第53話「さらばタロウよ!ウルトラの母よ!」(1974年4月5日)
いよいよ最終回である。
第1話を書いたのが2015年の12月12日だから、えーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、2年半以上かかった計算になる。いささか長くなり過ぎてしまったが、これは途中から森山いずみ姫のことが好きになり過ぎてしまい、早く終わらせるのが惜しくなって意図的にペースを落としたせいもあるだろう。
しかし、この最終回では、肝心の森山隊員の出番がほとんどないのが切ないのである。

冒頭、光太郎が海辺に立ち、美しい朝日(だよな?)を見詰めていると、空から懐かしいウルトラの母の声がする。
ウルトラの母「光太郎さん」
光太郎「お母さん!」

声のする方へ向って走り出した光太郎の姿が5つに増え、にこやかに微笑むウルトラの母(ペギー葉山)の周りを走り回ると言う、悪夢のような映像。
二人は星空の上で再会する。

ウルトラの母「光太郎さん、もうすぐあなたの人生を変えてしまうような大きな事件が起こりますよ」
光太郎「えっ、ついにロト6が当たるんですか?」 ウルトラの母「ちがいます」 嘘である。
ウルトラの母は……しかし、なんちゅう名前だ。夫であるウルトラの父も家では「ウルトラの母よ、お茶入れてくれ」とか言ってるのだろうか? それはともかく、ウルトラの母は、眼下に海を滑るように進む一隻のタンカーを映し出して、光太郎に示す。
それは忘れもしない、一年前、光太郎が便乗させてもらって帰ってきた日日丸、すなわち、白鳥姉弟の父親が船長を務めているタンカーだった。
だが、そこへ潜水艦、あるいはモビルアーマー・グラブロのように海中から近付いたサメクジラと言う怪獣が、あっという間にタンカーを襲い、炎上させてしまう。

光太郎「お母さん、白鳥船長は?」
ウルトラの母「誰にも助けることは出来ないのです。たとえウルトラマンタロウでさえも」
光太郎「そんな……じゃあただ待つ以外に方法はないのですか」
ウルトラの母「いいえ、あなたにしなければならないことがあります」
光太郎「それは?」
ウルトラの母「それはあなたが自分で見付けなければなりません」
光太郎「お母さん!」
だが、その時、誰かに体を揺すぶられて光太郎はベッドの上で目を覚ます。そう、今のは夢だったのだ。と言うより、、ウルトラの母がその神秘な力で見せたメッセージだったのだろう。
光太郎を起こしたのは健一と、その友人である一郎少年だった。
光太郎、健一の被っている帽子を見て、「船長、無事だったんですか?」と思わず叫ぶ。

健一「え?」
一郎「うふふふふふ」
光太郎「健一君だったのか……」
健一も可愛いが、それに負けず劣らず可愛い少年・一郎を演じるのは、「変身忍者嵐」のツムジ役で、菊容子さんとも共演していた松葉寛祐さんである。
考えればまだこのオンエアの時点では菊さんは生きていた訳で、是非タイムスリップしたいものである。森山いずみ隊員やレオの百子さんとも会えるし。
健一は、朗らかに一郎を光太郎に紹介する。彼の父親もタンカーの船長で、今日、その父親の船が日本に帰ってくるのだと言う。彼らはそれを祝って、そんな帽子を被っていたらしい。

健一「うちのお父さんは明日帰って来るでしょう」
光太郎「ああ、そうか、白鳥船長は明日帰ってくるのか」
険しい顔になって、窓の外を眺める光太郎。
自分が見たのは単なる夢だったのか、それともウルトラの母の予言だったのか、光太郎にも判断がつかず、漠然とした不安に駆られていた。
だが、その不安は、ほどなく現実の悲劇へと変わる。

伊豆沖で一郎の父親の乗るタンカーが怪獣らしきものに襲われ、炎上、沈没してしまったのだ。
ZATは直ちに怪獣の捜索と生存者の救出に向かうが、怪獣は影も形もなく、生存者もゼロであった。
自宅に戻った光太郎、健一の部屋に入ろうとしたところ、さおりさんに止められる。

さおり「光太郎さん、今入らない方がいいわ。一郎君、とっても悲しんでるのよ。ZATの光太郎さんに会ったら何をするか分からないわ」
何故か第4クールは出番が少なく、ほぼ10話ぶりに登場のさおりさんだったが、小野さんのスケジュールの都合だろうか。

一郎「ちきしょう、ZATなんてなんだい! タロウだってそうだろう。何も出来なかったじゃないか!」
さおりさんの言葉が終わらないうちに、部屋から一郎の悲痛な叫び声が聞こえてくる。
……どうでもいいけど、父親が死んだ直後だというのに、なんでこの子はひとんちにいるの?

