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「仮面ライダー」 第70話「怪人エレキボタル 火の玉攻撃!!」

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 第70話「怪人エレキボタル 火の玉攻撃!!」(1972年7月29日)

 この70話で初登場するヨッコとチョコが、ユリとあわせて、最終話まで同じメンツで活躍する最後のライダーガールとなる訳である。

 
 予告編では、その三人にエレキボタルが襲い掛かるシーンがあるが、これでは完全な変質者である。

 これは、本編のストーリーとは全く関連がないので、予告編の為だけに撮影してるんだろうなぁ。

 さて冒頭、ショッカーのアジトでは、新怪人エレキボタルの改造手術が最終段階に差し掛かっていた。

 部屋に、何度もまばゆい閃光が走り、エレキボタルの体内に膨大な電気エネルギーが注ぎ込まれる。

 そして、それに使われている高圧電流は、ショッカーが近くの電線から盗電していたものらしく、最後の充電によって高圧線がショートし、付近の屋内プールが停電してしまう。

 で、その屋内プールで泳いでいたのが、ナオキであった。ナオキは生意気にもスイミングクラブのメンバーなのだ。

 
 地獄大使「立て、エレキボタル」
 怪人「……」
 地獄大使「奪え、東京中の全ての電気を奪い、殺人鬼エレキボタルになるのだ! 行け!」
 怪人「お断りします、私はそんなことをする為にこの世に生を享けたのではありません」
 地獄大使「な、なんだとぉっ!」

 ……無論、「魔女先生」ならともかく、「仮面ライダー」で、そんなテツガク的な展開になる筈もなく、

 
 怪人「ビリビリビリビリビリ……」

 見事なくらい何も考えてないエレキのボーちゃんは、自分の存在理由について1ミクロンも悩むことなく、大喜びで出撃するのでした。

 その後、ナオキ、男性コーチ、女性コーチの三人は、窓の向こうの闇の中で怪しい光を目撃し、よしゃあいいのにわざわざそれを調べに外へ出る。

 
 その場所まで行き、周囲を見渡す三人だが、背後で強烈な光を発しているエレキボトルの目にはまったく、これっぽっちも、是が非でも気付こうとしない。

 やがて、ナオキが崖の上の木立の隙間に、さっきの発光体を発見するが、それは一つではなく、いくつもの光がそれぞれ異なった色で明滅を繰り返していた。

 
 男性コーチ「蛍みたいだな」
 女性コーチ「まさか、あんな大きな蛍がいる訳ないわよ」

 
 怪人「光れ、飛び回れ、踊り狂えーっ!」

 エレキボタルの掛け声に応じて、無数の蛍のような光が闇夜に乱舞する。

 怪人「地獄の舞いで人間どもに催眠術を掛けるのだ」

 体の周りを蚊のように飛び回る光を、必死で追い払おうとする三人。

 それは、怪人の操る特別な蛍ではなく、単に、エレキボタルが出している光に過ぎないようだ。

 それにしても、セミやカブトムシ、コオロギや蛍など、この時期のエピソードにはやたら昆虫をモチーフにした怪人が登場している。

 当時、空前の昆虫ブームだった……のだろうか?

 72話でもナオキたちは夏休みの宿題の昆虫採集するんだと張り切っていたが、昆虫たちにしてみれば、大いなる受難の時代だったと言えよう。今もだが……。

 
 女性コーチ「目が、目が見えない」
 怪人「エレキ催眠の気分はどうだ?」

 
 怪人「苦しいか、ひとおもいに殺してやる! このエレキファイヤーを受けて焼け死ね!」

 エレキボタル、何を考えているのか良く分からないが、三人を催眠状態に落としながら、オレンジ色に光る隕石のようなボールを投げつけて、コーチたちをあっさり焼き殺してしまう。

 だが、例によって、ナオキはライダーの仲間で利用価値があるということから、命は助かるが、代わりに怪人の操り人形になって帰って行く。

 
 翌日、レーシングクラブに、初めてヨッコとチョコが姿を見せる。

 ユリ「あたしのお友達なの、今日からレーシングクラブの仲間にして貰えるかしら?」
 立花「おっほう、いいとも……」

 命が惜しかったら、こう言う時、「そう言えば、トッコとエミは?」などと聞いてはいけないのである!

