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「乳姉妹」 第4回「憎しみのトランペット」

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 第4回「憎しみのトランペット」(1985年5月7日)

 げっ、まだ4話かよ、気が遠くなるな……。

 前回のラスト、

 ・登校時、しのぶたちにムカついて意地悪をする

 ・すぐ反省して、しのぶたちに優しくしようとする

 ・だが、しのぶが雅人と親しくしているのを見てまた機嫌が悪くなる

 ……と言う、「乳姉妹」名物、千鶴子のめまぐるしく揺れ動く心のシーソーゲームが描かれたところから続きです。

 前回は、学校の前で追いついた千鶴子が、しのぶを睨みつけているシーンで切れていたが、今回は、そこが少し変えられていて、千鶴子はしのぶたちには見向きもせず追い越してから、振り向き、

 
 千鶴子「乳姉妹だかなんだから知らないけど、私はあなたがたとは一切関わりを持ちたくないの、友達の目もあるし、学校では私と同じ家に住んでるなんて誰にも言わないで、いいこと?」
 しのぶ「わかりました」

 しのぶと耐子をねめつけながら、きつく申し渡す。

 いやぁ、ほんとイヤな女やわ~。

 自分が雅人だったらとりあえず横っ面張り倒してるところだが、

 
 雅人「僕が君たちを送ったのが気に障ったのかな? かえって悪いことしたかな」
 しのぶ「いえ、ありがとうございました」

 例によって雅人は歯痒いほど大人しく、千鶴子に対して何の意見もしようとない。

 くどいようだが、なんで雅人のようなナイスガイが、千鶴子なんかに惚れているのか、このドラマの大きな謎のひとつである。

 ここで「不良少女」ファンの皆様に朗報です。

 
 しのぶと千鶴子のクラスの担任の先生が、プリケツ男谷でおなじみ、宮崎達也さんなのです!

 男谷(じゃないけど)「まず、クラス委員長の大丸千鶴子君、大丸君はアーチェリー部とフェンシング部のリーダーでもあるんだよ。松本君が何かわからないことがあったら君から教えて上げなさい」

 
 男谷(じゃないけど)の言葉に、すっと立ち上がった千鶴子は、

 千鶴子「はい、はじめまして、どうぞよろしく」

 白々しく、まるっきり初対面のような当たり障りのない笑顔で挨拶するのだった。

 しのぶ「よろしくお願い致します」

 無論、しのぶも言い含められたことを忠実に守り、素知らぬ顔で頭を下げる。

 ここで「不良少女」ファンの皆様に悲報です。

 男谷(じゃないけど)先生の出番は、めっちゃ少ないのです!

 学校のシーン自体、あまりないからね。

 ま、監督も、「不良少女」でげっぷが出るほどプリケツを見てきたので、そんな脇役に回したのだろう。

 
 初日の授業風景もサラッと描かれる。

 これは音楽の授業だが、見よ、もともとそれほど美人でもないしのぶの周りを固めている、いかにも引き立て役にふさわしいエキストラの方たちの面相を!

 もっとも、しのぶの向かって右にいる女の子はちょっと可愛いなと思いました(知るか)。

 
 放課後、意味もなくミニスカのユニフォームで、アーチェリーの練習をしている千鶴子。

 しかし、文科系との掛け持ちなら分かるけど、アーチェリーとフェンシングと、運動部を掛け持ちする奴なんて普通いないよね。

 なんだかんだで、やっぱり伊藤さんは可愛い。いかにもお嬢様と言う雰囲気がある。

 一方、三国一の人間のクズとしてつとに有名な龍作は、今日も今日とて大丸家に押しかけ、門のインターフォン越しに剛造に会わせろと喚いていたが、則子に門前払いを喰う。

 
 龍作「この、ばかやろめ!」

 諦めてすごすごと引き揚げる途中、悔しさのあまり家に向かってキックをする龍作。

 その様子を、植え込みの陰に隠れていた路男の部下の暴走族二人が見詰めていた。

 再び学校。

 耐子の方は、まわりに意地悪な千鶴子もいないので、むしろハイソな学園生活をエンジョイしているようだった。早くも、仲の良い友達ができたようで、お互い「チャオ!」と言いながら学校の前で別れている。もっとも、その友達もいいとこのお嬢様で、迎えに来た車で帰宅するのだが。

 そこへしのぶがやってきて、

 しのぶ「クラスの人と上手く行ってるみたいだね」
 耐子「うん。今の子、陽子って言うんだけど、私、誕生パーティーに招待されちゃった。男の子のも一杯来てダンスするんだって。まだ先の話だけどね」

