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「恐竜戦隊コセイドン」 第25回「カプセル恐獣vsコセイダー」

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 第25回「カプセル恐獣vsコセイダー」(1978年12月22日)

 冒頭、久々にちゃんとしたサイズの恐竜たちの動いている姿が映し出される。

 額や胸に大きな白い模様の入った一頭のティラノサウルスが、次々と他の恐竜に襲い掛かっては噛み殺しているのだ。殺された恐竜の血しぶきで、湖水が真っ赤に染まる。

 それは、エサにするためと言うより、単に殺戮のための殺戮のようであった。

 白亜紀に常駐しているタイムGメンも、その暴れん坊の恐竜の存在について憂慮していた。

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 バンノ「このまま放っておいたら、草食竜が根絶やしにされる。やもえんなぁ」
 ゴウ「やむをえんって言ってどうすんですか、隊長」
 バンノ「捕えて隔離するしかないだろう、ま、人間で言えば島流しだな」
 ゴウ「そりゃないでしょう。ゴドメスの為に地球がこんなになって、餌が減ってくれば気が立つだろうし……まぁ、連中が暴れんのは無理ないです」
 バンノ「同情してる場合か? ハクアス1号、2号出動だ!」

 もっとも、バンノ隊長以外の隊員は、むしろその恐竜に同情的だった。

 バンノに発破をかけられて、モリィたちは不承不承と言った感じで腰を上げ、その恐竜の捕獲に向かう。

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 アルタシヤとビックラジィーの乗るハクアス1号が白亜紀の原生林の中を突き進んでいると、ほどなく問題の恐竜が見えてくる。例によって、他の恐竜とバトルの最中であった。

 アルタシヤ「あぁ、あれだわ。モリィ、恐竜を発見!」

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 アルタシヤから知らせを受けたハクアス2号のモリィは、恐竜の頭上から大量の水をぶちまけ、クールダウンさせようとする。

 喧嘩はおさまったが、ティラノサウルスは今度はハクアス1号に向かってきそうな勢いになる。

 操縦席のビックラジィーは後退しようとするが、何事かに気付いたようにアルタシヤがそれを止め、スピーカーで「ジャッキー! ジャッキー!」と、恐竜に向かって呼びかける。

 アルタシヤ「ジャッキー、やめなさい、私の声を忘れたの?」

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 アルタシヤが辛抱強く呼びかけていると、やがて意外なことが起こった。ティラノサウルスが、まるで久しぶりに飼い主に会ったペットのように、嬉しそうにその場でピョンピョン飛び跳ねだしたのである。

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 アルタシヤ「あはっ、わかったのね、ジャッキー?」

 上空からその様子を見ていたモリィ、驚きを隠し切れない声音でコセイドン号のバンノに報告する。

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 モリィ「あの暴れん坊がアルタシヤにかかったらまるで犬ころですぜ」
 バンノ「ははは、そりゃあ良かったな。じゃあ頼むぞ……ほっほっほっほっ」
 テツ「どうなってるんだ?」
 パンノ「アルタシヤは恐竜に親戚でもいるのか?」
 マリ「あはははは……」

 バンノたちの笑い声をよそに、ゴウは何か考え込む顔をしていたが、ほどなく「ジャッキー、あの坊主か」と、思い出す。

 バンノ「坊主? なんだそりゃ」
 テツ「お前も親戚のうちか? はははは」

 バンノたちの冗談に笑みを浮かべながら、ゴウはその時のことを回想する。

 正確にいつのことなのか不明だが、白亜紀の森の中でゴウとアルタシヤがゴドメス兵たちと銃撃戦を繰り広げている時のことだった。

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 銃撃を避けて地面に伏せていたアルタシヤ、ふと顔を起こすと、まだ小さなティラノサウルスが、流れ弾を足に受けて痛がっているのに気付く。

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 アルタシヤ「大丈夫よ、いい子ね、今診てあげるからね」

 ゴウがゴドメス兵を追い払った後、アルタシヤは恐れる色もなくその恐竜に近付き、その傷を手当てしてやる。

 アルタシヤとティラノサウルスはすっかり仲良くなり、野原を楽しそうに走り回る。それをゴウも楽しそうに見物している。

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 アルタシヤ「君、名前つけてあげよっか? うーん、ジョニー、ジャック、そうだ、ジャッキーなんてどう?」
 ジャッキー「ぎゃううーっ!」
 アルタシヤ「気に入ったのねー」