一郎「ちぃきしょう! ウルトラマンタロウなんてなんだい! いつも僕たちの味方だなんて言っていて」
光太郎(言ったことないけど……)
健一「いけないよ、タロウのことそんな風に言ったりしちゃ」
怒りのあまりタロウの人形を思いっきり叩きつけて悪態をつく一郎を、健一がたしなめるが、
一郎「だって、何もしてくれなかったじゃないか、ZATだってそうだよ、怪獣をやっつけることも出来ないでさ」
健一「そんなことないよ、ZATだって一生懸命やってるよ」
一郎「わかるもんか、健一君は東さんが友達でいるからZATの味方するんだ」
健一「一郎君、君だってタロウもZAT(の森山隊員)も好きだったじゃないか!」
一郎「君になんてわかるもんか、僕のお父さんは……僕のお父さんは……君のお父さんはまだ生きてるじゃないかっ!」
一郎、部屋に飾ってあった健一の父親の写真立ても床に叩きつけ(さすがにそんなことする奴いないと思うが)、部屋を飛び出す。
どちらも当時としてはかなりの名子役で、その熱の入った演技には感動させられたが、一郎少年がこれっきり登場しないのは、片手落ちのような気もする。
その夜、ZAT各機は海上を飛びまわり、厳重な警戒態勢を敷いていたが、何しろ相手は潜水艦のように音もなく海中を進む怪獣である。易々と日日丸を襲撃し、前日のタンカー同様、炎上させてしまう。

光太郎「しまった!」
北島「あれじゃ乗組員は全滅だ」
光太郎(……駄目だ、北島さんがいる!)
座席の中の光太郎、咄嗟にバッジをかざして変身しようとするが、北島が同乗しているので変身できない。そこで光太郎は北島を座席から蹴落とすと、心置きなくタロウに変身……しません!
この際、北島にバレても構わないと思うのだが、結局、その機を逸してしまい、戦闘機でサメクジラに攻撃を加える。もっとも、仮にタロウに変身していたとしても、船長たちは手遅れだっただろう。
サメクジラ、さほど強敵ではないのだが、決定打を与えられないまま、水中に潜って逃げられてしまう。

かつてないほど重苦しい雰囲気に包まれているZAT本部。
とりわけ、白鳥家のあるじの死に、光太郎は激しいショックを受けていた。
朝日奈隊長は、隊員たちに改めて怪獣捜索および警戒を命じるが、光太郎を呼び止め、

朝日奈「つらいな。お前がZATの隊員になったのも白鳥さんの船に乗ってたからなんだ。白鳥さんの家へ行ってやれ」
光太郎「はい」
朝日奈「健一君を頼むぞ、つらい役目だが、お前にしか出来ないことだ」
光太郎、白鳥船長の死は、今しばらく健一には秘密にしておきたいと願い出る。
光太郎が白鳥家の前に車を停めると、ちょうど父親の所属する船舶会社から電話が掛かってくる。

さおり「もしもし、白鳥でございます。あっ、父の会社の方でございますね……」

さおり「えっ、父が怪獣に……」
にこやかに電話に出たさおりさんの顔が、一気に悲愁の色に染まる。
これがドラマでは最後のアップになると思うが、そう言えば今年の3月くらいに、「あの人は今?」的なテレビ番組で、小野恵子さんが取り上げられ、40年前と変わらぬ(お世辞じゃなく)美貌を保っておられたが、そこではこの白鳥さおり役を演じた女優として紹介されていた。しかし、小野さんは20話から参加し、しかもさっき言ったように第4クールはほとんど出ていないので、実質20話程度しか出演されてないんだよね。