 
 ヨッコ「ヨッコです」

 ヨッコは、あの中田喜子さん。当時19歳くらいか。

 
 チョコ「チョコです」

 チョコは、後に女子プロレスラーになっちゃうミミー(ミミ萩原)さん。当時、まだ16歳だったらしい。

 
 ユリ「うちの会長」
 立花「うん」
 ユリ「本郷さん」
 猛「……」
 ユリ「それから、えーっと……店員さん?」
 滝「おいっっっ!!」

 ま、お約束と言うことで、ご笑納ください。

 ユリ「滝さん」
 滝「よろしく」
 ヨッコ&チョコ「よろしくお願いします」

 若くて可愛い女の子たちを前にして、猛たちの顔も花のようにほころぶ。

 ユリたちが部屋を出た後、猛たちが昨夜の停電について話していると、

 
 ナオキ「僕、知ってるよ、その訳」
 立花「ナオキ?」
 ナオキ「僕、見ちゃったんだ、蛍のお化け、あれはショッカーの仕業だよ」

 わかりやすいメイクをしたナオキがスッと現れ、聞き捨てならないことを告げる。

 無論、二人をおびき出すための罠である。

 しかし、今回だけならともかく、前回69話でも、子供たちが似たように目にあって似たような顔になっていたというのに、猛もおやっさんもこれっぽっちも怪しまないと言うのはなぁ。

 二人はナオキに教えられた多摩川の第三水門へバイクを飛ばす。

 そこは、実際に、昨夜エレキボタルと遭遇した場所であった。

 
 滝「何処にも怪しいところはないぜ」
 猛「うん、しかし、あれだけのことをしでかすのはショッカーしかない。きっと何か手掛かりがある筈だ」
 滝「ナオキが見たってのは、ほんとにショッカーの怪人なのかな」
 猛「まず、間違いないだろう……しかし、何故あいつはゆうべのうちに俺たちのところへ来なかったんだ?」

 その後、二人は不運なコーチたちの消し炭のようになった死体……と言うより、痕跡を発見する。

 そのタイミングで、またしてもあの怪しい光が彼らの周りに浮遊し、草むらからエレキボタルが現れる。

 怪人「来たな、本郷、滝、馬鹿め、まんまと罠に嵌まりおって!」

 ……これの何処が「罠」なのか、詳しく説明して貰いたいものだが。

 これじゃあ、ナオキに普通に逃げられた場合と、結果はほとんど同じではないか。

 たとえば、水門に触れたら高圧電流が流れるようにしておくとか、時間はたっぷりあったのだから、いくらでもやれることはあった筈で、ショッカーの怠慢と言われても仕方あるまい。

 
 猛「ショッカーの改造人間か?」
 怪人「そうだ、俺の名はエレキボタル」
 猛「エレキボタル?」
 怪人「その通り、掛かれ!」

 不毛な会話を交わした後、周りの草むらから戦闘員が出てきてこんにちは、じゃなくて、戦闘になる。

 怪人は滝に向かってエレキボールを投げるが、何故か滝は死なず、左足を負傷しただけであった。

 猛はライダーに変身して戦うが、滝を連れて一旦引き揚げる。

 ……で、だから、何処が「罠」になってたの?

 猛は、自分のマンションに滝を連れて行き、手当てをしようとする。

 
 滝「すまねえな、本郷」
 猛「なあに、気にするな……さあ、出せ」
 滝「おい、大丈夫だよ、こんなかすり傷」

 滝、意外と可愛い靴下を履いていることが判明する。

 治療を断り、今すぐアジトに乗り込もうと言う滝を、猛がなだめる。

 
 猛「焦るな、滝、いいか、問題はな、あのエレキボタルが持っている想像もできないぐらいな強力な電気エネルギーだ!」

 猛、滝の肩を押さえて熱っぽく語るが、

 
 滝「……」
 猛「ねえ、人の話、聞いてる?」

 その目は明らかに上の空であった。

 あと、もっと問題なのは、「アジトの場所が分かってないこと」だと思うんですけどね。

 一方、そのアジトでは、ライダーに逃げられたエレキボタルが地獄大使から怒られていた。

 
 地獄大使「ショッカーには失敗は許されんのだ」
 怪人「申し訳ありません、今度こそ本郷を倒します」
 戦闘員「……」

 まだAパートなのに怪人ともども処刑されてはかなわんと、戦闘員たちも面目なさげに俯いて、地獄大使の逆鱗に触れないようにする。

 
 地獄大使「まあ、よい」
 戦闘員たち「ええんかい!」(ズドドドドド!)

