と言う訳で、昨年無事、全話レビューが完結した「宇宙刑事シャイダー」の特別企画です。
そのテーマは……あ、もう上に書いてありますね、番組を彩るとともに、管理人の心のオアシスとなってくれたフーマのギャル軍団、それも、彼女たちがお仕事の為、様々な場面で披露してきた「変装(コスプレ)」に焦点を当て、1話から48話までのすべてのエピソードをチェックして、そのすべてを網羅するという、壮大な企てなのであります。
要するに、ギャルたちが見せた「変装」を全てキャプして1話から順を追って貼っていこうという、安直な企画なのです。
ほんとは、アニーのコスプレについてもチェックすべきだったのでしょうが、アニーについてはレビューの方で漏らさずフォローしているし、そのバリエーションもさほど多くないので割愛させて頂きました。
ぶっちゃけ、アニーのパンチラに比べて、あまりアニーのコスプレには興味なかったりします。
さて、まずは
第1話「不思議界」から、ギャルたちの初登場シーン。

まず、最年長でリーダーのギャル1。演じるのはベテランと言うと叱られそうだが、5人の中でもっともキャリアの長い名和慶子さん。
「そもそもどこがギャルなんだぁ?」と言う声が聞こえてきそうだが、聞こえないふりをしちゃうぞ!

続いて、初代ギャル2、演じるのは当時大学生だったらしい加納綾さん。
早い時期で降板されたのがとても残念だが、管理人が、最初は眼中になかったギャルたちに着目するようになったきっかけは、加納さんの可愛らしさだったのである。

続いて、アクション担当のギャル3、演じるのは川島芳美さん。

同じく、アクション担当のギャル4、演じるのは小島憲子さん。

そして最後に勿論、管理人の心のアイドル、ギャル5の直井理奈さんです!
さて、ギャルの変装、意外とその開始は遅く、
第5話「突然!なまけもの」からだったりする。

ギャル1「ムジムジ教にお入りになりません?」
陽子「ジムジム教?」
ギャル1「ジムジム教ではありません、ムジムジ教です。ムジムジ教はあなたの心の悩みを全て救ってくださる、あぁりがたい大宇宙の神様でっす!」
その記念すべき変装は、5人それぞれ異なるキャラクター設定で、心に不満を持つ若者を勧誘していくと言う、いわゆる(註1)勧誘モノである。
ギャル1、ちょっとイッちゃったような宗教の勧誘員と言う感じで、ギャルの変装キャラの中では、全話を通して最もコミカルなキャラクターかもしれない。
(註1……誰もいわゆってねえよ)
ギャル2は、ちょっと大人っぽい予備校生のお姉さんと言う感じ。

ギャル2「高校生で春の講座受けてるの?」
学生「ええ、現役で受かりたいんです」
ギャル2「浪人させて、もらえないの?」
学生「母が病気なんです、合格して喜ばしてやりたいから」
ギャル2「感心ねえ、そうだ、君の願いを叶えてあげる!」 いきなり隣に座ったお姉さんからこんなこと言われたら、学生(演・神谷政治)も、てっきり何かこう、とてつもなくいやらしいことしてくれるのではないかと期待してしまう、罪作りな台詞であった。
ギャル3は特に設定はないのか、ライダースーツのような私服で自動車工場を訪れ、一心不乱に働いているビンボーで絶望的にモテなさそうな若者に近寄り、
ギャル3「何が楽しくて生きてるの?」 じゃなくて、
ギャル3「何の為にそんな一生懸命働くの?」

ギャル4「算数が嫌いな人」
子供「はーい」
ギャル4「これはムジムジ教の神様にお祈りしたほうが良いわね」
ギャル4は、学習塾の講師と言ういでたち。
最後は当然ギャル5で、これは雑誌社か新聞社のカメラマンと言う格好で、ボクシングジムへ来て、

ニコニコとひとりの選手の練習風景を眺めた後、

ギャル5「そんなにまでして減量に耐えることはないと思うわ」
うう、やっぱり可愛い……。
今回、ギャル1は早くも1話2パターンの変装にトライしている。

ギャル1「あなた、アルバイト?」
陽子「ええ、そうです」
ギャル1「じゃあ、あなたに届けていただくわ。うちまで」
今度は、がらっと雰囲気を変えて、セレブの奥様になりすまし、小次郎さんのペットショップを訪ねる。
その巧みな変装と演技に、陽子もそれが上記の勧誘員と同一人物だとは全く気付かないほどだった。
また、今回は珍しく、中盤のアクションシーンでもギャルの変装が見られる。
どう言うことかと言うと、大ちゃんが空き地に倒れている女性に気付いて抱き起こすと、

