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「恐竜戦隊コセイドン」 第24回「食肉恐獣バリバァ 赤い花の恐怖」

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 第24回「食肉恐獣バリバァ 赤い花の恐怖」(1978年12月15日)

 冒頭、白亜紀の原生林をヒョコヒョコ歩いていた怪獣が、赤い花を付けた太いツタに巻きつかれ、たちまち殺されて白骨にされてしまう。

 それは歩く食虫植物と言った風体の、食肉恐獣バリバァの仕業であった。

 もっとも、バリバァは明らかに人が演じているし、言語も操れるので、恐獣というよりは怪人に近い。

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 ガバン「このバリバァは近くの植物どもを支配し、私めが電送脳波によりましてコントロール致します。やがてバリバァは地球上の人間どもを皆殺しにすることでしょう」
 ゴドメス皇帝「よし、楽しみにしておるぞ」

 戦艦ガルムスのブリッジで、モニター越しにゴドメス皇帝と話しているのは、今回から登場する新たな前線指揮官・ガバン将軍である。

 入れ替わりの激しいゴドメスの前線指揮官だが、このガバンがいよいよ最後の指揮官となる。つまり、あと少しでゴドメスとコセイドン隊の戦いに決着がつけられるのである。

 白骨死体はコセイドン隊に発見されて調査が行われるが、原因は皆目分からず、珍しく外部の人間の助力を仰ぐことになる。恐竜研究所の村上アキ博士(西川なおみ)である。

 ひとりジープを運転してコセイドン号に現われたのは、意外にも若く美しい女性であった。

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 バンノ「ふぁあ、あなたですかぁ、村上博士と言うのは」
 アキ「そうですが?」

 しかも眼鏡っ子なんですよ、奥さん!

 と言う訳で、管理人の編集方針は超音速で「村上アキ推し」と決定されるのであった。

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 バンノ「ほぉおお、ほう、うん……」

 若くて綺麗な女の子が嫌いな男性はいないので、バンノも、つい幸せそうな笑顔になって、同意を求めるように他のメンバーに視線に向ける。

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 男性隊員のみならず、アルタシヤや、マリも憧憬の眼差しでアキを見詰める。

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 アキ「どうかなさいまして?」

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 バンノ「い、いいえ、その、ま、村上博士と言うから、我々はそのう、いかつい男性が現われるかと思っておったんですが、しかし、あなたのような若い女の方がどうして恐竜なんかに……なあ?」
 アキ「ご質問の意味が分かりませんが」
 ゴウ「あの、恐竜はお好きなんですか?」
 モリィ「そりゃ好きでなくちゃよ、ね、博士?」

 ゴウの質問への答えを引き取って、おもねるようにアキに話し掛けるモリィだったが、アキはにべもなく、

 アキ「資料を拝見します!」
 モリィ「はいはい」

 モリィも畏まってファイルを差し出す。アキは素早く目を通すと、

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 アキ「こんな写真は何の役にも立ちませんわ! それに資料はもっと丁寧に保管して下さらないと困ります」

 モリィにファイルを叩き返すと、容赦なくダメ出しをする。

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 可愛らしい外見とは裏腹な厳しい口調に、思わず顔を見合わせるゴウとアルタシヤ。

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 モリィ「すいません」
 アキ「発見した場所は?」
 テツ「あ、あ、あ、え、えーとですね、この地図に書いてあります」

 テツも、まるで鬼より怖いカイドウ長官に接しているかのような恭謙な態度で、急いで地図を広げるが、アキはそれを見ようともせず、

 アキ「現場に案内して下さい」
 テツ「は?」

 と言う訳で、アキはモリィの操縦するハクアス2号で白骨の発見現場に飛んでいく。

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 モリィ「博士、私も恐竜についてはかなり勉強しました。恐竜と言う動物は付き合ってみると意外と可愛いもんですな、特に子供なんか……」
 アキ「モリさん」
 モリィ「は?」
 アキ「お喋りは止めて頂けません?」
 モリィ「……」

