FC2ブログ

記事一覧

「仮面ライダーV3」 第5話「機関銃を持ったヘビ人間!」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

仮面ライダーV3 Blu-ray BOX 1【Blu-ray】 [ 宮内洋 ]
価格:18033円(税込、送料無料) (2018/10/17時点)

楽天で購入


 第5話「機関銃を持ったヘビ人間!」(1973年3月17日)

 皆さん、こんばんは、久しぶりの「仮面ライダーV3」のお時間です。

 前回この作品を取り上げたのがいつだったか、さっぱり思い出せないほど月日が経ってしまいましたが、急にまた「V3」のレビューをしたくなった……と言う訳ではなく、この前、ある読者さんから(スルーしていた)5話と6話のレビューをして欲しいと言うリクエストがあった為、こうして書いているのです。

 冒頭、広い空き地で数人の子供たちが野球をして遊んでいる……。

 PDVD_005.jpg
 と、そこへ現れたのがそれぞれ一騎当千のツワモノと言う感じの、妙に余裕ありげなお母さんトリオ。

 おや、左端の人は清水ミチコさんですね(ちゃうわっ)

 母親「ヤスオちゃ~ん、もうご飯よ、早くお帰りなさ~い」

 PDVD_006.jpg
 ヤスオと言う少年はリーダー格っぽくて、「おい、みんな、やめよう」と他の子供たちに号令する。

 子供たちは三々五々、それぞれの自宅へ帰っていくのだが、昔は結構いたのか、ブレザー着て野球やってる子がちらほら見えるのが、時代を感じさせる。

 PDVD_007.jpg
 ヤスオ「西崎、グローブ返してくれよ」
 ツトム「うん、どうもありがとう」
 ヤスオ「ちぇっ、汚しちまって、しょうがねえなぁ……ま、いいや、じゃあな」

 その中の西崎ツトムと言う少年はヤスオから借りていたグローブを返し、ひとり、その場に取り残される。

 彼の母親は仕事が忙しくて、迎えに来てくれないのだ。

 ツトム、つまらなそうに空き缶を蹴る。空き缶の転がった先には一匹の蛇がのたくっていた……。

 PDVD_008.jpg
 その母親・道子は、理論物理学の最高権威と言われる村山博士の助手を務めていた。

 そして村山博士は、近頃、原子力に代わる新たなエネルギーの理論を確立しつつあった。

 村山「これが完成すれば原子力に代わる危険のない新しいエネルギーになるんだよ。一度君の手で奇麗に整理して欲しいな」
 道子「はい、実はツトムの誕生日なものですから、お先に失礼してよろしいでしょうか」
 村山「ああ、いいとも、遠慮なく帰りたまえ」

 だが、村山博士が道子を送り出すとすぐ、急に室内が暗くなり、怪人マシンガンスネークが忽然と室内に現れる。マシンガンスネークは博士を殴り倒すと、戦闘員に新エネルギーに関する資料を探させる。

 そんなことが起きているとは知らない道子は、帰りがけにスポーツ用品店に立ち寄り、ツトムの誕生日プレゼントを買い求めていた。

 で、その店と言うのが、

 PDVD_009.jpg
 毎度おなじみ、立花スポーツショップだったのである。

 その後、おやっさんはそろそろ店仕舞いするかと、店先においてあるバーベルを両手で掴んで店の中に運ぼうとするが、びくともしない。

 それもその筈、そのバーベルは100キロもする代物だったからである。

 ……じゃあ、誰が朝、それを店先に移動させたのだろう?

 そもそも、100キロのバーベルなんて誰が買うの?

 そこへふらっと志郎が現れ、片手で軽々とそのバーベルを持ち上げ、運ぼうとする。

 PDVD_010.jpg
 立花「おお、さすがだなぁ、そりゃ100キロのバーベルだぞ」
 志郎「……100キロ!」

 おやっさんに言われて初めてそのことに気付くが、志郎はおのれの怪力を誇るどころか、むしろショックを受けたようにその場に立ち止まる。

 志郎(そうか、俺は昔の風見志郎ではないんだ……)

 「V3」も、序盤ではちょくちょく志郎が「改造人間であることの悲しみ」に沈み込むシーンが出てくる。

 と、志郎は、目の前にパスケースが落ちているのに気付き、拾い上げる。それはさっき道子が代金を支払う時にバッグの中から落としていった身分証であった。

 PDVD_011.jpg
 立花「村山物理学研究所? すーっ、こりゃ確かエネルギー理論の、あの村山博士の」
 志郎「ええ、最近何か新しい理論を発見されたと言う噂なんですよ。それにどうやら、デストロンが目を付けたらしいんです

 いや、なんでそんなこと知ってるの?