 そう言って、その場で軽やかにステップをしてみせる耐子。

 だが、現実的なしのぶに、そんな席に着ていく服がないし、上流階級だからディスコのようなダンスじゃなくて社交ダンスだろうと指摘されると、困ったような顔になる。
 
 耐子「どうしよう、私絶対行くって約束しちゃったの」
 しのぶ「どうしようったって……千鶴子お嬢様に貸して下さるようにお願いしてみようかしら」

 
 耐子「やめてよ、私、あの人、大っ嫌い! あの人にドレスを借りるくらいだったら、でパーティーに出た方がマシよ!」

 しのぶの提案に、たちまち態度を硬化させて吐き捨てる耐子。

 その威勢の良いタンカに、管理人が思わず不埒な想像をしてしまったのは言うまでもない。

 まぁ、でも、その嫌な女こそ、彼女の実の姉なのだが……。

 帰宅後、二人がお手伝いとして買い出しから帰る途中、しのぶが耐子に説明している。

 今日、千鶴子が友人を招くことになっているのだが、千鶴子に以下のように言われたという。

 
 千鶴子「節子さんたちが見えたら、あなたたちは奥から出てこないで、あなたたちはこの家にいないことになってるんだから……いいわね」

 ……

 くぅ~、ほんっとイヤな女!

 おまけに「赤い衝撃」の原知佐子のような意地悪キャラじゃなく、ヒロインなのだからたまらない。

 
 と、角を曲がったところにぬけぬけと現われたのが、彼らの父親・龍作であった。

 龍作「よう、しのぶに耐子だな」
 しのぶ「お父さん、お父さんですね?」
 龍作「へっへっへっへっ」

 16年前、しのぶが乳児の頃に家を出ていった父親だが、しのぶは写真で見て知っていた。

 耐子「何が父親よ、あんたに家を飛び出されて、お母さんは苦労して……お母さんは死んだのよ!」

 しのぶが何と言ったら良いか分からず押し黙っていたが、気の強い耐子は、真っ向から初めて会う父親を罵倒する。

 龍作「知ってるよ、俺は悪い亭主だった。あいつにはほんとにすまねえことをした。あいつの墓に手をついて詫びてえ、娘たちをよくぞここまで育て上げてくれたってな」

 龍作、心にもないしおらしい言葉を並べるが、

 龍作「だけどよ、墓参りしようにも、真鶴までの電車賃がねえんだ、少し貸して貰えねえかなぁ?」

 結局、龍作の目的はしのぶの懐だけであったことが判明する。

 
 それでも心優しいしのぶは、むげに断ることが出来ず、財布を開いて数枚の千円札を渡す。

 龍作「お前たち、学校に行かせて貰ってるんだってな、しのぶはー、何年何組だ?」
 しのぶ「3年3組です」
 龍作「あー、しっかり勉強しろよ」

 龍作、去り際にそんなことを聞くと、さっさと行ってしまう。

 
 耐子「なんであんなこと聞いたのよ」
 しのぶ「お父さんも心の底では私たちのことを気に掛けてくれてるのよ」

 しのぶの考えは大福もちのように甘かった。

 
 龍作「3年3組、よし、3-3のゾロ目、大穴狙いだ」

 二人と別れてすぐ、競馬新聞か何かを広げてニタニタつぶやく龍作であった。

 そう、墓参りに行くと言って巻き上げた金をそのままバクチにつぎ込むつもりなのだ。

 その人間のクズっぷりは、見ていていっそ清々しいほどであった。

 なんとなく、「じゃりン子チエ」のテツを連想させるキャラである。

 
 さて、予定通り千鶴子の友人たちが大丸邸に遊びに来るが、姉の言葉を良く聞いていなかった耐子が、うっかり玄関に出迎えようとしてしまい、止めようとしたしのぶともども、千鶴子の友人たちと鉢合わせてしまうという、千鶴子にとって最悪の展開となる。