それが、塾講師の変装をしたギャル4で、

その背後から、同じくさっきと同じ変装をした2と3が襲い掛かるという趣向。

2と3から、思いっきり掌底を食らってぶっ飛ぶ大ちゃん。

さらに、あおりアングルからの、ギャル5による豪快な蹴りが入る。
序盤で早くもこんな目に遭ったドMの大ちゃんが、
「ああ、地球担当になって良かったぁ!」と、心の中で歓喜の雄叫びを上げたのは言うまでもない。

さらに、2と5が体の位置を入れ替えながら、変装からコスに早変わりするという、実はかなり貴重なショットもあって、管理人、大満足。
ただこの後、こんな風に変装を絡めたアクションがほとんど見られなくなるのは非常に残念だ。
まぁ、撮影が大変になるという事情もあったんだろうけどね。
なお、アニーも後半、敵地に乗り込む為に予備校生に変装しているが、

アニー「ねえ、何処行くの、このバス」
学生「地獄行きさ」
と言う印象的なやりとりとともに、

隣にいるギャル2をはじめ、ギャルが総動員で正体を現すシーンがある。
これ、ギャル2以外のギャルも、周りの予備校生たちに変装していたと思われるが、誰が誰とは確定出来ないので、これらは変装のカウントには数えないことにする。
とにかく、7話に劣らぬほど変装が充実したエピソードであった。
毎回とは言わないけど、2回に1回くらいのペースでこれくらいの変装が最後まで続いていたらなぁ。
もっとも、次の
第6話「不思議料理の逆襲」でもコスプレ天国は継続中で、

ギャル1「酷いことする子たちね、ねえ、やっつけてやりなさいよ。あのいじめっ子たち」
まずは、勧誘役ならドンと来い超常現象のギャル1の、セレブ系奥様。
そして、彼女がいじめられっ子を連れて行った不思議レストランで登場するのが、

ギャル3「いらっしゃいませ」
たまにその笑顔が鶴瓶に見えることがある、ギャル3、

可愛過ぎて死にそうになるギャル5、

そして、豊満な胸元が割りとヤバいギャル4の、うれしはずかしチューブトップドレス風の制服をまとった、世界最高峰のウェイトレス軍団なのである!

ギャル3「不思議レストランへようこそ」

ギャル4「その調子よ、さあ、次は不思議ドリンクよ」
だから、小島さん、その胸元はヤバいですって!

作戦がうまくいったとほくそ笑むギャル5。

ギャル3「超能力がなくなってしまっているわ」
他にも、不思議ドリンクの効力を調べに、校医に変装して小学校に潜入するギャル3の姿が見られる。
後半、再び不思議レストランに連れて来られた子供に、無理矢理不思議料理を食べさせようとするギャルたち。

ギャル1「食べるのよ」

従おうとしない子供に業を煮やした2と4は、力ずくで子供の口に料理や飲み物を押し込もうとする。

シゲル(ああ、幸せ……)
が、さいわいにも、この子供はこう見えて
ドマゾだったので、むしろ生まれてこの方味わったことのない快感を堪能したと言う。
ちなみに麗しのギャル2も、二回目のシーンではちゃんとドレス姿になっているのに、スタッフは何をトチ狂ったか、その姿をまったくと言っていいほどフィルムに焼き付けていないのである。もう、信じらんない!
続いて、早くもコスプレの頂点を極めてしまった感のある傑作、
第7話「見たかギャル変幻」である。
貴重な実験データを奪取する為、ギャルたちが多種多様な変装を駆使して、あの手この手で香取教授を家族ぐるみで翻弄するという、ギャル本来の任務にふさわしい内容である。

まずは、大学のテニスギャルに扮した2と3が、いきなり教授の研究室に押しかけ、力尽くでデータを奪おうとする。
どうせなら、2と5の本物女子大生コンビに演じて欲しかった気もするが、3のムチムチしたボディも悪くない。

ギャル3「データは頂きますよ。必ず!」
立ち去る際、ギャルのコスチュームからコスプレに戻るのも、実は珍しいパターンなのである。
今度は、香取教授の娘に接近を試みることになり、ここで、

娘「教えてもらっていたの、野々山先生に」

ギャル5「じゃあ、今日はこれくらいにしましょう」

ギャル5「お迎えにいらしたから、お父様が……」
ギャル5のコスプレの中でも一番可愛いと言われる、野々山先生が登場!
突然だが、
「好き!すき!!野々山先生」と言う番組が見たくなった。
地球を侵略に来たベータ星のお姫様である野々山先生が、受け持ちの子供たちと繰り広げる珍騒動を描いたSFコメディーである!

