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「スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇」 第37話「いそげ唯!悪魔の住む森の激闘」 前編

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 第37話「いそげ唯!悪魔の住む森の激闘」(1987年9月17日)

 唯と翔の続柄問題が片付いたと思ったら、今度は結花と由真の実の父親は誰だ? と言う、ややこしい問題が転がり込んできて、いい加減、見てる方もウンザリしてくる終盤です。

 とりあえず、「誰でもええわ!」とだけ言っておこう。

 もう、荒井注と言うことにしとけば良いじゃないか(なんで?)

 34話で長老が、唯のことを「自分のことしか考えてない」と指摘したが、これって風間三姉妹全員に言えることじゃないかと思う今日この頃。

 世界が(なんでか知らんけど)滅亡の瀬戸際に立たされているという時に、それを止める宿命を負った少女たちの考えていることは、ひたすら自分の家族のことだけなんだもんなぁ。そりゃ視聴率も落ちるわ。

 ま、過去作でも、ヒロインが自分の出生の秘密や家族の消息について思い悩むというのはあったけれど、あくまでヒロイン一人の問題だった。「3」はそれが3人分あるのだから、話が内向きに、湿っぽくなって当たり前なのかも知れない。
 この大映ドラマ的(と言うか、スターウォーズのパクリ的)展開は、せいぜい唯と翔の関係だけにとどめておくべきったのではないかと提言してみても、後の祭りか……。

 無駄話はそれくらいにして本題に入ろう。

 
 東京に帰った三姉妹だったが、帯庵ハムおやじから自分たちが小太郎の実の娘ではないと知らされた由真と結花は、毎日のように、仏壇の小太郎の遺影(戒名・今日も仕事の後のビールが旨い!)の前に座って、ぽろぽろ涙をこぼしていた。

 穏やかな池面を眺めながら、そのことをつらそうに依田先生に話している唯。

 依田「帯庵殿が言われたように、小源太殿は生きているかも知れん」
 唯「それならなんで姉ちゃんたちの前に現われんのじゃ?」
 依田「その生死を確かめるすべさえない。帯庵殿の言われたことはそう言うことだ」
 唯「なんでじゃ、なんで確かめられんのじゃ?」

 小源太と言うのが、結花たちの実の父親の名前なのである。

 で、その現在の姿が魔破羅だと言うことを、36話の予告でバラしちゃだめっ、来宮さん!!

 
 依田「17年前、小源太殿は翔を連れ去った果心居士を追った。そしてある奥深い森に入った。恐るべき魔が住むと言う森に……その森に入ってひとりとして生きて帰ってきたものはいない。風魔鬼組において右に出るもののない戦士、そう謳われた小源太殿にして例外ではなかった」
 唯「生きてるかも知れん、その森で……今も……今でも!」
 依田「小源太殿は死んだ、そう思うより他にない」

 依田は自分に言い聞かせるように断じると、ベンチから立ち上がって歩き出す。

 ちなみにこのカット、唯の首筋を玉のような汗が流れ落ちているのが確認できる。

 撮影は夏場だから当然だが、ドラマでこう言うのがはっきり見えるのは珍しい。

 ここでサブタイトルが表示される。

 冒頭からこんな辛気臭い長台詞の連打に、管理人、早くも泣きたくなる。

 
 一方、結花は、自宅の、南京錠の掛かった一室に久しぶりに足を踏み入れていた。

 由真「何しようってんだよ、姉貴」
 結花「帯庵さんの言われたことが真実なら私、ほんとの父さんを探す、この父さんの遺品の中にきっと何か手掛かりがあると思うの」

 その殺風景な部屋には、いくつもの段ボール箱や行李が積んであった。

 由真「この部屋、ここへ越してきておやじのもん入れてから、まだ一度も開けたことないね」
 結花「うん」

 忘れがちな設定だが、彼らは物語冒頭で元住んでいた家をぶっ壊され、暗闇指令の用意したこの新しい家に引っ越しているのだ。

 しかし、家ごと爆破されたにしては、元の家から持ち込んだ荷物が多過ぎないか?