 タクシーの運ちゃんのように切れ目なく世間話をするモリィだったが、アキにピシャッと言われ、こんな顔になる。

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 バンノ「いやー、ははは、参った、参った、いや、すげーお嬢さんだなオイ」

 コセイドン号に残ったメンバーは、がやがや談笑しながらブリッジから奥のレクレーションルーム(?)へ移動する。

 さすがのバンノも、第一印象とかけ離れたアキの女傑ぶりに苦笑いを浮かべていた。

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 マリ「素敵だわ、あの若さで博士だなんて」
 テツ「いや、しかしねえ、女は女らしくないと、ね?」
 バンノ「うーん」

 同性のマリはアキの毅然とした態度を賞賛するが、テツは、年の割りにジジ臭い異議を唱える。

 今のドラマなら女性キャラから「あら、それは男の価値観の押し付けよー」的な反論がされるところだが、ここではバンノの唸り声で切れている。

 噂されているとも知らず、アキはモリィと一緒に白骨死体のそばまでやってくると、異様な熱心さで調査に取り掛かる。

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 アキ(強力な薬品によって腐食されたにしては……)

 と、すぐ近くから恐竜の呻き声が聞こえたので、二人は急いで声のする方へ向かう。

 見れば、まさに一頭のトリケラトプスが食肉ツタに巻きつかれて苦しがっているところだった。

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 アキ「食肉植物だわ、恐竜を早く助けて!」

 モリィ、慌てて銃を抜いてツタ目掛けて撃つが、ツタはびくともしない。

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 モリィ「駄目だ」
 アキ「何をしてるの、早く助けて、恐竜が死んでしまうわ!」
 モリィ「分かった、分かりましたよ」

 アキの金切り声にせっつかれて、モリィが何度も引き金を引くが、何か特殊なフィールドで守られているのか、やはりツタには全く効かない。

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 アキ「本当にあなたってだらしのない人ね!」
 モリィ「いや、うるさいねえ、もう~」

 綺麗な女の子に耳の横で思いっきり罵倒されて、さすがのモリィも心が折れそうになる。

 しかし、まぁ、ドM男子にとっては理想的な女性である。

 食肉ツタは、今度はモリィたちに襲い掛かってきたので、二人は森の中をすっ飛んでハクアス2号に逃げ帰り、ひとまず離陸する。

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 アキ「あっ、恐竜が!」
 モリィ「恐獣めぇ」
 アキ「早く助けて!」
 モリィ「ようし、ロケット発射だ」

 上空から、バリバァが別の恐竜を襲っているのを見て、モリィはありったけの兵器で攻撃するが、やはり全く通用しない。

 アキ「何してんのよ、あなた、だらしないわね!」
 モリィ「いやいやいや、ダメダメダメ、ギブアップですよ」
 アキ「……あっ、恐竜(の白骨死体)が、あそこ!」
 モリィ「かわいそうに」

 モリィは、バリバァの暴れる姿をビデオに録画するのが精一杯で、尻尾を巻いてコセイドン号に帰還する。

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 モリィ「とにかくね、すげー恐獣なんですよ、ね、博士?」
 アキ「……」
 バンノ「うーん、これは明らかにゴドメスにコントロールされている」

 バンノは、森の近くにコロニーがあるのを危惧するが、

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 アキ「隊長、あの森には数十頭の恐竜がいます。恐竜の保護を優先させるべきです!」

 恐竜キチガイのアキは、当然、そう主張する。

 バンノ「お言葉ですがね、博士、我々としては恐竜より人間の保護を……」
 アキ「恐竜は無抵抗なんですよ! 死んでも構わないと仰るんですか?」
 バンノ「えっへっへっ、いやいや、それ以上に人命が大切だと言ってるんですよ」
 アキ「恐竜保護官として命令します。直ちに保護作戦を開始して下さい!」

 やんわりとアキをたしなめるバンノだったが、アキは全く鋭鋒を緩めようとせず、居丈高に命令する。

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 バンノ「タイムGメンの隊長は私です。隊の行動については私の命令に従って頂く!」
 アキ「……」

 そこまでも言われてはバンノも愛想笑いを引っ込め、毅然としてアキに言わざるを得なくなる。

 もっとも、考えれば元々人間はこの時代の生物ではないのに、勝手にこの時代に来て暮らしているのだから、人間より恐竜の保護を優先させろと言うアキの発言の方が正しいのではないかと言う気もするんだけどね。

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 それはさておき、バンノとアキの激しいやりとりを、おっかなそうに見ているマリが可愛いのである!

