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「イナズマン」 第19話「謎の殺人ボクサー ミラーX?」

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 第19話「謎の殺人ボクサー ミラーX?」(1974年2月5日)

 冒頭から、荒野を猛スピードで突っ走っているライジンゴー。

 

 

 
 地雷か、爆撃か不明だが、その前後で凄まじい爆炎が噴き上がる。

 前方の炎の壁をそのまま突き抜けるのは大変ヒロイックなビジュアルであったが、

 
 直後、割と大きなパーツが落っこちちゃったのはマイナス100億点!

 
 五郎が一旦停車させると、その右側からいきなり真っ黒なライダーが突っ込んできて、車体を飛び越す。

 いや、五郎を殺すつもりなら、飛び越したら駄目だと思うんですが……。そのまま激突しないと。

 
 ブラックライダーはUターンすると、今度は左側から同じようにライジンゴーを飛び越える。

 五郎(何がしたいんだ、コイツは……?)

 その意味のないスタントマン的挙動に、五郎さんもいささか呆れ顔。

 
 五郎「貴様は誰だ?」
 怪人「新人類の刺客、カガミバンバラ、お前を殺しに来たのだー」

 五郎に問われて、あっさり正体を明かすブラックライダー。

 ま、わざわざ念を押さなくても、刺客と言うのは、だいたい人を殺すのがお仕事ですからね。

 五郎、とりあえずサナギマンに変身する。カガミバンバラ、体中についている鏡で太陽光線を反射、集中させ、サナギマンの周囲に炎のリングを作る。

 うーん、いくら太陽光線を集めたところで、さすがに草木もない荒野で火はつかないだろう。

 それはともかく、サナギマンは炎の熱エネルギーを吸収してあっという間にイナズマンに進化する。

 しかし、今まではサナギマンになって一定の時間が経てば、ベルトのゲージが溜まってイナズマンに変身していたのに、急に熱エネルギーがどうのと言い出すのは違和感を覚える。

 イナズマン、カガミバンバラの頭上を飛び越え、反対側に着地する。

 
 イナズマン「どうだ、カガミバンバラ、太陽を背にしたら光を反射できないだろう?」
 怪人「なにをっ」

 ならばとカガミバンバラ、逆三角形の大きな鏡をいくつも空へ投げ、それに太陽光を反射させてイナズマンの目を眩まし、あるいは、鏡の中に身を隠す。

 イナズマン、宙を飛んでそのひとつに体当たりして粉砕すると、カガミバンバラはあっさり退却する。

 
 バンバ「敵に敗れておめおめ帰ってくるとは何たる恥知らず! ようし、新人類帝国の掟により貴様を死刑にする」
 戦闘員「ヤーッ!」
 戦闘員「ヤーッ!」

 だが、帝王バンバ、戻ってきたカガミバンバラを即刻処刑しようとする。

 そんな掟があったとは初耳だが、「仮面ライダーアマゾン」の十面鬼ゴルゴスの「とりあえず死刑!」と言うやり方に感化されたのかも知れない……と思ったら、まだアマゾンは始まってなかったね。

 いずれにしても、逃げ戻ってきたというだけで大事な部下を処刑しようとするなど、帝王バンバに指導者としての器がないことは確かである。

 怪人「私を殺せば奴を倒せなくなりますぞ」
 バンバ「なんだと」
 怪人「一度戦ってみたのは奴の力を調べる為、既に奴を倒す作戦は練ってあるのです」

 カガミバンバラ、磔刑に処されそうになりながら自信たっぷりに宣言して、ひとまず処刑を免れる。

 まぁ、処刑されようがヒーローに倒されようが、所詮、30分以内に散るはかない運命と決まっている訳で、そう考えるとヒラ怪人って哀れである。

 
 一方、舞台は変わってとあるボクシングジム。

 元プロボクサーの坂井リュウが、弟・マサルを厳しく指導していた。

 現役時代、一度もチャンピオンになれなかったリュウは、その夢を弟に託しているのだ。

 五郎「よう、聞きしに勝るしごきぶりだな」
 リュウ「どうもスナップの利きが甘いんだ。才能ねえよ、こいつ」
 五郎「はっはっはっ、全国高校チャンピオンも兄貴に掛かっちゃ形無しだな」