 戦闘員と文通でもしてるのかしら?

 PDVD_012.jpg
 さて、ツトムは団地の外で母親の帰りを今か今かと待ち焦がれていた。

 守「ツトム」
 ツトム「守さん」
 守「どうした、しょんぼりして……お母さん、まだかい」
 ツトム「うん」
 守「けどなぁ、お前お母さんいるだけまだいいよ、元気出せよ」

 そのツトムに、同じ団地に住む守と言う青年が声をかける。

 ところで管理人、割と最近まで気付かなかったのだが、この人、後に「ゴーグルファイブ」のゴーグルイエローを演じることになる伍代参平さんなんだよね。(クレジットは藤江喜幸)

 ほどなくして、漸く母親がプレゼントの箱を抱えて帰ってくる。

 ツトムの父親は既に他界しており、母ひとり子ひとりの家庭であった。

 PDVD_013.jpg
 ツトム「わー、グローブだ、すっげえなぁ。僕これ欲しかったんだ。もうヤスオ君に借りなくて良いや」

 気になるプレゼントの中身は、いつも友人から借りて肩身の狭い思いをしていたツトムが渇望していたグローブだった。

 ちなみにツトム役は小松陽太郎さんと言って、ちょいちょい70年代の特撮に出てくる人である。「仮面ライダーX」第2話では、神敬介を思いっきり罵倒していたが……。

 だが、西崎親子のささやかな幸せも長くは続かなかった。ふと見れば、いつの間にか、部屋のあちこちに蛇が蠢いていて、その中のひとつが、

 PDVD_014.jpg
 マシンガンスネークの姿になる。

 怪人「ウシャシャシャシャ、シャーッ! 女、村山博士から預かったエネルギーの書類を出せ」

 デストロンは、健気に母親を守ろうとするツトムを張り倒すと、道子を攫って行く。

 翌朝、新聞配達をしていた守青年が、ひとり部屋の中で倒れているツトムを発見する。

 ツトム「連れてかれちまったんだよ、蛇人間が母さんを連れてっちまったんだよぉ」
 守「えー、蛇人間? しっかりしろよぉ」

 守は半信半疑ながら、道子を探しにツトムを連れて団地を飛び出す。それと入れ違いに、団地にやってきたのが志郎であった。

 身分証に書いてあったアドレスを頼りに、志郎は西崎家の部屋の前までやってくる。

 しかし、ここは守と志郎が部屋にやってくるシーンが続くのが、ちょっと工夫がない編集である。

 志郎、鍵が開いていて誰もいないのに驚き、土足で部屋に上がり込む。

 すると、何故かまだマシンガンスネークさま御一行はその部屋に残っていて、志郎に襲い掛かってくるのである。これも、なんか変だよね? あらかじめ志郎が来ることが分かっていれば別だが。

 ついでに言うと、最初の襲撃の際、ツトムも一緒に拉致しなかったのも悪の組織としては物足りない。連れて行けば、道子に言うことを聞かせる、この上ない人質になったことは想像に難くないからである。

 PDVD_016.jpg
 志郎、戦闘員を盾にして、マシンガンスネークの攻撃を防ぐ。

 戦闘員(ひでー)
 怪人(ひでー)