 ま、全部が父親のものではないにせよ、爆破の際にほとんどのものは焼失してしまっただろうから、家族三人分の荷物にしてもいくらなんでも多過ぎる。

 
 由真「おやじぃ……」

 それはさておき、僅かに残された父親(養父)の身に付けていたもの……ちょっと臭い革靴をそれぞれ持って、ついその死んだ時の情景を思い出してしまう姉妹。

 

 

 
 実際に、そのシーンが回想されるのだが、不謹慎な管理人、何度見ても笑ってしまう。

 しかし、おやじが目の前で家ごと爆死したら、普通、笑うしかないよね。

 
 他に、ひび割れた腕時計を見ていた由真、不意に、涙声になって、

 由真「姉貴、要らないよ、ほんとのおやじなんか要らないよっ! 知りたくない、本当のおやじのことなんか……」
 結花「由真……」

 
 唯「姉ちゃん、なんしょると?」

 と、入り口に、唯がわざと明るい声を出して現われるが、いかにもタイミングが悪かった。

 由真「……見るなよ」
 唯「……」
 由真「行けよ、見るんじゃねえよ!」

 唯には、唯にだけは泣き顔を見られたくない由真、後ろを向いたまま、苛立たしく叫ぶ。

 
 結花「本当の父さんの手掛かり探してるのよ」

 さすがに大人の結花は、立ち上がって穏やかに説明する。

 
 唯「わち、わちにも手伝わしちくり」
 由真「お前には関係ないよ。私たちのおやじのことなんだから」

 唯、そう言って結花の横を通り抜けようとするが、すかさず由真に突かれ、部屋から追い出される。

 唯「由真姉ちゃん……」
 結花「唯、今は二人だけでやらせて……お願い」
 唯「……」

 結花にも優しく囁かれて、唯は小さく頷いて立ち去る。

 もっとも、由真はドアを締めてから、「ごめんな、唯……」と、つぶやくのだった。

 唯に八つ当たりしてはならないと理性で承知しても、感情が先にたってあんな態度を取らせたのだろう。

 
 その後、遂に二人は手掛かりらしいきものを発見する。

 手掛かりと言うか、小太郎と小源太のツーショット写真だった。

 もっとも、これは堀田さんが誰かと一緒に映っている写真に、伊藤敏八さんの顔を切り抜いて貼り付けているだけの合成写真なのだが。

 
 一方、その小源太こと魔破羅は、お方様こと果心居士に呼ばれていた。

 果心居士「飲み込むのじゃ、風間結花と由真を……あの娘らを影に飲み込み、風間唯を孤立させるのじゃ」
 魔破羅「それはぁ……私にそれをしろと仰いますか? お約束が、それではお約束が違います」

 
 魔破羅「お方様、あの時のお約束はどうなるのです?」

 魔破羅、果心居士の約束違反をなじるが、リチャード・カールソンの「小さいことにくよくよするな!」が愛読書の果心居士は、委細構わず、「とにかく飲み込むのぢゃ!」と、嫌いな食べ物を無理に子供に食べさせようとする父親のように言いつけて、姿を消すのだった。

 実は魔破羅、いや、小源太は、17年前、娘の結花と由真に手を出さないと言う約束で、影に魂を売り渡し、果心居士の部下になっていたのだ。

 一方、結花たちは学校へ行き、依田にあの写真を見せて、それが父親かどうかを聞いている。

 依田「確かにお前たちの父だ」
 結花「生きてるんでしょう?」
 由真「言えよ、般若」
 依田「お前たちが私や小太郎殿を超えるほどの力があるなら教えもしようが……」

 依田、二人が小源太同様、影に飲み込まれることを危惧し、どうしてもその場所のことを言おうとしない。

 
 と、廊下で立ち聞きしていた唯がいきなり入ってきて、

 唯「森じゃ、小源太さんがおるところは、魔が住むっちゅう森じゃ」
 依田「唯!」
 唯「いっちくり、般若、姉ちゃんらの父ちゃんなら、わちの父ちゃんでもあるんじゃ!」
 依田&結花&由真(そうかなぁ……?)

