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「太陽戦隊サンバルカン」 第16話「悪魔が校庭を走る」


 第16話「悪魔が校庭を走る」(1981年5月23日)

 今日も今日とて北極の機械帝国では、打倒サンバルカンに向けた作戦会議が開催中であった。

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 へドリアン「サンバルカンがこの世にいる限り、武力で押せば押し返されるのは目に見えておる。サンバルカンを無力化する必要がある」
 ヘルサターン「そのようなことが出来るのか」
 へドリアン「出来る」
 ヘルサターン「して、その方法は?」
 へドリアン「教育じゃ! 教育次第で子供たちは羊にもなれば狼にもなる……」

 あ、またなんか上原正三さん好みの展開になりそうだ。

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 女王はまず、モニタースクリーンにサンバルカンと戦闘員のバトルシーンを映し出す。

 へドリアン「そこにダークQを市民に変装させて……」

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 そのダークQたちの映像。

 真ん中で気張っているのは、後のダイナブルーこと卯木浩二さんですね。

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 へドリアン「この二つを合成させると、サンバルカンが市民たちをいじめてるフィルムになるのじゃ。ふっふっふっふっ」

 画像の上部がスライドし、戦闘員たちの姿がダークQの化けた一般市民に切り替わり、サンバルカンが無辜の市民をボッコボコにしている捏造映像が作り出される。

 同様の手法で、ジャガーバルカンが機械帝国の戦闘機を撃墜している映像が、民間機が撃墜される映像に作り変えられる。

 要するに、これを使ってサンバルカンの社会的評判を落とそうという搦め手からの作戦であった。

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 そして、今回の作戦を遂行する為に作られたのが、跳び箱をまんま擬人化したトビバコモンガーと言う、素敵な怪人であった。

 へドリアン「視聴覚教育作戦開始ぃ!」

 そして彼らがターゲットに選んだのは、故意か偶然か、サファリに出入りしている正男たちの通っている学校であった。

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 ある朝、その校庭に、大村先生と言う若くて美人の女性教師の車が入ってくる(駐車場ないんか)

 ふと見れば、体育館の入り口に跳び箱がでんと置いてあるではないか。

 大村「誰がこんなところに……」

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 一段ずつそれを体育館へ運んでいた大村先生であったが、新品の跳び箱に化けていたトビバコモンガーに捕まってしまう。

 モンガーは大村先生を縛って体育館の隅に隠すと同時に、大村先生そっくりに化けたダークQを担任している教室へ向かわせる。

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 ニセ大村「おはようございます」
 正男「先生、その手、どうしたんですか」
 ニセ大村「昨日、サンバルカンにやられたの」

 ニセ大村先生は、左手に包帯を巻いて布で吊っていた。無論、仮病である。

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 ニセ大村「買い物から帰る途中、オートバイが走ってきてぶつかったの。先生は地面に転げたわ、そしたら、バカヤロウ! 気をつけろ、ですって……」

 大村先生を演じるのは鹿沼えりさん。「バトルフィーバーJ」の最終回でも、サロメが化けた一乗寺綾子と言う女性を演じていた。

 こんな奇麗な女教師が、同時期に、日活ロマンポルノに出てガンガン脱いでいたのだなぁと想像して激しくコーフンを催す人がいたらそれは変態ですので僕と友達になりましょう。

 ニセ大村先生は、ここぞとばかりに、サンバルカンが裏ではごっつい悪いことをしているのだと子供たちに吹き込む。

 最初、子供たちは容易には先生の言葉を信じなかったが、例の偽造フィルムをビデオで見せると、映像の力は大したもので、あっさりサンバルカン悪人説に傾く。

 また、それを見ている正男の目には、イーグル、シャーク、パンサーの姿に、サファリで会う龍介たちの顔が重なるのだった。

 正男は、サンバルカンの正体は知らないのだが、子供の鋭い勘で「もしかして……」と思う。

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 ニセ大村「一週間前、アラスカの上空で遭難した旅客機もサンバルカンの仕業だったのよ」
 子供「えーっ、そんな悪い奴だったのか」
 子供「私、大嫌い!」
 子供「サンバルカンは悪魔の使いだ!」

 予想以上にうまくことが運び、ほくそえむニセ大村先生であった。

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 放課後、サファリにふらりとやってきた三人を、先に来ていた正男と次郎がじっと見詰めている。

 龍介「どうしたんだ、何が付いてるぅ?」

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 正男「大鷲さん、サンバルカン?」
 龍介「え、何を言い出すんだい?」
 正男「なんとなく嫌な感じ」
 次郎「帰ろう」
 嵐山「おぅ、ちょっちょっちょっ、なんだその、なんとなく嫌な感じってのは」
 正男「サンバルカンっぽいのさ」
 次郎「サンバルカンは嫌い!」
 正男「悪魔の使いだもん」
 嵐山「あららら!」

 彼らは、子供たちが担任の先生からそう聞かされたと知り、早速ニセ大村先生の行動をマークする。

 欣也と朝夫がバイクでニセ大村先生の車を尾行するが、敵もちゃんとそれを承知しており、人気のない場所まで誘導すると、そこをトビバコモンガーが攻撃してくる。

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 ドビバコモンスター、その名に恥じず、ちゃんと跳び箱を使って、鮮やかなアクロバットを演じ、朝夫たちを翻弄する。