 五郎は、リュウの幼馴染であった。

 
 リュウに代わってマサルのジャブを掌で受けると、

 五郎「駄目だな、肩だけで打っている。ジャブも腰を中心にして打つんだ」

 そう的確に助言し、自ら手本を見せてやる。

 高校チャンピオンにエラソーに指導するなど、五郎もかなりのボクサーだったと思われる。

 リュウ、もう一度ミットを打たせてから、弟にランニングへ行くよう指示する。

 
 五郎「高校じゃもう相手になるものがいないだろう」
 リュウ「奴の前でそう言ってくれるなよ、つけあがるといかん」

 それを見送りながら「大人の会話」を交わす二人。

 リュウ、マサルが慢心しないよう、あえて厳しい言葉を掛けていたらしい。

 
 続いて、土手の下の疎林を通る小道をランニングしているマサルの映像。

 で、カメラがその動きを追いつつパンすると、

 
 何故か、土手の上に五郎たちがいるのだった。

 いや、まぁ、別にいてもいいんだけど、ランニングに行って来いと言って送り出した奴らが、そのランニングを見物していると言うのはなんか変な感じがする。テレポーテーションしたみたいで。

 だが、その後、五郎はリュウから聞き捨てならないことを耳にし、急に険しい顔になる。

 リュウ「やーい、やーい、お前の母ちゃん、でべそー」
 五郎「なんだって?」

 マザコンの五郎にとって、確かに聞き捨てならないことであったが、嘘である。

 
 五郎「なんだって、デスマッチに出場する?」
 リュウ「何でも、秘密クラブで行われる試合らしいんだ」
 五郎「どうしてそんな試合に出るんだ?」
 リュウ「賞金だよ、勝てば500万貰えるんだ、500万あればなんとかジムを開ける。俺はそこでマサルの奴をなんとか世界チャンピオンに育ててみたい」
 五郎「しかしなぁ、坂井、もしお前に万一のことがあったらどうするんだ?」
 リュウ「何にも言わずにトレーナー(セコンド?)として付いてくれ」

 リュウの懇願もだしがたく、五郎は仕方なくそれを引き受ける。

 無論、この段階では、それに新人類帝国が関与しているとは夢にも思っていなかったのだ。

 
 次のシーンでは、早くも秘密クラブとやらの真っ暗なホールにしつらえられたリングに、リュウと、その対戦相手「ミラーX」なる覆面ボクサーが上がっている。

 覆面レスラーならともかく、覆面ボクサーって珍しいよね。

 しかし、このリング、いくらなんでも小さ過ぎないか?

 
 五郎「大丈夫か、やめるんなら今のうちだぞ」
 リュウ「なぁに、デスマッチは喧嘩だ。喧嘩なら負けやしねえよ」

 なまっちろくて全然鍛えられていない体をしたリュウの遠吠えが悲しい。

 ちなみにこの、貧しい若者が金目当てに格闘技の闇試合に出てひどい目に遭うと言うのは、後の「バトルフィーバーJ」「電子戦隊デンジマン」などにも見られる、ありがちなプロットである。

 このリュウも、ミラーXの、試合中に鏡を使って相手を撹乱させる反則技にかかって、それはもうボッコンボッコンにされて病院へ産地直送される羽目になる。

 だが五郎、今回は不自然なほど勘が鈍く、ミラーXの鏡攻撃を目の前で見ても、それとカガミバンバラとを一向に結び付けようとしない。

 リュウ、命こそ拾うが、重傷を負い、大掛かりな手術が必要となる。

 変わり果てた兄の姿を目の当たりにしたマサルは、当然怒り狂う。

 
 マサル「兄貴の仇、ミラーXの奴に挑戦してやる!」
 五郎「兄さんは誰の為にデスマッチに出場したと思う? 君の為なんだぞ!」
 マサル「俺の?」
 五郎「君を世界チャンピオンにする為に自分でジムを持ちたかったんだ、だから賞金が欲しかったんだ。ミラーXのことは俺に任せろ。いいな?」

 五郎、親身になってマサルの軽挙妄動に戒めるが、何しろ血気盛んな若者のことである。念の為、その胸ポケットにこっそり発信機を忍ばせておくのだった。

 
 CM後、何かを探しながら、路地から大通りへ走り出るサトコとカオル。

 サトコの珍しいジーンズ姿が萌えるのです!