 志郎は外へ出て、引き続き戦闘員たちと戦う。

 宮内洋さんの意向もあって、V3は敵が出て来てもなかなか変身しないのが特徴なのだ。最近のライダーにも少しは見習って欲しい点である。

 PDVD_017.jpg

 PDVD_018.jpg
 マシンガンスネーク、その名の通り、右腕に仕込んだマシンガンを撃つ。

 この怪人の流線型のデザイン、シンプルだけど素晴らしいよね。

 PDVD_019.jpg
 ここで漸く、志郎が変身ポーズを取ろうとするが、

 PDVD_020.jpg
 なんと、マシンガンスネークは掟破りの「変身中の攻撃」を仕掛けてくる。

 志郎、左太腿に銃弾を受けてしまう。

 卑怯だ! と言うより、今まで手を出さなかったショッカーが甘かったのである。

 PDVD_021.jpg
 怪人「今度こそ息の根を止めてやる」

 銃口を向けてるのだから、喋ってないでさっさと撃てばいいのに……。

 アクション映画で、ワルモノが善玉を殺そうとする場合、たいてい、こうやって喋ってる間に逆転されるよね。見ていていつも歯痒く思う。

 案の定、志郎は怪人を突き飛ばし、今度こそ変身ポーズを決める。

 しかし、変身したところで怪我が治る訳ではない。まともに立っていることさえ困難で、V3は「勝負は預ける!」と、捨て台詞を残してやむなく退却する。

 PDVD_023.jpg
 CM後、自宅マンションの一室で、ひとり傷の手当てをしている志郎の孤独な姿。

 改造人間である志郎には、怪我をしても病院に行くことすら出来ないと言う厳しい現実があった。

 「仮面ライダー」ではこういう生々しい描写はあまりなかったと思う。猛も隼人も、負傷しても変身したらなんとなく治っちゃうケースがほとんどだったしね。

 そう言えば、「仮面ライダー」81話で、猛はガニコウモルと相討ちになって負傷したところを女医に助けられていたが、その際、改造人間であることがバレなかったのだろうか?

 一文字隼人も、50話で目をやられた時は普通に入院していたが……。

 志郎がズボンをナイフで切り裂き、傷口に消毒液を塗って顔を歪めていると、通信機が鳴り出す。

 PDVD_024.jpg
 立花「お、志郎、いたか、随分探したぞ」
 志郎「おやっさん……」
 立花「おい、志郎、どうかしたのか?」
 志郎「いや、ちょっと、デストロンに……」
 立花「怪我をしてるんだな? どんな様子なんだ」

 おやっさんと志郎のやりとりを、横で心配そうに純子さんとシゲルが聞いている。

 久しぶりに純子さんの画像貼ったけど、やっぱり奇麗やわぁ。

 純粋に美人度で言えば、ライダーガールの中では純子さんが一番かなぁ。対抗馬はルリ子さん、ひろみちゃん、マリ、チコあたりか。

 通信が切れ、おやっさんは慌てて店を後にする。

 PDVD_025.jpg
 シゲル「姉さん」
 純子「シゲル君、お姉さんの頼み聞いてくれる?」

 おやっさんが出て行った後、純子さんは真剣な表情でシゲルに言う。

 まだ序盤だから設定が固まってないのか、純子さん、ここでは「シゲル君」と君付けで呼んでいる。

 実の姉が、弟のことをそんな風に呼ぶのはあまり聞いたことがない。この後は「シゲル」と呼び捨てにしてると思うが。

 とにかく、おやっさんが志郎の部屋に行くと、志郎が真っ暗な部屋で、ライターであぶったナイフで弾丸を摘出しようとしているところだった。

 ……いや、さすがに照明がついてないとおかしいでしょ。

 PDVD_026.jpg
 立花「しかし、お前、麻酔もかけずにか」
 志郎「平気です。急がないと、あの西崎って人が危ないんです!」

 人々の平和を守る為には、自分が身がどうなろうと構わない……特撮ヒーローのかくあるべき姿を体現する宮内洋さんの演技に、胸が熱くなる。

 PDVD_027.jpg
 と、その時、背後のドアが開いて細身のシルエットが現れる。

 無論、純子さんであった。シゲルに後を任せておやっさんの後をつけてきたのだ。

 立花「どうしてここに?」
 純子「あたし、あんまり心配だったから……」

 PDVD_029.jpg
 志郎「帰ってくれ! 俺には近付くなと言ってある筈だ!」

 PDVD_030.jpg
 純子「だって、あたし、じっとしていられなかったんです。お願い、何か手伝わせて」
 志郎「断る、すぐに帰ってくれたまえ」
 純子「志郎さん……」