さらに、香取教授と娘を見送りながら、眼鏡を外してくれると言う、サービス満点の野々山先生。

ギャル4「可愛い、何年生?」
続いて、運送業者に化けたギャル4が、珍獣入りの箱をにこやかに香取家に送り届ける。
香取家の三人がギャルたちに散々振り回されたところで、

香取「どうしたんですか、おかあさん」
ギャル1「何故か胸騒ぎがしてねえ」
真打ち登場とばかりに、渾身のメイクと名演技で香取教授の年老いた母親になりきったギャル1が、堂々と香取家にやってくる。その見事な変装には、嫁や孫はおろか、実の息子である香取教授すらころっと騙されたほどであり、ギャル1の変装の中でも最上の出来ばえと言えるだろう。
香取一家がギャル1と居間に戻ってくると、

いつの間にか、2から5までのギャルが、ソファに腰掛けて勢揃いしていた。
レビューでも書いたが、この、4人が駅や病院の待合室にでもいるように、互いに素知らぬ顔でそっぽを向いている演出が、実に素晴らしい。

すっくと立ち上がる4人。

同時に、天知茂先生ばりの動きで正体をあらわすギャル1。
考えたら、まだこの頃、天知先生はご存命で、当然、美女シリーズも継続中だったんだよねえ。

続けて、他の4人も変装を解く。
今回の趣旨と外れるので画像は貼らないが、この後、5人が本来のコスチュームになり、袖やスカートをひらひらさせながら実験データを探し回るシーンも実に萌える。
どうせなら、変装のままで戦闘シーンに行って欲しかったところだが、まぁ、贅沢は言うまい。
そして、最後にとうとう実験データのありかを突き止めてしまうのだから、ギャルたちの能力も捨てたものではない。ま、結局、シャイダーに邪魔されてオシャカになっちゃうんだけどね。
とにかく、この5話から7話までの3話はすべて、ストーリーの面白さとギャルの変装の楽しさが高い次元で釣り合いが取れていて、極めて満足度が高い。
惜しむらくは、これ以降、この3話に匹敵するほどのエピソードが、20話と22話くらいしか思い当たらないことだ。ま、ストーリーの面白さだけで言えば、もっとたくさんあるんだけどね。
第8話「星からの非行少女」 まずは、帰宅中の不良少女の前後に、幻影のように明治・大正時代の貴婦人のような格好をした4と5があらわれる。

とりわけ、親しみやすい野々山先生から一転、近寄りがたい気高さを秘めたギャル5のドレス姿が実に美しい。

その後も、少女の通うディスコに、思い思いの私服で潜り込むギャル軍団。
薄暗がりなので分かりにくいが、一応全員揃っている。

さっきとはうってかわって現代的なスーツをまとったギャル5が可愛いのだが、はっきり見えないのが実に勿体無い。

また、アニーを両側から捕えた状態で、全員同時にコスチュームチェンジするという趣向が楽しい。
第9話「青ガキ隊大キライ」 
テレビ局のADに扮したギャル2が、評論家をスタジオに案内している。

ギャル2「先生」
評論家「3スタじゃなかったのかね」
ギャル2「いえ、2スタです」
現役女子大生だけあって、いかにもバイトのADらしさが出ている見事な変装である。

ついで、青ガキ隊のキャンペーンカーの上から手を振る、キャンペーンガール風の3と4と5。
ギャル3「社会から追放されても、青ガキ隊はファンの皆さんのために歌い続けます」
ここも、現役女子大生のギャル5の本物っぽさが抜群なのである。

大ちゃんとアニーが近付いてくるのを、車中で息を潜めて待つ5。

最後は、不思議時空のような特殊な空間で、キャンペーガールの衣装のままシャイダーと戦ってくれたりします。
第11話「アニーにおまかせ」 第11話では、それぞれカラーは異なるが、お揃いの幼稚園の先生っぽい制服を披露。

ギャル1「ちょっと、お母様方はこちらでお待ちください」
ギャル1のいかにも信用できそうな笑顔に、子供たちの母親もコロッと騙される。

ギャル1「それでは、はじめ」
ギャル2~5「ハッ」
体の前で手を合わせて畏まっている5が可愛いのである!