さおり「はい、わざわざありがとうございます……」
健一「お姉ちゃん、お父さんがどうしたの?」
さおり「ううっ、ううっ……」
気丈にそう答えて受話器を置くと、さおりさんはいきなりその場にしゃがみこんで、嗚咽を漏らす。
健一「お姉ちゃん、まさか」
さおり「……」

健一「光太郎さん、お父さんは?」
光太郎「……」
健一、光太郎の沈痛な面持ちを見て、父が死んだことを悟り、打ちのめされたようによろめく。

健一「光太郎さん、知ってたんだね」
光太郎「今朝早く、三浦半島沖で亡くなった」
健一、今度は自分自身の父親の死を悲しまねばならなくなる。
だが、存分に涙を流す余裕もあればこそ、不意に地震でも発生したかのように地面が揺れ動く。

それは地震ではなく、一気に内陸まで侵入したサメクジラの起こした地響きだった。

光太郎「健一君、あの怪獣だ、あいつが君のお父さんをやったんだ!」
桃太郎侍のような形相で、にっくきサメクジラを睨みつける光太郎であった。
しかし、残念ながら、さおりさんの出番はこれが最後となってしまった。
タロウのレビューを楽しく書いてこれたのは、松谷さんとこの小野さんの存在によるところが大であった。この場を借りて改めてお礼を言わせて頂きたい。
CM後、光太郎は猛然と家を飛び出し、サメクジラに近付いてタロウに変身する。
意外なことに、これが最後の変身シーンとなってしまった。

怒りに燃えるタロウ、サメクジラを一方的にボコボコにするが、そこへバルキー星人と言う、悪のウルトラ戦士風の宇宙人が出現する。
サメクジラは、このバルキー星人に操られていたのだ。

タロウを羽交い絞めにするバルキー星人。
なんとなく次回作「ウルトラマンレオ」のレオに似た頭部の造型である。
二体を相手に苦戦するタロウだったが、ZATの援護もあり、なんとかサメクジラを倒す。

だが、黒幕とも言うべきバルキー星人はパッと姿を消して逃げてしまう。
いつもと違って、その場に立ち尽くし、運命の神を呪うように空を見上げるタロウであった。

その後、父親のタンカーが帰って来る筈だった港の固いアスファルトの地面に、「ちくしょう!」と叫びながらウルトラ戦士の人形を叩きつけている健一の姿があった。
何故か、最初に叩きつけられてバラバラにされるのが、セブンであった。
セブン「なんでワシが……」

光太郎「やめたまえ、健一君」
健一「光太郎さんに僕の気持ちが分かるものか!」

健一、恨みのこもった目を光太郎に向け、
健一「僕は悔しいんだ、あの時タロウが来れば、やっぱり怪獣はやっつけられんだ」
光太郎「健一君!」
健一「それなのに一郎君のお父さんも僕のお父さんも助けてくれなかった!」

光太郎「違う、君はそんなに弱虫だったのか」
健一「弱虫なんかじゃない」
光太郎「いや、弱虫だ。君は心のどこかでタロウに助けて欲しいと思っていたんだ。お父さんやタロウがいなかったら、君はどうやって生きていくんだ」
健一「それは……」

光太郎「健一君、タロウはタロウで頑張ってきたんだよ」
健一「どうしてそんなことが」
光太郎「このバッジを見たまえ、これはウルトラの母が僕にくれたバッジだ」
健一「光太郎さん……」
光太郎、腕のバッジを外すと、健一に見せて、あっさりその秘密を打ち明ける。
光太郎「そうだ、僕はウルトラマンタロウだ」 健一「ええっ」
数あるウルトラシリーズの中でも、主人公がこれだけ淡々と自分の正体を明かすと言うのは他にはないだろう。
光太郎「君がお父さんやタロウのことを忘れて自分の力だけで生きていこうとするのは大変なことだ。だが、そんな苦労を君にだけはさせない。僕もひとりの人間として生きて見せる」
健一「あの、光太郎さん、僕、別にお父さんのことを忘れるつもりはないんだけど……」 光太郎「ウルトラのバッジももう頼りにはしない!」
健一(聞いちゃいねえ……) 
光太郎「……」
光太郎、バッジを見詰め、第1話でウルトラの母やウルトラの兄弟たちの力によってタロウとして生まれ変わった時のことを回想する。
そんなシーン要らないから、最後にもう一度さおりさんを出して欲しかった。
そして海の方を向くと、