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 アキ「これほどお願いしても駄目ですか。あなたには動物愛護の心のかけらもないのね」
 バンノ「……」
 アキ「ふん、石頭の冷血漢だわ!」

 アキはなおも粘り強くバンノに訴えていたが、バンノはひたすら無言を貫く。

 が、遂に諦めて、バンノを罵って憤然とブリッジを出て行く。

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 嵐が過ぎ去ったような面持ちで、バンノの周りに集まるクルー。

 テツ「全く、恐竜のことしか頭にないんだから」
 ゴウ「いやだな、ああいう女性は」

 その後、コセイドン号を出たアキは、近くで傷ついている恐竜を見かけ、追いかけてきたモリィが止めるのも聞かず、その恐竜を追ってずんずん森の中へ入り込んでしまう。

 だが、案の定と言うべきか、森の中に潜んでいた食肉ヅタに襲われ、アキが捕まってしまう。モリィは慌ててコセイドン号に応援を要請する。

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 各機を発進させた後、コセイドン号も離陸して現場へ急行する。

 しかし、改めて見ると、コセイドン号のデザインと造型は実に素晴らしい。

 モリィの前にバリバァが現われるが、前記したように恐獣と言うより怪人のバリバァは、問答無用でアキを殺そうとはせず、アキを人質にしてモリィに降伏を勧めてくる。

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 モリィ「俺が身代わりになる。どうにでもしろい」

 モリィは迷うことなく銃を捨て、その場に座り込む。

 バリバァはツタを操って、モリィもツタでぐるぐる巻きにする。

 モリィ「約束だ、博士を放してくれ」
 バリバァ「ようし、放せ!」

 「え、放しちゃうの?」と、見てる方が拍子抜けするくらい、バリバァさんは紳士的でした。

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 モリィ「博士、早く逃げるんだ」
 アキ「モリさん!」
 モリィ「俺に構うな……早く逃げろ」
 アキ「モリさん……」
 モリィ「バカヤロウ、早くしろぉ!」
 アキ「はい……」

 解放されたアキ、なんとか助けようと手を伸ばすが、モリィに強く言われて大人しくその場を離れていく。

 アキはほどなくゴウたちに保護されるが、同時にガバンからコセイドン号に通信が入り、「モリィの命が惜しかったら、これから3時間いかなる戦闘行為も禁止せよ」と脅してくる。

 ガバン「我々はこの3時間の間に時空移動センター、1号コロニー、2号コロニーに攻撃を加え、壊滅させる」

 ガバンの言葉は、捕まっているモリィの耳にもインカムを通して聞こえていた。

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 モリィ「隊長、何をしてるんだ、早く戦闘準備を……」
 バンノ「バキヤロウ、お前はどうなるんだ?」
 モリィ「コロニーの住民たちが全滅してもいいのか? 隊長、ゴウ、テツ、マリ、お前たちはバカか? 早く攻撃しろーっ!」

 モリィの悲痛な叫びに、隊員たちも悔しそうに唇を噛む。

 バンノ、モリィの命か、コロニーの住民の命か、隊長としてどちらを選ぶか重い決断を迫られる。

 しばらく呻吟した末、バンノが出した結論は……、

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 バンノ「ようし、全員、攻撃だーっ!」

 涙を呑んでモリィを見捨て、コロニーの住民を守る、「大義、親を滅す」の決断だった。

 良いよね、このハードな展開。路線変更したとはいえ、基本的に「コセイドン」は大人の特撮ドラマなのだ。

 これが、80年代以降の軟弱な戦隊シリーズとかなら、

 バンノ「モリィは絶対見捨てん! コロニーの住民も守るんだ!」
 ゴウ「さすが隊長! ……で、具体的にはどうするんですか?」
 バンノ「仲間を最後まで信じるんだ! とりあえず信じとけば何とかなるから!」