 むさくるしい野郎どもの顔ばっかり見させられた後では、このツーショットがいかに瑞々しく映ることか。

 いっそのこと、女性ボクシングの話しにしとけば良かったのに……。

 ひょんなことからボクシングの試合に出場することになったサトコとカオル。

 だが、それは、パジャマ姿の可愛い女の子同士が、大きな羽毛枕でキャアキャア言いながら殴り合い、ラウンドが進むごとに強制的に服を脱がされていくと言う、全世界の男性が渇望したパジャマボクシングであった!

 ……などと言うしょうもない妄想を開陳するのはそれくらいにして、話を進めよう。

 
 大通りの向こうから、豪作とカツミもやってくる。

 豪作「おう、どうじゃ?」
 サトコ「そんな店、どこにもないわ」
 カツミ「ムーンシャドウか、どこにあるんだろう」

 彼らは、五郎に頼まれてデスマッチの行われた秘密クラブを探しているのだ。

 にしても、「ムーンシャドウ」か……。

 
 その後、4人は五郎と合流する。

 カオル「五郎さん、何かわかった?」
 五郎「……」
 サトコ「どこで聞いてもみんな知らないって言うの。やっぱり裏で新人類が動いてるのかしら」
 五郎「そうでなければいいが」

 
 豪作「五郎、おぬし、夢でも見とったんと違うか?」
 五郎「ゆうべの場所さえ分かればミラーXの正体を割り出せると思ったんだが」

 残念ながら、サトコたちの出番はこれだけ。

 彼らが秘密クラブの場所を探し回っている頃、土手に座ってぼんやりしていたマサルに、ミラーXのマネージャーと名乗る黒服の男が接近する。

 
 男「ミラーXはこう叫んでいます……。『ミキティーーーッ!』
 マサル「知るかっ!」

 じゃなくて、

 男「ミラーXはこう叫んでいます。どいつもこいつも腰抜けばかりだとね」
 マサル「……」
 男「俺は世界一、誰でも一分以内に叩き潰して見せると喚いています」

 マサル(随分やかましそうな人だな……)

 マサル、男が気を引くように口にした「負けても200万円貰える」と言う言葉に釣られ、五郎の忠告も忘れてその車に乗ってしまう。マサル、兄の手術費用が欲しかったのだ。

 五郎、坂田兄弟の妹からそのことを知らされると、発信機を頼りに試合会場へ向かう。

 
 今度は何故か、山の中の平地に支柱を立てて即席のリングを張り、その中で試合が行われる。

 マサルも、ミラーXに一方的に打たれていた。

 五郎「やめろ、彼はまだ高校生なんだぞ」

 五郎、まだ相手が新人類帝国と気付かず、マサルの代わりにリングに入り、ミラーXと試合をする。

 ミラーX得意の鏡による反則技を食らった五郎、ここでやっと、冒頭のカガミバンバラのことを思い出す。

 
 相手が正体を現わしたのを見ると、自分もサナギマンに変身する。

 しかし、すべてはカガミバンバラの作戦通りであった。

 怪人「お前はサナギマンにはなれてもイナズマンにはなれないのだ!」

 今までそんなこと一度もなかった筈だが、その前にミラーXにさんざん殴られたせいか、エネルギーが集中できず、ベルトのゲージがいつまで経っても動かず、イナズマンに進化できない。

 そこで、五郎はカガミバンバラのパンチをわざと受けることでそのエネルギーを体内に蓄積させ、遂にイナズマンに変転する。

 
 カガミバンバラ、最初の時と同じく、逆三角形の大きな鏡を利用して瞬時にあちこちに移動し、イナズマンを惑乱する。

 

 
 と、イナズマン、ウルトラマンのスペシウム光線のような構えから赤色ビームを放ち、相手の鏡に連続的に反射させ、

 
 怪人「ううわーっ!」

 
 その背後から命中させ、文字通り木っ端微塵に撃破するのだった。

 ……と言う訳で、凝った戦闘シーンや、五郎が終盤まで相手が新人類だと気付かない点など、随所に工夫は見られるが、プロットから期待したほどには面白くないエピソードであった。

 兄弟愛を軸にしたドラマも、いまひとつ盛り上がりに欠けていた。

 
 物足りないので、次回20話の予告編に登場する丘野さんの画像を貼っておこう。
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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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