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「スケバン刑事3 少女忍法帖伝奇」 第33話「引き裂かれた三姉妹 唯は妹じゃない!」

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 第33話「引き裂かれた三姉妹 唯は妹じゃない!」(1987年8月20日)

 冒頭、暗闇司令と般若が深刻な顔付きで話している。

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 暗闇司令「昨日、あるホテルで政府高官たちが極秘会議を行った。だが何者かの手によって爆薬が仕掛けられた。そればかりではない、都内のいくつかの高校で暴動が起き、永田町界隈でも政治的混乱を狙って暴動が起きた」
 般若「全ては影の仕業?」
 暗闇司令(食い気味に)「そうだっ! 水面下から影が遂にその姿を現わしたのだ」

 しかし、「政治的混乱を狙って暴動」って具体的にどんなんだよ?

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 暗闇司令「帯庵どのは、唯の出生の秘密を娘たち自らの手で解かせろ、そうおっしゃったって言うのか」
 般若「唯たちが受けるべき試練だと」
 暗闇司令「唯は、三姉妹は、必ずこの試練を乗り越える!」
 般若「はっ」
 暗闇司令「なにはどうあれ、信ずるしかないじゃないか。つらいなぁ、般若、何にもしてやれず、ただ待つしかないと言うのは……」

 大人たちは、「それが宿命だから」と言う理由だけで、影との戦いを全部唯たちにお任せしているのだった。

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 風間家の食事風景。三人ともむっつり押し黙って箸を動かしている。

 唯「由真姉ちゃん、おかわりは?」
 由真「……」

 由真の茶碗が空になったのを見て、唯がつとめて笑顔で尋ねるが、

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 由真は無言で立ち上がり、そのまま2階へ上がろうとする。

 それにしても、由真のTシャツにデニムのショートパンツと言うこのスタイル、実にそそられるものがありますね。

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 唯、つかつかとその後を追って振り向かせると、いきなり由真の頬を音高くビンタする。

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 だか、由真は頬に手をやって睨み返すだけで、いつもの由真らしいリアクションは何一つ見せない。

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 結花「唯!」
 唯「殴りかえさんとか? もう、喧嘩も出来んとやね?」
 由真「……」
 唯「分かった、分かったわい!」

 唯、そう叫ぶと家を飛び出す。

 その後、夜道を一人歩いていた般若の胸に、突然前方の闇から飛んできた物体が命中する。

 般若、影の刺客かと茂みの中に身を潜めて気配を窺うが、それは影ではなく唯の投げたヨーヨーだった。

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 唯「わちのヨーヨー、受けられんのか? あんたに教えられたヨーヨーじゃ!」

 チェーンが風を切る音と共に、ゆっくり近付いてきた唯、再びヨーヨーを投げるが、今度は般若もよける。

 唯「こんげなもの、わちは欲しくなかったわい!」

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 般若「うっ!」

 目に涙を溜めながら唯の投げるヨーヨーを、今度はあえて体で受ける般若。

 どっちも一体何がやりたいのか、良く分からないのであった。さすが我妻正義脚本だ。

 唯「なんでよけんのじゃ?」
 般若(よけても、よけなくても怒られるのね……)

 ま、要するに唯が湧き上がる怒りを、ちょうど手頃な般若に叩き付けていると言うことなのだろう。

 唯、何度かヨーヨーをぶつけた後、チェーンを般若の首に巻きつける。

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 唯「わちと翔の間には一体何があるんじゃ? 翔は何者なんじゃ? 何処におるんじゃ? 言え、言えーっ!」
 般若「何も言うことはない」
 唯「あんたが教えてくれんのなら、暗闇にねじこんじゃる!」
 般若「同じことだ……何があろうと自分の心を見失うな、唯」

