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「恐竜戦隊コセイドン」 第23回「大爆破 恐竜墓場の対決」

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 第23回「大爆破 恐竜墓場の対決」(1978年12月8日)

 時間移住者の二人の幼い兄弟が、ペットの恐竜ドンを連れて白亜紀で迷子になり、タイムGメンに捜索願が出される。コセイドン隊は、二人が無数の洞窟があるDX3地区付近にいるとの情報を得ると、ただちにコセイドン号を発信させ、該当地域へ向かう。

 だが、偶然にも、その洞窟地帯の深部にはゴドメスの侵略基地が建設されており、新たな指揮官ギラ・ラマ軍団長が、何やら秘密の計画を行っていた。

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 ギラ・ラマ軍団長は、久しぶりに生粋のゴドメス人の司令官だが、この23話だけに登場する。要するに、今回すぐやられちゃうのである。

 外見は総監ザジと大差なく、ついでに声も同じ水島鉄夫さんである。

 ギラ・ラマは、洞窟内に迷い込んだ兄弟については無視するが、続いて飛来したコセイドン号を、霧深い原生林の下に広がる巨大な地底洞窟、通称・恐竜墓場に閉じ込めようとする。

 そんなことは露知らないバンノは、着陸すると早速テツとゴウの乗るファイタス1号を子供たちの捜索に出す。

 ところが、ファイタス1号が出発して間もなく、強い地震がその一帯を襲う。

 巨木が倒れ、山肌が崩れ、大地が裂けると言う凄まじい激震で、バンノは慌ててファイタス1号を呼び戻し、ひとまず離陸しようとするが、コセイドン号の直下が真っ二つに割れ、飛び立つ余裕もないまま、コセイドン号の巨体は深い地溝の中へ飲み込まれてしまう。

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 落下するコセイドン号の中で、なすすべもなく転がり回る隊員たち。

 その揺れ動く画面の中に、マリのこんなはしたないポーズが混じっているのを管理人の鷹のように鋭い目は逃さなかった。

 ……

 「マリの制服が、ショートパンツじゃなくてミニスカだったらなぁ……」と、当時の男子たちは一様に溜息をついたそうです。

 コセイドン号は逆噴射をかけることも出来ないまま、深い裂け目の底に叩き付けられる。その衝撃で全員意識を失い、お昼寝でもしているように静かに床に横たわる。

 その後、大地の裂け目がまた元通りに塞がり、コセイドン号の機体は闇に包まれる。恐らく、一見何の手も加えられていないように見えて、その地表はゴドメスによってコセイドン号を閉じ込める為の巨大な罠に作り変えられていたのだろう。

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 どれくらい時間が経ったか、やがてバンノたちが次々と目を覚まし、起き上がる。

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 幸い誰も外傷はなかったが、モリィだけは左手が倒れたシートの下敷きになっていた。

 マリ「モリィ、大丈夫? モリィ!」
 モリィ「あ、いたた……」

 そばに寝ていたマリが真っ先に気付いて駆け寄り、心配そうに声を掛ける。その声でみんなもモリィの周りに集まる。もっとも、モリィの腕は骨折もしておらず、軽傷であった。

 コセイドン号の窓からは、鍾乳石のぶらさがる広大な空洞と、あちこちに堆積する恐竜たちの白骨が見えた。

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 マリ「かわいそう……」
 バンノ「よし、みんなで何とか出口を探すんだ」
 ゴウ「はいっ」
 マリ「モリィ……」
 モリィ「俺は良いから、ゴウたちと行ってくれ」
 マリ「でもぉ」
 バンノ「モリィの手当ては俺がやる。さぁ」

 マリは怪我をしたモリィを残して行くのがいかにも気掛かりそうであったが、バンノに促されて渋々ゴウたちと探索に出る。

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 当然、マリの愛機ファイタス2号は使えないので、今回はファイタス1号のゴウとテツに、マリが加わるという変則的な構成になる。

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 ハクアス1号のアルタシヤとビックラジィーは、ゴウたちと別れて洞窟内を探索していたが、

 アルタシヤ「じい、恐竜の鳴き声が聞こえるわ」
 ビックラジィー「何処です?」
 アルタシヤ「じい、見て!」

 大して苦労することなく、ドンとその傍らで眠っている二人の兄弟の姿を発見する。

 だが、その頃、ギラ・ラマによって「強力冷凍作戦だ、コセイドン隊をメカごと氷漬けにしろ!」と言う恐ろしい命令が下されていた。

 あらかじめ用意されていたマシンが発動すると、洞窟の奥から途轍もない冷気が噴き出してきて、猛吹雪が発生、みるみる洞窟の表面が凍結していく。

 この冷気攻撃が、当のギラ・ラマも予想しなかったほどのダメージを、コセイドン隊に与えることになる。

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 バンノ「おい、モリィ」
 モリィ「なんですか、隊長」
 バンノ「見ろ、雪だ」
 モリィ「あら、変ですな、隊長。洞窟の中に雪が降るなんて……」

