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「太陽戦隊サンバルカン」 第49話「女王最期の妖魔術」



 第49話「女王最期の妖魔術」(1982年1月23日)

 相変わらず、ヘルサターンの亡霊に日夜悩まされているヘドリアン女王。

 近頃では、胸に肉体的な痛みさえ覚え始めていたが、自身の人工心臓が腐食している為だとは夢にも気付いていなかった。

 が、ある時、例によって忽然と眼前に現れたヘルサターンにその事実を告げられる。

 
 ヘルサターン「お前の心臓は人工心臓だ、黒い太陽神の祟りによって腐っていくのだ……」
 ヘドリアン「何を言う! 早見優!」
 ヘルサターン「お前は間もなく死ぬ」
 ヘドリアン「やめろ、やめてくれ……」

 息苦しさに喉に手を当てて、途切れ途切れにつぶやいていたが、そのうち意識を失う。

 
 アマゾンキラー「女王様!」
 戦闘員「心臓が相当弱っております」
 アマゾンキラー「精密検査の用意をなさい」

 忠臣アマゾンキラーが駆けつけ、白衣を着た戦闘員に診察させる。

 白衣着てりゃ良いってもんでもないと思うが、医療技術を強化された戦闘員なのだろう。

 ちなみに病人がヘドリアン女王ではなくヘルサターン総統だったら、管理人、

 戦闘員「心臓が相当弱っております、総統だけに!」

 と言うボケを書く誘惑に駆られていたであろう。……あ、書いちゃった。

 
 戦闘員「人工心臓に錆が出ています。このままでは女王様の命もそう長くありません」
 アマゾンキラー「新しい心臓と取り替えることは出来ますね」

 レントゲンで原因を突き止めたアマゾンキラー、直ちに人工心臓の交換手術を(麻酔なしで)行おうとするが、当のヘドリアンが承服しない。

 
 ヘドリアン「イナズマギンガーと組んで今度は私を葬るつもりじゃな?」
 アマゾンキラー「何を仰います!」
 ヘドリアン「私には分かっておるのだ、アマゾンキラー、機械帝国に君臨したくてそれであの男を銀河宇宙から呼んだのであろう! 私にはお前たちの陰謀は分かっておるのじゃ!」
 アマゾンキラー「あ……女王様!」

 ヘドリアン、猜疑の目をアマゾンキラーにまで向け、自ら救いの手を払い除けてしまう。

 ヘルサターンの亡霊に昼夜間断なく悩まされ、精神的に極度に不安定になっていたせいもあるだろうが、ヘルサターンを追い落とし、権力を掌握する為の権謀術数に淫するあまり、今度は、トップに立った自分がその陰謀のターゲットにされるのではないかと疑心暗鬼に陥っているようだった。

 この辺の微妙な人間心理の綾を描いた、いかにも「大人」な展開は、さすが上原さんである。

 
 イナズマギンガー「これはアマゾンキラー女王の誕生も間近だな」
 アマゾンキラー「滅多なことを言うものではありません!」

 イナズマギンガーが冗談めかして謀反を唆すようなことを言うが、アマゾンキラーはぴしゃりとその発言を封じ、ヘドリアンの後を追う。

 イナズマギンガー「ほほっ、図星を刺されてうろたえおったわ」

 しかし、アマゾンキラーの言動を見る限り、ヘドリアンに対する忠節には一点の曇りもない。イナズマギンガーの推量は、見当違いだったと断じざるを得ない。

 一方、ヘルサターンは、ヘドリアンたち部外者をこの機に一掃すべきだと全能の神に進言するが、

 
 全能の神「急ぐことはない、私の計算によれば間もなくヘドリアン女王が最期の勝負に出る。事態は我我の好ましい方向へと展開する。チャンスを待つのだ」
 ヘルサターン「ははーっ!」