 般若、頑なに唯と翔の関係について語るを拒む。

 特に理由はない。そうした方がドラマが盛り上がるからだ。

 唯、チェーンを解いて巻き取ると、闇の中へ駆けて行く。

 その夜、唯は唐草模様の風呂敷を背中に結んで、風間家を後にする。自ら出生の秘密を突き止める為に。

 一方、前回登場した魔破羅は、天妖・地妖・人妖と言う忍びを、翔の部下として連れてくる。

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 その三人が意味もなく起こす風に押され、珍しく普通の女の子っぽい表情になるミヨズ。

 ミヨズ「翔様ーっ!」
 オトヒ「翔様ーっ!」

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 魔破羅「くぅぅ、手ぬるいぞ、ミヨズ、オトヒ、失敗は自らの死となって返ることを知れ!」

 この魔破羅の台詞、何が「手ぬるい」のか良く分からないのである。さすが我妻正義脚本。

 あるいは、今までの対風間三姉妹戦績に対し、カツを入れていると言うことなのだろうか?

 魔破羅は、印を結んで翔の額に梵字を浮かび上がらせると、それを自分の剣に映して翔に見せ付ける。

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 魔破羅「あなたは選ばれたもの、あなたがヴァジュラを手にしたとき、あなたに掛けられた呪いは解け、成長し、世を支配する力が備わろう! 男雛、女雛が揃いしとき、その道は開かれる。天を、地を、人を憎悪し、世を支配なされい、それが宿命!」
 翔「それが真実ならば、わらわはわらわの行く道を行こう!」

 魔破羅は、翔の覚悟を確かめると、手始めに人妖に、唯の持っている男雛奪還を命じる。

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 翌日、結花と由真がぼんやり公園の噴水を見ていると、般若の鋭い声が飛んでくる。

 般若「迷いを捨てろ、結花、由真……唯ひとりを行かせ、お前たちはそれで良いのか?」
 由真「私たちはてめえらの操り人形じゃねえんだよ!」

 二人は般若に冷たい視線を向けると、さっさと行ってしまおうとする。

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 般若「自らの運命から逃げるな! 結花、由真!」

 般若の大喝に、歩きかけた二人が立ち止まり、振り返る。

 般若「お前たちが風間小太郎の娘なら父が何を望んでいたか分かる筈だ。お前たちと唯の絆はそんなものだったのか? 唯の命はなんとしてでも守らねばならん! 私もまたお前たちの命を守る。それしか言えん。恨む相手が欲しければ、この私を恨め。たった一人で耐えている、唯を恨むな」

 なんだか分かったような、分からないような説教をかます般若。

 しかし、あれだね、人を使う立場の人間にとって、「運命」や「宿命」などと言う言葉は実に便利だね。

 賃上げとか有休とか、具体的なご褒美をちらつかせなくても人をこき使うことが出来るのだから。

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 さて、その唯は早くも、帯庵と共につい最近まで暮らしていた宮崎県の山奥のお寺に帰っていた。

 自分で解き明かすといっても、暗闇人脈を使えない唯には、差し当たってそこしか行くところがなかったのだ。

 境内に上がり、良く悪戯をしては折檻のために吊り下げられていた大木を見上げる唯。

 ついで、同じく良く唯が沈められていた森の中の小さな池に足を向けると、

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 その水際に、僧形の人物が立っていた。

 唯「誰じゃお坊さんは? もしかして、じいちゃんの?」

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 慈恵「わしは帯庵どのの同門、慈恵じゃ。帯庵どのにあることを託されておぬしを待っておった」

 振り返った壮年の男性は、日に焼けた顔に笑みを刻んで唯に話し掛ける。

 慈恵を演じるのは、悪役の多い内田勝正さん。

 こう言う人に、あえてこんな役をやらせるとは、なかなかセンスが良いではないかと、内心スタッフを誉めた管理人であったが……。

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 慈恵「帯庵どのの心中、いかばかりか……唯よ、出生の秘密など知らなければそれで良かったのだ。しかし、その疑いを持ってしまった以上、おぬしはこれから厳しい試練を受けなければならん。試練とは第一に姉たちとは袂を分かつことだ。結花と由真はおぬしの本当の兄弟ではない」
 唯「……!」

