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「科学戦隊ダイナマン」 第48話「夢野博士の大秘密」

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 第48話「夢野博士の大秘密」(1984年1月7日)

 前回、作戦の過程で偶然にもレトロ遺伝子を発見して狂喜しているジャシンカ一族。何故ならその遺伝子には有尾人の尻尾の数を増やす作用があると考えられたからだ。

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 アトン「これまでは地球を征服したときに初めて十本尻尾に到達できると思っていた。そしてこの身はジャシンカの神となり、超魔力が授かる。だがなんという幸運、遂に十本尻尾になる方法がわかったのだ」

 総員の前で嬉しそうに演説している帝王アトン。

 カー将軍の後ろで、跪いて謹聴しているキメラの鎧の下から覗くお尻が可愛いのである!

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 アトン「余が十本尻尾となった暁には、その方たちにも尻尾を増やしてやる」
 カー「ありがたき幸せ」

 だが、素直に喜ぶ彼らをよそに、ゼノビアは「私だって十本尻尾になることができるのよ」と、大それた野望を胸に秘めていた。

 もっとも、肝心のレトロ遺伝子の現物は彼らの手元にはない。前回の戦いで、採取した分をダイナマンに奪われ、また、岩から染み出していたレトロ遺伝子を含む地下水がピタリと止まってしまったからである。

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 ダイナマンも、奪取した地下水を調べて、それにレトロ遺伝子が含まれていることを突き止めていた。

 そもそもレトロ遺伝子とは、15年前に遠山博士なる人物によって人工的に作り出された物質らしい。

 彼らはその遠山博士なる人物の行方を追ったが、15年前にレトロ遺伝子と一緒に姿を消して以来、消息不明で、その顔写真一枚すら発見できなかった。

 北斗「こんな時に夢野博士がいたら、何か手掛かりを教えてくれたのに……」
 レイ「だめねえ、やっぱりこう言うことは女でなくっちゃ!」

 北斗たちが公園に集まって、暗い額を寄せ合っていると、紅一点のレイが快活な声と共に現われる。

 北斗「何か手掛かりが掴めたのか」
 レイ「遠山博士がいくら偏屈な学者だったとしても、まだその当時は若かったのよ、恋人の一人くらいいたっておかしくないでしょ」
 北斗「いたのか」
 レイ「しかも絵描きさんの卵だったとしたら?」

 と、不意に北斗が振り向くと、下にあった石を掴んで背後の茂みの中へ放り投げる。

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 そこにはいつの間にかキメラたちがいて、彼らの会話に聞き耳を立てていたのだった。

 この画像を見ると、キメラが二本の幹の間に顔を預けて聞いていたら、それが嵌まり込んで取れなくなったのでしかめっ面をしているように見えるが、そうではなく、北斗が石を投げてきたので慌てて身を引いているところなのである。

 北斗たちは遠山の恋人だった女性の実家を訪ねる。その女性は既に亡くなっていて、応対に出た母親が、遠山博士の肖像画が保管してある蔵へ案内してくれるが、

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 扉を開けた途端、神出鬼没のダークナイトが中から飛び出してくる。

 ダークナイト「ダイナマン、遅かったな、絵は貰ったぞ!」

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 逃げるダークナイトキメラであったが、今度はブーメランジャッカルたちに絵を奪われてしまう。

 5人もダイナマンに変身するが、同時に「ナハハハハ!!」と言うせんだみつお笑いを響かせながら、戦闘スタイルのカー将軍が降臨する。

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 カー「ダークナイト、ダイナマン、まとめて片付けてやる! あぁあーっ!」

 気合と共に杖の先から渾身のビームを放つカー将軍であったが、

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 その割に、ポシュンと言う感じのせこい爆発と火花しか起こらず、将軍の面目丸つぶれ。

 撮影の後、爆破担当スタッフが、カー将軍にデコピンされたそうです。

 もっとも、カー将軍は本気で彼らを倒そうとしたのではなく、単にキメラたちに逃げる隙を与えようとしたのだろう。

 キメラたちもカー将軍の意を汲んで、その場から走り出す。

 こう言うときこそ「キメラ花隠れ」を使えばいいと思うのだが……。

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 だが、すかさずブラックが投じたブーメランで、ブーメランジャッカルの手から絵の入った段ボール箱が離れ、宙に舞い、それをブーメランジャッカル、ダークナイト、レッドが奪い合う形となる。