 全能の神に諭され、大人しく引き下がる。

 
 イナズマギンガー、ヘドリアンの座るべき総統の椅子にあつかましくも腰掛け、フラメンコギター(?)を掻き鳴らしていたが、その椅子が勝手に回りだして、その体を放り出す。

 無論、それは、天上から吊るされたピアノ線……ではなく、ヘドリアン女王の妖魔術の仕業であった。

 
 ヘドリアン「この椅子は私のものじゃ」
 イナズマギンガー「このくたばりぞこないめ、お前なんか俺のキャノン砲で一発だ」

 激怒したイナズマギンガー、両肩のキャノン砲をぶっ放そうとするが、ヘドリアンの起こす強風に押し戻され、動きを封じられる。

 ヘドリアン「機械帝国の女王は、この……私じゃ……私はブラックマグマのヘドリアン女王じゃ!」

 だが、その直後、ヘドリアンは苦しそうに胸を押さえて椅子に座り込んでしまう。

 アマゾンキラー「女王様、ご無理なさってはお体に障ります!」
 ヘドリアン「うう、みんな良く見ておれ、私の妖魔術がどんなに凄いか……」

 アマゾンキラーが慌てて駆けつけ、ヘドリアンの身を気遣うが、ヘドリアンは一切無視して何やら呪文を唱え始める。

 その頃、飛羽たちは、暇を持て余してサファリにたむろしていた。

 ブラックマグマは現在、内部での権力闘争に明け暮れ、表立った侵略活動をぱったり止めており、サンバルカンもすることがなくて困っていたのだ。

 一句浮かびました。

 ヒーローも
 悪がいなけりゃ
 ただのニート

 
 飛羽「でも、なんだか、静か過ぎて不気味な感じもしますね」
 欣也「一体どうしちゃったんでしょう」
 嵐山「うーん、機械帝国に何が起こったか、だな」

 器用にリンゴの皮を剥きながら、カウンターの飛羽たちと雑談を交わす嵐山。

 
 嬉しいことに、今回も子役たちは勢揃いで出演している。

 前回も書いたが、終盤、子役たちが全然登場しなくなる……と言う思い込みは、「ダイナマン」と混同していたせいらしい。

 まり「素敵、ウェディングドレスよぉ!」
 エミ「私は着物がいいわ、高島田で」
 ルミ「美佐姉ちゃんはどっちが良い?」

 ファッション誌のウェディングドレス特集を見ながら、子供たちと、いかにも女の子らしい会話に花を咲かせている美佐。

 眼を輝かせて話すまりちゃんも、この10数年後に、実際にウェディングドレスを着たことであろう。

 そんなまりちゃんも、今や、アラフィフに移ろうとしている年頃である……。

 
 美佐「そうねえ、やっぱりウェディングドレスかしら?」

 特撮番組の定番演出だが、ここで実際に花嫁衣裳を着た美佐の映像が映し出される。

 なんか、横に余計なものが映っている。一瞬、生ゴミかと思ったが、

 
 助八「僕もね、モーニングにしてみたいとそう思ってんだ……」

 それはやはり生ゴミ……ではなく、花婿に扮した助八であった。

 
 美佐「でも、和装もしてみたいわ」

 
 助八「じゃ僕も、紋付袴にするよ」

 豪気なことに、ドレスだけじゃなく、着物姿のイメージシーンまで出てくる。

 ここでも、美しい美佐の隣になんか黒いものが映っている。一瞬、巨大ゴキブリでも映っているのかと思ったが、これまた助八であった。

 つまり、これは美佐の想像ではなく、助八の妄想をビジュアル化したものなのだ。

 こう言う場合、普通、花婿役は飛羽がやるものだが……。

 
 次郎「何を言ってるんでしょうねえ、この人」
 ルミ「バッカみたい!」
 正男「そうだよ!」

 しかも助八、うっかり妄想の内容を口に出して言ってしまったため、子供たちから嘲笑される。

 