光太郎「えいっ!」
なんと、バッジを海に向って放り投げてしまうのである。
それは空中で光の矢となると、

ウルトラの母の胸にペンダントとしておさまる。
ウルトラの母「光太郎さん、とうとうあなたも見付けましたね」
そう、バッジの裏には、
「返却期限1974年3月31日……なお延滞料金は一日一万円です」 と書いてあったのである!
じゃなくて、
ウルトラの母「ウルトラのバッジの代わりに、あなたは生きる喜びを知ったのよ」
光太郎「お母さーん!」
いや、「生きる喜び」なら、光太郎、第1話からずーっと味わってると思うんですが。

ウルトラの母「さよなら、タロウ」
ウルトラの母、無駄に目立ちつつ、光太郎の前から永遠に姿を消す。

と、光太郎を監視していたのだろう、その直後、バルキー星人が人間サイズになって光太郎の前に現われる。
バルキー「見ぃたぞ、タロウ~っ」
光太郎「タロウではない、東光太郎だ!」
バルキー「どっちでも同じことだ。バッジのないタロウなど恐ろしくもない。これで地球は我々のもの同然だ。あっははははっ」
光太郎「馬鹿なことを言うな、この地球は人間の手で守って見せる」
光太郎、バルキー星人の額に銃を命中させるが、バルキー星人は再び巨人サイズに変化する。
光太郎は恐れる色もなく、
光太郎「健一君、ようく見ておくんだ、人間には知恵と勇気のあることを!」
健一「うん!」

港湾施設の中をのし歩くバルキー星人と、健一の手を引いて逃げる光太郎と言う、素晴らしいミニチュア&合成ショット。
光太郎は健一を安全な場所に逃がすと、振り返っては銃で応戦しつつ、とある狙いを秘めてコンビナートの燃料タンク地帯に入り込む。

もう一度、名人芸と言うより神業レベルの合成ショット。
バルキー星人、燃料タンクを好き放題に蹴りまくって、その一帯を火の海に変える。
だが、調子に乗って蹴っているうちに、ひとつのタンクが黒い重油を勢い良く噴射し、バルキー星人の頭から大量の墨をぶちまけたかのように真っ黒にしてしまう。

すかさず光太郎が銃を撃ち込むと、あわれ、バルキー星人は生きたまま火炙りになり、

そのままぶっ倒れて、コンビナートと共に灰燼と帰すのだった。
ウルトラシリーズにおいて、防衛軍が怪獣・星人を倒すと言うのはたまにあるが、人間ひとりの手で巨大な星人が倒された例と言うのは、他にないのではないだろうか?
そう言えば、第1話でも光太郎は単身、怪獣をやっつけようとして死に、ウルトラの母によってタロウに生まれ変わってるんだよね。
最後のコンビナート炎上シーンも見事だが、

今回はなんと、爆発から逃れた光太郎が、体に本物の炎をまとわり付かせながら地面を転がると言う、「仮面ライダー」のような等身大特撮ドラマでもなかなかお目にかかれない本格的なファイヤーアクションが行われている。

健一「光太郎さん!」
光太郎「健一君、見ろ、人間の力で星人をやっつけたぞ!」
健一「うん!」
光太郎がウルトラマンタロウとしての能力まで捨てて、命懸けで敵を倒して見せたのは、健一にひとりで生きていく勇気を与える為であったのは言うまでもない。
ナレ「自らの体を張って敢行した光太郎の星人爆破作戦は成功した……が、後でコンビナートの関係者からめちゃくちゃ怒られたと言う」
それにしても、最後の戦いにZATが姿を見せなかったのはちょっと情けない。これからタロウも光太郎もいなくなるというのに、地球は大丈夫なのだろうか?
光太郎「健一君、頑張るんだぞ!」
健一「うん!」
しばらく海に面した斜面に寝転がって大きく息をついていた二人は、やがて起き上がり、がっちり握手を交わすのだった。

