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「恐竜戦隊コセイドン」 第26回「磁力パニック コセイドン発進不能」

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 第26回「磁力パニック コセイドン発進不能」(1978年12月29日)

 冒頭、激しく地面を揺らし、大地を裂き、山を崩して騒々しく登場したのが、電磁恐獣エレドンであった。

 
 エレキドンを縮めたような美味しそうな名前だが、そのスタイルは恐獣と言うよりはほとんど怪人に近い。

 ちなみにこれがゴドメス最後の恐獣となる。

 最後だけあって、エレドンの能力は高く、広範囲に強力な磁力線を放射してあらゆる電子メカをダウンさせることが出来る。しかも、接近する敵に対しては、これまた強力な超音波を浴びせることも可能である。

 最強の恐獣が自分たちを狙っているとも知らず、コセイドン号では、バンノとビックラジィーが暢気に将棋を指していた。

 
 ビックラジィー「王手!」
 バンノ「ううっ?」

 
 バンノ「おい、待て!」

 
 バンノ「いや、いや、待とう?」

 
 ビックラジィーに王手を掛けられ、目まぐるしく表情と態度を変えながら「待って」くれと懇願するバンノ。

 
 ビックラジィー「待ったは、なしです。はっはっはっ、ワシの頭脳は超ウルトラ精密IC機構じゃからな、隊長の貧弱な頭脳ではとても太刀打ちできまいて」
 バンノ「なにぃ、貧弱な頭脳だとぉ?」

 バンノ、馬鹿にされて思わず立ち上がるが、

 モリィ「地球人代表、バンノ!」
 バンノ「バンノぉ?」
 モリィ「隊長、王手でございます」

 モリィに言われて再び腰を下ろす。

 
 ゴウ「頑張ってくださいよ、隊長、なんとかしないと負けですよ、負ぁけ」
 バンノ「うるさい! 外野は黙ってろ!」
 ゴウ「どうせ負けなんだけどな」
 アルタシヤ「うふっ」

 
 バンノ「よし、王手だぁ!」

 切羽詰ったバンノ、金が利いているのに、構わず相手の銀を取りながら、玉で相手の玉に王手を掛けると言う予想外の手を打つ。

 まぁ、その時点で思いっきり反則負けなんだけどね。

 だが、優秀でも所詮は機械であるビックラジィーは予測不可能の手を見て、「うんー? うわーっ!」と、たちまち混乱して暴れ出す。

 
 バンノ「にひひ……」

 それを見てほくそ笑むバンノ。

 思わず何枚もバンノの画像を貼ってしまったが、綺麗な女優さん以外で、これだけ画像を貼るのが楽しい男優は、草野さんと天知茂先生くらいである。

 
 最初、みんなも、ビックラジィーがバンノの奇手(?)に驚いているだけだと思って笑っていたが、それがなかなか収まらないので怪訝な顔付きに変わる。

 
 ビックラジィーの出鱈目な動きはやまず、とうとう両手で将棋盤を払い落としてしまう。

 バンノ「汚いなこいつ、将棋盤ひっくり返すのが一番卑怯なんだぞ!」

 自分のことは棚に上げて激昂するバンノであったが、ビックラジィーは将棋どころではないようで、そのうち頭部の電子頭脳がショートして、仰向けにぶっ倒れてしまう。

 
 マリ「B17地区、異常なし、これから帰ります」

 一方、その場にいなかったマリは、ファイタス2号でパトロール飛行をしていたのだが、そう連絡した途端、急に機体が激しく揺れて、操縦が出来なくなる。

 マリ「あっ、どうしたのかしら? あ、ああ、ああ……エンジン不調! 隊長ぉーっ! ああ、ああーっ! ファイタス2号、不時着ーっ!」

 コセイドン号のブリッジに、マリの可憐な絶叫が響いたかと思うと、それっきり通信は切れてしまう。

 バンノはモリィにハクアス2号で救出に向かうよう命じる。

 ところが、モリィがハクアス2号のコックピットに座って起動ボタンを押しても、何の反応もない。

 モリィから知らせを受けたバンノは、タイムマザーと通信しようとするが、それも出来ない。それどころか、
エンジンすら動かず、いつの間にかコセイドン号は完全に機能停止してしまっていた。

 無論、エレドンの磁力線の影響である。

 
 バンノ「原因はこの強力な磁力線だな、電気系統が何もかもストップだ」

 バンノはゴウとテツに磁力線の発生地点を調べさせる一方、モリィに徒歩でマリを救出に行かせる。

 
 エレドンの磁力フィールドの範囲は限られており、外に出て計測器を頼りに探索していたゴウとテツは、コセイドン号からさほど遠くない岩山の麓に、それらしい恐獣が踊りを踊っているかのように体をくねらせているのを発見する。

