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「ケータイ刑事 銭形雷」 第15話「幻の女子高生刑事と共に追う謎!~スカイフィッシュは実在した殺人事件」

 第15話「幻の女子高生刑事と共に追う謎!~スカイフィッシュは実在した殺人事件」(2006年4月8日)

 タイトルが長ーい。

 それはさておき、今回はあの「川口浩探検隊」をごっそりパロディにした異色作なので、のっけから、

 ナレ「今回のケータイ刑事は大袈裟なセミドキュメンタリータッチで放送します! 神奈川県横浜市青葉区緑山、時代に取り残された最後の秘境とも言うべき、この前人未到の地には、多くの謎が隠されている。緑山オープンスタジオ、決して生きて帰ることができないと言われるこの魔の山に、一体何が潜んでいるのか?」

 と言う、いかにもそれらしい大仰なナレーションが炸裂する。

 ナレーションも、本家の田中信夫っぽい声である(TBSの浦口直樹アナウンサー)。

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 二台のワゴン車を連ねて、人跡未踏の「駐車場」に乗り込んだ川渕浩探検隊一行。

 川渕浩は、無論、本家の川口浩から来ているのだ。

 それにしても、そもそも川口浩って誰なの? と言うのが、幼少のみぎり、本家のやらせドキュメントを割と手に汗握って見ていた管理人のかねてからの疑問であった。

 ええっと、元カープの投手で、今、タレントやってる人だっけ?(それは川口和久じゃい!)

 なお、この「大嵐浩太朗」にしか見えない愉快な俳優さん、顔田顔彦と言う。実に良い芸名である。

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 勇ましい、それなりに盛り上がるBGMを背に、山と言うより丘のような森に向かって威勢良く走り出すメンバーの映像。そして、その上に、でん! とばかりに、おどろおどろしい書き文字で(15話の)サブタイトルが表示される。

 要するに、彼らはスカイフィッシュと言うUMAを探しに来たのである。

 ……で、よりによってそのタイトルバックに、森を貫く道路を走る車が映り込んでいたりするのだ。

 同じ頃、緑山の森の中を、雷と岡野がいつもの格好で歩いていた。雷は、焼き芋に釣られて事情も知らずにのこのこ付いて来たらしい。

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 ほどなく、岡野が自分あての招待状を見せて、何故こんなところまで来たのかを説明する。

 岡野「これなんだ、伝説の刑事、岡野富夫への取材があるんだ、もう少し我慢しなさい」
 雷「伝説の刑事であるあなたの取材をしたく、緑山オープンまで来られたし……銭形雷様? これって私への招待状じゃないですかー」
 岡野「ええっ」
 雷「岡野さんは付き添いって」
 岡野「ふがっ!」(鼻の鳴る音)

 ……しかし、ちゃんと住所氏名が分かってる時点で、伝説もへったくれもないよな。

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 と、既にすぐ近くまで来ていた探検隊、いきなりゴミ集積所で使うようなネットを二人の頭からすっぽり被せてしまう。

 ナレ「我々は遂に、幻の女子高生刑事の捕獲に成功した! だが……」
 川渕「気をつけろ、油断するな!」

 一通り段取りが済むと、川渕はあっさりネットを取ってやる。

 雷「もう、一体なんなんですかー」
 川渕「失礼致しました。我々は川渕浩探検隊! 緑山の山奥に住むという、幻の女子高生刑事を追って、ここまでやって来ました!」

 川渕が丁寧に挨拶し、探検隊全員で雷に敬礼したところで、「はい、カット!」と言う男の声が画面外から飛んでくる。

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 小板「いや、どうも、私がプロデューサーの小板っす」

 明らかに多過ぎる髪の毛をなびかせて現われたのは、番組プロデューサーの小板洋司であった。

 ドリマックスと言う「ケータイ刑事」の制作会社に実在する人物なのだが、無論、演じているのはれっきとした俳優である。曽根なんとかさん(ちゃんと調べろよ)と言って、シリーズにちょくちょく出てくる人である。

 多分、実際の小板さんも、こんな風に髪の量が多い人なのだろう。

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 雷「ドリマックスの小板さん! どう言うことですか?」

 驚く雷のアップから、カメラが左にパンすると、そこにはデカ長以下、いつもの「ケータイ刑事」の現場スタッフの姿があった。

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 雷「デカ長さん、それに大西さんや大村さんまで……ケータイ刑事スタッフが」

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 雷「なんで?」

 人差し指を額に当て、小首を傾げる雷がめっちゃ可愛いのである!