 助八「いやいや、そうなればいいなと思ってるだけよ」
 子供たち「なるわけないでしょー!」

 助八の願望を、容赦なく全否定する子供たち。子供は時に残酷だ。

 
 が、その時、不意に美佐が立ち上がったかと思うと、空中に浮かび上がり、横向きになってそのままドアから外へ飛び出してしまう。

 嵐山たちが急いで外へ出るが、既に路上の何処にも美佐の姿はなかった。

 言うまでもなく、ヘドリアンの仕業で、はるか北極から強力な妖魔術で美佐を引き寄せたのだ。

 ちなみに予告では、美佐の行方を探す助八と子供たちの映像があるが、本編ではカットされている。

 もっとも、さすがに日本から北極まで美佐の体を運ぶ訳ではなく、日本の基地の転送装置を経由して、機械帝国に連れてくるだけなんだけどね。

 確かに、物凄い妖魔術であったが、これがヘドリアン女王の残り少ない寿命を一気に縮めてしまうことになる。

 
 アマゾンキラー「女王様、この娘をどうなさるおつもりです?」
 ヘドリアン「イケニエじゃ、黒い太陽神もきっとお喜びになるであろう」

 ヘドリアン、自ら短剣を手に、不気味な笑みを浮かべて美佐の傍らに立つ。

 ヘドリアン、その様子を太陽戦隊基地のモニターに映し出し、嵐山たちに見せ付ける。

 嵐山「待ってくれ、条件はなんだ?」
 ヘドリアン「条件? ふっふっふっ、これは儀式じゃ」
 美佐「助けてーっ!」

 嵐山、当然、前回のイナズマギンガーのように何か要求してくるものと思い込むが、ヘドリアンは本気で美佐をイケニエにするつもりらしく、嵐山の叫びに耳を貸さず、その場で短剣を振り下ろそうとする。

 恨み重なる嵐山に、最愛の娘の死にざまを見せようとしたのだろう。同時に、本気で全能の神に捧げて、その祟りとやらを払い除けようと考えたのかもしれない。

 しかも、「デンジマン」時代には、単なる腹いせで若い女性を手当たり次第に殺していたヘドリアンである。何事もなければ、あわれ、美佐は若い命を極北の地で散らしていたであろうが、

 
 美佐「キャーッ!」
 ヘドリアン「……」

 何故か、振り上げた短剣をそのままに、ピタッとマネキン人形のようにヘドリアンが固まってしまう。

 一瞬、人工心臓が遂に壊れて頓死したのかと思いきや、そうではなかった。

 
 アマゾンキラー「女王様?」
 ヘドリアン「おのれ、ヘルサターン!」
 ヘルサターン「お前の人工心臓が停止する時が来たのだ。ヘドリアン」

 ヘドリアンの眼界に、またしても亡霊のようなヘルサターンの姿が入り込んだせいであった。

 結果的に、それが美佐の命を救うことになった訳で、嵐山はヘルサターンに菓子折りでも持っていくべきだろう。

 
 ヘドリアン「私は死なない、死にたくなぁい……この椅子を、渡すものか! ああっ、あっ……」
 アマゾンキラー「女王様、女王様!」

 ヘドリアン、呻きながら総統の椅子によろよろと腰を下ろし、目を剥いて虚空を見上げていたが、やがて右手から短剣がカチャリと音を立てて落ち、そのまま危篤状態に陥る。

 
 一方、そんな異変が起きているとは夢にも知らない飛羽たちは、こうなったら北極に殴り込みをかけるしかないと焦っていたが、あくまで冷静な嵐山が止める。

 嵐山「場所も確かめずに北極に行くつもりか、ブリザードの中で立ち往生するのがオチだぞ」
 飛羽「じゃあこのまま黙って見てろっていうんですか」
 嵐山「まあ落ち着くんだ。美佐が攫われてから北極につくまでの時間がどうしても早過ぎる」
 飛羽「そうか、北極はほんとは日本にあったんだ!」
 嵐山「いや、そうじゃなくて……」

