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「恐竜戦隊コセイドン」 第11回「人間大砲 敵戦艦に侵入せよ」

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 第11回「人間大砲 敵戦艦に侵入せよ」(1978年9月15日)

 内容とは関係ないが、この11回からナレーターが村松克己さんから、古川登志夫さんに交替している。

 前回、やっとコスモ秘帖に隠された情報をアルタシヤが解読したのだが、全ての謎を解くにはコスモリアクション……ビックラジィーの電子頭脳に埋め込まれているチップが必要だと分かり、またしてもコスモ秘帖の秘密はお預けとなる。

 しかも、ビックラジィーは敵に改造されて今やゴドメスの忠実なしもべになっており、現在は、戦艦ガルムスの中にいるのだ。この難題をどう克服するか、バンノたちがコセイドン号のブリッジで議論している、と言うところから11回が始まる。

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 バンノ「いかん、反対だ。ガルムスに乗り込むだと、死ぬ気かお前ら……とにかく危険だ、無謀だ、隊長として許可することは出来ん! 大体お前らいつも……」

 ゴウやテツたち若手は、直接ガルムスに突入してビックラジィーを奪還すべきだと主張するが、バンノは当然、部下をそんな危険な目に遭わせる訳に行かないと突っぱねる。

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 少し離れたところで、アルタシヤはつらそうに彼らの話を聞いている。

 テツ「隊長……」
 バンノ「う、うむ」
 ウララ「かわいそうに」
 モリィ「たったひとりの忠義モンがいなくなっちまったからねえ」

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 ゴウ「あれでも出撃を許可しないんですか、あんた隊長かもしれんが、人間じゃないよー」
 バンノ「なぁにぃー」
 モリィ「お前、そりゃ言い過ぎだよ」

 バンノ、思わず振り上げた拳を何とか収めて、
 バンノ「ま、そうは言うがな、ゴウくん、第一どうやってガルムスを発見するってんだ? 相手は雲の上にあがってるかもしれんのだぞ!」

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 テツ「じゃあ隊長、ガルムスを発見できれば出撃してもいいんですか」
 バンノ「う、うん、その場合は……」
 テツ「わかりました。おい、ゴウ、隊長の許可が出たぞ」
 バンノ「お、いやいや……」
 ゴウ「ありがてえーっ、マリ、テツ、来い!」
 マリ「オッケイ!」

 若者たちはバンノの言葉を勝手に解釈して、さっさと飛び出してしまう。

 何度も書いているが、ゴウ、テツ、マリの若い隊員と、バンノ、ウララ、モリィのベテラン隊員たちとの対比が、「コセイドン」の(少なくとも第1クールまでの)大きな魅力になっている。

 で、ゴウとテツがファイタス1号で、マリがファイタス2号でコセイドン号から発進する。

 走り出してから、テツはありとあらゆる波長の電波を出して、ガルムスの注意を引こうと言う自分の考えをゴウに説明する。要するに、自分たちを囮にしてガルムスをおびき出そうと言う作戦であった。

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 インカムで彼らのやりとりを聞いていたバンノは即座に「バカヤロウ!」と怒声を発する。

 バンノ「そんな真似すりゃお前らゴドメスの的にされるんだぞ」
 テツ「覚悟の上ですよ」
 ゴウ「ああ、肉を切らせて骨を切るってやつだな」

 二人はバンノの声も右から左に聞き流すと、早速四方八方に向けて強力な電波を発信し始める。

 バンノ「ぬわぁにぃ、ハメやがったな貴様ら! 帰って来い! ファイタス、ゴウ、テツ!」

 バンノはひとり真っ赤になって叫び続けるが、後ろで聞いているウララとモリィは笑いを堪えるのに必死である。

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 アルタシヤ「申し訳ございません。私たちの為に」
 バンノ「いえ、いやいや、あんたが謝らなくたっていいんだよ。いや、あいつら殺したって死にゃせんのだよ。ふぁっははははっ……親不孝者が

 その「親不孝者」が操縦するファイタス1号は、白亜紀の森の中を電波を出しながら疾走していた。
 上空にはマリのファイタス2号が飛んでいて、彼らの目となっている。

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 マリ「いた! ゴドメス兵がふたり、西南の方向! 林の中にいるわ」

 そのマリが、不意にゴドメス兵の姿を認め、二人に知らせる。

 彼らがマシンから降りてそのゴドメス兵と戦い、締め上げていると、待ちに待ったガルムスが彼ら目掛けて飛来する。

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 ここで、ガルムスが、地上すれすれに低空飛行して三人のいる林の樹木を薙ぎ払いながら進むと言うミニチュアワークが出てくるのだが、相変わらずの神業的特撮である。

 それと、本物の林の中を逃げ惑うゴウたちの映像とをカットバックさせて、臨場感のあるシーンに仕立てている。

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 ガルムスの攻撃をなんとか凌いだゴウは、すぐにコセイダーとなってガルムスに突入しようとするが、常に冷静沈着なテツが止める。

 テツ「待て、じかにぶつかったところで、コセイダーは叩き付けられてしまうだけだ。エアロックから入るほかはない」
 ゴウ「どうやって開けんだ、方法はあんのか」
 テツ「ある……マリ、キミの出番だ」
 マリ「はいっ」

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 テツ「ファイタス2号で囮になってもらう。ガルムスを見ろ、2号が接近すれば編隊を出動させる為に、エアロックが開く。その隙にゴウは人間大砲で飛び込んでロボットを救出する」

 彼らの前方に浮遊しているガルムスを指し示しながら、テツがプランを説明する。

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 テツ「どうだ、非常に危険だが、やってくれるか」
 マリ「……」

 真剣な表情で頷くマリが健気で可愛いのである!