 それにしても、こんな着ぐるみに入ってよくこんな動きが出来るものだと感心する。

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 二人も強化スーツをまとって応戦するが、トビバコモンガーはピョンピョン二人の間を飛び跳ねて、二人を翻弄する……あ、さっきも書いたか。

 なお、カメラの手前にさりげなく(どこがじゃ)置かれたドラム缶が気になるが、気にしないふりをしてやる優しさが欲しい。

 やがて、イーグルが応援に駆けつけ、形勢逆転する。しかし、トビバコモンガーはさっさと退却する。

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 それと入れ違いに、正男たちのクラスの子供たちがどやどやと現れ(どうやって来たんだ?)、サンバルカンを罵り、ボールなどをぶつけてくる。

 子供たち相手に戦う訳にも行かず、三人はその場を走り去る。

 ニセ大村「教育の力は実に恐ろしい……」

 物陰から見ていたニセ大村先生のつぶやきは、そのまま上原さんのつぶやきであろう。

 それにしても、子供たちがロケバスで移動中、さぞや車内は騒がしかったことだろうと想像すると、ちょっと楽しくなる。

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 その後、アパートに帰ったニセ大村先生をバルイーグルが外から「バルカンアイ・シースルー」で透視するが、敵もさるもの、「うふふふふ、べーっ!」と、堂々とダークQの素顔を晒して、イーグルを馬鹿にしてみせる。

 ダークQ、その性能には個体差があるのだが、ニセ大村先生のダークQは、かなり優秀らしい。

 龍介から知らせを受けた嵐山は、血気にはやる朝夫を押し止め、

 嵐山「下手に手出しすると本物の大村先生の命が危ない、それに、ブラックマグマの真の目的が何か、何故小学生にサンバルカンを排撃する教育をするのか、それを知る必要がある」

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 と言う訳で、朝夫と美佐が、教育実習生に成りすましてその学校へ潜入することになる。

 朝夫「小林朝夫です」
 美佐「根本と申します、宜しくご指導ください」

 変装と言うには雑すぎるメイクでニセ大村先生に挨拶する二人。
 二人が名乗っている名前は、演じている役者の芸名である。

 明敏なニセ大村のダークQは、即座に二人の正体を見抜く。

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 美佐が、廊下から正男たちの教室を覗くと、ニセ大村先生が子供たちにサンバルカンを非難したり、その悪辣さを表したりしたポスターを描かせているところだった。

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 ニセ大村「みんな、出来たかな」
 正男「先生、出来た!」
 ニセ大村「うん、なかなかよく描けてるわ」
 美佐(なんてことを……)

 続いて、北極のへドリアン女王がその呪術を駆使して、校長や他の教師たちを負傷させ入院に追い込む。

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 で、その教師たちに扮した新たなダークQが学校に送り込まれると言う寸法なのである。

 ちなみにその中のひとり、「宇宙刑事シャイダー」11話でアニーが幼稚園の先生に変装した時の姿を演じていた人だよね? 宮脇志都さん?

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 ゼロワン「お前たちの役目は代理教育、うまくやるのよ」
 三人「はい」

 ゼロワンは三人と共に学校へ行き、ニセ大村先生と合流する。

 ニセ大村「我ら4人で教育すれば一週間で全校生徒を洗脳できます」
 ゼロワン「我らは何も手を汚さずとも子供たちがサンバルカンをやっつけてくれる。それが教育の力と言うもの」

 ここまでは、ブラックマグマの作戦は順調過ぎるほど順調だったが……、

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 色々あって、結局ゼロワンたちとサンバルカンとの戦いになる。

 ニセ教師軍団がバットを構えて襲ってくるシーン。

 知らない人がこの画像だけ見たら「どんなドラマじゃ?」と首を傾げること請け合いである。

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 パンサー「こっちへ来て下さい」

 助け出した本物の大村先生を連れて、ニセ大村と対峙させるパンサー。

 このシーン、合成処理の為にやむを得なかったのだろうが、ゼロワンたちが唯々諾々と彼らの前にやってくるのがかなり変である。

 しかもその様子を子供たちに見られてしまったので、折角の洗脳作戦も水の泡となる。

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 本物を始末しようと、両手に短剣を持つゼロワンがとても奇麗なので貼りました。

 後は、いつもの戦闘シーンになり、事件解決となる。

 ちなみに今回、サンバルカンと体操服姿の子供たちが、水木一郎の「輝け!サンバルカン」にあわせて、一緒に踊ると言う、ミニコーナーのようなものがくっ付いている。

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 輝けイーグル~♪
 輝けシャーク~♪
 輝けパンサー~♪
 太陽戦隊サンバルカン~♪

 美佐「今、大流行ですってサンバルカン体操が」
 大村「ええ」

 本当に流行っていたのかどうかは知らない。

 毎回こんなのがあったらやだなぁと思ったが、17話以降では特にそう言うコーナーはないようである。

 今回、ストーリーはとても期待できるものだったのに、このミニコーナーの分、尺が短くなったせいで、尻すぼみの感じになってしまったのは残念だった。

 おまけ

 EDのタイトルバックより。

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 ド迫力の爆破ショット。

 スタッフが、三人に保険金をかけて殺そうとしていたと言う説もある(註・ねえよ)
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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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