 ……と言う訳で、今回はこれでお開きにしても良いのだが、刺されそうな気がしたので続ける。

 小板、川渕浩探検隊が「幻の女子高生刑事」と遭遇、さらに一緒にスカイフィッシュの謎を解明する、と言う企画なのだと説明する。

 問題のスカイフィッシュについて熱く語る川渕浩。

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 岡野「未確認生物の発見は、人類の新たな挑戦なんだよ!」
 雷「……」
 岡野「ああ、冒険探検クラブ二級の血が騒ぐなぁ」

 例によって、そんな与太話を真に受けてコーフンする岡野だったが、雷はいかにも興味なさそうに「ぶにっ」とした口元から溜息を漏らす。

 それでも、約束の焼き芋の数を増やすことを条件に、探検に同行することにする。

 その後、いかにもおもちゃの蛇が枝からぶら下がっているのを見て、雷以外の全員がノリノリで騒いだり、緑山スタジオの職員のおばちゃんを原住民だと言い張ったり、いわゆる「お約束」のシーンが展開する。

 さらに、何故かランニングシャツ一枚の三原光尋監督(本人)が出て来て、指をスカイフィッシュらしきものに噛まれて苦しんだりする。

 川渕浩が、その噛まれた指を「毒を吸い出してやる」と言って思いっきり吸い、

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 三原「雷ちゃん、毒出して、チューチューして!」
 雷「ええーっ?」
 三原「チューチュー!」
 雷「うう~、イヤです!」

 さらに、三原が雷にも同じことを要求して拒絶されると言う、訳の分からないシーンとなる。

 この辺は、いかにも変態監督・井口昇らしい演出と言えるだろう。

 そう、三原監督が出ているが、別に彼がこれを監督している訳ではなく、監督はあの井口昇なのである。他のシリーズは知らないが、「雷」では、これが唯一の監督作品となる。

 そんなこんなの後、探検隊は謎の遺跡を発見する。

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 一同「おおおおーっ」
 雷「遺跡って、たけし城の跡でしょ、これ?」

 コーフンする探検隊をよそに、カメラに向かってぼそっと突っ込む雷。

 しかし、年齢的に雷は「たけし城」なんて見たことないと思うが……。

 かく言う私も、一度も見たことがないので、雷のツッコミもあまり笑えない。

 別に私が若い訳ではなく、単にその手の番組はほとんど見なかったからである。

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 とにかく、狭い(と言うか、入り口のところから出口が見えている……)トンネルの中を意味もなく緊張して進む一行。

 雷「いたっ、いったーっ!」
 岡野「どうした?」
 雷「ローファーで山道歩くから、靴擦れしちゃった! 痛ーい」

 不意に雷が悲鳴を上げ、壁に寄り掛かって片足立ちになって足の痛みを訴える。

 ……なんか、良いよね、片足立ちの女子高生って(オヤジか!)

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 順調に撮影は進み、「遺跡」の前の広場でしばし昼食休憩となる。

 雷「頂きまーす。……美味しい!」

 スタッフと一緒のロケ弁を美味しそうに食べる雷が可愛いのである!