 帯庵が般若に託した唯への手紙を読んだ慈恵は、まず、唯がずっと気にしていたことをズバッと教えてくれる。薄々感じていたことだが、はっきりそう言われるとやはりショックを受ける唯であった。

 唯が出会った帯庵の同門と名乗る慈恵は、たったひとりで翔へ立ち向かう為には、姉たちへの思いを断ち切らねばならないというが、

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 唯「できん、わちにはそんげなことはできん!」
 慈恵「できる、できんではない、しなければならん! 良いか、唯、影はおぬしのように甘くはない。非情にならなければ勝てん」
 唯「わからん、わからん、なんもかんもわちにはわからん! わからんのじゃーっ!」

 姉たちと縁を切れと言われ、しかも自分が実の妹ではないと知らされたばかりの唯の心は、ひたすら思い乱れるばかりであった。

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 その夜、とりあえず寺に布団を延べて横になっている唯。

 唯(明日、目が醒めたら、慈恵ちゅうお坊さんのと言うとおり、姉ちゃんらのこと、忘れます……)

 少し落ち着きを取り戻した唯は、心の中で姉たちに語ると、断腸の思いで決断を下すのだった。

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 障子の破れ目から、唯の寝姿を覗いている慈恵。

 外見的には単なる変態オヤジである。

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 慈恵「わしを姉たちと思い、かかって来い、真にわしを姉として倒せた時、おぬしは姉たちを忘れることが出来る。遠慮は要らん、来い!」

 翌朝、滝の前で慈恵は唯にそんな試練を与える。

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 唯の目には、慈恵のいかつい顔に、結花や由真の顔が重なって見えたが、そう簡単に姉たちにヨーヨーを投げつけることなどできず、唯はヨーヨーを握り締めて動かない。

 が、慈恵は鬼が持つ棍棒のような武器で容赦なく唯を打ちのめす。唯も腹を括ってヨーヨーで反撃するが、慈恵は普通に強くて簡単にそれを弾いてしまう。

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 そして、滝壺に落ちた唯を上がらせまいと棍棒で押さえつけるその形相は、ほとんど唯に憎しみを抱いてるようであった。

 ここは、ちゃんと浅香唯さんが滝壺の中に沈んでいるのがえらいのである。ま、時期的にはちょうど良い頃合だったろうが。

 ちょうどその頃、結花と由真もはるばる東京からこの地へ来て、本堂に続く参道を走っていたが、二人とも、唯が痛め付けられているのと同じ場所に激痛を覚える。

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 結花「唯が……呼んでる!」

 結花、突然走り出すと、何かに導かれるように参道を外れ、森の中を駆け抜ける。

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 唯「いやじゃ、もういやじゃーっ!」

 唯は、自分がなんでこんなことをしなければならないのかとほとほとうんざりして駄々っ子のように叫び、ヨーヨーを投げ捨てる。

 慈恵……実はその正体は人妖なのだが、彼にしてみれば唯を殺す絶好の機会だと思うのだが、

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 慈恵「取れ、おぬしのたったひとつの身を守る武器ではないか」

 と、棍棒の先でヨーヨーを弾き返し、わざわざ唯に返してやる。

 何を考えているのか良く分からない人であった。

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 唯はやがて森を出て、草木もない荒野に走り込むが、力尽きて倒れてしまう。

 一応、宮崎の山奥と言う設定なのに、ついこの間、31話のラストで唯と翔が睨み合っていたのと同じ場所と言うのは、さすがにどうかと思う。

 唯「憎まれてもいい、恨まれてもいい、そんでもわちは姉ちゃんらが好きじゃ……会いたかぁ」

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 地を這いながら、呻くように姉たちへの思いを吐露していた唯の背後から慈恵が近付いてくると、棍棒の先でひょいっと風呂敷包みを引っ掛けて奪い、