 嘘である。

 飛羽「そうか、奴ら転送装置を使ったのか」
 嵐山「それだ、その場所を突き止めるんだ」

 嵐山の指摘を受けて、三人は東京からそう遠くない場所にあると思われるアジトを捜索するが、それこそ、何の手掛かりもなく闇雲に駆けずり回ったところで精力とガソリンの浪費にしかならない。

 気のせいか、サンバルカンってとりあえず駆けずり回って何かを探そうとして、徒労に終わると言うシーンが多い。

 
 サファリに行き、美佐の広げていたウェディングドレスのページを見て、思わず目に涙を滲ませる嵐山。

 以前、命懸けでゼロワンたちに捕まった美佐を助けに向かったように、こう見えて、嵐山は美佐のことを溺愛しているのだ。

 
 その脳裏を、花園を走り回るウェディングドレスをまとった美佐や、文金高島田で決めて三つ指ついている美佐の姿がよぎる。

 冷静に考えて、残忍なへドリアンが処刑を躊躇う理由はなく、「仇を討つ」と朝夫も口走っていたように、理性では美佐はもうこの世にいないと承知していても、親としての感情がそれを頑なに否定する。

 
 シーシー「死んだのか、美佐」
 嵐山「死なせるものか……死なせるものか! 死なせるものか!」

 体を震わせながら、嵐山が吼えるように叫ぶ。

 岸田さん、入魂の演技である。

 
 戦闘員「ご臨終です」

 CM後、なおも治療を受けていたヘドリアンであったが、人工心臓を交換する余裕もなく、あっさり帰らぬ人となってしまう。

 二つの悪の組織に君臨した、空前絶後の女傑にしては、あまりにあっけない最期であった。

 
 ゼロツー「女王様は燃え尽きてしまわれたのです、自分の妖魔術で……」

 ゼロツーが、涙を浮かべながら、安らかな女王の死に顔を見詰めてぽつりとつぶやく。

 その死を以て、あくまでヘルサターンの部下に過ぎないゼロツーにまで落涙させるとは、なんだかんだでヘドリアン女王の人望の厚さを物語っていると言えよう。

 もっとも、彼らは、ヘドリアンたちが陰謀を巡らせてヘルサターンとイナズマギンガーを噛み合わさせたことは知らないのだが。

 
 対照的に、主従の間に隙間風の吹いていたアマゾンキラーは、ヘドリアンの死にも割と平静を保ち、ヘドリアンの代わりに美佐の心臓に短剣を突き立てようとするが、

 イナズマギンガー「待て、この娘は俺が貰うぜ」
 アマゾンキラー「なんですって」
 イナズマギンガー「この娘と交換にジャガーバルカンを手に入れたら、俺様はこの地球におさらばする。お前が機械帝国の女王になれば良い」

 そう言って、アマゾンキラーの肩をポンと叩く。

 しかし、前回、ジャガーバルカンを奪取しようとして手痛い目に遭っていると言うのに、また同じことを試みようとは、イナズマギンガーもいささか芸がない。

 
 アマゾンキラー「ジャガーバルカンは天下無敵、あれを手に入れたものは、この地球のみならず銀河宇宙すら支配できます!」

 アマゾンキラー、こともあろうに敵のメカの性能を世界、いや宇宙一ィィィィ! と断言してしまう。

 
 イナズマギンガー「いや、さすがにそれはちょっと大袈裟なのでは? 宇宙行けねえし」
 アマゾンキラー「ま、確かに」

 嘘である。

 実際は、イナズマギンガーも「そのとーり」と認めているのだが、でも、やっぱり、ジャガーバルカンが宇宙最強と言うのは明らかにおかしいだろう。

 しかも、地球平和守備隊は、設定上は一応世界的な組織なのだが、太陽戦隊はどう見ても日本の組織にしか見えない。日本がそんな物騒な兵器を保有していることを、宗主国アメリカをはじめ、諸外国が問題にしない訳がないと思うのだが?