 だが、ご飯を食べて眠くなった雷、「飽きたのでもう帰ろう」と言い出す。

 岡野が必死に引き止めているうちに、撮影が再開されるが、今度はいよいよスカイフィッシュを探すのだと言って、探検隊だけで先に進むことになる。

 さらに、途中から川渕が「俺一人で行く」と言って、メンバーと別れ、ずんずん奥に踏み込んでいく。

 と、突然、崖下に目をやった川渕が「あ、あれはなんだ!」と大声で叫んだかと思うと、首筋を押さえるようにしてもがき苦しみだす。

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 岡野「あれ、お、お……」
 雷「どうしたんですか?」

 離れたところから、小板と一緒にカメラ映像をモニターしていた雷たちも、思わず真顔になる。

 そして、川渕の視界に眩しいほどの光が入ってきたかと思うと、川渕は魅入られたような目付きで「スカイフィッシュだーっ! うわーっ!」と叫び、そのまま崖下に転落してしまう。

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 雷「ああっ!」

 その瞬間を目撃した時の雷のアップが綺麗なので貼ってみました。

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 小板「なんてことだ、救急車、救急車呼べ!」

 川渕の立っていた場所に駆けつけ、崖下に落ちて動かなくなった川渕の体を見下ろしているスタッフ。

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 さすがの雷も、目の前で人が死ぬのを見て、いつになく深刻な顔になる。

 なお、この時の緊急入電の画像から、その場所から川渕の死体がはっきり見え、その周囲に何かキラキラ光る破片が散らばっていることが分かる。

 直ちに鑑識の柴田が駆けつけ、死因は転落のショックによる頚椎骨折、そして死ぬ直前に付けられたと思われる細い切り傷が首筋にあることを告げる。

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 雷「最初にここに来た時、何かキラキラするものを見ませんでしたか」
 小板「いや、そんなものは見えませんでしたけど」
 雷「上から見た時には、確かに何かが光っていました」
 小板「それがスカイフィッシュだ。一瞬にして現われて消えていったんだ」
 雷「そんなぁ」

 ナレ「果たして、川渕浩の死は、スカイフィッシュの仕業なのか!」

 人が死んだと言うのに撮影を続行しようとする小板、そしてナレーターはなおも探検隊っぽいナレーションを絶叫する。

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 と、ここで雷が探検隊の前に出て、カメラに向かって「そんな訳ないでしょ。もうドキュメントは終わり!」と、ドキュメンタリータッチ終了を可愛らしく宣言する。

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 雷「小板さん、捜査が終わるまで撮影を中断して下さい」
 小板「俺はドリマックスの小板だぞ」
 雷「捜査の邪魔です。公務執行妨害で逮捕しますよ」
 小板「分かりました。撤収します」

 最初は雷に凄んで見せる小板であったが、警察手帳を見せられるとあっさり屈服する。

 この辺も、実在の小板氏の性格を忠実に再現しているのであろうか?

 雷、柴田から川渕がそばアレルギーだったと聞かされると、岡野に命じて、昼食に出たロケ弁の残飯から、完全なロケ弁を再現させる。

 女子高生に言われて残飯を寄せ集めると言う屈辱的な仕事をしつつ、「東京大学法学部卒業の私の仕事は完璧だ!」と、誇らしげな岡野。ご立派と言うか、お気の毒と言うか……。

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 雷「このお弁当を発注したのはあなたですよね」
 小板「そうだよ、僕はこのマリモ弁当以外は頼まない主義なんだ」
 雷「でも、今日のお弁当は、いつも入っていないものが一品だけあったんです。マリモ羊羹! そば粉が入った羊羹です」

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 小板「制作の中尾美香子がいつも弁当の品が足りない、足りないって言うんで今日は僕が弁当屋に言って増やして貰ったんだ」

 「制作の中尾が~」と言うのも、実在のスタッフの名前と実際にあったエピソードであろう。ただし、クレジットにその名は見えない。

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 雷「あなたは川渕さんにそばアレルギーがあることを知っていながら、川渕さんにその羊羹を勧めたんじゃないんですか。食事時間の後にあのロケ場所を設定しておけば、川渕さんのお腹の中で時限装置が働くようにそば成分はアレルギーのショック症状を起こす。こうすれば離れたところから殺害は可能です」