 みたいな感じになる筈である(註・管理人の偏見です)。

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 ゴウ「待って下さい、隊長ぉっ!」

 が、若いゴウがそんな命令を承服する筈もなく、バンノに負けない怒号を張り上げる。

 ゴウ「テツ、俺の出番だ」
 テツ「だが死ぬなよ、お前に死なれると喧嘩相手がいなくなって寂しいからな」
 ゴウ「任せとけ!」

 バンノの制止も聞かず、ゴウはいつもの人間大砲でコセイダーとなってモリィのところまで飛んでいく。

 バリバァ、約束どおり即座にモリィを殺すのかと思いきや、

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 バリバァ「コセイダー、誘いに乗ってとうとう出て来たな!」

 と、訳の分からないことを言い出してコセイダーに戦いを挑むのであった。

 あるいは、最初からコセイダーを引っ張り出す為に出した条件だったのかも知れないが、はっきり言ってアホにしか見えん。

 それにこれじゃあ、バンノがカッコよく苦渋の決断をしたのまでアホに見えてくるではないか。

 ここはもうちょっとシナリオ上の工夫が欲しかったところだ。

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 それはさておき、コセイダーとバリバァが戦っている隙に、ファイタス1号のテツが「ローリングシューター」と言う、回転する丸い手裏剣のようなものを射出し、その鋭い刃でモリィを吊るしていたツタを切り裂く。

 コセイダー、すかさずモリィに巻きついているツタを切り、無事にモリィを救出する。

 後はいつものラス殺陣となり、コセイダーがバリバァを撃破して事件は解決を見る。

 それにしても、「悪」の人たちに是非忠告したいのだが、敵の一人を捕まえたら、それをダシにして他のメンバーも一網打尽にしようとか色気は出さず、殺せる時にさっさと殺した方が絶対得ですよ。

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 アキ「本当に私って、恐竜のことしか考えない女でしたわ。これからはもっと女らしくしたいと思います」
 バンノ「いやっはっはっ、女らしくなんてそんな……」

 ラスト、恐竜研究センターに帰るアキをみんなが見送る。

 いまいち釈然としないが、今回の事件を経て、アキはそれまでの自分を反省して、今後は女らしく振舞うことを誓い、眼鏡を外し(コンタクト?)、服装もフェミニンなものに着替えていた。

 ま、結局作ってるのはおっさんばかりだから、男に都合の良い結末になるのもむべなるかな。

 個人的には、最初のツンケンしてる眼鏡っ子の方が断然好みだけどね。

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 バンノ「じゃ、お気をつけて」
 アキ「モリさん、ありがとう」
 モリィ「……あ、どうも」

 アキに優しく握手を求められたモリィ、慌てて手袋を外して、大いに照れながら手を差し出す。

 それを見て、ぷいとそっぽを向くマリが可愛いのである!

 その時々によって違いはあるが、一応、マリはモリィにぞっこん惚れていると言う設定なのである。

 でも、モリィがアキをちやほやしていたのは最初からなのに、その時、マリは嫉妬するどころかアキに対する憧れを口にしていたくらいだから、今回のマリの態度はやや分裂気味である。

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 さらに、物凄い目付きでアキを睨むのだが、これも、その直前に笑顔でアキに荷物を渡しているのを思えば、いささか腑に落ちない。

 蒸し返しになるが、初期設定のようにマリをほとんど痴女のようにモリィにまとわりつかせていれば、今回の前半は、マリとモリィ、アキによる三角関係で、実に楽しいドラマになっていたと思うのだが。

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 マリ「ふんっ」

 それにしてもマリの拗ねた顔が可愛いのです!

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 ラスト、モリィを冷やかして揉みくちゃにする仲間たちと、それから逃げようとするモリィの姿を映しつつ、終わりです。

 正直、平凡なストーリーで、ゲストヒロインの魅力だけで成り立っているようなエピソードであった。
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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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