 考えたら、友人たちは耐子の顔は知らないのだから、しのぶだけ引っ込んでれば良かったんじゃないかという気もする……。

 友人「どーして、ここにいるの?」
 友人「千鶴子さん、これどういうこと、訳を教えてくださる?」

 
 千鶴子「……」

 姑息な嘘がマッハの速度で露見して、発狂しそうなほどの屈辱を感じている千鶴子。

 その夜、千鶴子は部屋にしのぶたちを呼んで、フェンシングの剣を振り回しながら責め立てる。

 
 千鶴子「立場がなかったわ。私、顔から火が出そうだった」
 耐子「申し訳ありません」
 しのぶ「私がいけないんですぅ! もっとよほく言い聞かせておけば!」

 
 千鶴子「あなたと乳姉妹だってことも話さないわけには行かなかったし、私は学校中で笑いものになるわ! どうしてくれるのよ?」
 しのぶ「……」

 「大丈夫ですよ、普段からみんなの笑いものじゃないですか」と言って千鶴子を安心させてやりたいと思うしのぶであったが、刺されそうな気がしたのでやめておく。

 OP後、渡り鳥連合のアジトで路男が、ビリヤードをしながら部下に訓示している。

 大丸家の前で張り込んでいた彼らは龍作のことを報告しつつ、邪魔が入らないうちに「復讐」を始めようと血気に逸るのだったが、

 
 路男「慌てるな。勝とうと思ったら行動する前に敵の正体をとことん調べ上げることだ。俺はまだ大丸千鶴子って女がどんなタマだか、サシで会って確かめてみてえ」
 部下「そりゃあ無理だ、こないだから見張ってたんだが、あのお嬢のそばにはたいてい誰かがいやがるしよ……」

 「お嬢」って、ひばりじゃないんだから……。

 で、普通、こう言うシーンでは、話しながらキューを撞いてボールを見事にポケットを放り込むものだが、

 
 路男、結局撞かずにキューを置き、代わりにペットを手にするという快挙を成し遂げる。

 路男「こいつを使やぁ会うのは簡単さ」
 部下「それを使ってどうすんだよ?」

 
 路男「パラッパァパァ~♪」
 部下「……」

 部下の質問に、いきなりペットを吹き始める路男。

 部下たちは、(俺たちは、ひょっとしてとんでもないバカと行動を共にしているのではなかろうか?)と言う、前々から薄々感じていた疑惑をさらに強めるのだった。

 
 ドアが開いて、優子が入ってくるのだが、今回も、友人が遊びに来ている息子(反抗期)の部屋の様子を見に来たお母さんにしか見えない。

 お母さん「みっちゃん、おやつ持ってきたわよ」
 路男「もう、勝手に入ってくんなっつっただろう、ババア!」

 じゃなくて、

 路男「優子さん」
 優子「路男、お店の改装が済んでクラブの開店パーティーをすることになったの」
 路男「ああ、来週だろう。招待状なら貰ってるぜ」
 優子「どうして返事も寄越さないの」
 路男「俺が好きだったのはライブの火の国だ。あそこには若者の魂の叫びが溢れてた」

 いつもながらの朝男、いや、路男節を臆面もなくかます。

 そんなこと言う暴走族、この世に存在しないよね。

 
 路男「おじんの欲求不満のふきだまりになっちまう店には……」

 
 路男「ツラを出す気にはなれねえ」

 言いながらカウンターの上の洋酒のボトルをつかみ、親指のスナップで栓(キャップ?)を飛ばすのが実にカッコイイのである。

 グラスについで一口あおると、「あんた責めてんじゃねえ、悪いのはあんたにくっついてるやくざだ。どんな純粋な人も泥水すすらなにゃ生きていけねえ、悲しい世の中だよなぁ」と、大人びた台詞を吐く。

 後ろから優子の両肩に手を置いて、

 路男「うまくやれよ、くたばるなよ」
 優子「ありがとう、路男」

 路男の言う「くたばるな」の意味は、「スタッフに殺されるなよ」と言うことである。

 
 その夜、大丸家では、剛造のはからいで、しのぶと耐子が初めて家族と一緒のテーブルで夕食を取っていた。

 普段はお手伝いさんたちと一緒に台所ででも食べているのだろう。

 
 が、例によって父親がしのぶに何か話し掛けるたびに、気になる目付きを飛ばす千鶴子であった。

 剛造は、剛造で、しのぶが本当に自分の娘なのかどうか、そのことばかりが気になって、千鶴子の苛立ちにはまるで気付かない。

 
 と、そんな中、耐子がわざらしく音を立てながらスープを飲んだり、乱暴に食器を置いたりするのを見て、隣のしのぶがたしなめる。

 
 しのぶ「お行儀悪いわよ」
 耐子「えっ?」

 耐子の食べ方がまるっきり子供なのが可愛いのである!

 さらに、切った肉を床に落として騒ぎ、その肉片をスリッパの裏に付けたのを見せ付けて、はしゃぐ耐子に、千鶴子は耐えられなくなったように席を立つ。

 千鶴子「こう言う人たちと一緒では食欲もなくなります」

 少なくともこのシーンに限っては、千鶴子に肩入れしたくなる。

 
 雅人「お父さんがしのぶさんたちに優しくするから妬いてるんですよ」
 剛造「しのぶさんはついこないだお母さんを亡くされた気の毒な身の上だ。優しくして上げるのが当然じゃないか」
 雅人「千鶴子は良い子ですが、それでも女です。女性は嫉妬深いものです」