 三人とも譲らず、箱を掴んで力比べが演じられるが、その最中、箱が壊れて額縁が飛び出し、

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 表向きにどさっと落ちて、額縁の中の絵が、全員の目に晒される。

 レッド「夢野博士!」

 その肖像画は、良く見るとあんまり似てなかったが、紛れもなく、夢野司令その人であった。

 5人は絵を持って、一旦ダイナステーションへ引き上げる。

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 レイ「そんなバカな、遠山博士が夢野博士だなんて」
 北斗「間違いない、絵の裏には遠山博士に捧げると書いてある」
 洋介「どういうことなんだ?」

 思い掛けない展開に、若い北斗たちは動揺を隠せず協議している。

 北斗「遠山博士は15年前姿を消し、夢野久太郎と名前を変えたんだ」
 耕作「なんてこった、俺たちは今まで騙されていたのか……信じていたのに、そんな人だったなんて」

 ことに一本気な耕作は、傷付けられたような面持ちで、夢野司令に対する不信をあらわにする。

 耕作「俺たちは裏切られたんだよ」
 北斗「なんてことを言うんだ、南郷の耳を治したのは博士だろう?」
 耕作「分からなくなったよ、夢野博士って言う人が……」

 年長の北斗が夢野の為に弁護するが、耕作の表情は晴れない。

 その吐露は、多かれ少なかれ5人に共通する思いだったろう。

 それはともかく、5人が知りたいのは今、夢野司令が何処にいるのかと言うことだった。

 ここで、前回のラスト、急に地下水が止まったことを北斗が思い出し、それと夢野司令の存在とを結び合わせて考える。つまり、水滴が止まったのは自然現象ではなく、夢野司令の手による人為的なものではなかったかと言うことだ。

 竜「ああ、どうしてそれに気付かなかったのでござろうか?」
 レイ「バカだからじゃない?」
 竜「……」

 嘘である。

 と言う訳で、5人は再び大滝山へ赴く。

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 レイたちが金属探知機のようなもので地面を撫でるようにして調べていたが、真っ先に地下水の流れに気付いたのは敏感な聴力を持つ竜であった。

 竜「見付けたぞ、やっぱり忍法で鍛えた拙者の耳と鼻には敵わなかったようですな」

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 そこから少し上がったところに、打ち捨てられた採掘所のようなものがあり、その短い坑道の奥に、果たして、夢野博士がいた。

 もっとも、5人が夢野を発見した途端、がらがらと岩盤が崩れてその入り口を塞いでしまう。ダークナイトとゼノビアの「反逆同盟」の仕業であった。

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 北斗「夢野博士はやっぱり、自分でレトロ遺伝子を処理なさろうとしていたんですね?」
 夢野「これだけは信じてくれ。私は15年前、レトロ遺伝子を処分した。あの事件(前回の毒ガス騒ぎ)が起きた時、すぐさま私は処分した筈のレトロ遺伝子があのガスに紛れ込んでいることに気付いた。レトロ遺伝子はボンベから漏れ、地下水に染み込んでドクガスイタチの元となるマグマ池に落ちていた」 

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 耕作「なんでこんな恐ろしいものを作ったんですか?」

 耕作の、なじるような口調に、

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 夢野(あ~ん? てめえ、前回サル耳を治してやった恩を忘れたのか? なんだったら、完全なサルに改造してやろうか? ああ?)