 三人はすぐにメカのところへ戻ろうとするが、総監ザジもそれを察知して、そばにある岩山にガルムスを接触させ、人工的な山崩れを起こしてふもとにあるメカを埋没させようとする。

 だが、一頭のティラノサウルスが現れ、自らの身をもって落ちてくる岩石や土砂を防いでくれようとする。

 ゴウたちはその間に急いでメカに乗り込もうとするが、マリがその場から動こうとしない。

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 テツ「マリ、どうしたんだ」
 マリ「だってこのまま放っておいたら、恐竜たちがかわいそうです」
 テツ「恐竜だって命を賭けて俺たちに協力してくれてるんだ。彼らの為にも俺たちがゴドメスをやらなければ! マリ、行くぞ!」

 テツに強く促され、何度も唇を噛みながらその場を離れつつ、「ごめんね」とつぶやくマリの優しさが好き!

 ところで、このシーンに出てくる恐竜は一体だけなのにマリが複数形を使っているのが少しだけ気になる。
 本編を撮っている時点では、複数の恐竜が登場する予定だったのかもしれない。

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 テツ「マリ、行くぞ」
 マリ「はい、ファイタス2号発進!」

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 ファイタス2号が接近すると、即座にガルムスから無数の戦闘機が出撃してくる。

 マリはそれらを蹴散らしつつ、ガルムスをさらに低空へ誘導しようと頑張る。

 ザジも、最初はファイタス2号を撃墜しようと躍起になっていたが、マリがわざと損傷してコントロールを失ったように飛んで見せると、ザジは方針を転換し、敵のメカを拿捕してそのメカニズムを解析しようとする。

 結果的に、テツの作戦通り、人間大砲の射程内まで降下することになる。

 ザジ「引力光線、発射!」
 部下「はっ、エアロックBシャフトより引力光線を発射します」

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 マリの乗るファイタス2号は、ガルムスから放たれる引力光線に引き寄せられ、エアロックの中に吸い寄せられそうになるのを、何とか逆噴射で耐える。

 マリ「ダメ、これ以上耐えられないーっ」
 テツ「マリ、壁を突き破るのはコセイダーのサーベルクロスが合図だ。忘れるな。ファイタスボンバー、ジャンプ!」

 テツはマリに念を押してから、漸く人間大砲を発射する。

 同時に、ファイタス2号がエアロックに吸い込まれて格納庫に着地する。エアロックのシャッターが閉まる寸前、空を飛んできたコセイダーもガルムスの内部へ侵入を果たす。

 すぐにゴドメス兵が群がってくるが、戦艦の内部なので重火器が使えず、サーベルを振るうコセイダーに歯が立たない。

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 マリ「テツ、私も戦うわ」
 テツ「その必要はない。サーベルクロスを待つんだ」
 マリ「ふぁーい」

 テツに言われて、つまらそうに返事する男勝りのマリが可愛いのである!

 一方、ザジも、彼らがビックラジィーを狙っているのを察し、機能停止されたビックラジィーが放置してあるスクラップ置き場へコセイダーを行かせ、そこで仕留めようとする。スクラップ置き場なら銃器を使っても構わないと判断したのだ。

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 コセイダー、狭いスクラップ置き場で、ゴドメス兵たちの構える銃口に晒されるが、
 コセイダー「行くぞ、サーベルクロス!」

 左手とサーベルを直角に交差させて十字形を作り、叫ぶ。

 これはこのシーンだけで使われたコセイダーの技で、眩い光を発して敵を攪乱する為のものらしい。

 インカムでそれを聞いたマリは、打ち合わせどおり、「発進!」と、ガルムス内部を破壊しながら突き進む。

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 その混乱の隙に、コセイダーはビックラジィーの体を抱えてスクラップ置き場から脱出し、ファイタス2号に無事乗り込むことが出来た。

 テツは引き揚げる途中、さっきのティラノサウルスに礼を言う。幸い、ティラノサウルスは無事で、起き上がって去って行くのだった。

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 バンノはコーヒーをがぶがぶ飲みながら彼らの報告を待っていたが、首尾よくビックラジィーを奪還したと聞いて、愁眉を開く。

 ウララ「これでやっと秘帖の謎が揃うんだわー」
 バンノ「ふふふふふふふ、よくやったぞ、親不孝どもぉ、ふふふふふ……」

 憎まれ口を利きながら、若い隊員たちの活躍を称えるバンノであった。

 ちなみに、この11回から、毎回ゴウがコセイダーに変身するシークエンスが必ず組み込まれるようになる。

 それまではコセイダーが登場しない回の方が多かったのだが、やはり、子供の(スポンサーの)受けが悪いということで、早くも方向転換がされたらしい。

 個人的には10回までの、コセイダーが登場しなくても番組が成立している、本格ハードSFタッチを、最後まで、いや、せめて第2クールまでは貫いて欲しかったところだ。

 「コセイドン」だけじゃない、「マイティジャック」、「ウルトラマンレオ」、「スターウルフ」、そして「ウルトラマン80」等等……、円谷作品のこういう腰の定まってないところが、管理人は嫌いである。

 もっとも、「コセイドン」に関しては、何度か路線変更しつつも、ドラマとして一定の水準を保ったまま最後まで放送されたと言う点で、奇跡的な成功例だと言えるのだが。
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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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