 大丸家の潤滑油のような雅人、一般論でやんわりと剛造をたしなめるが、

 雅人「僕でさえお父さんのしのぶさんたちへの接し方がなんだか普通じゃない気がしますからね……まるで自分の娘のように優しくなさるんで」

 最後に、自分の意見をさりげなく付け加える。剛造、内懐を見透かされたような気がしてドキッとするが、

 剛造「バカを言いなさい、私がすることが迷惑かね」
 しのぶ「迷惑だなんて!」
 剛造「ヒッ!」(怯えている)

 どうやら管理人がしのぶに余り好感が持てないのは、この、時と場所を選ばず発せられるキンキン声にあるようだ。

 ま、演技初心者の渡辺さんに、大映ドラマ特有の長台詞に加えて、自然な発声まで求めるのは酷と言うものだろう。

 遠慮深いしのぶは、そう言いつつ、千鶴子の怒りを買いたくないからと、一緒に食事をするのはこれっきりにして欲しいと剛造に頼み、剛造も受け入れる。

 
 翌日、剛造は千鶴子を連れて芝・増上寺を訪ねていた。

 境内の、1200体もの子育て地蔵尊の前に立つ二人。

 管理人の世代的には、このビジュアルを見るとつい、昔の「あなたの知らない世界」などの心霊系番組のOPを思い出してしまうのではなかろうか。

 剛造「お前はここへ来るのは初めてだと思うかも知れんが、そうじゃないんだ、実は18年前にもここへ来たことがある。あれはお母さんが亡くなって間もなくだったが、男手ひとつをお前を育てていけるだろうか、心細くて私は観音様に縋らざすにはいられなかった」

 
 剛造「お母さんはよく言ってたよ、もし女の子が生まれたら、誰にでも思いやりのある優しい娘になって欲しいと……」
 千鶴子「そう、お父様は私がしのぶさんに思いやりがないと仰りたいのね」
 剛造「残念ながらな……お前の気に障るなら、今後、お手伝いさん以上に扱うのはやめるとしよう。だからお前ももっとしのぶさんにいたわりを持って上げなさい。考えてご覧、しのぶさんが来たことでお前が失ったものが何かひとつでもあったかね?」
 千鶴子「……」
 剛造「お前は日本でも最上流の家庭の娘だ、人の手本にならなければならない身だ。そのお前が心を広く持てないのをもしお母さんがどこかで見ていたら果たして喜んだだろうか?」

 
 千鶴子「お母様……」

 人に感化されやすい千鶴子は、剛造に諄々と説かれると、急に聖女のような顔立ちになって、涙まで流して自分の行いを猛省するのだった。

 普通(まとも)のキャラなら、これで一安心なのだが、千鶴子の場合、全く安心できない。

 
 千鶴子(お父様の仰るとおりだ、しのぶさんが来たからと言ってお父様が私をないがしろにしたことは一度もない。私が失ったものは何一つない。どうして今までそれに気がつかなかったのだろう、しのぶさんたちは哀れな身の上なのだ、なのに、つまらない焼餅を焼くなんて……)