 コセイドン号に残ったバンノとモリィ、いつの間にか洞窟内の気温が急速に低下し、おまけに雪が降り積もっているのに気付き、首をひねる。

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 モリィ「こらぁ、外の温度は相当低いでしょうなぁ」
 バンノ「ああ、いや、コセイドンはスーパーメカだ。空調設備がある限り、温度が下がっても大丈夫だ」
 モリィ「あ、隊長、室内の温度もどんどん下がってきてますよ」

 心細そうに氷の張り付いた窓から外を見ているバンノたち。

 バンノ(自然現象じゃないのかも知れんなぁ……)

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 一方、ファイタス1号も温暖な白亜紀から、いきなり北極に放り込まれたような状態で、やむ気配のない吹雪の中、雪と氷に進路をふさがれ、立ち往生を余儀なくされていた。

 ゴウ「ここから早く脱出しないと、ファイタス1号が凍り付いてしまうぞ」
 マリ「テツ、何か良い方法はないの?」

 ファイタス1号には、火炎放射器や高出力ヒーターなどは搭載されておらず、さすがのテツにも手の打ちようがない。

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 アルタシヤのハクアス1号は、子供たちとドンを収容すると、なんとかコセイドン号に帰還する。

 アルタシヤ「隊長!」
 バンノ「おお、子供たちはどうした」
 アルタシヤ「気を失っていたのでベッドに寝かせてあります」
 バンノ「そうか」

 ブリッジに戻ったアルタシヤ、いかにも寒そうに両腕を擦りながら報告する。

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 などと言ってるそばから、室温調整機もコンピューターもダウンし、照明も消えてしまう。

 アルタシヤ「寒いわぁ。じい、なんとかならない?」
 ビックラジィー「あと、1時間で全て凍りつく、人間も凍死してしまう」
 アルタシヤ「ええー」
 バンノ「アルタシヤ、子供たちに付き添ってやってくれ」
 アルタシヤ「分かりました」

 バンノは、モリィにタイムマザーとの通信を開かせようとするが、それも不可能。

 バンノ「そうか、洞窟の中じゃ交信不能か……」

 全てのメカが凍結し、応援も呼べない。何気にコセイドン隊にとって、番組開始以来、最大最悪のピンチの到来であった。

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 ファイタス1号の三人は、雪に埋もれたファイタス1号を捨て、徒歩で脱出口を求めて洞窟内を彷徨っていた。

 ゴウ「マリ、しっかりしろ、マリ!」
 マリ「もう歩けない」
 ゴウ「動かなければ凍死するんだぞ! 頑張れ、マリ!」

 しかし、マリがあまりの寒さに倒れてしまう。ゴウとテツが左右からマリの腕を取って、なんとか立たせて再び歩き出す。

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 だが、数歩進んだところでまたしてもマリが倒れ伏す。

 マリ「もう、駄目」
 テツ「マリ、眠るな、眠っちゃ駄目だ!」

 そう励ましていたテツ自身も、やがて限界を迎えてばったり体を投げ出す。

 ゴウ「テツ! テツ! マリ! テツ……」

 そのゴウも、人間大砲がなければ生身の人間に過ぎず、二人に続いて意識を失ってしまう。

 このまま何もしないでいれば、ゴドメスの完全勝利の筈だったが……。

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 ギラ・ラマ「死にぞこないめが、恐竜の卵室へ導いて、封じ込めろ!」

 ここでギラ・ラマ司令官、何をトチ狂ったのか、放っておけば死んでしまうゴウたちにわざわざ熱風を送り込んで起こしてやり、恐竜の卵の孵化室に誘い込むと言う、痛恨の作戦ミスを犯してしまう。

 それにしても、何故、100パーセント成功していた作戦を自らの手でぶち壊してしまったのか?

 ひとつ考えられるのは、(恐らく寒さに強いであろう)植物型宇宙人であるゴドメス人にとって、それくらいの寒さで強靭なタイムGメンが死ぬとは考えられず、つい余計なトドメを刺したくなったのかも知れないと言う事だ。

 あるいはギラ・ラマが作り出した恐獣グランドンの強さに過剰な自信を抱いてたと言うことも有り得る。

 ま、単にギラ・ラマがアホだったと言う結論が一番妥当なところか。

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 とにかく、洞窟内の気候は自由自在にコントロールできるらしく、今度は孵化室から温風が送り込まれ、みるみるうちに氷柱がぼろぼろと溶けていく。