 なんか違うような気がした三人だったが、口に出しては何も言わなかった。

 
 唯「何処じゃ、その森は何処にあるんじゃ?」
 依田「知らん、結花、由真、お前たちの父はもう死んだのだ」
 由真「うるせえ!」

 怒った由真が拳を握り締めて食って掛かろうとするのを、結花は咄嗟に押し止め、

 
 バンッと小気味良い音を響かせながら、代わりに依田の頬を思いっきりビンタする。

 
 依田「……」

 女に殴られたの、久しぶりだなぁ……たまには良いなぁ……っぽい表情で、口の中をモゴモゴさせる依田。

 
 由真「姉貴!」
 依田「結花! ……もう一発お願い手書きハート
 結花「まさかのドM!」

 じゃなくて、

 結花「私たちを捨てた父さんなら会いたいとは思わなかった、でも、私たちの為に戦って今も苦しんでるかも知れないなら、たとえどんなところでも私は行くわ」
 由真「私もさ」

 怖い顔をした依田の目を真っ向から見据えながら堂々と宣言するが、

 依田「お前たちの気持ちは良く分かった、しかし、お前たちの父はもう死んだのだ!」

 依田は同じ言葉を繰り返し、職員室を出て行くのだった。

 
 その夜、結花と由真が布団を並べて寝ていると、何処からか甲冑の触れ合う音と、魔破羅の声が聞こえてくる。

 魔破羅「結花、由真、私はお前たちの父、小源太……会いたい、お前たちに会いたい。ずっと待っているのだ。深い森の奥で悶え、苦しみ、今も……救ってくれ父を……」

 
 夢の中で、忍び装束をした父親らしき人物の姿を見詰めている二人。

 スッピンっぽい結花の顔はなかなか可愛らしい。

 
 幻が消えた後、二人は同時に布団の上に半身を起こす。

 由真「夢……はっ!」

 ホッとして何気なく自分の右手を見た由真、手のひらに血が付いているのを見て、息を呑む。

 由真が布団から飛び起き、結花が毛布をどけると、布団の上に血で「魔幻の森」と大書してあった。

 次のシーンでは、夜の道を唯が全速力で走っている。途中、向こうから来てすれ違った車が、急ブレーキを掛けてクラクションを鳴らす。胸騒ぎを感じたのか、風間家に向かっていた依田の車だった。

 
 依田「唯、どうした?」
 唯「姉ちゃんたちが、魔が住む森に行くっちゅう手紙ば残して……」
 依田「罠だ。影に結花と由真が飲み込まれんとしている。あの森に分け入ったものは必ずや影に飲み込まれると言う……」

 
 唯「そんな……姉ちゃん」
 依田「行ってはならん、唯! お前はあの魔幻の森の恐ろしさを知らんのだ」

 ヨーヨーを握り締めて走り出した唯の細腕を掴んで、依田が物凄い顔で引き止める。

 が、唯をその手を振り払い、自分も魔幻の森へ。

 後編に続く。


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コメント

更新楽しみにしてました。
今回は、由真、結花の出自がメインですね。魔破羅(小源太)おじさんも過去になにがあって影の世界に?

>家ごと爆破されたにしては、元の家から持ち込んだ荷物が多過ぎないか?
普通に見てたら気づかないかいんですよね~~、こういった矛盾なとこ。
現実に考えたらあの爆破で遺品も吹っ飛んでますね~、確かに。
唯の汗といい、管理人様よく見てますね~。
依田先生はMだったんですね(笑)

Re[1]:「スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇」 第37話「いそげ唯!悪魔の住む森の激闘」 前編(08/11)  

翔様ファン様
>更新楽しみにしてました。

お待たせして申し訳ありません。


>現実に考えたらあの爆破で遺品も吹っ飛んでますね~、確かに。
唯の汗といい、管理人様よく見てますね~。

ありがとうございます。自分も普通に見てるときには気付かなかったけど、レビューしてる時に気付くことが多いです。

>依田先生はMだったんですね(笑)

違いますっ(笑)

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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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