 地獄大使、厳しいのか寛大なのか、さっぱり分からない上司である。

 地獄大使「次の手は打ってある」

 地獄大使は、怪人の代わりにレーシングクラブのナオキに命令を出し、ユリたちを襲わせる。

 
 ミツル「どうした、ナオキぃ」
 ユリ「どうしたのー?」
 ナオキ「むーっ!」

 と言っても、小太りの男の子が唸りながら素手で向かってくるだけで、怖くもなんともない……筈なのだが、何故かユリたちはキャアキャア逃げ回っている。

 
 そこへおやっさんが来て、ナオキの異変に気付き、とりあえずユリたちを逃がそうとするが、

 
 画面右手から、いきなり戦闘員が湧いてその行く手を遮るのだった。

 ほんと、何処から湧いたんだろ?

 
 この場面での戦闘員はやたら強く、元怪人トレーナーのおやっさんを一方的にボコボコにして、今までの鬱憤を晴らしまくる。

 
 何度も椅子の手摺に頭を打ち付けられ、椅子に覆い被さるように気絶するおやっさん。

 行きがけの駄賃とばかり、戦闘員にバックから犯されるんじゃないかとハラハラしたが、さいわい、戦闘員はそれ以上何もせずに行ってしまう。

 ああ、良かった良かった……って、オイ、連れてけよ!

 仮面ライダーの後見人とも言うべき重要人物を放置して行ってしまうとは、さっきの「罠」の件と言い、最近のショッカーは弛み切っておる!

 CM後、戦闘員たちが、ユリたちを肩に担いでアジトへの道をのぼっている。

 

 
 ピチピチした女の子を担ぐと言う、至福の時間を過ごすことが出来て、表情は見えないが、「ああ、つらいことや苦しいことばっかりだったけど、投げ出さずに戦闘員やってて良かったぁ!」と言う、戦闘員たちの心の声が聞こえてきそうである。

 
 戦闘員「なんで、俺だけ……」

 この後、この戦闘員はショッカーを退職して、田舎(福井)に帰ったそうです。

 ま、管理人の要望を言わせて貰えば、ユリやチョコには、このシーンの撮影にはミニスカで臨んで頂きたかったところである。

 彼らは採石場の奥にあるアジトへの入り口へ吸い込まれる。

 一方、おやっさんから事件を知らされた猛と滝、すぐ追いかけようとするが、

 
 猛(そうだ!)

 

 
 猛(あいつの体中の電力をアースしてしまうんだ)

 その際、突然、猛がエレキボタルの電気エネルギー対策を(文字通り)閃く様子が、「仮面ライダー」としては珍しい演出で描かれる。

 ただ、それを思いついたきっかけが示されていないのが、ちょっと残念。

 
 他の二人は、何がなんだか分からず、ぽかんとしている。

 滝「どうしたんだ、本郷?」

 
 猛「針金にロープだ。おやっさん、針金にロープだ」
 立花「……うん」
 猛「後から追って下さい、多摩川の第三水門です」

 猛、おやっさんに接地(アース)の為の道具を持って後から来るよう指示して、滝と一緒に出掛ける。

 で、何故か、採石場は、その第三水門のすぐ近くにあるのだった。

 さすがに、多摩川の川べりに採石場はないと思うんですが……。

 
 猛「うちのクラブのバッジだ」

 途中、猛は、仮面ライダーをデザインしたバッジが落ちているのを発見する。

 恐らく、ナオキあたりが故意にか偶然にか落としたのだろうが、少年ライダー隊発足以前から、レーシングクラブでは勝手にキャラクターアイテムを作って売り捌いていたことが分かる、貴重なカットである。

 
 地獄大使「お前たちにはこれから大切な役目が待っているのだ。お前たちを助け出す為に、間もなく本郷と滝がやってくる。へっへっへっへっ……」

 アジトでは、エレキボタルに催眠状態にされたユリたちが、無表情で並んでいた。

 ひとりひとりの顔を、鉤爪でクイッと持ち上げていく器用な地獄大使。

 
 地獄大使「だがその時が奴らの死ぬ時なのだ!」

 いい顔してるなぁ。

 管理人、その自信たっぷり顔から、今度は、ユリたちの体に触れれば高圧電流が流れる……みたいな、前にもやった仕掛けを施して、猛たちが来るのを待ち構えているのだろうと思ったのだが。

 待つまでもなく、猛と滝が突入してくる。

 
 地獄大使「待っていたぞ、本郷、滝、はっはっはっはっ、お前たちの墓場は用意してある」
 猛「なんだと」
 怪人「本郷、今後こそお前の最期だ、掛かれ!」

 
 滝「おい、しっかりするんだ!」

 戦いの最中、二人がユリたちに触れるが、管理人が想像したようなことは、なーんも起きない。

 果たして、地獄大使の言う「大切な役目」と言うのは、

 
 ナオキと同じく、単に催眠状態になって猛たちに襲い掛かるという、しょうもない役目だった。

 せめて、ユリたちに武器を持たせるとかしないと……。

 一応、催眠状態になると、通常より強い力が出るようだが。

 
 滝「やめろ、ヨッコ、ミツル!」
 猛「滝、みんなに手荒な真似は出来ん」

 が、アジトの入り口は開きっぱなしだったので、二人はユリたちの手を逃れて外へ出ると、みんなに当身を食らわせて気絶させ、事なきを得る。

 これじゃあ、単に人質に取る方が、まだマシだったんじゃないの?