 ちなみにそこにある恐竜の卵は、ゴドメスが恐獣を作り出す為の素材になるらしい。

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 並んで眠っていた三人は、天井から落ちてくる水滴に頬を叩かれ、次々と目を覚ます。

 ゴウ「テツ」
 テツ「不思議だ。雪も氷も溶けてるぞ」
 マリ「あたしたち、助かったのね」

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 テツ「しかし、おかしいな」
 ゴウ「おい、テツ、熱風だ」
 テツ「向こうから吹いてくるぞ」
 ゴウ「よし、行ってみよう」

 温かくなってすっかり元気を取り戻した三人、温風の吹いてくる方角へ向かって走り出す。

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 ゴウ「あんなに寒かったのに、信じらんないな」
 テツ「だが、洞窟がこんなに暑いなんて変だと思わないか」
 ゴウ「ああ」
 マリ「でも、寒いよりマシだわ!」

 さっきとは打って変わって、「でへっ!」と言うような明るい笑顔を弾かせるマリが可愛いのである!

 その後、三人はギラ・ラマの狙い通り、恐竜の卵がたくさん置いてある温室のようなところへ誘導される。

 何も知らないマリは瞳を輝かせてその卵に頬擦りするが、ここで再び激しい地震が起き、ゴウとテツはそこから出たものの、マリは孵化室に取り残されてしまう。

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 さて、満を持して恐獣グランドンが登場。

 二本の角が生え、体から氷柱のような棘が生えている怪物である。しかし、ギラ・ラマがわざわざ強力冷凍作戦を中断してまで送り込んだ割に、その能力は平凡であった。

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 グランドンの砲撃を受けて、二人の足元で眩しい炎が吹き上がる美しいショット。

 だが、その砲撃によってファイタス1号を覆っていた氷が剥がれた為、やっとファイタスボンバーが使えるようになる。

 ゴウがコセイダーに変身してしまえば、もう詳しく書くこともない。

 しばらくグランドンと戦ってから、グランドンに向かって鋭い氷柱を飛ばし、それが突き刺さる寸前で必殺のズル技「時間よ止まれ!」を発動させる。

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 そして、その間にマリを救出し、ファイタス1号に担ぎ込む。

 なお、今回から「僅かの間だが時間を止めることが出来る」と、ナレーターがそのインチキ能力に少し制限を掛けている。

 24回以降はどうだったか忘れたが、今回は、時間が止まっている間、画面の隅に「5、4、3……」と数字が出て、カウントダウンがされるようになっている。

 コセイダーがマリを助けた直後、時間が動き出してグランドンに氷柱が突き刺さり、グランドンはあえなく爆死する。しかも、それによって連鎖的に洞窟内に爆発が起き、

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 それが、かなり離れたところにいたコセイドン号の周囲にも及び、コセイドン号を閉ざしていた氷雪を吹き飛ばしてくれる。

 ついでにゴドメスの秘密基地まで完全に吹っ飛んでしまうのだが、

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 その爆破シーンの中にさりげなく「ウルトラセブン」最終回からの借り物フィルムが混じっているのでした。

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 ファイタス1号を収容し、爆発で崩壊しつつある地底洞窟から飛び立つコセイドン号。

 この一連のミニチュアワークが実に素晴らしい。

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 上空を旋回しつつ、大量の土砂で埋まってしまった「恐竜墓場」を感慨深げに見下ろしている隊員。

 テツ「恐竜の墓場か」
 バンノ「まるで地獄だったなぁ」
 モリィ「もうゴドメスに汚されることはないでしょう」
 ゴウ「安らかに眠ってくれ」

 こうしてコセイドン隊は全滅寸前まで追い込まれながら、相手の失策に助けられて九死に一生を得るのだった。

 ……と言う訳で、第2クール屈指の力作で、極めてスリリングなストーリーではあったのだが、コセイドン号や隊員たちが徐々に寒さにやられていく描写がもっと見たかった気もする。氷漬けにされるのが早過ぎて、何とか対抗策を捻り出そうとするメンバーの工夫や苦闘がほとんど見られなかったのがちょっと惜しいと思うのだ。

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 ラストは、すっかり元気になった兄弟やドンと一緒に遊んでいるマリのとびきりの笑顔で締めましょう!

●おまけ

 「コセイドン」とは全然関係ないことだが、先日、「事件記者チャボ!」のDVDを見ていたら、その第6話に出て来た端役の女優さんにふと目が留まった。どこかで見たような顔だなぁと考えていたが、

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 これ、どう見てもアルタシヤだよね?

 声も似てるし、「コセイドン」から5~6年くらい経ってるから、年齢的にも符合する。

 村野奈々美さん、てっきり、「コセイドン」一本で引退されたものとばかり思っていたので、意外だった。

 ……って、全然別人だったらごめんなさい。
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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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