 と言いたげな、物凄い目付きで振り返る夢野司令であった。

 夢野「若かったからだよ、世界中をあっと言わせるような生命工学の発明をしたかった。だがすぐさまスパイ組織に襲われ、実はそれがジャシンカの手先だった……その時、私はかけがえのない人を失ってしまった」
 レイ「絵描きさんの卵?」
 夢野「私のような研究一筋の男に初めて愛すると言うことを教えてくれた人を自分で作った遺伝子で殺してしまったんだ。どれだけ自分を呪ったことか……」

 その後、夢野司令はレトロ遺伝子を処分し、名前も変え、

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 夢野「ジャシンカと戦う決意をする一方、発明センターを作り、子供たちと夢のある楽しい発明に取り組むことで罪滅ぼしをしたかった……許してくれるかな、こんな男でも?」

 それのどこが恋人を死なせた罪滅ぼしになるのか良く分からなかったが、5人は番組の流れ上、気持ちよく夢野司令の謝罪を受け入れ、「博士、何を仰るんです?」と、改めて一致団結するのだった。

 しかし、夢野司令の正体について、今までほぼ何の伏線も張られていなかったのが惜しまれる設定である。

 恋人の美那についても、せめて顔写真くらいないとドラマが盛り上がらないよね。

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 一方、坑道の外にいたゼノビアに、カー将軍たちが近付いてくる。ダークナイトは気配を察して姿を消す。

 カー「ゼノビア! ちょっと見ない間に顔でかくなってない?
 ゼノビア「ただの遠近法じゃ!」

 じゃなくて、

 カー「何故あなたがここにいる?」
 ゼノビア「そりゃ私だって7本尻尾の女将軍と言われた女ですから」
 カー「さてはお前、自ら十本尻尾になろうと?」
 ゼノビア「何を仰る、私はただアトン様の為にレトロ遺伝子をお届けしようと……」

 ゼノビアが心にもない言葉を並べているところでCMです。

 坑道の中の北斗たちは、レトロ遺伝子を消滅させるにはニュースーパーダイナマイトのような高熱を用いるしかないと聞かされ、レイと耕作に博士を守らせ、残りの三人はレトロ遺伝子のボンベを抱えて、

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 一気にマッハダッシュで坑道から脱出する。

 しかし、夢野はしきりに「処分した」と言っているが、こうしてちゃんとボンベが残っているとはどういうことなのだろう? これでは「処分」ではなく「隠匿」だろう。

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 とにかく、広い荒野に出たところで、キメラたちが追いつき、バトルとなる。

 ほどなく他の二人も駆けつけ、改めて決めポーズを取り、必要以上に派手な名乗りを上げるダイナマン。

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 と言うか、この後ろの爆発で、レトロ遺伝子を処分できたのではないだろうか?

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 とりあえず、レッドのキックをかわそうとして画面外へ飛びのくキメラのお尻の画像を貼っておく。

 直前に、珍しくちょっとシリアスなシーンがあったせいか、今回のラス殺陣は妙にコミカルで、

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 怪人「いいかみんな、しまっていこうぜぇ!」
 レッド「レディーセット!」

 ダイナマンと、ブーメランジャッカル及び戦闘員とがそれぞれ距離をとってアメフトのようなフォーメーションで構え、

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 キメラ「やれっ!」

 何故か審判役となったキメラが、右を見て左を見て、号令をかけると、お互いが走り出してボンベの争奪戦を開始するのであった。

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 キメラ「えーい、そこだー、がんばれーっ!」

 さらに、まるでチアガールのように元気よく飛び跳ねて、味方に声援を送るキメラが激カワイイのであった。

 どうせなら、ほんとにチアガールのコスプレをして欲しかったところだが。

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 キメラ「ああ、なぁんだ、ブーメランジャッカル、ぐわぁんばれっ!」

 折角手にしたボンベを、思わずレッドに渡してしまうブーメランジャッカルを見て頭を抱えて嘆くキメラ。

 で、最後は5人がニュースーパーダイナマイトで、ボンベごとブーメランジャッカルを撃破する。

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 キメラ「あ、ああ~」

 目の前でレトロ遺伝子が失われるのを見て、さすがのキメラもがっくりしてその場にへたり込んでしまう。

 争奪戦を見守っていた(手助けしろよ)カー将軍も、ゼノビアもダークナイトも、レトロ遺伝子がパーになったの見て、早々に引き揚げる。

 こうして一応事件は解決したが、執念深い帝王アトンは依然としてレトロ遺伝子による十本尻尾化の野望を燃やしていた。

 無論、それはゼノビアとて同じことだった。

 こうしてレトロ遺伝子を火種として、ジャシンカの権力闘争はますますその激しさを増していくのだった。
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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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