ギャル5「二次テストも頑張るのよ」
一時テストをクリアした子供たちに優しく語り掛けるギャル5が可愛いのである!

ギャル5「さ、帰りなさい」
テストに落ちた子供たちを優しく促すギャル5が……もういいか。

ギャル2「引き揚げましょう」
とにかく、この制服は実に可愛らしく、このシーンだけでしか使われないのが残念だ。
第12話「百点源太の正体?」 
ギャル2「伸び悩んでいませんか、成績の方」
おやじ「伸び悩むどころか縮みっぱなしだい」
ギャル1「私どもで素晴らしい家庭教師をご紹介しましょう。100点満点間違いなし」
ここでも、突然押しかけては、とろけそうな笑顔をラーメン屋のおやじに向けて、巧みにその家に上がりこんでしまう、ギャル1のベテラン販売員ぶりが光っている。

ギャル1「さ、源太君、人形に向かって正面に立ってください。
綾ちゃん」
また、家庭教師ロボットの実演をする際、1が、2のことを、俳優の名前(加納綾)を連想させる名前で呼んでいるのが、全話通して唯一確認できる貴重な台詞となっている。

その後、残りの3人も加えて、5人でGメン75のように横並びで道路を進むギャルたち。

ギャル1「大銀河教育社のものですが」
ギャル3「お宅のカズヤ君、小学校6年生でいらっしゃいましたね」

ギャル5「こんな格好ですけど、頭脳は抜群ですのよ」
ここでは、ありそうであまりない、2と5の女子大生ペアの共演が実現している。
第13話「金メダル仕掛け人」

まず、老けメイクならお手の物とギャル1と、同じく老人に化けたヘスラー指揮官。
ヘスラーはこの後、若々しい男性にも変装している。

中盤、トレーニングルームでは、1も含めた5人のトレーナー姿が拝める。

レビューでも書いたが、所在なげに選手たちの様子を眺めている、お下げ髪の5が可愛いのである!

また、時間的にはほんの一瞬なので見逃してしまいがちだが、終盤、5人が、ローマ人のような、ゆったりした白いローブ姿を披露している。

背中を露出させたスタイルがセクシーなギャル1。
このローブ姿でもっとアクションして欲しかったが、すぐコスチュームにチェンジしてしまうのが惜しい。
第14話「恋のミュータント」 
中盤、棺を担いだシスターと牧師のような男たちが森の中を歩く幻想的なシーンが出てくるが、先頭を行く二人のシスターは、ギャルの誰かが化けたものではないかと思われる。
ただ、この距離では誰なのかまでは分からないし、ギャルだと言う証拠もないので、これはあくまで参考として、変装にはカウントしないことにする。
15話「渚のマリンブルー」 
前半の、(ほぼ)揃いの暴走族皮ジャンで決めた5人。ただし、これは予告の画像である。

ギャル3とギャル4の、アクション担当コンビ。
コスチュームのイメージカラーに準じたスカーフを付けているのが、おしゃれのポイントである。

ひとりだけノースリーブで、若干ヒッピー崩れのレディースOG風(なんじゃそりゃ)のギャル1。

今回が最後となる初代ギャル2と、

ギャル5のお色気担当コンビ。

人でごった返す夜の繁華街を、2と5が一緒に駆け抜けるシーンもあるが、動きが早く、二人とも綺麗に写っているコマを捜すことは不可能だったので、これでご勘弁を。
後半は、一転、陽光きらめく波止場を舞台に、

単なるリゾート客に扮したギャル4、

ギャル3のほか、

全話通しても一番綺麗に撮れているのではないかと思えるプチセレブなマダム風のギャル1などが、囮になったマリン星人たちのじわじわ包囲していく様子が描かれる。
ただ、とても残念なのは、一番見たい2と5が、

ロングから捉えたごく一瞬しか映っていないことだ。
特に、ギャル2のパレオ付きビキニは、ギャル2の唯一の水着だっただけに、もっとしっかり映して欲しかったところだ。
おまけに、これが初代ギャル2最後の変装になってしまったのだから、なおさら勿体無い。
第16話「たまげた異星生物」 
1シーンだけだが、林の中から不思議獣にホルモン剤を撃つギャル1、2代目ギャル2(大内弘子)、ギャル3の、たぶん、ロビンフッドをイメージしているのだと思うが、生地の厚いジャンパースカートのような衣装が見られる。
下巻に続く。
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