 その夜、日記に「反省文」をしたためている千鶴子。

 若作りした北林早苗さんの写真を取り出して、

 千鶴子「お母様、私はお母様が見てらっしゃっても恥ずかしくない娘になります」
 慶子「なれや」

 
 翌日、千鶴子は、しのぶを「剛造の隠し子なんじゃないの?」とからかっている友人たちを厳しい顔で一喝すると、

 千鶴子「しのぶさん、今日から一緒に帰りましょう」
 しのぶ「お嬢様」
 千鶴子「お嬢様はおかしいわ、学校では千鶴子さんでよくてよ」

 人が変わったように、にこやかにしのぶに話しかけ、さらには街を案内してあげようとまで申し出て、友人たちを唖然とさせる。

 普通の感覚なら、まるっきり別人のような態度に、気味悪がったり、何か裏があるのではないかと疑うところだが、天真爛漫なしのぶは素直に喜んでホイホイついていく。

 実際、一緒に街を歩く耐子は「何か裏があるんじゃない?」と、姉にささやくほどだった。

 
 千鶴子「ねえ、あそこのパーラーで冷たいものでも飲みましょう」
 しのぶ「はいっ」

 ここまで来ると、本当に二重人格じゃないのかと思いたくなる。

 明るく答えて走り出そうとしたしのぶを、耐子が止めて、通り掛かった写真屋に飾られている何枚かの写真に注意を促す。それは、ドレスアップした千鶴子の写真であった。

 
 千鶴子「ああ、それは高校に入学した時記念に撮ったの」

 千鶴子も気付いて引き返してきて、こともなげに説明する。

 ナレ「美しかった。姿が美しい人は心も美しいに違いない。しのぶはそう思った」

 ……が、それが大きな間違いであったことを、しのぶはほどなく、嫌と言うほど思い知らされる。

 と、千鶴子に気付いて店主がへいこら出て来る。

 千鶴子「ねえ、もう二年も飾りっぱなしよ、いい加減、外してくれない」
 店主「すいません、面倒臭くて……息をするのも面倒くさくて」
 千鶴子「……」

 じゃなくて、

 店主「それが、お嬢様以上にお綺麗な方がなかなかおりませんので」
 千鶴子「私は見世物じゃないんだけど……」

 店主のお世辞に困ったような顔をしつつ、内心では「ヨッシャアアアーーーッ!!」と、全力でガッツポーズをしている千鶴子であった。

 店主、単にお得意様の令嬢・千鶴子へのおべっかでそのままにしていたのかと思ったが、終盤、言葉どおりの理由で変えていなかったことが判明する。店主にとって最悪の形で……。

 千鶴子としのぶが立ち去りかけるが、耐子は魅入られたように写真を見詰めたまま動かない。

 耐子「ドレス……」
 千鶴子「ドレスがどうかして?」

 次の場面では、千鶴子の指図でしのぶたちのドレスが新調されていると言う図になる。

 
 そこはそれ、日本有数の金持ちなので、こちらからショップに出向くのではなく、自宅に大丸家御用達の洋服屋のマダムが、向こうから採寸しに来ると言うゴージャスな趣向となる。

 
 千鶴子「耐子さんのパーティーにはまだ間があるけど、私が早く見たいの、いつ出来るかしら」
 マダム「はぁ、徹夜で頑張りましても四日は頂きたいのですが……」

 おいおい、四日も徹夜したら死ぬで、無理しないなや。

 千鶴子「お金はいくら掛かっても構わないわ、いつ出来て?」

 しのぶたちへの態度が軟化しても、札束で物言わせようとする千鶴子の性根の腐り具合は一向に改善が見られないのだった。

 ほんと、金さえあればなんでもできると言う一貫したその考え方には、ある種の哲学さえ感じられるよね。もっとも、全部父親の稼いだ金なのだが……。

 それでも札束攻撃の効果は絶大で、なんと、四日くれと言っていたマダムが、翌日には二人のドレスを完成させちゃうのである!

 ひょっとしてマダム、千鶴子の性格を良く知ってて、最初から一日で仕上げられるのにわざと四日かかるといって、千鶴子から余分の金を出させようとしたのではないだろうか、などと勘繰りたくなる。

 
 それはともかく、真新しいドレスに身を包み、天にも昇る幸せ気分のしのぶと耐子。

 ついでに、さっきの写真屋が来て、しのぶ、耐子の二人のポートレートを撮影する。

 それが大丸家での最後の仕事になるとも知らず……。

 その様子を見に来た剛造に、千鶴子がとんでもないことを口走る。

 
 千鶴子「私、お小遣い使い過ぎたかしら?」

 ……え、それ全部千鶴子個人のお小遣いでまかなってたの?

 どんだけ小遣いもらっとるねん!

 ま、そりゃ、性格も悪くなるわな……。

 剛造「いやいや、たまにはいいさ。分かってくれたんだね?」
 千鶴子「……」

 剛造の問い掛けに、軽く頷いて見せる千鶴子。

 しのぶの写真撮影後、期せずして大丸家のみんなから拍手が沸き起こるのだった。

 しかし……、翌朝、調子こいた剛造が、児玉達弥著「オール図解・社交ダンス 見るだけですぐ踊れる」と言う本を参考に、しのぶが社交ダンスの練習をしていると知り、手取り足取りしのぶに教えようと鼻息荒く乗り出したことが、何もかもぶち壊しにしてしまうことになる。

 しのぶは、パーティーに呼ばれている耐子に教える為に、まず自分が社交ダンスを身に付けようとまわりくどいことを考えていたのだ。

 だが、楽しくしのぶと踊っていると、いつの間にか、雅人が怖い顔をしてこちらを見詰めている。

 
 剛造「雅人!」
 雅人「しのぶさん、マークを散歩に連れてって下さい」

 雅人はしのぶをその場から遠ざけさせると、

 
 雅人「お父さん、僕で良かった。今見てたのが千鶴子だったら、二人とも食い殺されてましたよ
 剛造「私の娘は食人族か?」

 じゃなくて、

 雅人「今見てたのが千鶴子だったら、お父さん、どうしました?」
 剛造「いや、どうもしやせんさ。千鶴子だって私の気持ちは分かってくれている筈だ。それにこの頃はしのぶさんにも優しくしてくれてるしな」
 雅人「それはお父さんがしのぶさんをただのお手伝いさんとして扱ってるからです」