 純子さんをデストロンとの戦いに巻き込みたくない、そして自分が改造人間であることを知られたくない……その思いから、序盤では、志郎は純子さんが店に出入りすることすら反対の姿勢を取っているのだ。

 立花「だが、どうしても助手がいるな。純子さん、手伝ってくれ」

 志郎の気持ちも純子さんの気持ちも知り抜いているおやっさんが、そう言って純子さんに協力を求める。

 PDVD_031.jpg
 おやっさんにそう言われた時の純子さんのこの顔! いやぁ、ほんと、可愛過ぎます。

 おやっさんは純子を助手に、志郎の傷をナイフで抉り、弾丸を摘出しようとする。
 志郎、脂汗を流しながら激痛に耐える。

 PDVD_032.jpg
 その頃、道子はデストロンのアジトに連れて行かれ、激しい拷問を受けていた。

 怪人「さぁ説明しろ」
 道子「私には分かりません。清書を頼まれただけです」
 怪人「嘘をつけ、村山博士と一緒に10数年研究してきたお前にこのエネルギー理論の説明が出来ん筈がない」

 彼らは道子を脅して、新エネルギー理論のレクチャーをさせようとしているらしい。

 ……しかし、そんな高度な理論物理学が、果たして彼らのお粗末な頭脳で理解できるのだろうか?

 さて、ツトムと守は村山博士の研究所を訪ねていた。

 村山博士は負傷しているが、生きていたのだ。

 だが、道子が攫われたと聞かされた博士が警察に電話しようとした時、再びマシンガンスネークが現れる。
 てっきり、ツトムを連れ去りに来たのかと思いきや、博士に対し、

 怪人「今度こそ身柄を貰いに来た、一緒に来て貰おう」

 ……だったら、なんで最初に襲撃した時に博士を放置して行ったのか?

 おまけに、博士がちょっと抵抗したら、マシンガンスネークはあっさり博士を殺してしまうのである。

 PDVD_036.jpg
 村山博士(ワシって一体なに……?)

 博士こそ、新エネルギー理論を構築した張本人だと言うのに……。合掌。

 怪人はツトムも拉致するつもりで来たらしく、研究所から逃げ出した二人を追い掛け、橋の上で追い詰める。

 PDVD_037.jpg
 ツトム「仮面ライダー、何処かにいるなら助けに来て下さーい!」

 被害者が大声でライダーに救いを求めると言う、ありそうで意外とない光景。

 PDVD_038.jpg
 V3「待て!」

 その願いが天に通じたのか、颯爽とV3が登場する。

 V3、今度もマシンガンスネークのマシンガン攻撃に苦しめられるが、

 PDVD_039.jpg
 V3「Wタイフーン!」
 と、叫んで、26の秘密のひとつである、「鋼鉄の弾丸も跳ね返す強化された筋肉」をアンロックする。

 PDVD_040.jpg
 善戦したものの、最後は「V3反転キック」を受け、マシンガンスネークは奇麗なセメント爆発で吹っ飛ぶ。

 やっぱり、「V3」の爆発は見ていてスカッとするなぁ。

 マシンガンスネーク、かなりの強敵であったが、マシンガンの威力ばかりがクローズアップされて、もうひとつの属性の蛇としての能力がほとんど見られなかったのが残念なキャラクターであった。

 だが、

 PDVD_042.jpg
 怪人「マシンガンスネークがやられてもデストロンの組織は揺るぎはせぬ。このハンマークラゲがいる限りはな!」

 休む間もなく、新たな怪人ハンマークラゲが登場する。

 「V3」の第1クールは、このように、2体の怪人が出る2話連続のエピソードで構成されているのだ。

 と言う訳で、第6話へ続く。
関連記事
スポンサーサイト



コメント

何故最初に(村山宅を)襲撃した時点で博士を攫わ無かったのでしょうか?おまけに少し抵抗された時点で殺してしまって首領から叱責され無かった事も少し不自然のようですね😅

Re: タイトルなし

デストロンも抜けてますよね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

最近のトラックバック

カテゴリー

カレンダー

11 | 2019/12 | 01
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

月別アーカイブ

ブロとも申請フォーム

FC2カウンター