 アルタシヤ、なんでJで始まる名前ばっかり挙げたのか、謎である。

 ゴウの話を聞いて、バンノたちもアルタシヤの優しさにほっこりする。

 バンノ「そうかぁ」
 ゴウ「ジャッキーは俺たちが21世紀に帰ってる間にいなくなっちまった、それがあいつなんだ」

 しばらく見ない間に、ジャッキーはすっかり成長してしまったが、白い模様でアルタシヤは気付き、ジャッキーの方もアルタシヤの声を覚えていたと言う訳なのだ。

 一方、巨大戦艦ガルムスに陣取るガバン将軍は、カプセル恐獣ガオスなるものを、コセイドン号目掛けて射出させる。

 ガバン「命中させる必要はないぞ。それしきのショックで破壊できるメカではない」

 ジャッキーはおとなしくアルタシヤについてコセイドン号のところまでやってきて、ひとまず足に鎖をつけられて、犬のように巨木に繋がれていた。

 アルタシヤは、当然、島流しなどかわいそうだとバンノの案に反対し、ゴウも同調する。

 バンノ「確かに、中生代の貴重な命だ。だからと言って放っておけば、他の種族が失われる」
 アルタシヤ「隊長さん、一週間、せめて五日間待っていただけませんか、その間に大人しくさせますから」

 彼らがコセイドン号のブリッジで話し合っていると、再びジャッキーが唸り声を上げて騒ぎ出す。

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 だがそれは、はるか上空から飛んできた隕石のような物体を警戒してのことだった。

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 ビックラジィー「隕石じゃ!」
 モリィ「あっ、あれだ!」
 テツ「コセイドン目掛けて落ちてくるぞ」
 バンノ「伏せろ!」

 バンノたちも空を見上げて口々に叫ぶが、無論、撃ち落したり回避したりする余裕などなく、咄嗟に床に伏せるのが精一杯だった。

 隕石はコセイドンの鼻先に落下し、激しい爆発と振動が起こる。

 しかし、もしこれが本物の隕石だったら、その衝撃でコセイドン号どころか、この付近一帯が吹っ飛ばされていた筈なので、バンノたちは即座にそれが隕石ではないことに気付くべきだったろう。

 部下「誘導は見事に成功いたしました」
 ガバン「ふふふふ、あとは地球人どもの好奇心が命取りになる!」

 と、ジャッキー、野生の勘か、隕石の中に恐獣ガオスが潜んでいることに逸早く気付き、鎖を引き千切って隕石に突進しようとするが、ゴウやアルタシヤがなんとか押し止め、鋼鉄製の檻の中に収容する。

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 CM後、ガバンの睨んだとおり、コセイドン隊は……と言うより、テツが、興味津々と言った様子でその落下物を調べている。

 ゴウ「おい、テツ、何かわかったか」
 テツ「いや、だが、確実なことはこれが貴重な研究材料だということだ」
 ゴウ「研究材料ねえ、こんなのただの隕石だろ?」

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 テツ「いいか、7000万年前の隕石が、学術上どんなに素晴らしい研究材料なのか、ちっ、あーお前に言ってもわかんないだろうな」
 ゴウ「すぐムキになるんだからな」
 テツ「いいからお前は先に帰って寝てろよ」
 ゴウ「これだよ、これだから優等生とは付き合いにくいってんだよ」

 テツは、すっかり隕石に心を奪われ、一刻も早く本格的な調査を開始したくてうずうずしており、それがゴドメスが仕掛けた巧緻かつ狡猾な罠、いわゆる「トロイの木馬」だとは露ほども疑わない。

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 ガバン「人間は貴重な研究材料として隕石を21世紀へ送るだろう。その時こそガオスの出番だ。二度とコセイドンがこの白亜紀に来れぬよう、徹底的に叩いてやる!」

 そう、ガバンはコセイドン隊に隕石を21世紀へ運ばせ、その中に潜んでいるガオスによって時空管理局のタイムトラベル設備を破壊しようと画策していたのだ。

 さて、テツとゴウ、ビックラジィーたちによって、ハクアス1号のクレーンで隕石を吊り上げ、コセイドン号の格納庫に運び込む作業が行われている。

 作業の様子をブリッジから見守っているバンノ。なんとなく落ち着かない顔である。

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 バンノ「モリィ、放射能検出の結果は?」
 モリィ「えー、認められません」
 バンノ「マリ、X線透視結果は?」
 マリ「多量の鉛を含む為、透視不能です」

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 バンノ(おかしいなぁ……何かが臭うな)

 バンノ、長年培ってきた経験によるものか、漠然とした不安を感じていた。

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 モリィ「隊長、船内に運びますか」
 マリ「21世紀へ送りましょうよ。科学省の人たちがよだれを垂らして喜ぶわ。ね、隊長」
 バンノ「まぁ、ま、待て」

 せかす二人を制し、バンノはなおも考え込む。

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 バンノ「どうも臭いな」
 モリィ「私でしたら2週間前に風呂入りましたけど」

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 マリ「う、わぁ……、汚い!」

 モリィの「告白」に、思わず飛びのいて顔をしかめるマリがいかにも若い女の子らしくて可愛いのである!