 千鶴子に対して楽観的過ぎる剛造の認識を、雅人が鋭く指摘する。

 剛造「しかし、たかがダンスを教えるぐらい……」
 雅人「でしたら、千鶴子の目に絶対に触れないようにお願いします」

 だが、雅人もまだ甘く、剛造に、きっぱりしのぶに教えるのをやめろとは言わず、折衷案を出して譲歩してしまう。

 第三者として言わせて貰えば、この場合の最善の方策は、剛造ではなく千鶴子自身に、しのぶにダンスを教えるよう仕向けることだったろう。

 その夜、夕食後、千鶴子が無心にピアノを弾いていると、家の外から聞き覚えのあるペットの音が聞こえてくる。

 
 無論それは、千鶴子をおびき出す為に路男が門のところで吹き鳴らしているものだった。

 
 バイクのシートの上に立って……。

 同行している部下たちは、(俺たちは、ひょっとしてとんでもないバカと行動を共にしているのではなかろうか?)と言う疑惑をますます強くするのだった。

 それが単なる疑惑でない証拠に路男、ペットの響きが千鶴子だけでなく、大丸家にいる全員に聞こえることまで計算に入れていなかった。

 千鶴子がフェンシングの剣を手に見に行こうとするのを、同じくペットを耳にしたしのぶが止め、使用人として自分が見て来ると申し出る。

 
 しのぶ「あなたは……」
 路男「いつか会ったな、俺は渡り鳥連合会長・田辺路男だ。こいつで神経を逆撫でして呼び出したかったのはあんたじゃねえ、千鶴子だ」
 しのぶ「お嬢様のピアノの稽古を邪魔をしないで下さい。お願いします!」

 しのぶ、なおもペットをやめない路男の足にしがみついて止めさせようとする。

 暗くて小さくてわかりにくいが、シートの上に危なっかしく立っている路男の足を、しのぶがガンガン揺らしているのが割りとツボである。

 部下「お前は引っ込んでろよ!」

 と、そばにいた路男の部下が乱暴にしのぶを引き剥がそうとするが、

 
 その際、しのぶの右袖が派手に破れ、ほんの一瞬、そのブラと横パイが見えるのを、コマ送りの鬼の異名を取る管理人の目は見逃しませんでした。

 
 しのぶ「あっ……」

 しかし、ちょっと引っ張ったくらいで、そう簡単に服は破れないよね。

 
 大丸家の人間が通報したのだろう、やがてパトカーのサイレンが近付いてくる。路男たちはさっさと帰り支度を始める。

 路男「俺は大丸家を滅ぼす。あんたも巻き添えを食いたくなかったからこんなとこはさっさと出てった方がいいぜ」

 後になって考えれば、路男の忠告が実に的を得ていたことが分かる。

 しのぶが家に戻ってくると、剛造と雅人も二階から降りてくる。

 
 雅人「しのぶさん、駄目じゃないか、一人で飛び出すなんて無茶をしては……」
 しのぶ「すいません。ご心配をかけて」
 剛造「怪我をしたんじゃないのかね」
 しのぶ「いえ、だいじょぶです」

 気丈にそう言うしのぶの、剥き出しになった右の二の腕にあざのような傷があった。

 剛造の食い入るような視線に気付くと、

 しのぶ「あ、これは怪我じゃありません。ちっちゃい時火傷した跡だって、母が言ってました」
 剛造「火傷?」

 その言葉が、矢のように剛造の脳裏を貫く。

 静子の告白では、18年前、千鶴子としのぶの服を取り替えた後、龍作の不注意で千鶴子が火傷をしたことになっていたのを思い出したのである。

 もしも、その話が事実なら、今、目の前に立っているしのぶこそ、自分の実の娘だということになる……剛造の胸が再び妖しく高鳴るのだった。

 ただし、しのぶは火傷の詳しい経緯については母親から何も聞かされておらず、それだけでは決め手にならない。

 どうでもいいが、第2回の回想シーンでは、腕じゃなくて足に火傷してたような気が……。

 さて、「火の国」が高級クラブとして新装開店する日を迎える。

 優子が、知り合いの若山を招待していたが、そこへ剛造が若山に会いにやってくる。何か込み入った話があると言うので、二人はすぐ若山の教会へ席を移す。

 言うまでもなく、剛造はしのぶと千鶴子のことで相談に来たのだ。

 
 剛造「火傷の跡ぐらいでは確証にはならんと思うかもしれんが……」

 剛造、その後も千鶴子の目を盗んではしのぶに社交ダンスを教えてやっているのだが、しのぶと踊っていると、かつて慶子と同じように社交ダンスを踊っていた頃のことが思い出され、まるで、しのぶが若き日の慶子そっくりに思えるのだと言う。