 ただ、イナズマギンガーがジャガーバルカンにぞっこん惚れ込んでいるのは間違いない。

 イナズマギンガー、アマゾンキラーのみならず、ゼロガールズたちの反対の声を聞くと、

 
 イナズマギンガー「そうかい、だったら腕ずくでも俺の思うとおりにさせて貰うぜ!」

 いきなり両肩のキャノン砲を露出させ、この場で雌雄を決しようと身構える。

 老獪に組織の中を泳いだり、策謀を巡らしたりするだけでなく、いざとなれば実力行使も辞さない、無謀なまでの行動力と、それを可能にしている圧倒的な戦闘能力こそが、イナズマギンガーの魅力である。

 だが、その時、

 
 イナズマギンガー「うっ、ううう……だぁれだぁ?」

 背後のブラックマグマの巨大な紋章(?)から強烈な電撃ビームが発射され、イナズマギンガーを地に這わせる。

 全能の神「私は神、機械帝国の全能なる神だ」
 アマゾンキラー「ゼニの唸るカメ?」
 全能の神「ちゃうわっ!」

 
 ヘルサターン「全能なる神の命により、お前を機械生命体、イナズマモンガーに改造する」
 イナズマギンガー「なんだとぉーっ! ぐぐっ」

 死んだ筈のヘルサターン、普通に出てきて、イナズマギンガーに無情の宣告を下す。

 それにしても、前回も書いたが、渡部猛、飯塚昭三、柴田秀勝と言う名優たちの共演が豪華過ぎる!

 こうして、無残にもイナズマギンガーは機械生命体製造装置に放り込まれ、イナズマモンガーとして生まれ変わる。

 
 イナズマモンガー「ふん、イナズマモンガー!」

 ……ま、さっきとあまり変わってない気もするが、気にしなかったことにして続けよう。

 その変わり果てた姿を見たアマゾンキラーは、

 
 アマゾンキラー(あのイナズマギンガーがこんな姿に……)

 かつて一緒に宇宙を荒らしまわり、ほとんど男女の関係にあったと言っても過言ではない間柄の旧知が、ただの戦闘マシーンにされてしまったのを見て、アマゾンキラーは愕然として言葉を失う。

 全能の神「さあ、アマゾンキラー、イナズマギンガーと共にサンバルカンと戦うのだ」
 アマゾンキラー「……」

 全能の神の恐ろしさを嫌と言うほど見せ付けられたアマゾンキラーに、その命令を拒むことは出来なかった。

 しかし、ブラックマグマへの忠誠心の代わりに独立不羈の精神を喪ったイナズマギンガーには、もはやかつての威厳やカリスマ性はまったく見られず、単なる猪武者に過ぎなかった。そこそこ健闘はするものの、結局ニューバルカンボールに粉砕され、巨大化した後は、喉から手が出るほど欲しかったサンバルカンロボに倒されるという皮肉な最期を遂げるのだった。

 
 アマゾンキラー「さらばイナズマギンガー、死んだとなると、やはりこの胸が痛む……」

 まるで恋人を失ったような顔で、イナズマギンガーへ哀悼を捧げるアマゾンキラーであった。

 ある意味、悪にふさわしい悲惨な死に方であったが、個人的には、元の人格のままでサンバルカンと戦わせて、男らしく散らせてやりたかったと思う。 

 アマゾンキラー(果たして機械帝国を我が手中に収めることは出来るのか?)