 
 テツ「おい、ゴウ! 犯人はあいつだったのか」

 二人は即座に銃を抜いて撃とうとするが、なまじハイテクの銃だけに、それも磁力線の影響で作動しなくなっていた。

 と、足元の岩が崩れてエレドンに気付かれ、すかさず第二の武器の殺人超音波が襲ってくる。

 タフな二人も、それには耐えられず、頭を押さえて呻きながらその場から離れるしかなかった。

 ガバン「はっはっはっはっ、タイムGメンも手足をもぎ取られた猿と同じだ。でかしたぞ、エレドン。兵士ども、タイムGメンを皆殺しにしろ!」

 作戦図に当たり、ガルムスのブリッジで吠えるガバン将軍。

 前回の「トロイの木馬」的作戦もそうだが、ガバン将軍、作戦立案能力はかなり高いようだ。

 しかし、あんまり比喩が上手くないのが玉に瑕であった……。

 
 バンノ「超音波か」
 テツ「あれを長い間浴びたら、命も危ないです」
 バンノ「うーん、万事休すだなぁ」

 戻ってきたゴウたちから報告を受け、重苦しい表情で唸るバンノ。

 なお、マリは幸い軽傷で済んで、既にコセイドン号に帰還している。

 バンノ「何もかもストップだ、おお、時計までいかれてやがる」

 
 モリィ「ほっほっほっほっ、ほほほほほほ……」

 自分の腕時計を見てバンノがぼやくと、モリィが口に手を当てて嬉しそうに笑い出す。

 
 モリィ「動いているのは私のぜんまい時計だけ」

 誇らしげに古風な懐中時計を見せびらかすと、

 
 モリィ「ちょっと失礼……あら、文字盤は?」
 バンノ「いや、ない」
 モリィ「デぇジタル?」
 バンノ「うう、そうだ」

 バンノのデジタル時計を覗き込んで、小馬鹿にしたような声を上げる。

 
 モリィ「不便ですなぁ。ぜんまい!」
 バンノ「ぬっぐっぐっ!」

 バンノ、遂にキレる。

 バンノ「時計なんか動いたって何の役にも立たん! バカモン!」

 前にも書いた気がするが、つまるところ、「コセイドン」の、特に序盤の連続ストーリーから単発ストーリーに路線変更して以降の「コセイドン」の面白さは、こういう個性的なコセイドン隊のメンバーによる和気藹々としたやりとりにあるのではないかと思う。

 
 ゴウ「武器は使えない、近付けば超音波か」
 テツ「お手上げだな」
 アルタシヤ「はい、これでいいわ」
 マリ「ありがとう」
 テツ「手足を取られて、目と耳を塞がれたようなもんだ」

 画面の隅で、アルタシヤにおでこに絆創膏を貼ってもらっているマリが可愛いのである!

 そのマリとも、次回でお別れしなくてはならないのが悲しい。

 その頃、既にゴドメスの兵士たちが、密かにコセイドン号に近付き、その底に潜り込んで何本ものダイナマイトを仕掛けていた。

 それには全く気付かず、バンノはブリッジの中を何度も往復しながら、不満をぶちまけていた。

 
 バンノ「何から何までストップだ。ヒーターも使えねえ、飯も食えねえんだぞ、なんでもかんでも最新設備の電気仕掛けにするからこういうとになるんだよ!」

 
 と、次の瞬間、コセイドン号の船首の真下辺りから、激しい爆発音が鳴り響き、バンノたちは床に投げ出される。

 もっとも、ダイナマイト程度では、コセイドン号はビクともしない。

 バンノ「そうかぁ、ダイナマイトと言う手があったか」
 モリィ「隊長、コセイドンはマントル合金だから持ったんですよ……そうだ、こちらもダイナマイトでやっつけましょうよ」

 モリィが名案を思いつく。

 
 バンノ「ようし、そのダイナマイトで、敵の化け物をだな」
 モリィ「ダーン!」
 バンノ「おい、待てよ、誰がそのダイナマイトを運ぶんだ?」

 
 モリィ「あっふふ……」
 バンノ「……」

 当然の疑問に、二人は腕を組んでしばし考え込むが、

 
 バンノ「お前!」
 モリィ「あなただ!」

 同時に相手の顔を指差す、実に麗しい友情の発露であった。

 草野さんと蛾次郎さんの掛け合いが楽し過ぎる……。

 と、ここでアルタシヤが妙案を思いつく。

 
 アルタシヤ「隊長さん、じいなら行けます」
 バンノ「じいが?」
 アルタシヤ「超音波を受けても平気です」

 アルタシヤの口の形が可愛い……。

 
 アルタシヤ「じいの頭脳回路を磁力線から守ることが出来れば……」
 モリィ「出来る。出来ますよ、あのですね、アンチマグネチックでカバーすればいいんですよ」
 マリ「アンチ、マグネチックぅ?」
 モリィ「うん、プラスチックの一種だよ、それでカバーをすれば上手くいくんです」
 マリ「モリィ、冴えてるじゃない!」