 マリモ羊羹を手に、いきなり小板が犯人だと断定する雷。

 ま、今回は他に容疑者になりそうな人物はいないので、彼が犯人に決まっているのだが。

 だが、小板は平然と、雷の推理の穴を指摘する。

 小板「仮に川渕がマリモ羊羹を食べていたとして、ロケ終了後にアレルギー症状が出たって意味がないだろう? お嬢ちゃん」

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 雷「……」
 小板「そんな不確実な方法で殺人をする人なんているんですかね?」

 小板の反論も、あまり反論になってない気もするが、雷はわかりやすく目を泳がせて狼狽する。

 さらに、柴田から電話があり、解剖の結果、川渕がマリモ羊羹を食べていなかったことが判明し、雷の完全な勇み足となる。ま、冷静に考えて、そばアレルギーを持つ人が、そんなもの食う訳がないのだが。

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 小板「ほら、惜しかったね。川渕は私が殺したんじゃない。スカイフィッシュに襲われて谷底に転落したんだ」

 勝ち誇ったように言うと、小板はマリモ羊羹を雷のポケットに入れて去って行く。

 岡野が慰めようと雷の肩に手を置くが、雷はその手をどけ、

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 雷「気落ちなんかしてませんよ、犯人は絶対小板さんですから」
 岡野「えっ? 何処行くの」
 雷「現場百回、捜査の基本です!」

 岡野の呼び声に振り向いて、笑顔で敬礼する雷がめっちゃ可愛いのである!

 雷、再び川渕が落ちた場所に行き、落下直前、川渕の顔に光が当たっていたが、その時の太陽の位置から、光の入射角が矛盾していることを指摘する。

 そこへまたしても柴田から電話があり、川渕の首筋の傷は、川渕の持っていたナイフによるものだったと意外な事実を伝える。

 雷は緑山スタジオの機材室へ行き、スタッフに鏡の代わりになるようなものはないかと尋ねる。

 スタッフは、ミラーと呼ばれる銀箔を張った薄い板のようなものを取り出すが、何故かその表面は皺くちゃになっていた。

 雷「これは?」
 スタッフ「いや、ハーフミラーって言って、透過性のある鏡のシート。小板さんから前日に、予算がなくてジェネも使えないからって急に発注があったんだ」
 雷「ありがとうございます」

 スタッフの説明を聞いた雷、晴れやかな笑顔で礼を言う。

 なお、スタッフの言う「ジェネ」とは、ジェレネータの略で、撮影の時に使う照明器具のことらしい。

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 雷「4月9日、天候、晴れ狙い……謎は解けたよ、ワトソン君!」

 そして、雷はロッカーに貼ってあった番組のスケジュール表を見て、事件の真相に辿り着く。

 なお、そのスケジュール表によると、予算がない割に、アイスランドとかブラジルとか、しょっちゅう海外ロケに行ってるらしい。

 その夜、覆面をした怪しい男が、事件のあった崖の近くの斜面に行き、張ってあったネットのようなものを外していた。

 本来なら、言い逃れの出来ないその現場を押さえた上で、雷の「お仕置き」が発動されるべきだろうが、そんな場所での夜間撮影は手間とお金が掛かるので(?)、

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 男……小板がスタジオ内のゴミ箱にそれを捨てに来た所に雷が落ちると言う少しトホホな展開となる。

 雷「やっぱりあなたが犯人でしたね、小板さん」
 小板「ぶほっ! 効かねえな!」
 雷「うっそぉ!」

 だが、さすがドリマックスの小板である。雷の「お仕置き」をまともに食らっても、倒れることなくその場に立っている。

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 だが、「大体、何を根拠……」と言いながら歩きかけたところで、膝から崩れ落ちる。

 ここで小さく雷がガッツポーズを取るのが可愛いのである!