 困ったことに、まだアマゾンキラーは機械帝国の権力掌握に執念を燃やしていた。

 でも、冷静に考えればイナズマギンガーすら勝てなかった全能の神にアマゾンキラーが勝てる筈もなく、そもそも「銀河無宿」と言われて自由に宇宙を暴れまわっていたアマゾンキラーが、主と崇めるヘドリアン亡き今、無理に機械帝国に……地球にとどまる必然性は薄いと思うんだけどね。

 アマゾンキラーって、ヘドリアンやイナズマギンガーほど野心家には見えないし。

 今回は、最終回前だけあって、ラス殺陣のあともストーリーがあり、ジャガーバルカンに乗った嵐山たちが北極へ現れ、機械帝国の所在地を探して飛び回る。

 
 アマゾンキラー「何故総攻撃をかけないんですか、ジャガーバルカンが上空を飛び回っているんですよ、攻撃しなさい!」

 総統の椅子に座ったアマゾンキラーが、声を枯らしてゼロガールズに命じるが、彼らは嘲笑うだけで一切動こうとしない。戦闘員すら、アマゾンキラーの命令を無視している。

 アマゾンキラー「私の命令が聞けないのですか、私は機械帝国の女王ですよ」

 
 ヘルサターン「ふっふっふっふっ、機械帝国は全能なる神のものだ、お前など吹けば飛ぶゴミクズ同然」
 アマゾンキラー「おのれっ」

 節操なく現れたヘルサターンに短剣を突き刺すアマゾンキラーだったが、やはりまだ完全に実体化していないのか、ヘルサターンはパッと消えてしまう。

 美佐の無事を念じながら、北極上空を飛び回る嵐山たちの焦燥を映しつつ、最終回へ続くのである。
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コメント

毎度の事なのですが(なら書くなよ😔)折角の人質(美佐)いるのにも関わらず、何故ブラックマグマは目の前のチャンスを逃すのでしょうか?へドリアン女王も、正しく“人を呪わば穴一つ”状態で最後は哀れでしたね。岸田森さんも最後まで迫真の演技を見せてくれましたね😅

最高潮

>この辺の微妙な人間心理の綾を描いた、いかにも「大人」な展開は、さすが上原さんである。
権力とは無縁の人生をおくっておりますので、サッパリ想像がつきませんが
容疑者に転落した某会長しかり、権力の座に就くとひたすら執着するのでしょうね。

>個人的には、元の人格のままでサンバルカンと戦わせて、男らしく散らせてやりたかったと思う。
僕もそう思います。これはもったいなかったです。

なお、この回は「上原正三シナリオ選集」に収録されています。
脚本:上原正三 監督:山田稔
岸田さん・曽我さんの迫真の演技
渡部猛、飯塚昭三、柴田秀勝と言う名優たちの共演
と戦隊シリーズ5作(まで)の頂点かもしれませんね。

Re: タイトルなし

> 岸田森さんも最後まで迫真の演技を見せてくれましたね

素晴らしい役者さんですよね。

Re: 最高潮

> 容疑者に転落した某会長しかり、権力の座に就くとひたすら執着するのでしょうね。

しかし、あんなの氷山の一角で、今の日本って上も下もそんなのばっかりじゃないですか。

> 僕もそう思います。これはもったいなかったです。

なんか不憫ですよね。そんなに悪い奴じゃなかったし。

> 脚本:上原正三 監督:山田稔
> 岸田さん・曽我さんの迫真の演技
> 渡部猛、飯塚昭三、柴田秀勝と言う名優たちの共演
> と戦隊シリーズ5作(まで)の頂点かもしれませんね。

そうですね。特に柴田さんが出てると、作品のグレードまで上がるような気がします。

一方で、肝心のヒーローが一番目立たないというのはちょっと悲しいですが。

確かに今回のクーデターは、“日本社会の縮図”のようですね😅まさかこの作品が日本の未来を先取りしていたワケではないのでしょうが、何となく後味が悪いですね

Re: タイトルなし

> 確かに今回のクーデターは、“日本社会の縮図”のようですね😅まさかこの作品が日本の未来を先取りしていたワケではないのでしょうが、何となく後味が悪いですね

ま、とっくにクーデター起きてると思いますけどね。

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70~80年代の特撮、80年代のドラマを中心に紹介しています。

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