 バンノは早速その作業を、モリィに始めさせる。

 だが、そこへ外で見張っているゴウたちから、ゴドメス軍の襲撃を知らせてくる。

 
 CM後、知らせを受けてバンノが外へ出ると、ゴウとテツが、手榴弾を投げてくるゴドメス兵士たちと戦っているところだった。

 ゴドメス軍の兵士も、磁力線の影響で銃火器が使えないのだ。

 

 
 ゴウとテツの至近距離で、ゴドメス軍の手榴弾が炸裂する迫力のショット。

 
 ゴウ「うーらーっ!」

 しかも、続けて白煙の中をゴウたちが走ってくるので、ちゃんと役者さん本人が演じていることが分かる。

 バンノも加わって肉弾戦となるが、身体能力については総じて人間の方がゴドメス人より上らしく、寡勢のバンノたちによってゴドメス兵士は残らず倒される。

 
 バンノ「テツ、続いて襲ってくるかも知れん。お前は残って見張っててくれ」

 バンノ、テツを見張りに残すと、ゴウを連れて急いでコセイドン号へ。

 
 二人が戻ると、ちょうどアンチマグネチック取り付け作業が完了するところだった。

 モリィ「姫、じいさんのスイッチ入れてくれ」
 アルタシヤ「はい」

 頭部を四角く透明なケースで保護した上で、背中の起動スイッチを入れると、ビックラジィーは無事に目を覚ます。

 
 ビックラジィー「ああ、良く寝た」

 それを見てはしゃいでいるマリが可愛いのである!

 バンノ「じい、いいか、敵の化け物を倒す為、どうしてもじいの力が要るんだよ」

 バンノたちはビックラジィーをおだてあげてから、エレドンに近付いてダイナマイトをぶつけてきてくれと頼む。

 その頃、ガバンはガルムスから戦闘機を発進させ、コセイドン号に対し、高度3万フィートからの高高度爆撃を敢行しようとしていた。

 ゴウとアルタシヤが、ビックラジィーをエレドンの近くまで連れて行くと、再びエレドンが超音波で攻撃してきた。ゴウたちはビックラジィーに後を任せて、急いで退却する。

 
 一方、見張りをしていたテツ、ふと不穏な気配を感じて振り向くと、

 

 
 テツ「おわっ!」

 突然、その前後で凄まじい爆発が起きる。

 これもかなりの迫力だが、さすがにこれはスタントかなぁ。

 当然、爆撃は、コセイドン号に対しても行われる。

 
 バンノ「ゴウ、テツ、戻れーっ!」

 通信機も使えず、バンノたちには叫ぶことしか出来なかったが、ここで漸く、ビックラジィーがエレドンの頭上でダイナマイトを爆発させ、人工の山崩れを発生させ、エレドンを生き埋めにすることに成功する。

 それと同時に磁力線も消え、通信機能も復活する。

 ゴウ「隊長、こちらゴウです、やりました! 隊長、聞こえますか」
 バンノ「お、聞こえるぞ」
 ゴウ「こちら成功です」
 バンノ「ようし、磁力線が止まったぞ」

 機能を取り戻したコセイドン号は、今までのお返しとばかり、ゴドメスの戦闘機を次々撃ち落していく。

 だが、エレドンは死んでおらず、岩石の下から這い上がろうとする気配を見せていた。

 
 ゴウ「くそぉ、アルタシヤ、君はじいを頼む」
 アルタシヤ「はい」

 エレドンが復活する前にと、ゴウは急いでテツが操縦するファイタス1号へ引き返し、人間大砲でコセイダーに変身する。

 ここからラス殺陣になるので、もう特に書くこともない。

 
 アルタシヤ(コセイダー、頑張って!)

 せいぜい、苦戦するコセイダーを、精神的に結びついたアルタシヤが応援するところか。

 この、コセイダーに変身すると、ゴウとアルタシヤが精神感応すると言う設定、もっと早い段階でなくなっていたと思っていたので、ちょっと意外だったのである。

 特に「魔女先生」を見ていると強く感じるが、特撮ドラマにおける、アクションシーン、とりわけ、ルーティン的に組み込まれてかなりの時間が費やされる、いわゆる「ラス殺陣」(および戦隊シリーズでの巨大ロボットバトル)と言う奴、おもちゃを売りたいスポンサーにとっては必要不可欠だが、私のような視聴者にとってはほとんど何の意味もないシーンである。

 「コセイドン」も、10話あたりまでは連続ストーリーで構成されていて、ラス殺陣は勿論なく、コセイダーが登場すらしない回もあったのだが、それでもすこぶる面白かったからね。

 などと管理人が無駄話をしている間に、コセイダーが苦戦の末エレドンを倒し、コセイドン隊はなんとかピンチを切り抜けるのだった。
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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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