 バンノ「ビックラウス、クレーンを止めろ!」
 ビックラジィー「はい、ただいま。どっこいしょと……」

 バンノ、胸のうちにむくむくと湧き上がる疑惑を抑え切れず、不意に作業を中断させる。

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 ゴウ「隊長、何でクレーンを止めたんですか」
 バンノ「うるさいっ、今その理由を考えてるんだ!」

 バンノ、ハクアス1号の前方に宙ぶらりんになっている隕石を見ながら、しきりに「気に入らんなぁ」とつぶやいていたが、やがて決然と、

 バンノ「よし、一旦下ろそう!」
 マリ「何が気に入らないのよ?」
 バンノ「時も時、折も折だ、ゴドメスと戦ってる最中に都合よく落っこちてくるとは……しかも我々の目の前にだぞ」
 モリィ「隊長は疑り深いんですよ」
 バンノ「用心深いと言え、こう言う時は、ぶぁかもの!」

 自分の娘ほどの年齢の女の子にタメ口利かれても、気を悪くしないバンノ隊長が素敵です。

 バンノ「ビックラウス、隕石を元通り下ろせ」
 ビックラジィー「了解」

 と、クレーンが動き出すのと同時に、檻の中のジャッキーが再び激しく暴れ出す。

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 アルタシヤ「やめなさい、ジャッキー! やめて!」

 アルタシヤが必死で呼びかけるが、一向に効果はなく、遂に檻を噛み破って外へ出ると、真っ直ぐ隕石の前まで来て、長い尻尾で空中の隕石をサッカーボールのように蹴飛ばしてしまう。

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 バンノ「仕方ない、ティラノサウルスは処刑だ。麻酔弾を撃ち込め!」

 ジャッキーが、ただ暴れているのではなく、隕石の中に潜むガオスを攻撃しているとは分からず、バンノは苦渋の決断を下す。

 ところが、ジャッキーに蹴り飛ばされたショックのせいか、隕石が割れて、中からガオスが出て来てしまう。

 折角の作戦が台無しになったガバンは、ヤケクソ気味に、「構わん、こうなればタイムGメンは皆殺しだ!」と叫ぶ。

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 ガオス、今回も恐獣と言うより怪人と呼んだほうが良さそうな人間的なフォルムである。

 「シルバー仮面」の怪獣で、こんなのいなかったっけ?

 すぐにゴウが飛び出して攻撃しようとするが、逆に激しい砲撃を受けて危機に陥る。

 と、横合いから岩が飛んできて、ガオスの顔面に命中する。ジャッキーの援護射撃である。

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 アルタシヤ「ジャッキー!」

 ゴウは急いでファイタス1号へ戻り、人間大砲でコセイダーとなって出撃する。

 だが、その間にジャッキーはガオスの猛攻に耐え切れず、ばったり倒れてしまう。

 ……

 最初からゴウがコセイダーになって行けばジャッキーは死なずに済んだのでは?

 それはさておき、ガオスはかなりの強敵で、あっという間にコセイダーは劣勢に追いやられる。

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 しかも、恐竜並みのサイズに巨大化できるという能力まで持っていた。

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 ガオス、コセイダーを踏み潰そうと迫るが、ここで死んだと思われていたジャッキーが起き上がり、果敢にガオスに戦いを挑んでいく。

 コセイダーは、その隙に剣を掴んで跳躍し、ガオスの眉間を突き破って一瞬で勝負を決める。

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 しかし、ガオスの度重なる攻撃を受けたジャッキーは、首をもたげて一声鳴き上げを上げると、それっきり動かなくなる。

 ラスト、ジャッキーの墓を作り(かなり大変そうだが……)、感謝の言葉と花を捧げているゴウとアルタシヤ。

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 ゴウ「感謝するぜ、お前がいなかったら、俺たちタイムGメンはあの怪物にやられていた」
 アルタシヤ「あなたはあなたの生まれた地球を守って死んだのよ。ありがとう、ジャッキー」

 終わりです。
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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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