ラスト、何故か光太郎はZATもやめて、世界放浪の旅に出ることになる。
光太郎「どうもお世話になりました」
二谷「元気でな」
北島「気をつけていけよ」
苦楽を分かち合った隊員たちとの別れを惜しんでいる光太郎。
せめて最後に森山隊員のアップが見たかったのだが……。

光太郎、少し離れたところにいた朝日奈につかつかと歩み寄る。
ま、そんなのはどうでも良くて、森山隊員の足の細さに注目!
光太郎「お世話になりました。隊長、荒垣さんにもよろしく」
朝日奈「仕方がない、一度言い出したら言うことを聞かないお前だ。元気でやれ。そのかわり、お前の言う勉強とやらを精一杯やって来るんだ」
光太郎「はい! じゃあ……」
あふれそうになる涙を堪えつつ、朝日奈の目を見詰め、別れを告げる光太郎。

北島「おい、東ーっ!」
森山「東さんっ、さようならーっ!」
ジーンズにダッフルバッグと言うラフなスタイルで歩き出す光太郎に、仲間たちが手を振り声を掛ける。男たちの背後で背伸びをするように見送る森山隊員、これが最後の台詞となってしまった。

そして、この涙を堪えているような顔が、ラストショットとなってしまった。
森山いずみ隊員のキュートな笑顔に、どれだけ癒されてきたことか。
愛してるよ! しかし、38話では光太郎と結婚式を挙げる夢まで見ていた森山隊員にしては、この態度はいささかあっさりし過ぎているように思える。
でも、さおりさんなんて、別離のシーンすら用意されていないんだからね。まぁ、当時の特撮は、あくまで子供たちが見る番組として作っているのだから、(同時期の「仮面ライダーアマゾン」のラスト同様)その辺がなおざりにされるのは致し方のないこととは思うが、それにしても……。
ま、「新マン」のアキや、「レオ」の百子さんのように途中で殺されなかっただけマシか。
だいたい、エピソードを詰め込み過ぎてるよね、この話。一郎少年とその父親の事故を削れば、さおりさんとの別れのシーンくらい確保できたんじゃないかと思う。
それと、白鳥家は、たったひとりの働き手の父親を亡くし、しかもさおりさんはまだ女子大生である。
これからどうやって暮らしていくのか、心配であるし、それを見捨てて光太郎が旅に出ると言うのもいかにも不人情で釈然としない話である。

それはともかく、一個の人間として新しい人生に踏み出した光太郎、歩行者天国の雑踏の中をひとり歩くと言う伝説的なラストシーンとなる。

光太郎「やあ、風船、いいな」
女の子「バイバーイ」
光太郎「バイバイ」
すれ違った可愛い女の子の頭に手をやる。
その1時間後、ZATの電話が鳴る。
朝日奈「お、東か、どうした、忘れ物か?」
光太郎「あ、すみません、隊長、今、警察にいるんですけど」
朝日奈「なんだ、どうした、何があったんだ?」
光太郎「いえ、なんか変 質者と間違われちゃったみたいで……迎えに来てくれません……」
朝日奈(ガチャッ!)

嘘はさておき、光太郎、晴れ晴れとした笑顔を浮かべて歩き出し、やがて人込みの中に消えていく。
そこに、OPの「タロウ! ウルトラマンナンバー6!」と言うコールが響いて、終わりです。
ああ、遂に終わってしまった。
しばし虚脱。
最後なので、ついでに個人的なベスト5を書いておく(放送順)。
20話「びっくり!怪獣が降ってきた」
31話「あぶない!嘘つき毒きのこ」
37話「怪獣よ 故郷へ帰れ!」
38話「ウルトラのクリスマスツリー」
39話「ウルトラ父子おやこ餅つき大作戦!」
やっぱり、自分的には第3クールが一番面白いと思う。

あと、関係ないけど、「レオ」の第1話の予告の百子さんの画像を貼っておこう。
以上、「タロウ」のレビューはこれにて終了。
読者の皆様には長い間のお付き合い、誠にありがとうございました!
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