 毎回言ってる気もするが、ショッカーのやり口は手ぬるい。

 ユリたちを催眠状態にして強盗や人殺しをさせるとか、ユリたちの体に時限爆弾を仕掛けて解放するとか、ユリたちを改造して怪人にしてしまうとか、ユリたちを裸にして恥ずかしい写真を撮るとか、もっとえげつない、猛たちを苦しめる利用法がいくらでもあると思うんだけどねえ。

 そう言えば、最近首領の声を聞かないが、部下のあまりの頭の悪さに絶望して、旅に出たのかも知れない。

 こうなればもう他に書くことはない。結局、何の為に生まれてきたのか分からないまま迎えるエレキボタルの最期を描くだけである。

 エレキボタルの無尽蔵の電気エネルギー攻撃にたじたじとなるライダーだったが、そこへ漸く、おやっさんがロープと針金をもって駆けつける。

 第三水門としか言われてないのに、良くわかったな、ここが。

 
 立花「ライダー、持ってきたぞぉ!」
 ライダー「投げてくれい!」
 立花「無理!」
 ライダー「……」

 嘘であるが、そこから投げて届かせるのは無理なのは確かである。

 おやっさん、砂山を途中まで登ってから、ロープを投げ渡す。

 
 ライダー、ロープの先にアース棒がわりの針金をつけた即席のアース線の一端を、怪人の体に突き刺し、反対側の針金を地面に突き刺す。

 怪人「ビリ、ビリ」
 ライダー「エレキボタル、お前の電源を奪い取ってやる」

 
 怪人「ビリビリビリーッ!」

 と、何故か怪人の体がショートして火花を吹き出し、

 
 電流が地面に流れて爆発が起きる。

 ライダー「お前の最期だ!」

 しかし、電気については詳しくないのだが、こんなことしたからって、エレキボタルの体内の電気がなくなることはないんじゃないかなぁ?

 だいたい、ただのロープじゃ導線にならないのでは?

 それはともかく、電気エネルギーを失ったエレキボタルはふらふらになり、一方的に殴られたあと、「ライダー返し」と言う投げ技で投げ飛ばされ、短く幸薄かった一生を大爆発で終えるのだった。

 
 それと同時に、ナオキたちも正気に戻って次々目を覚ます。

 ……

 くどいようだが、ユリやチョコには、是非、ミニスカでこの撮影に参加して欲しかったところである。

 今回の唯一の希望は、一応ミニスカを履いているヨッコの存在であったが、

 
 折角、こちらに向かって立ち上がろうとするヨッコの前を、ミツルが塞ぐ形になってしまい、残念な結果に終わる。

 
 ナオキ「なんで僕たち?」
 ライダー「いいんだ、いいんだ」
 立花「さあ、みんな行こう」

 ラスト、初めてライダーを間近に見たと言うのに、ヨッコもチョコも平然としているのが、ちょっと引っ掛かるのだが、まぁ、あまり細かいことは言うまい。
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コメント

放電作戦はナマズギラーの回で失敗したと思うのですがね😓確かに管理人様が仰るとおり人質をもう少し別の目的で利用出来たら良かったと思うのですがね😅

こ、濃い~のよ!

新1号篇になってからの本郷=藤岡さんの濃さに対抗できるのは
地獄大使=潮さんしかいなかったですね。
やはりプロデューサーたちは正しかった!

Re: タイトルなし

> 放電作戦はナマズギラーの回で失敗したと思うのですがね😓確かに管理人様が仰るとおり人質をもう少し別の目的で利用出来たら良かったと思うのですがね😅

毎度のことながら、ショッカーは人質の使い方が下手ですよね。

Re: こ、濃い~のよ!

> 新1号篇になってからの本郷=藤岡さんの濃さに対抗できるのは
> 地獄大使=潮さんしかいなかったですね。
> やはりプロデューサーたちは正しかった!

潮さん、ほんと、いい役者ですよね。

レビューしてるとしみじみ感じます。

「変身忍者嵐」で、潮さんが菊さんに一目惚れするところを早く書きたいです。

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zura1980

Author:zura1980
70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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