服ですね。全然気付きませんでした。

それにしても、ルリ子さんはほんと綺麗ですね。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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