 剛造「あの子への愛しさが日に日に募る。俺は今、あの子をお手伝いさん以上には扱っていない。だが骨身を惜しまず働いている姿を見るたびにそのか細い肩を抱き締めて一言だけ言ってやりたい。苦労かけたね、私がお父さんなんだよと……だが、それがどうしても言えんのだ」

 剛造はそう言うのだが、手取り足取りダンスを教えている時点で、「お手伝いさん以上」だよね。

 剛造「血の繋がりがどうであろうと千鶴子だって18年、手塩にかけて育てた愛しい娘だ。絶対に傷付けたくない。こんな俺の苦しみを分かって貰えるだろうか? 若山、俺はどうしたらいいんだ。あの子を引き取ったのが間違いだったんだろうか」
 若山「俺が同じ立場でもおんなじことをしただろうと思う。しかしそれでも罪は生まれる」

 
 剛造「罪?」
 若山「罪は悪意によって生まれるだけではない。良かれと善意を尽くしても、それが他人に悲しみや苦しみをもたらす場合がある。それが所詮、神にはなれぬ人間の宿命だ」

 若山の言葉は深遠であったが、実際的にはあまり剛造の役には立たなかった。

 
 その後も、千鶴子にバレる危険性も顧みず、書斎やガレージでしのぶにダンスを教え続ける剛造。

 雅人がガレージから聞こえてくる音楽に気付いて入ってみると、

 
 剛造「おー、だいぶ上手くなったなぁ」
 しのぶ「お陰様で耐子もだいぶ上手くなりました」

 顔をくっつけんばかりに仲良くダンスを踊っている剛造としのぶの姿があった。

 しかし、しのぶにしても、さっきは一緒に食事をすることさえ謝絶したのに、ダンスについては全然遠慮することなく剛造に甘えているのは、いささか矛盾した態度のように思える。

 二人はダンスに夢中で雅人には気付きもしないので、雅人はそっとガレージを出る。

 ちょうどそこへ現われたのが、千鶴子であった。雅人はギョッとして、慌てて駆け寄る。

 
 千鶴子「何やってるの?」
 雅人「千鶴ちゃん、花摘みに行こうよ。向こうの花が綺麗なもんだから、家中に飾ったらいいと思う」

 ガレージから聞こえてくる音楽を気にする千鶴子を、雅人が強引に誤魔化して、無理矢理そこから引っ張っていく。

 それでも雅人に言われたら一も二もなく従ってしまう千鶴子、雅人と一緒に花を摘んで、それを剛造の書斎に持って行くが、

 
 そこにいたのは、剛造ではなく、フェンシングの面を被った不審者であった。

 
 そして、その正体はダメ人間として、5年連続モンドセレクション金賞を受賞している龍作であった。

 つまり、その面は、(後に千鶴子も行う)銀行強盗が被るストッキングの代用品なのである。

 なかなか斬新な着想だよね。

 千鶴子「いつかの泥棒ね」
 龍作「今日こそ大丸剛造に会おうと思ってやってきんだ」

 
 千鶴子「……」

 さすが龍作の血を引いているだけあって、千鶴子はいきなりアーチェリーを構え、問答無用で矢を放つ。

 
 龍作「!」

 矢は龍作の顔のそばに突き刺さる。

 龍作「何をする、お前、父親を殺す気か」

 
 千鶴子「父親? はぁーはっはっはっ……」
 龍作「いや、俺はほんとにお前の……」

 一瞬怪訝な顔をした千鶴子だが、次の瞬間には高笑いを響かせる。

 千鶴子がなおも矢を打つ気勢を見せると、龍作は窓からあたふた逃げていく。

 千鶴子、書斎に剛造がいないのを不審に思い、屋敷のあちこちを探し回っているうちに、遂に、ガレージにいる剛造としのぶを発見してしまう。

 
 しのぶ「お嬢様!」
 千鶴子「……」
 剛造「千鶴子、実は今、しのぶさんにダンスを教えて……」

 
 千鶴子「ダンスを教えたって構わないわ、でも、何故私の目を避けてなさるの?」
 剛造「……」

 この件に関しては、明らかに剛造に非があるので、何も言い返せず、決まり悪そうに口ごもる。

 千鶴子「お父様は私に何か隠し事をしてらっしゃる。それはなんなの?」
 剛造「……」
 千鶴子「答えていただけないのね?」

 激しく心を傷付けられた千鶴子は、泣き出しそうな顔を歪ませるとガレージを出て行く。

 
 折からの雷雨の中、傘も差さずに街を歩く千鶴子。

 さらに間の悪いことに、うつろな眼差しが、ふと、あの写真屋のディスプレーに向けられると、

 
 そこに麗々しく飾られているのは、千鶴子の写真ではなく、この間撮影したばかりの、しのぶの写真であった。

 この瞬間、千鶴子のドミノのように倒れやすいプライドが、ガラガラと音を立てて崩れたのは言うまでもない。

 ますますもって間の悪いことに、千鶴子に気付いたおやじが傘を持って出てくる。

 
 店主「ああ、お嬢様、こんなにお濡れになって……ああ、お写真でしたら、いつぞや外せと言われたもんですから……お気に障りましたらまたお嬢様のお写真に……」
 千鶴子「いいえ、結構よ、今日限り出入りは差し止めます
 店主「え……」