 小板「後から来るぜ」
 雷「そこに捨てたネットがひとつの根拠です。そしてもうひとつは……」

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 岡野「これだ!」

 雷の台詞にあわせて、ハーフミラーを持った岡野が現われる。

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 雷「川渕さんの首筋についていた傷、あれに我々も惑わされました」
 小板「だから、あれはスカイフィッシュの仕業だって!」
 雷「いいえ、あれは、川渕さん自身が自らのナイフで首筋に付けた傷だったんです。ここまでは、いつものやらせ演出……スカイフィッシュに切られたように見せ掛ける為の……打ち合わせでは、谷底に飛び込むところまで見せて、下にはセーフティーネットを張っておくという約束だったんですよね」
 小板「……」
 雷「川渕さんは打ち合わせどおりに谷底に飛び込んだ。そこにネットがあるのを確認したから。でもそれが罠だった」

 雷は、早朝、小板が(ハーフミラーから剥がした)ミラーシートとセーフティーネットを適切な位置に設置し、川渕があの位置から見下ろした時、ちょうどセーフティネットが、ミラーシートに映り込むようあらかじめ細工していたのだと指摘する。

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 雷「しかもあなたは、入念にも、ミラーの存在を隠す為に、太陽の光を利用したんです。このスケジュール、晴れ狙いとなっています。ドリマックスは予算がないのでいつ雨天決行の筈、それなのにこの日に限って天気に限定したのは、川渕さんが谷の上に立った時に、どうしても太陽の光をミラーに反射させたかったからですよね。光の反射で目が眩んだ川渕さんは、ミラーシートのネットを一瞬確認しただけで飛び込んでしまった」

 宙に舞った川渕の体はミラーシートを突き破り、そのまま谷底まで転落してしまったのだ。

 そして、上から見たとき死体の周囲にキラキラ光っていたのは、落下の衝撃でバラバラになったミラーシートの破片だったのだ。

 しかし、雷が推理の仕上げとして持ち出した「ドリマックスは予算が~」のくだりだが、一般の視聴者からしたら、「そんなん知らんがな!」と言うことになるので、あまり良いアイディアとは思えない。

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 また、雷は、小板が、「逸早く谷底に降りると、ミラーシートを回収した」としれっと説明しているが、堂々とそんなことしてたら、雷やスタッフたちに丸見えになってしまうのではないだろうか?

 ついでに言えば、再現映像では、本物のセーフティーネットはミラーシートのすぐ近くにあったが、警察は何故現場検証した時、それに気付かなかったのだろうという疑問が残る。

 それはともかく、小板は回収したミラーシートをそのままハーフミラー貼り付けておいたのだ。表面が皺くちゃになっていたのは、その為だった。

 細かいことだが、もうひとつ。雷は「殺人に使ったミラーシートを機材室に隠すなんて誰も思わないですものね!」と、小板の行動を誉めているが、結局それを雷に発見されているのだから、むしろ失策と言うべきではないだろうか。

 この場合は、別に綺麗なミラーシートを用意しておいて張っておくとか、別のハーフミラーを用意しておいて取り替えておくとか、そう言う細かい細工の方がモアベターだったろう。

 さて、小板はあっさり罪を認めると、動機について語り出す。

 小板「あいつ、番組を下りるって言い出したんですよ。もっと視聴率の取れる、占い番組に移るって。そこで俺は賭けに出た、あの川渕浩が探検の末に命を落とす。しかも、番組内で追い求めていたスカイフィッシュの手によって。これは視聴率が取れる!」

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 そんな愚かしいことで人殺しを……とでも言いたげに、悲しそうな目で小板を見る雷。

 まぁ、「視聴率の為なら親でも殺す」と言われている(註・言われてへん、言われてへん)テレビマンらしい動機ではあったが。

 しかし、視聴率が取れたところで、川渕が死んでしまったら番組も終わっちゃうのでは?

 事件解決後、緑山スタジオを後にする二人。

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 雷「約束の焼き芋まだじゃないですか~」

 岡野がひとりで緑山を探検するんだと途中で緑山に引き返してしまった後、カメラに向かって文句を言い、最後はとろけるような「ふにっ」とした笑顔になる雷でした。

 以上、パロディとしては面白いが、ミステリードラマとしては傷の多いエピソードであった。
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Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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