第26話「激闘!太陽の灯台」(1983年7月30日)
熱海のある灯台の管理人・田川と、その息子・マモル。

田川が灯台から出たところへ、めちゃくちゃカッコイイ出渕デザインの進化獣ヒトデシンカが登場。
ヒトデシンカ「灯台守の田川だな、待ち兼ねたぞ! ははははははっ、逃がすもんか」
ヒトデシンカは容易に田川を捕獲する。

カー「アトン様、ヒトデシンカに灯台を占拠させる計画は如何でございますか」
グランギズモで、作戦の説明をしているカー将軍。

アトン「なかなか面白い」(どうでもいい)
……にしても、以前は九州を占領するなどと気宇壮大なプランを描いていたジャシンカも、灯台を占拠しようなどとみみっちいことを言うようになったのかと思わず涙が頬を濡らします。
ただし、灯台を占拠することが最終目的ではなく、
メギド「吸収率さえ強化すれば太陽エネルギーは無限ですから、まだまだパワーアップが可能です。ヒトデシンカのソーラービームと灯台のメカが揃えば鬼に金棒! レンズに集められたヒトデシンカのビームは更に強力な破壊光線となって東京湾に向かう大型タンカーを全て爆破してご覧に見せます!」
つまり、ヒトデシンカのソーラービームを灯台のレンズで増幅して大型タンカーを爆破しようと言うのが彼らの狙いであった。
大型タンカーを沈めて何が楽しいのか不明だが……。
それにしても、「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」の悪の人たちって、やたら灯台を襲うのが好きなような気がする。多分、撮影がしやすいからだろうな。

キメラ「東京湾に一隻も入れないなんて、無理なんじゃない?」
メギド「何が無理なものか、その為に全国に3200もある灯台の中から、この鬼ヶ崎の灯台を選んだのだ!」
悔しいことに、今回、海辺が舞台だと言うのに、キメラの出番はこれだけ。
なぜ、なぜ、メギドではなくキメラの指揮する作戦にしなかったのか、スタッフの良識が疑われる。
さて、同じ頃、
偶然にも! ダイナマンの5人は夢野司令から夏休みを貰い、子供たちと一緒に熱海後楽園ホテルとやらへ遊びに来ていた。問題の灯台のつい目と鼻の先である。
偶然にも! 
小さな新幹線に乗ってる竜たち。
役者さんたち、割と恥ずかしかったんじゃないかと思うが、まぁ子供連れの父親だと思えば恥ずかしくない。
そして70~80年代の観光施設にはつきものの、得体の知れない世界各地のダンスショーもしっかり映し出される。

ここでは、民族衣装っぽいミニスカ姿のロシア美女たちの踊り。
……まぁ、アフリカ原住民っぽい人たちののリンボーダンス(仮面ライダーX)よりは100倍マシだろう。
そして絶対に外せないのが、

そう、立花レイの水着ですね。
洋介「いいかい、みんな、水泳教室を始めるぞ。この夏休み中に100メートルは泳げるようにならなくっちゃな」
プールで、筋肉ムキムキの洋介と黒ビキニのレイによる、即席のスイミングスクールが開かれる。
もっとも、撮影はまだ7月上旬だろうから、見ていてなんとなく寒々しい雰囲気なんだよね。

洋介は4人を指導し、レイはマンツーマンで泳ぎの苦手なエミを教える。
レイの胸の谷間が、胸の谷間がぁぁぁーーーっ!(うるせえ)

エミは甘えん坊で、少しパシャパシャやると、すぐ「私、休ませて」とねだる。
レイ「はい、よいしょっと……」
レイの胸がぷるるん! ぷるるん!!(うるせえ)

レイ「さ、行こう……」
レイの胸の膨らみが、 胸の膨らみがぁぁぁーーーっ!(うるせえ)

レイはエミを岩場にうつ伏せに寝かせ、日光浴をさせる。
プールで泳いでいたのに、わざわざ岩場に連れて行くというのもアレだが。
と、少し離れた岩の上に、マモル少年がぽつんと膝を抱えて座っていた。
偶然にも! 
洋介「なんだなんだ、もうバテちゃったのかい」
レイ「あの子、さっきから、あそこで海を見てるわ」
洋介「どうしたんだろう……君、ここで何をしてるんだい」
マモル「お父さんが帰ってこないんだ。昨日からずっと……灯台の仕事があるのに……僕、朝まで寝ないで待ってたんだ」
その父親である田川は、岩穴に作られたヒトデシンカのアジトに連れて行かれ、彼らの作戦に協力するよう強要されていた。
ダイナマンは、近頃この一帯で不審な爆発が頻発していることもあり、灯台周辺の捜索を開始する。

洋介とレイは割とあっさりヒトデシンカとメギドたちを発見し、毎度お馴染みの橋の上でバトルとなる。
ほんと、こんな場所でよく連続バク転なんて芸当が出来るものだ……。
その後、ダイナマンの5人とヒトデシンカの戦いになるが、ヒトデシンカは海中へ飛び込んで逃げる。
海の申し子・ダイナブルーがひとりでそれを追跡するが、

アジトの入り口の前に置かれたヒトデ型地雷を踏んで危うく殺されかかる。
ちなみにこの地雷は、「ゴーグルファイブ」16話のヒトデモズーが使っていた爆弾の再利用かな。
その様子をモニターで見ているヒトデシンカ。
ヒトデシンカ「ダイナマンごときに後などつけられてたまるかーっ、あっはっはっ」 戦闘員(今、つけられてたやん……) ヒトデシンカの自信も空しく、洋介は簡単にアジトに入り込み、簡単に田川を救出し、簡単に他の仲間と合流する。
そしてホテルのロビーで、田川親子の感動的な再会の場面がスローモーションで描かれる(どうでもいい)。
翌朝、5人は手分けしてヒトデシンカの行方を捜す。

メギドたちは、岩場で、ヒトデシンカに太陽エネルギーを吸収させてタンカー爆破の準備をしていた。
メギド「たっぷりとパワーアップしておけ、あと1時間でタンカーの船団が沖を通過するぞ」
ヒトデシンカ「あー、お任せを」
が、ちょうどそこへ洋介が現れ、果敢にもひとりで彼らに戦いを挑む。

再びあの橋を通って二人を追いかける洋介だったが、戦闘員たちの銃撃を避けようとして、橋から腕一本でぶら下がった状態になる。

当然、ここも、役者本人がぶら下がっているのである。
袖口に命綱のようなものが見えるとはいえ、やっぱり凄いよね。

橋の上からの映像。ヒーッ!
結局叩き落されてしまうのだが、落下時にはポシャンと割と軽い水音しかせず、洋介は特にダメージを受けていない。
その後、複数のボートを使った水上アクションなどが行われ、いつもの戦闘シーンへ移行する。
後は特に書くこともないのだが、ヒトデシンカとの戦いでブルーが見せた、

ダイナブルー「ブルー、ミラクルドラゴン!」
と言う、歓送迎会や誕生パーティーの営業で大好評の技が印象に残るくらいか。
終わってみれば、灯台を占拠する必要もあまりなかったし、親子のドラマもやっつけ風だし、見所はレイのビキニと洋介のアクションだけであった。
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