 慈恵「風間唯、お前の生の最後に教えてやる。わしの名は翔様配下、人妖! この男雛、貰い受けた」

 ここで自らの正体を明かし、本来の姿に変わる。

 そう、さっきも言ったように、彼こそ魔破羅の連れて来た忍びのひとり、人妖だったのだ。

 つまり、内田勝正さんの起用はもろにタイプキャスティングだった訳だ。まさかこんな分かりやすい配役はないだろうと深読みしていた管理人、ある意味、意表を衝かれてしまった形である。

 唯「お前ぇ……」

 それならば本気で戦えると改めて闘志を燃やす唯だったが、既に散々人妖に痛め付けられた後ですっかり体力を消耗しており、まともに戦える状態ではなかった。

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 と、うつ伏せのまま這うように逃げていた唯の視界に、結花と由真が陽炎に揺られながら走ってくるのが見えた。一瞬、幻影かと疑う唯であったが、それは紛れもなく姉たちであった。

 だが、人妖は強敵で、手負いの唯を何度も打ち据えた上、援護の結花と由真も殴り倒してしまう。

 唯「わちは姉ちゃんたちに会えただけでもういい、逃げてーっ!」

 弱気になった唯、人妖の体にしがみついて絶叫する。

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 結花「諦めちゃダメよ、唯!」
 由真「お前らしくないよ!」

 二人は地面に叩きつけられた唯の体を、左右から助け起こす。

 何とか反撃を試みるが、どんな攻撃も棍棒で弾き返されてしまう。

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 由真「ここまでかよー、こんな気持ちのままやられるとは思わなかったよ。唯、お前は、お前は妹だよな? 最後かも知れないから、そう言えよ、唯!」
 唯「由真姉ちゃん……」

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 人妖の両足にしがみついて動きを止めようとする結花と由真。

 ……

 はい、はっきりと結花のスカートがめくれて内部が露出してますねえ。

 ただ、大西さん、あらかじめプルマのようなものを着用するという、女優にあるまじき所業に及んでいたので、皆さんが(註・管理人が、の誤り)待ち望んでいたチラは発生しなかったのです。

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 唯「結花姉ちゃん、由真姉ちゃん、わちら風間三姉妹じゃ、それでいいんじゃよね?」
 結花「唯!」
 唯「今ならやれる、三位一体じゃっ!」

 唯、自らの体を盾にして自分を守ろうとする姉たちの頼もしき後ろ姿を見て、強い感動を覚えていた。

 で、素早く三方向へ分かれ、結花と由真が人妖の動きを封じている間に、唯の必殺のヨーヨーが炸裂、さしもの人妖も敗れ去るのだった。

 戦いの後、思わずその場にへたりこむ唯に、結花と由真が慌てて駆け寄る。

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 唯「いっつも、迷惑ばっかりでごめん……」

 唯、捨てられた子犬のような顔で謝るが、

 結花「良いのよ、唯、もしも兄弟じゃなくても、あなたが傷ついた時、同じ痛みが私たちの体にも走ったわ、それだけで良いのよ、もう。唯、私はあなたと過ごして来た時間を、あなたと作ってきた記憶を信じるわ」
 由真「そういうことだよ」

 三人が立ち上がった時、

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 忽然と、その場に似つかわしくない白いドレスの少女が現われる。

 少女は地に倒れている人妖のそばに立つと、手にした大輪の花から毒の花粉をそそぎ、人妖の息の根を止めてしまう。

 その、「失敗したら即死刑!」と言う、アホで有名な十面鬼ゴルゴス方式はやめましょうよぉ。いたずらに有為な人材を失うだけですよ。

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 唯「翔!」
 翔「……」

 それは、いつもとは違って現代的なメイクをした翔だった。

 思わず武器を手に身構える三姉妹。

 翔と唯たちが睨み合ったまま、「つづく」のであった。
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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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