 こうして千鶴子の本音を読み誤った真っ正直な写真屋のおやじは、大事なお得意先を失う悲運に見舞われるのだった。

 ほんっっっと、嫌な女だぜ。

 ただ、しのぶがもっと綺麗ならおやじのチョイスも分かるのだが、公平に見て、明らかに千鶴子の方が美人なので、ストーリー上の都合とはいえ、この変更には異議を唱えたい。

 
 夕方、千鶴子は帰宅するが、部屋に閉じこもったきり出て来ない。

 千鶴子(これくらいのことでしのぶさんに嫉妬してはならない。嫉妬はもっとも非生産的な情念だ。私は大丸家の令嬢なのだ、もっと誇り高く思いやりを持たねば……)

 机に向かって、あらぶる心を「反省日記」にぶつけてなんとか冷静さを保とうとするが、最前の、剛造としのぶがまるで恋人同士のように踊っている姿が目に浮かぶと、悔しさと悲しさで自分を抑えること出来なくなる。そして、慶子の写真に向かい、

 
 千鶴子「千鶴子は、お母様が願われた優しい娘にはなれませんっ!」

 諦めちゃったよ、オイ!

 その後、階下で剛造たちが反省会を開いていると、2階の、パーティーに行くのだとはしゃいでいた耐子の部屋から叫び声が上がる。

 剛造たちがどやどやと2階に上がると、耐子がクローゼットの前で悲嘆に暮れて立ち尽くしていた。

 
 耐子「ドレス、ドレスがないの、ここに吊るしといたのに、お姉ちゃんのもないよ、どうしよう!」
 雅人「泥棒が入る訳ないしな」
 耐子「パーティー、行けないよ」

 
 耐子がショックのあまり泣き崩れると、剛造たちの背後にいたお手伝いの鈴子も、何故かいきなり涙を溢れさせてその場に座り込んでしまう。

 鈴子「すみません、あたしが、あたしが持ち出しましたーっ!」
 剛造「君もドレスが欲しかったのか?」
 鈴子「いいえ、お嬢様が先ほど、持ってきなさいと仰るもので……お嬢様はそれを持って裏口に」
 剛造「なにっ」

 泣きじゃくりながら釈明する鈴子の言葉に、みんなギョッとする。

 裏口の先には、焼却炉がある。まさかと思って行ってみると……、

 
 やっぱり燃やしてましたー!

 さすが千鶴子、視聴者の期待は決して裏切らない。

 正確には、今まさにドレスを火の中に放り込もうとしているところであった。

 たぶん、しのぶたちが来るのを待っていたのだろう。

 これで結局誰も来なかったからただのアホになるところだった。

 
 千鶴子は、しのぶたちに見せ付けるようにドレスを炎の中に突っ込むと、

 しのぶ「お嬢様、何をなさるんです」
 千鶴子「私が買ってあげたドレスよ、どうしようと私の勝手でしょ!」
 剛造「千鶴子、お前は……」
 千鶴子「しのぶさん、荷物をまとめてすぐで出てってちょうだい!」
 しのぶ「お嬢様!」
 耐子「……」

 ドレスを目の前で焼かれ、ぽろぽろと涙を流す耐子。

 
 剛造「……って言うか、お前アホやろ?」
 千鶴子「……」

 自分で作ってやったドレスを自分で燃やしながら、しのぶを勝ち誇ったよう顔で睨みつける千鶴子に、剛造は思わず関西弁で突っ込みを入れてしまうのだった。

 げっ、気がついたらまた「スクールウォーズ」並みに長くなってしまった。なんとかせねば。

 そうそう、忘れないように今回の千鶴子の心の動きと行為をまとめておくと、

 ・しのぶと一緒に住んでいることが友人にバレて激怒

 ・剛造に優しくなれと言われて猛省

 ・しのぶと耐子に気が違った、いや、人が違ったように優しく接し、ドレスまで買い与えてやる

 ・剛造としのぶが自分に隠れてダンスの稽古をしているのを知り、激怒

 ・写真屋の自分の写真が、いつの間にかしのぶの写真になっているのを知り、ますます激怒

 ・怒りのあまり、しのぶと耐子のドレスを焼却炉に突っ込んでしまう

 ……と言う感じになる。こう言う人がそばにいたら疲れるよね。
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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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